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なくもんか ☆☆☆★

Nakumonka 邦題:なくもんか
時間:134分
公開:2009-11-14
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:宮崎洋
製作:飯沼伸之、清水啓太郎
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
原作:
撮影:中山光一
音楽:岩代太郎
出演:阿部サダヲ(下井草祐太)、瑛太(下井草祐介)、竹内結子(山岸徹子)、塚本高史(金城大介)、皆川猿時(トシちゃん)、片桐はいり(みどり)、鈴木砂羽(下井草祐子)、カンニング竹山(山岸正徳)、高橋ジョージ(桜井)、陣内孝則(桂谷壮一郎)

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あなたは私の婿になる ☆☆☆★

Anatamuko_2 原題:THE PROPOSAL
邦題:あなたは私の婿になる
時間:108分
公開:2009-10-16
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
製作総指揮:アレックス・カーツマン 、ロベルト・オーチー 、メアリー・マクラグレン
製作:デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン
監督:アン・フレッチャー
脚本:ピーター・チアレッリ
原作:
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:アーロン・ジグマン
出演:サンドラ・ブロック(マーガレット・テイト)、ライアン・レイノルズ(アンドリュー・パクストン)、マリン・アッカーマン(ガートルー ド)、クレイグ・T・ネルソン(ジョー・パクストン)、メアリー・スティーンバージェン(グレース・パクストン)、ベティ・ホワイト(祖母のアニー)

ラブコメの王道。「いがみ合ってたのがいつの間にか愛」「邪魔するヤツがいる」「主要登場人物は誰も死なない」という3大原則が忠実に守られた作 品。今回はキャリアウーマン熟女が若い秘書男性に偽装結婚を業務命令する、というきっかけ。で、偽装恋人を演じつつ、ということになる。まあ、ラスベガス で初対面なのに泥酔結婚して、別れようとしたらジャックポットで大当たりしてお金をシェアするので偽装結婚し続けて、というのもあったし。3大原則がきっ ちりおさえられていたら、あとはキャラクター(スター)の違いだけ。お伽噺として定番で楽しめる「デザート映画」の出来上がり。水曜日のレディスデーとい うこともあって、有楽座は女性率97%くらいで満席。いやあ、物凄い環境だったわ。

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キングコングを持ち上げる ☆☆☆★

Lifting_king_kong 原題:Lifting King Kong
邦題:キングコングを持ち上げる
時間119:分
公開:未定
製作年度:2009
製作国:韓国
配給:
製作総指揮:
製作:チョ・イリョン、イ・ガンボク
監督:パク・ゴニョン
脚本:パク・ゴニョン
原作:
撮影:チョン・チャノン
音楽:キム・ジュンソク
出演:イ・ボムス、チョ・アン、イ・ユンヘ、チェ・ムン、チョン・ボミ

韓国では大ヒットしたそうな。東京映画祭の「アジアの風」部門参加。北京五輪で銀メダルを獲ったユン・ジンヒ選手(多分)とその恩師コーチをモデ ルにした「実録学園スポ根」映画。しかもコーチも急死するというお涙頂戴な韓国映画には格好な題材。実録スポ根ものでは、数年前に「マラソン」という感動 (しなきゃ殺すぞという主張が見え見え)作品もあったが、本作もその系統。ただ、女子学生と重量挙げという矢口史靖ばりな「異質なものとの組み合わせ&ま きこまれ」ストーリーでもあるため、けっこうなお涙頂戴人情ドラマな仕上がりにもなっている。単純に「いいお話で涙を流したい」ということなら、お勧めな 作品かもしれない。

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NYスタテンアイランド物語 ☆☆☆★★

Staten_island 原題:Little New York Staten Island
邦題:NYスタテンアイランド物語
時間:95分
公開:未定
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:ジェームズ・デモナコ
脚本:ジェームズ・デモナコ
原作:
撮影:クリス・ノール
音楽:
出演:イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、シーモア・カッセル

東京映画祭のコンペ作品。ヨーロッパコープの作品でリュック・ベッソンも製作に名を連ねている。舞台はマンハッタン島を向こう岸に見ながらも、 ニューヨークに忘れ去られているスタテン島。マフィアの棲家でもあり、という冒頭の紹介から奇妙なドラマが始まる。名脚本家ジェームズ・デモナコが初監 督。脚本家らしく練りこまれた時制とエキセントリックな人々の交差。聾唖の老デリ店員のシーモア・カッセルが物凄い存在感を見せる。さまざまな登場人物の 「行動の動機」にやや<不思議>が残るけどそれを凌駕するクライマックスはこじゃれていて素敵。かつて(ほんの数年前)なら、単館系の劇場がサラッと公開 してマニアックな評判を得るタイプの作品。今じゃ、、、どうすんだろう。

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イースタン・プレイ ☆☆☆

Easternplay 原題:Eastern Plays
邦題:イースタン・プレイ
時間:88分
公開:未定
製作年度:2009
製作国:ブルガリア
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:カメン・カレフ
脚本:カメン・カレフ
原作:
撮影:
音楽:
出演:フリスト・フリストフ、オヴァネス・ドゥロシャン、サーデット・ウシュル・アクソイ

ブルガリア映画。東京映画祭のコンペ。アジアでのプレミアになっている。ブルガリアの極右グループに入った弟。麻薬中毒から立ち直ろうとしている その兄。壊れた家庭。トルコ人家族を襲う不良グループ。そんな袋小路で未来が真っ暗な状況で、兄は「誰でも愛したい」と泣く。しかし、付き合ってた女子学 生をゴミのように棄てる。発展から疎外されたリアルな東欧州の現実が悲しい。なにかを求めてトルコへ向かっていくところでカットアウトするヨーロッパ映画 らしいクライマックス。ただ、ラストクレジットを見ると、モデルになる人物がいる実話なのかな。

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小さな山のまわりで ☆☆★★

36vuesdupicstloup 原題:36 Vues du Pic Saint-Loup
邦題:小さな山のまわりで
時間:85分
公開:未定
製作年度:2008
製作国:フランス
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:ジャック・リヴェット
原作:
脚本:ジャック・リヴェット、パスカル・ポニゼール、クリスティーヌ・ロラン、シレル・アミタイ
撮影:イリナ・ルプシャンスキー
音楽:ピエール・アリオ
出演:ジェーン・バーキン、セルジオ・カステリット、アンドレ・マルコン


東京映画祭でのプレビュー。プレビューっていっても、未公開で終わるかもしれないから貴重?ヌーベルヴァーグの象徴的作家のジャック・リヴェットの新作。 相変わらず、自己本位で観客おいてけぼりな感じ。まあ、サービスは求めないけどね。サーカステントを出入りしながら継ぎ台詞を言わせてみたり、延々と独り 言で「全部の状況やら過程を説明」したり、なんにも解決してなさそうなままだったり。ジェーン・バーキンのトラウマを癒す「天使」的な存在で謎のイタリア 人を置いてるようにも思えるが、ここまで観客が歩み寄って「理解」の努力をしなくちゃいけないってあたりが、ジャック・リヴェット。とはいえ、今年5月に シネスイッチで「ランジェ公爵夫人」なんて作品が公開されてるから、きっとこの映画も公開してくれる奇特な劇場があるかもね。

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男と女の不都合な真実 ☆☆☆★

Uglytrue 原題:THE UGLY TRUTH
邦題:男と女の不都合な真実
時間:95分
公開:2009-09-18
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:アンドレ・ラマル 、エリック・リード 、キャサリン・ハイグル 、ナンシー・ハイグル 、カレン・マックラー・ラッツ 、キルステン・スミス 、ライアン・カヴァノー
製作:トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェッシ、スティーヴン・ルーサー、キンバリー・ディ・ボナヴェンチュラ、デボラ・ジェリン・ニューマイヤー
監督:ロバート・ルケティック
原作:ニコール・イーストマン
脚本:ニコール・イーストマン 、カレン・マックラー・ラッツ 、キルステン・スミス
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:アーロン・ジグマン
出演:キャサリン・ハイグル(アビー)、ジェラルド・バトラー(マイク)、エリック・ウィンター(コリン)、ジョン・マイケル・ヒギンズ(ラリー)、ニック・サーシー(スチュアート)、ケヴィン・コナリー(ジム)、シェリル・ハインズ(ジョージア)、ブリー・ターナー(ジョーイ)

邦題がちょっとウケ狙いがすぎる気もするけど、原題をみるとあながち間違ってるわけじゃないし。ともかく、けっこうシンプルでウィットに富んだラブコメ。人間関係も複雑にいじってなくて解りやすい。脚本がこまかいディテールまで気を使って凝ってるなって思ったら3人がかりだもの。監督はラブコメの名作!って思ってる「キューティブロンド」のルケティック。強調してエッジを利かせた登場人物キャラクター造形は見事。それだけで、ストーリーの展開の摩擦係数がゼロに近づいてサクサクと進んでいく心地よさ。こんな環境啓蒙映画のパロディみたいな原題と邦題がそのあたりの「良さ」を邪魔してるかもしれない。

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エスター ☆☆☆★

Ophen 原題:ORPHAN
邦題:エスター
時間:123分
公開:2009-10-10
製作年度:2009
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ 、ドン・カーモディ 、マイケル・アイルランド
製作:ジョエル・シルヴァー、スーザン・ダウニー、ジェニファー・デイヴィソン・キローラン
監督:ハウメ・コジェ=セラ
原作:アレックス・メイス
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
撮影:ジェフ・カッター
音楽:ジョン・オットマン
出演:ヴェラ・ファーミガ(ケイト・コールマン)、ピーター・サースガード(ジョン・コールマン)、イザベル・ファーマン(エスター)、CCH・パウンダー(シスター・アビゲイル)、ジミー・ベネット(ダニエル・コールマン)、アリアーナ・エンジニア(マックス・コールマン)

原題のとおり、孤児がやってきて、その孤児がフライヤーのキャッチコピーの通り「どこか変」なわけ。ホラー、サスペンス、だけどもフレディ系やらゾンビ系やらゴースト系、悪魔系、じゃない。サイコホラー。そういう点じゃ、このオチはかつてどこかで使ってなかった?っていうくらいなんだけど、それでも十分楽しめる。というのも、タイトルになっているエスター役のイザベル・ファーマンの存在感。それを凌ぐ演技派?のマックス役のアリアーナ・エンジニアが見事。この二人の子役でもって、この映画のクオリティをずんとアップさせてる。そういう演出をしきった監督の手腕でもあるかもね。もちろん「想像通り」のクライマックスのサスペンスは期待どおりに仕立ててくれている。正体が判明する過程とオチの部分のメリハリがもうちょっとあったらよかったのにね。

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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 ☆☆☆

Mileniamu 原題:MAN SOM HATAR KVINNOR
邦題:ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
時間:153分
公開:2010-01
製作年度:2009
製作国:スウェーデン/デンマーク/ドイツ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:ニールス・アルデン・オプレウ
原作:スティーグ・ラーソン
脚本:ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング
撮影:エリック・クレス
音楽:
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、レナ・エンドレ、スヴェン=ベルティル・タウベ、ペーター・ハーバー、ペーター・アンデション、イングヴァル・ヒルドヴァル、マーリカ・ラーゲルクランツ、ステファン・サウク

北欧のミステリーサスペンス映画って珍しい。で、そういうジャンルに対しての経験値があるかというと、ちと疑問。「猟奇的な謎」や「追跡」や「宗教的思わせぶり」といったヨーロッパミステリの定番要素はちりばめられているものの、それらが有機的につながらず、追跡の「追い詰め」の切迫感や躍動感も演出が甘く、結局ダラダラと盛り上がりに欠ける北欧映画のテイストからの壁を破りきれていなかった。2時間半は長すぎる。

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ゲームの規則 ☆☆☆★★

Reglejeu 原題:LA REGLE DU JEU
邦題:ゲームの規則
時間:106分
公開:1982-09
製作年度:1939
製作国:フランス
配給:フランス映画社
製作総指揮:
製作:クロード・ルノワール
監督:ジャン・ルノワール
原作:
脚本:ジャン・ルノワール、カルル・コッホ
撮影:ジャン・バシュレ
音楽:ロジェ・デゾルミエール
出演:マルセル・ダリオ、ジャン・ルノワール、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ポーレット・デュボスト、ミラ・パレリ、オデット・タラザク、ジュリアン・カレット

監督のジャン・ルノワール自身が狂言回しのように登場する、恋愛系群像劇。終末期の貴族社会と、階級が完全に違う森番たちの、右往左往する恋愛。これを観ると、「ああフランス人ってそうなんだね」っていう民族的特徴意識が間違っていない気がしてくる。二股三股はなんのその。その場の雰囲気でいっきに復活!逆転!が展開するのが凄い。ルノワールがトラウマになるほどコケた映画らしいのだが、きっと当時は生々しすぎたのかもしれない。

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サマーウォーズ ☆☆☆★★

Summerwars 邦題:サマーウォーズ
時間:114分
公開:2009-08-01
製作年度:2009
製作国:日本
配給:WB
製作総指揮:
製作:
監督:細田守
原作:
脚本:奥寺佐渡子
撮影:増元由紀大
音楽:松本晃彦
出演:神木隆之介(小磯健二)、桜庭ななみ(篠原夏希)、谷村美月(池沢佳主馬)、斎藤歩(陣内侘助)、横川貴大(佐久間敬)

妙にこの夏評判だったアニメをやっとこ見た。不思議な世界観。アニメでしか描けない世界。このあたりをきちんと構築したことが成功のキモなんだろうな。クライマックスはけっこうドキドキさせられた。しかし、なんとなくジブリっぽい雰囲気があるのはなんだろう。アニメのスタッフや製作者についての知識はほとんど無いので理由をみつけられないけど、知る人ぞ知るような人が噛んでるのかな。

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カムイ外伝 ☆☆★★★

Kamui 邦題:カムイ外伝
時間:120分
公開:2009-09-19
製作年度:2009
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:崔洋一
原作:白土三平
脚本:宮藤官九郎 、崔洋一
撮影:藤澤順一、江崎朋生
音楽:岩代太郎
出演:松山ケンイチ(カムイ)、小雪(スガル)、伊藤英明(不動)、大後寿々花(サヤカ)、イーキン・チェン(大頭)、金井勇太(吉人)、芦名星(ミクモ)、土屋アンナ(アユ)
崔洋一が1年かけて作った作品なんだけど、残念ながら1年を棒に振ったといえるのじゃないかな。なんとも中味の薄くて浅い、三流の忍者アクションになってしまっている。マンガが原作なんで、マンガの安っぽさが映画でも消えていない。そりゃ白土三平の原作は屈折した時代に、屈折した月刊マンガ誌で、若くて屈折した読者たちに熱狂して読まれたという勲章をもっているのかもしれないけど、その時代に価値があったものが、このお気楽な21世紀にもピカピカ輝いてるかっていうと、それは無理。で、おバカな忍者映画になり下がっちゃうわけ。

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ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ ☆☆☆★★

Vijonwife 邦題:ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
時間:114分
公開:2009-10-10
製作年度:2009
製作国:日本
配給:東宝、フジテレビ
製作総指揮:
製作:前田久閑、木幡久美、菊地美世志
監督:根岸吉太郎
原作:太宰治
脚本:田中陽造
撮影:柴主高秀
音楽:吉松隆
出演:松たか子(佐知)、浅野忠信(大谷)、室井滋(巳代)、伊武雅刀(吉蔵)、広末涼子(秋子)、妻夫木聡(岡田)、堤真一(辻)

根岸吉太郎監督がしっかりと丁寧に作り上げた「文芸もの」。昨今は「文芸もの」というジャンルが少なく、(といっても「携帯小説の実写化」というパチもの 文芸映画はあるが)そのあたりが日本の映画観客にどう伝わるか、ビジネス的には大博打かな。太宰原作ってことで、生誕100年の話題もあっての映画化企画 ということだろう。俳優もきちんと選んでいるようだが、作品になってみると妻夫木聡は残念ながらミスキャストだと思う。松たかこは頑張ってるけど、「夫が 心中」と警察から聞かされたときのリアクションがちょっと妙。もう少しショックを出してほしい。とはいえ、登場する男たちに愛され、言い寄られるという役 柄。本人はそういう「男を誘引するフェロモン」の自覚がないあっけらかんとした刹那的にものごとに対応するだけの白痴的な女。生きる、というより「生き ちゃってる」という受動的な「生」。男性(太宰)目線のジェルソミーナ・コンプレックスと言わせてもらおう。そんな女、いるわきゃないのにね。ところで、 そんなジェルソミーナ佐知も、クライマクッスでは「生きちゃってる」のではなく「生きる」ことを選択し、静かに檄していく。ある意味では太宰が求めて止ま ない女性像なのかもしれない。ところで、この映画も広末が重要な役回りで出演しているけど、彼女の使い方としては根岸監督の勝ち。出番は少ないけど、ふと 印象的に見せる表情や動きに役柄がよく出ていた。正面から顔を写していないし、眼鏡かけさせて茫洋さを逃がしているし。こちらの広末は良い。

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ココ・アヴァン・シャネル ☆☆★★★

Cocoavant 原題:COCO AVANT CHANEL
邦題:ココ・アヴァン・シャネル
時間:110分
公開:2009-09-18
製作年度:2009
製作国:フランス
配給:WB
製作総指揮:
製作:カロリーヌ・ベンジョー、キャロル・スコッタ、フィリップ・カルカソンヌ、シモン・アルナル
監督:アンヌ・フォンテーヌ
原作:エドモンド・シャルル=ルー
脚本:アンヌ・フォンテーヌ 、カミーユ・フォンテーヌ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:オドレイ・トトゥ(ガブリエル・“ココ”・シャネル)、ブノワ・ポールヴールド(エティエンヌ・バルサン)、アレッサンドロ・ニヴォラ(ボーイ・カペル)、マリー・ジラン(エイドリアン・シャネル)、エマニュエル・ドゥヴォス

アメリカ版のシャーリー・マクレーン演じるシャネルをずいぶん前に見たが、さすがにシャネルイヤーということで、この作品。まだシャネルものは出てくるら しいけど。残念ながらこの作品はオドレィ・トゥトゥがラストカットの表情以外は完全にミスキャスト。演出力というか、演出曲線がまるでわかっていない無能 な監督。あたりが敗因。どうしてこれほど淡白に仕上げちゃうのだろう。クリエイター・シャネル、といった部分は、そう良い出来でもなかったアメリカ版でさ え、きちんと見せ場を作っていたのに。ただただ男に寄生するだけの女のように描かれているように見えるのはなぜだろう。

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ヴィクトリア女王 世紀の愛  ☆☆☆

Youngvictoria 原題:THE YOUNG VICTORIA
邦題:ヴィクトリア女王 世紀の愛 
時間:102分
公開:2009-12
製作年度:2009
製作国:イギリス/アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:マーティン・スコセッシ、セーラ・ファーガソン
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
原作:
脚本:ジュリアン・フェロウズ
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
音楽:アイラン・エシュケリ
出演:エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロードベント

ヴィクトリア女王が戴冠した若い時代の物語。さまざまなIFが歴史にはあるけれど、彼女の「愛」が、その後の歴史を動かした、というロマンティシズムで描 かれている。だからこの邦題なんだろうけど、まあ原題はあじもそっけもない。なんか、テレビの歴史大河シリーズをダイジェストで見ているような感じ。 NHK的には6月くらいまで。これからヴィクトリア朝の統治のあれこれ波乱万丈が展開するのに、っていう「第一部終了」な映画になっている。どうやって PRしていくのだろう。P&Aそちらが心配になる映画。難しいなぁ。

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