2016-003M 「マイ・ファニー・レディ」☆☆☆★★
原題:She's Funny That Way
邦題:マイ・ファニー・レディ
時間:93分
公開:2015-12-19
製作年度:2014
製作国:アメリカ
配給:彩プロ
製作総指揮:ロバート・オグデン・バーナム、カシアン・エルウィズ、ジョージ・スタイナー、ホリス・ヒル、クリスタ・キャンベル、ラティ・グロブマン、ジェフ・ライス
製作:ルイーズ・ストラットン、ノア・バームバック、ウェス・アンダーソン、ジョージ・ドレイコリアス
監督:ピーター・ボグダノビッチ
脚本:ピーター・ボグダノビッチ、ルイーズ・ストラットン
原作:
撮影:ヤーロン・オーバック
音楽:エドワード・シェアマー
出演:オーウェン・ウィルソン(アーノルド・アルバートソン)、イモージェン・プーツ(イザベラ・“イジー”・パターソン(グロー))、キャスリン・ハーン(デルタ・シモンズ)、ウィル・フォーテ(ジョシュア・フリート(ジョシュ))、リス・エバンス(セス・ギルバート)、ジェニファー・アニストン(ジェーン・クレアモント)、オースティン・ペンドルトン(裁判官ペンダーガスト)、シビル・シェパード(イジーの母親)、リチャード・ルイス(イジーの父親)、ジョージ・モーフォゲン(探偵)、イリアナ・ダグラス(インタビュアー)、クエンティン・タランティーノ
名作「ラスト・ショー」で上映していたのが「花嫁の父」だった。ゴールデンエイジに乗り遅れた父娘を切なく描いた「ペーパームーン」。ボグダノビッチの本作は、彼のフィルモグラフィーに目配せしながら観るべきだろう。現代のブロードウェイでの新作演劇の製作を舞台に関係者の恋心が交錯していく<スクリューボールコメディ>である。冒頭、スターとなってインタビューを受けるヒロインが「好きな映画」で語るグラントやボギーの時代のモノクロ映画たち。そして彼女の行動規範となる「ティファニーで朝食を」のホリー・ブライトリー。演劇的に過剰(すぎる?)なまでに書き込まれたシナリオの濃密さ。そして単純明快な1940-50年代風のオーソドックスな映像と編集。NYを舞台に繰り広げられる人間模様は一見ウディ・アレンの諸作に似るが、アレンの「シニカルなヒューマンドラマ」ではなく、本作に溢れているのは現代を舞台にしつつも「ノスタルジー」なのである。
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