なくもんか ☆☆☆★
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原題:THE PROPOSAL
邦題:あなたは私の婿になる
時間:108分
公開:2009-10-16
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:アレックス・カーツマン 、ロベルト・オーチー 、メアリー・マクラグレン
製作:デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン
監督:アン・フレッチャー
脚本:ピーター・チアレッリ
原作:
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:アーロン・ジグマン
出演:サンドラ・ブロック(マーガレット・テイト)、ライアン・レイノルズ(アンドリュー・パクストン)、マリン・アッカーマン(ガートルー
ド)、クレイグ・T・ネルソン(ジョー・パクストン)、メアリー・スティーンバージェン(グレース・パクストン)、ベティ・ホワイト(祖母のアニー)
ラブコメの王道。「いがみ合ってたのがいつの間にか愛」「邪魔するヤツがいる」「主要登場人物は誰も死なない」という3大原則が忠実に守られた作 品。今回はキャリアウーマン熟女が若い秘書男性に偽装結婚を業務命令する、というきっかけ。で、偽装恋人を演じつつ、ということになる。まあ、ラスベガス で初対面なのに泥酔結婚して、別れようとしたらジャックポットで大当たりしてお金をシェアするので偽装結婚し続けて、というのもあったし。3大原則がきっ ちりおさえられていたら、あとはキャラクター(スター)の違いだけ。お伽噺として定番で楽しめる「デザート映画」の出来上がり。水曜日のレディスデーとい うこともあって、有楽座は女性率97%くらいで満席。いやあ、物凄い環境だったわ。
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原題:Lifting King Kong
邦題:キングコングを持ち上げる
時間119:分
公開:未定
製作年度:2009
製作国:韓国
配給:
製作総指揮:
製作:チョ・イリョン、イ・ガンボク
監督:パク・ゴニョン
脚本:パク・ゴニョン
原作:
撮影:チョン・チャノン
音楽:キム・ジュンソク
出演:イ・ボムス、チョ・アン、イ・ユンヘ、チェ・ムン、チョン・ボミ
韓国では大ヒットしたそうな。東京映画祭の「アジアの風」部門参加。北京五輪で銀メダルを獲ったユン・ジンヒ選手(多分)とその恩師コーチをモデ ルにした「実録学園スポ根」映画。しかもコーチも急死するというお涙頂戴な韓国映画には格好な題材。実録スポ根ものでは、数年前に「マラソン」という感動 (しなきゃ殺すぞという主張が見え見え)作品もあったが、本作もその系統。ただ、女子学生と重量挙げという矢口史靖ばりな「異質なものとの組み合わせ&ま きこまれ」ストーリーでもあるため、けっこうなお涙頂戴人情ドラマな仕上がりにもなっている。単純に「いいお話で涙を流したい」ということなら、お勧めな 作品かもしれない。
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原題:Little New York Staten Island
邦題:NYスタテンアイランド物語
時間:95分
公開:未定
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:ジェームズ・デモナコ
脚本:ジェームズ・デモナコ
原作:
撮影:クリス・ノール
音楽:
出演:イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、シーモア・カッセル
東京映画祭のコンペ作品。ヨーロッパコープの作品でリュック・ベッソンも製作に名を連ねている。舞台はマンハッタン島を向こう岸に見ながらも、 ニューヨークに忘れ去られているスタテン島。マフィアの棲家でもあり、という冒頭の紹介から奇妙なドラマが始まる。名脚本家ジェームズ・デモナコが初監 督。脚本家らしく練りこまれた時制とエキセントリックな人々の交差。聾唖の老デリ店員のシーモア・カッセルが物凄い存在感を見せる。さまざまな登場人物の 「行動の動機」にやや<不思議>が残るけどそれを凌駕するクライマックスはこじゃれていて素敵。かつて(ほんの数年前)なら、単館系の劇場がサラッと公開 してマニアックな評判を得るタイプの作品。今じゃ、、、どうすんだろう。
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原題:Eastern Plays
邦題:イースタン・プレイ
時間:88分
公開:未定
製作年度:2009
製作国:ブルガリア
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:カメン・カレフ
脚本:カメン・カレフ
原作:
撮影:
音楽:
出演:フリスト・フリストフ、オヴァネス・ドゥロシャン、サーデット・ウシュル・アクソイ
ブルガリア映画。東京映画祭のコンペ。アジアでのプレミアになっている。ブルガリアの極右グループに入った弟。麻薬中毒から立ち直ろうとしている その兄。壊れた家庭。トルコ人家族を襲う不良グループ。そんな袋小路で未来が真っ暗な状況で、兄は「誰でも愛したい」と泣く。しかし、付き合ってた女子学 生をゴミのように棄てる。発展から疎外されたリアルな東欧州の現実が悲しい。なにかを求めてトルコへ向かっていくところでカットアウトするヨーロッパ映画 らしいクライマックス。ただ、ラストクレジットを見ると、モデルになる人物がいる実話なのかな。
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原題:MAN SOM HATAR KVINNOR
邦題:ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
時間:153分
公開:2010-01
製作年度:2009
製作国:スウェーデン/デンマーク/ドイツ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:ニールス・アルデン・オプレウ
原作:スティーグ・ラーソン
脚本:ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング
撮影:エリック・クレス
音楽:
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、レナ・エンドレ、スヴェン=ベルティル・タウベ、ペーター・ハーバー、ペーター・アンデション、イングヴァル・ヒルドヴァル、マーリカ・ラーゲルクランツ、ステファン・サウク
北欧のミステリーサスペンス映画って珍しい。で、そういうジャンルに対しての経験値があるかというと、ちと疑問。「猟奇的な謎」や「追跡」や「宗教的思わせぶり」といったヨーロッパミステリの定番要素はちりばめられているものの、それらが有機的につながらず、追跡の「追い詰め」の切迫感や躍動感も演出が甘く、結局ダラダラと盛り上がりに欠ける北欧映画のテイストからの壁を破りきれていなかった。2時間半は長すぎる。
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原題:LA REGLE DU JEU
邦題:ゲームの規則
時間:106分
公開:1982-09
製作年度:1939
製作国:フランス
配給:フランス映画社
製作総指揮:
製作:クロード・ルノワール
監督:ジャン・ルノワール
原作:
脚本:ジャン・ルノワール、カルル・コッホ
撮影:ジャン・バシュレ
音楽:ロジェ・デゾルミエール
出演:マルセル・ダリオ、ジャン・ルノワール、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ポーレット・デュボスト、ミラ・パレリ、オデット・タラザク、ジュリアン・カレット
監督のジャン・ルノワール自身が狂言回しのように登場する、恋愛系群像劇。終末期の貴族社会と、階級が完全に違う森番たちの、右往左往する恋愛。これを観ると、「ああフランス人ってそうなんだね」っていう民族的特徴意識が間違っていない気がしてくる。二股三股はなんのその。その場の雰囲気でいっきに復活!逆転!が展開するのが凄い。ルノワールがトラウマになるほどコケた映画らしいのだが、きっと当時は生々しすぎたのかもしれない。
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邦題:ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
時間:114分
公開:2009-10-10
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東宝、フジテレビ
製作総指揮:
製作:前田久閑、木幡久美、菊地美世志
監督:根岸吉太郎
原作:太宰治
脚本:田中陽造
撮影:柴主高秀
音楽:吉松隆
出演:松たか子(佐知)、浅野忠信(大谷)、室井滋(巳代)、伊武雅刀(吉蔵)、広末涼子(秋子)、妻夫木聡(岡田)、堤真一(辻)
根岸吉太郎監督がしっかりと丁寧に作り上げた「文芸もの」。昨今は「文芸もの」というジャンルが少なく、(といっても「携帯小説の実写化」というパチもの 文芸映画はあるが)そのあたりが日本の映画観客にどう伝わるか、ビジネス的には大博打かな。太宰原作ってことで、生誕100年の話題もあっての映画化企画 ということだろう。俳優もきちんと選んでいるようだが、作品になってみると妻夫木聡は残念ながらミスキャストだと思う。松たかこは頑張ってるけど、「夫が 心中」と警察から聞かされたときのリアクションがちょっと妙。もう少しショックを出してほしい。とはいえ、登場する男たちに愛され、言い寄られるという役 柄。本人はそういう「男を誘引するフェロモン」の自覚がないあっけらかんとした刹那的にものごとに対応するだけの白痴的な女。生きる、というより「生き ちゃってる」という受動的な「生」。男性(太宰)目線のジェルソミーナ・コンプレックスと言わせてもらおう。そんな女、いるわきゃないのにね。ところで、 そんなジェルソミーナ佐知も、クライマクッスでは「生きちゃってる」のではなく「生きる」ことを選択し、静かに檄していく。ある意味では太宰が求めて止ま ない女性像なのかもしれない。ところで、この映画も広末が重要な役回りで出演しているけど、彼女の使い方としては根岸監督の勝ち。出番は少ないけど、ふと 印象的に見せる表情や動きに役柄がよく出ていた。正面から顔を写していないし、眼鏡かけさせて茫洋さを逃がしているし。こちらの広末は良い。
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原題:COCO AVANT CHANEL
邦題:ココ・アヴァン・シャネル
時間:110分
公開:2009-09-18
製作年度:2009
製作国:フランス
配給:WB
製作総指揮:
製作:カロリーヌ・ベンジョー、キャロル・スコッタ、フィリップ・カルカソンヌ、シモン・アルナル
監督:アンヌ・フォンテーヌ
原作:エドモンド・シャルル=ルー
脚本:アンヌ・フォンテーヌ 、カミーユ・フォンテーヌ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:オドレイ・トトゥ(ガブリエル・“ココ”・シャネル)、ブノワ・ポールヴールド(エティエンヌ・バルサン)、アレッサンドロ・ニヴォラ(ボーイ・カペル)、マリー・ジラン(エイドリアン・シャネル)、エマニュエル・ドゥヴォス
アメリカ版のシャーリー・マクレーン演じるシャネルをずいぶん前に見たが、さすがにシャネルイヤーということで、この作品。まだシャネルものは出てくるら しいけど。残念ながらこの作品はオドレィ・トゥトゥがラストカットの表情以外は完全にミスキャスト。演出力というか、演出曲線がまるでわかっていない無能 な監督。あたりが敗因。どうしてこれほど淡白に仕上げちゃうのだろう。クリエイター・シャネル、といった部分は、そう良い出来でもなかったアメリカ版でさ え、きちんと見せ場を作っていたのに。ただただ男に寄生するだけの女のように描かれているように見えるのはなぜだろう。
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原題:THE YOUNG VICTORIA
邦題:ヴィクトリア女王 世紀の愛
時間:102分
公開:2009-12
製作年度:2009
製作国:イギリス/アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:マーティン・スコセッシ、セーラ・ファーガソン
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
原作:
脚本:ジュリアン・フェロウズ
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
音楽:アイラン・エシュケリ
出演:エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロードベント
ヴィクトリア女王が戴冠した若い時代の物語。さまざまなIFが歴史にはあるけれど、彼女の「愛」が、その後の歴史を動かした、というロマンティシズムで描 かれている。だからこの邦題なんだろうけど、まあ原題はあじもそっけもない。なんか、テレビの歴史大河シリーズをダイジェストで見ているような感じ。 NHK的には6月くらいまで。これからヴィクトリア朝の統治のあれこれ波乱万丈が展開するのに、っていう「第一部終了」な映画になっている。どうやって PRしていくのだろう。P&Aそちらが心配になる映画。難しいなぁ。
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