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2016-107M 「殿、利息でござる!」☆☆☆★★★

Tonorisoku 邦題:殿、利息でござる!
時間:129分
公開:2016-05-14
製作年度:2016
製作国:日本
配給:松竹、東日本放送
製作総指揮:大角正、両角晃一
製作:池田史嗣、三好英明、鎌田恒幹
監督:中村義洋
脚本:中村義洋、鈴木謙一
原作:磯田道史
撮影:沖村志宏
音楽:津島玄一
出演:阿部サダヲ(穀田屋十三郎)、瑛太(菅原屋篤平治)、妻夫木聡(浅野屋甚内)、竹内結子(とき)、寺脇康文(遠藤幾右衛門)、きたろう(穀田屋十兵衛)、千葉雄大(千坂仲内)、橋本一郎(早坂屋新四郎)、中本賢(穀田屋善八)、西村雅彦(遠藤寿内)、山本舞香(なつ)、岩田華怜(加代)、堀部圭亮(橋本権右衛門)、斉藤歩、芦川誠、中村ゆうじ、上田耕一、重岡大毅(穀田屋音右衛門)、羽生結弦(伊達重村)、松田龍平(萱場杢)、草笛光子(きよ)、山崎努(先代・浅野屋甚内十三郎)
中村義洋監督の丁寧な人物描写とストーリー運びで上質な喜劇秀作となった。それぞれの人物がその背景や事象に対する同期などがしっかり表現され、キャラクターが描き分けられ、それによって、阿部と妻夫木兄弟の葛藤の真相がストーリーの進展に効果的に影響していく。原作がどこまで書き込まれているかはわからないものの、脚色の段階でかなり練られていった様子が想像できる。年末のアカデミー賞脚色(本)賞の候補として有力なのではないか。もちろん、作品、監督、撮影、録音、といった部分もからんでくるだろうことは確かだろう。タイトルもうまい。

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