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トロピック・サンダー/史上最低の作戦

Tropicthunder 原題:TROPIC THUNDER
邦題:トロピック・サンダー/史上最低の作戦
時間:107分
公開:2008-11-22
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:パラマウン
製作総指揮:
製作:ベン・スティラー、スチュアート・コーンフェルド、エリック・マクレオド
監督:ベン・スティラー
脚本:ベン・スティラー 、ジャスティン・セロー 、イータン・コーエン
原作:ベン・スティラー 、ジャスティン・セロー
撮影:ジョン・トール
音楽:セオドア・シャピロ
出演:ベン・スティラー(ダグ・スピードマン)、ジャック・ブラック(ジェフ・ポートノイ)、ロバート・ダウニー・Jr(カーク・ラザラス)、ブランドン・T・ジャクソン(アルパ・チーノ)、ジェイ・バルチェル(ケヴィン・サンダスキー)、ダニー・マクブライド[俳優](コディ)、スティーヴ・クーガン(デミアン・コックバーン)、ビル・ヘイダー(ロブ・スロロム)、ニック・ノルティ(ジョン・“フォーリーフ”・テイバック)、ブランドン・スー・フー(トラン)、レジー・リー(ビョング)、マリア・メノウノス、タイラ・バンクス、クリスティーン・テイラー、マシュー・マコノヒー、トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、ジェイソン・ベイトマン、ランス・ベース、アリシア・シルヴァーストーン、トビー・マグワイア、エイミー・スティラー

映画が大好き!な人が作った映画よね。ベン・スティラーとその友達たちが大集合して、彼のアイデアの映像化に大協力っていう趣味で作った作品みたいなの。トム・クルーズとか嬉々としておバカな役柄を楽しんでるし。映画製作そのもの狂騒的な突っ走り感っていい。見てるほうも楽しくなっちゃう。アメリカンコメディな「アメリカの夜」ってとこかしら。理屈っぽくなんか全然ないし。でもって、映画の出来としちゃイマイチなとこが、また可愛いかも。これで唸るほどの名作コメディになってたら暑苦しいし。このくらいのガッカリレベルが丁度いいわ。

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Coco Chanel

Cocochanel 原題:Coco Chanel
時間:135分
公開:2008-09-13TV
製作年度:2008
製作国:イタリア、フランス、イギリス
製作:Lux Vide
監督:Christian Duguay
脚本:Ron Hutchinson、Enrico Medioli、Lea Tafuri
原作:
撮影:
音楽:
出演:BarboraBobulova(YoungCocoChanel),BrigitteBoucher(MadamedeRochefort),AliceCambournac(Francine),ValentinaCarnelutti(Sistertherese),CecileCassel(GabrielleDorziat),CarlaCassola(MadreSuperiora),FrancescaCavallin(LadyDiana),ValeriaCavalli(ElisabethDucrot),ShirleyMacLaine(OldCocoChanel),MalcolmMcDowell(MarcBouchier)

シャーリー・マクレーンの遺作になっちゃうかもしれない。って決め付けてどうする。彼女演じるココ・シャネルがフランスモード界で復活を果たすショーを軸に、ココの生い立ちから恋愛・ビジネスのエピソードを描いていく伝記もの。修道院の孤児院暮らしから始まり、衣料品店でのお針子。そして帽子屋さんをスタートに服飾店でモード界の風雲児に。っていう成功物語とその間の二人の男性との恋愛、特にアーサー・カペルとの悲恋がメインに描かれている。でも、香水の生まれた物語や、ウェストミンスター公爵との恋愛といった1920年代以降の恋愛遍歴まで描かれていないんで、ちょっと食い足りないかも。9月にあちらで放送されたばかりの英語版のDVDだから細かいところはちょっと解ってないかな。日本では劇場公開しそうだから見たの。若き日のシャネルを演じるバーバラ・ボブロヴァは魅力的。

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DISCO ディスコ

Disco 原題:DISCO
邦題:DISCO ディスコ
時間:103分
公開:2008-11-15
製作年度:2008
製作国:フランス
配給:アートポート
監督:ファビアン・オンテニアンテ
脚本:ファビアン・オンテニアンテ
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:フランク・デュボスク(ディディエ)、エマニュエル・ベアール(フランス)、ジェラール・ドパルデュー(ジャクソン)、サミュエル・ル・ビアン(ウォルター)、ジェロム・レ・バンナ(ロドルフ)、アベス・ザーマニ(ヌヌイユ)

ディスコの帝王だった無職の貧乏中年男が別居している息子とバカンスに行くために、ディスコ大会へ出る。もちろん当時のディスコ仲間とトリオを組んで。っていう能天気なフランスコメディ。汗と涙と根性と人情がディスコミュージックに乗って展開する松竹映画のような作品。こういう作品ってフランスではどういう立ち位置で製作されて公開されてるのかしら。絶対ブロックバスターな大作じゃないし、日本でいえば「釣りバカ」系なポジションなのかもね。

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彼が二度愛したS

Deception 原題:DECEPTION
邦題:彼が二度愛したS
時間:108分
公開:2008-11-08
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:ショウゲート
製作総指揮:マージョリー・シク
製作:ヒュー・ジャックマン、アーノルド・リフキン、ジョン・パレルモ、ロビー・ブレナー、デヴィッド・ブシェル、クリストファー・エバーツ
監督:マーセル・ランゲネッガー
脚本:マーク・ボンバック
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:ヒュー・ジャックマン(ワイアット・ボーズ/ジェイミー・ゲッツ)、ユアン・マクレガー(ジョナサン・マコーリー)、ミシェル・ウィリアムズ(S)、リサ・ゲイ・ハミルトン(ルッソ刑事)、マギー・Q(ティナ)、シャーロット・ランプリング(ウォール街の美女)

だましだまされっていう練りに練った作品。客観的にみればかなりヒッチコックへのオマージュのような作品。主人公が謎にまきこまれ、その巻き込んだのが親友って思ってた人物で、実は邪悪な目的をもって主人公を最初から籠絡していた、っていう「なにがなんだか知らないうちに・・・」系。そういうのってミステリでいえば叙述トリックっていうわけで、そのシナリオや映像化を細心に仕上げていかなければいけないと思うの。そういう意味ではクライマックスまでなだれこんでるけどね。ネタは、私には割れていたけど。被害者だったはずの主人公が逆襲に転じるポイント、さらに彼が、犯人の目論見に気づいていながら、それを観客にも察知されないように攻守が逆転する部分の演出力。これが重要よね。ちょっと甘かったかな、そのあたり。ヒッチコックさんに監督してもらいたかった映画かも。

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X-ファイル:真実を求めて

Xfile2008 原題:THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE
邦題:X-ファイル:真実を求めて
時間:104分
公開:2008-11-07
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ブレント・オコナー
製作:クリス・カーター 、フランク・スポトニッツ
監督:クリス・カーター
脚本:クリス・カーター 、フランク・スポトニッツ 原作:
撮影:ビル・ロー
音楽:マーク・スノウ
出演:デヴィッド・ドゥカヴニー(フォックス・モルダー)、ジリアン・アンダーソン(ダナ・スカリー)、アマンダ・ピート(ホイットニー)、ビリー・コノリー(ジョー神父)、アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー(ドラミー)

かなり前にテレビ朝日で連続ドラマとして放送して人気だったらしい。でも見てない。そんな前知識ゼロで主人公コンビを見せられても、そのキャラとかを掴むのに大苦労するだけ。物語も「予知透視能力のある堕落神父」なんて不気味な老人が連続殺人事件を解決するキーになって、っていうB級な猟奇犯罪もの。やっぱり所詮テレビドラマなのね。

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P.S. アイラヴユー

Psiloveyou 原題:P.S. I LOVE YOU
邦題:P.S. アイラヴユー
時間:126分
公開:2008-10-18
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ、東宝東和
製作総指揮:ジョン・H・スターク 、リサ・ズパン 、ジェームズ・ホランド 、ドナルド・A・スター 、ダニエル・J・B・テイラー
製作:ウェンディ・フィネルマン、ブロデリック・ジョンソン、アンドリュー・A・コソーブ、モリー・スミス
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ 、スティーヴン・ロジャース
原作:セシリア・アハーン
撮影:テリー・ステイシー
音楽:ジョン・パウエル
出演:ヒラリー・スワンク(ホリー)、ジェラルド・バトラー(ジェリー)、リサ・クドロー(デニース)、ハリー・コニック・Jr(ダニエル)、ジーナ・ガーション(シャロン)、ジェフリー・ディーン・モーガン(ウィリアム)、キャシー・ベイツ(パトリシア)

予告だとすっごく泣けそうな愛に満ち溢れたメロドラマになってるかも、って期待一杯で見たのに。監督がダメなのかしら。脚本が冗長なのかしら。だらだらテンポが悪いエピソードが続いて途中で寝ちゃったわ。だんだん、死んだ夫がバカに見えてきちゃうし、その「ありえなさ」を意識させないでグイグイと物語を進めてほしいのに、だらついてるから我に返って「んなわけないじゃないのよねぇ」って、泣かなきゃいけない場面でつっこみをいれたりしちゃうの。オチ?になる亡き夫の代役を描くクライマックスも、もっとバネを利かせればいいのに。サクって終わっちゃう。発想はいいけど、作り手が失敗した残念作ね。

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ブーリン家の姉妹

Boleynsisters 原題:THE OTHER BOLEYN GIRL
邦題:ブーリン家の姉妹
時間:115分
公開:2008-10-25
製作年度:2008
製作国:イギリス/アメリカ
配給:ブロードメディア・スタジオ
製作総指揮:スコット・ルーディン 、デヴィッド・M・トンプソン
製作:アリソン・オーウェン
監督:ジャスティン・チャドウィック
脚本:ピーター・モーガン
原作:フィリッパ・グレゴリー
撮影:キアラン・マクギガン
音楽:ポール・カンテロン
出演:ナタリー・ポートマン(アン・ブーリン)、スカーレット・ヨハンソン(メアリー・ブーリン)、エリック・バナ(ヘンリー8世)、デヴィッド・モリッシー(トーマス・ハワード(ノーフォーク公爵)、クリスティン・スコット・トーマス(レディ・エリザベス・ブーリン)、マーク・ライランス(トーマス・ブーリン卿)、ジム・スタージェス(ジョージ・ブーリン)、ベネディクト・カンバーバッチ(ウィリアム・ケアリー)、オリヴァー・コールマン(ヘンリー・パーシー)、アナ・トレント(キャサリン・オブ・アラゴン)、エディ・レッドメイン(ウィリアム・スタフォード)、ジュノー・テンプル(ジェーン・パーカー)

エリザベス一世の母親の物語。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが姉妹という超絶な設定で、ヘンリー8世を奪い合う。しかも王様は王妃がいるのに。彼女たちを使って宮廷でのしあがろうという一族の権謀術数。子供を産んだ者勝ちっていう、東洋の島国のようなお話。「藤原家の姉妹」なんて邦画が出来てもいいかもね。コスチュームものの王道のような愛と波乱の人生の物語。しかもナタリーは首を切られてしまう。なんてこと。でも面白かった。女性じゃなきゃわからないような目線芝居とかあって、わくわくしちゃったわ。

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まぼろしの邪馬台国

Mabotai 邦題:まぼろしの邪馬台国
時間:118分
公開:2008-11-01
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:
監督:堤幸彦
脚本:大石静
原作:宮崎康平
撮影:
音楽:大島ミチル
出演:吉永小百合(宮崎和子)、竹中直人(宮崎康平)、窪塚洋介(佐々木一馬)、風間トオル(矢沢)、平田満(和子の父)、柳原可奈子(玉子)、黒谷友香(吉岡静香)、麻生祐未(和子の母)

よく知らない作家の伝記。邪馬台国の場所を解明することを人生の目標にした、富豪・名士の鉄道オーナーとその後妻の物語。こういった伝記っていうのは、対象になる人物が個性的で情熱的であれば、物語るのが容易で、エピソードをつむいで行ってるだけでそれなりに作品になってしまうわよね。この場合、結果きれい事を並べることになるわけで、後で調べたら、吉永小百合演じた後妻とその子供以外に、愛人にも沢山子供を産ませていたり、ドロドロの遺産相続争いがあったりしているわけで、変人と結婚した妻と、こよなく愛しつつ我儘を通す天才歴史家との夫婦愛という「感動作品」とはほどとおい現実があったりしてるの。まあ所詮映画なんだものね。

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