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エバー・アフター

Everafter原題:EVER AFTER
邦題:エバー・アフター   
時間:118分
公開:1999-04
製作年度:1998
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:ミレーユ・ソリア、トレイシー・トレンチ
監督:アンディ・テナント
脚本:スザンナ・グラント 、アンディ・テナント 、リック・パークス 原作:
撮影:アンドリュー・ダン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ドリュー・バリモア(ダニエル“シンデレラ”)、アンジェリカ・ヒューストン(継母ロドミラ)、ダグレイ・スコット(ヘンリー王子)、ジャンヌ・モロー(貴婦人“陛下”)

シンデレラ物語は真実だった。っていう設定で、曾祖母の物語として老婆がグリム兄弟に話しをする。っていう回想から、リアルな、実録シンデレラが展開する。だから何?って感じ。だってやっぱりシンデレラなんだもの。どうして、こんな設定でシンデレラを描かなきゃいけないのかしら。どうせ映画なんだもの。新解釈とかでびっくりさせてくれればいいけど、なんにもなくて、ただのシンデレラ。

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愛しのローズマリー

Shallwhal原題:SHALLOW HAL
邦題:愛しのローズマリー   
時間:114分
公開:2002-06-01
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー、ブラッドリー・トーマス、チャールズ・B・ウェスラー
監督:ボビー・ファレリー 、ピーター・ファレリー
脚本:ショーン・モイニハン 、ピーター・ファレリー 、ボビー・ファレリー
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:アイヴィ
出演:グウィネス・パルトロー(ローズマリー)、ジャック・ブラック(ハル)、ジェイソン・アレクサンダー(マウリシオ)、ジョー・ヴィテレッリ(スティーブ・シャナハン)、レネ・カービー(ウォルト)、スーザン・ウォード(ジル)

ブスが美女に見えちゃう催眠術をかけられた「面食い」のジャック・ブラックが巨漢ブスの女性に大恋愛、だって絶世の美女に見えちゃうんだもの。でも親友とかはリアルに彼女が見えるから、ジャックの目を覚まそうと必死。でもグィネス・パルトロウに見えたら、そりゃ恋愛しちゃうわよね。まあ、クライマックスで催眠術が解けたジャックが真実の愛を求められるか?ってあたりがおとぎ話なんだけどね。発想だけはグッドな映画だわ。わたしがグィネスに見えるように、誰かあいつに催眠術かけてくれないかなぁ。

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かけひきは、恋のはじまり

Leatherheads原題:LEATHERHEADS
邦題:かけひきは、恋のはじまり
時間:105分
公開:2008-11-08
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:バーバラ・A・ホール 、シドニー・ポラック 、ジェフリー・シルヴァー
製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、ケイシー・シルヴァー
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ダンカン・ブラントリー 、リック・ライリー
原作:
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽:ランディ・ニューマン
出演:ジョージ・クルーニー、レニー・ゼルウィガー、ジョン・クラシンスキー、ジョナサン・プライス、スティーヴン・ルート、ウェイン・デュヴァル

ジョージ・クルーニーとレニー・ゼルウィガー。邦題はこじゃれたラブコメ。なんだけど、実際はプロフットボールの曙を描くスポーツ根性映画。タイトルだけで観にいったら絶対怒る。どうやら日本公開するらしいけど、ひとむかし?前だったら未公開映画になってるタイプのテーマよね。チャーリー・シーンの「エイトメンアウト」みたいな。

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銀色のシーズン

Ginnironoseason邦題:銀色のシーズン   
時間:108分
公開:2008-01-12
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:亀山千広、阿部秀司
監督:羽住英一郎
脚本:坂東賢治
撮影:西村博光、清久素延
音楽:佐藤直紀
出演:瑛太(城山銀)、田中麗奈(綾瀬七海)、玉山鉄二(小鳩祐治)、青木崇高(神沼次郎)、佐藤江梨子(北原エリカ)、田中要次(伊川一彦)、杉本哲太(宮部智明)、國村隼(瀬戸雅之)

世界的なスキーヤーだった主人公が大怪我をしてリタイア。町おこしに利用されるのも嫌ってわけでぶんむくれて町のお荷物になってる。そんな彼が訪れた女性と関わるうちに、カムバック。なんてストレートなのかしら。冬デートのティーンの理解度じゃこのレベルにしておかなきゃだめなのかしら。なんか、全編ルビがふってあるくらいな低知能指数映画。

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プライスレス 素敵な恋の見つけ方

Pricelss原題:HORS DE PRIX
邦題:プライスレス 素敵な恋の見つけ方
時間:105分
公開:2008-03-08
製作年度:2006
製作国:フランス
配給:シネカノン
製作:フィリップ・マルタン
監督:ピエール・サルヴァドーリ
脚本:ピエール・サルヴァドーリ 、ブノワ・グラファン
撮影:ジル・アンリ
音楽:カミーユ・バズバズ
出演:オドレイ・トトゥ(イレーヌ)、ガド・エルマレ(ジャン)、マリー=クリスティーヌ・アダム(マドレーヌ)、ヴァーノン・ドブチェフ(ジャック)、ジャック・スピエセル(ジル)、アネリーズ・エスム(アニエス)

オドレイ・トゥトゥってそんなに美人じゃないけど。でもバカンス地でお金持ちに取り入ってたかって暮らすプライベート娼婦な役柄。勘違いで彼女がターゲットにしたのが、ホテルの貧乏な従業員。彼も彼女のように有閑マダムにとりいって、オドレイとの「遊ぶ金」を稼ぎ始める。それが愛なのかなぁ。結果そういう風にしてあるけど。なんか間違ってると思う。思いっきりお笑いコメディにしてくれれば、そういう感覚にならないけど、フランス映画だから、妙にシリアスなんだもの。コメディになりきれてない。

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ランブルフィッシュ

Ramblefish原題:RUMBLE FISH
邦題:ランブルフィッシュ
時間:96分
公開:1984-07
製作年度:1983
製作国:アメリカ
配給:CIC
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
製作:
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:S・E・ヒントン 、フランシス・フォード・コッポラ
原作:S・E・ヒントン
撮影:スティーヴン・H・ブラム
音楽:スチュワート・コープランド
出演:マット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、デニス・ホッパー、ダイアナ・スカーウィッド、ヴィンセント・スパーノ、ニコラス・ケイジ

ミッキー・ロークが餓えた野良犬のような、見ようによっては精悍な、でも無責任にあくどいことを腹にもってるような役柄。よく研いでない錆びが浮いたナイフのようで、さわると厄介な傷がついちゃいそうな。若さ。昨今のぶよぶよな彼とは別人。兄弟愛?の話なんだけど、救いがないなぁ。お魚だけが色がついている。これって黒澤?

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ベガスの恋に勝つルール

Whathappensinvegas 原題:WHAT HAPPENS IN VEGAS
邦題:ベガスの恋に勝つルール
時間:99分
公開:2008-08-16
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:アーノン・ミルチャン 、ジョー・カラッシオロ・Jr 、ディーン・ジョーガリス
製作:マイケル・アグィラー、ショーン・レヴィ、ジミー・ミラー
監督:トム・ヴォーン
脚本:デイナ・フォックス
原作:
撮影:マシュー・レオネッティ
音楽:クリストフ・ベック
出演:キャメロン・ディアス(ジョイ・マクナリー)、アシュトン・カッチャー(ジャック・フラー)、ロブ・コードリー(スティーヴ・“ヘイター”・ハーダー)、トリート・ウィリアムズ(ジャック・フラー・ジュニア)

こういう軽いラブコメは好き。いいかげん使い古されたつっぱり女性とだめ男が出合ってケンカしてくうちに愛に目覚めてハッピーエンド、という究極のBMG方程式。そこをはずしてないから安心して鑑賞できるわよね。キャメロン・ディアスもベガスの酔っ払いシーンは最高。キャスティング担当や監督は手をたたいてキャメロンと契約したことを喜んだと思うわ。彼女の持ってる携帯はソフトバンクじゃなさそうだったけど。

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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

Themummy3 原題:THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
邦題:ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
時間:112分
公開:2008-08-16
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:ユニバーサル・東宝東和
製作総指揮:クリス・ブリガム
製作:ショーン・ダニエル、ボブ・ダクセイ、ジェームズ・ジャックス、スティーヴン・ソマーズ
監督:ロブ・コーエン
脚本:アルフレッド・ガフ 、マイルズ・ミラー
撮影:    サイモン・ダガン
音楽:ランディ・エデルマン
出演:ブレンダン・フレイザー(リック・オコーネル)、ジェット・リー(皇帝)、マリア・ベロ(エヴリン・オコーネル)、ジョン・ハナー(ジョナサン)、ラッセル・ウォン(ミン・グオ)、リーアム・カニンガム(マグワイア)、ルーク・フォード(アレックス・オコーネル)、イザベラ・リョン(リン)、アンソニー・ウォン(ヤン将軍)、ミシェル・ヨー(ツイ・ユアン)

インディが作られるから、こっちも行こうか、って感じかしら。むこうは身体はってくるから、こっちはいつもの通りCGバリバリでな。なんて構想どおりの中味スカスカだけど映像はゴリゴリないつもの「マミー」が仕上がってきたのね。べつにマミーシリーズじゃなくてもいいし、家族ドラマじゃなくてもいいし、とは思うけど、そこは「昔の名前」でちょっとでも動員が増えればっていう安直さ。派手にみえるけど、超C級活劇だから、なんにも考えずにスクリーンの前で楽しんでればいいのよね。「ご都合主義」という単語の良い教材になるわよ。イエティのぬいぐるみがあれば欲しかった。

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オリヲン座からの招待状

Orionzasyotai 邦題:オリヲン座からの招待状
時間:116分
公開:2007-11-03
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:佐々木亜希子
監督:三枝健起
脚本:いながききよたか
原作:浅田次郎
撮影:柳田裕男
音楽:村松崇継
出演:宮沢りえ(豊田トヨ)、加瀬亮(仙波留吉)、宇崎竜童(豊田松蔵)、田口トモロヲ(三好祐次(平成))、中原ひとみ(豊田トヨ(平成))、樋口可南子(三好良枝(平成))、原田芳雄(仙波留吉(平成))

浅田次郎原作ものの映画化がバブル状態だったときの作品よね。小説ならそれなりにプチ感動できる小品なんだけど、映画にされちゃうとそれなりの時間を稼ぐためにエピソードが冗漫になったりする。そんな欠点が露呈しちゃった作品。だらだらと3分で語れる内容を引き延ばされてるからゆるいゆるい。宮沢りえの痩せ過ぎばっかりが気になっちゃった。

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レンブラントの夜警

Nightwatching 原題:NIGHTWATCHING
邦題:レンブラントの夜警
時間:139分
公開:2008-01-12
製作年度:2007
製作国:カナダ/ポーランド/オランダ/イギリス/フランス/ドイツ
配給:東京テアトル=ムービーアイ
製作総指揮:グジェゴシュ・ハイダロヴィッチ 、リンダ・ジェームズ 、ポール・トライビッツ 、ジェイミー・カーマイケル 、ラリー・シュガー
製作:キース・カサンダー
監督:ピーター・グリーナウェイ
脚本:ピーター・グリーナウェイ
原作:
撮影:レイニア・ファン・ブルメーレン
音楽:
出演:マーティン・フリーマン(レンブラント・ファン・レイン)、エミリー・ホームズ(ヘンドリッケ)、マイケル・テイゲン(カレル・ファブリティウス)、エヴァ・バーシッスル(サスキア)、ジョディ・メイ(ヘールチェ)、トビー・ジョーンズ(ヘラルド・ダウ)、ナタリー・プレス(マリッケ)

ピーター・グリーナウェイって監督はイメージとして「ひとりよがりな作家」だったけど、やっぱ間違ってなかったわ。完全に置いてけぼりにされてしまった。だらだらとレンブラントとその家族や仲間が右往左往して絵を完成させていく様子を、演劇的な映像で切り取っていくの。舞台上で演じられてるみたいなカットが多い。シンメトリーを異様に意識したりね。レンブラントの絵画のキャンパスのように、人物が配置されたり。で、茫洋と映画が進むんだけど「夜警」の謎が結局よく分からないまま終わった。疲れて真剣にみれなかったからかも。

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デトロイト・メタル・シティ

Dtmetacity 邦題:デトロイト・メタル・シティ
時間:104分
公開:2008-08-23
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:樋口優香
監督:李闘士男
脚本:大森美香
原作:若杉公徳
撮影:
音楽:服部隆之
出 演:松山ケンイチ(根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世)、加藤ローサ(相川由利)、秋山竜次(西田照道=カミュ)、細田よしひこ(和田真幸=アレキサン ダー・ジャギ)、大倉孝二、岡田義徳、鈴木一真(アサトヒデタカ)、高橋一生(佐治秀紀)、美波(ニナ)、大地洋輔(MC鬼刃)、大谷ノブ彦(DJライ カ)、宮崎美子(根岸啓子)、松雪泰子(デスレコーズ社長)、ジーン・シモンズ[KISS](ジャック・イル・ダーク)

コミックが原作、っていう日本映画が麻薬中毒にかかってるけど。各社は「稼ぐ」から映画道をはずしても目を瞑ってる感じがする。そんな作品がこれね。松山けんいちは素晴らしい役者だと思う。でも、それを動かす監督の力量が反映しやすい役者でもある。このあたりは役柄を自家薬籠中にとりこんじゃう役所とは違う感じかな。ともあれテレビバラエティのディレクターにすぎない李監督。狙いなんだろうけど、コミック的すぎる違和感ありすぎな松山の演技。こんなやついるわけない、っていうデフォルメされた人物像が喜劇になりきれずに、引いちゃう。ぎりぎりじゃなくて、完全に浮き上がっちゃう。そのあたりが致命的。で、わたしには楽しめない極致の作品になっちゃった。どうでもいいけど。

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ダークナイト

Darkknight原題:THE DARK KNIGHT
邦題:ダークナイト
時間:152分
公開:2008-08-09
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ベンジャミン・メルニカー 、マイケル・E・ウスラン 、ケヴィン・デラノイ 、トーマス・タル
製作:チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン 、クリストファー・ノーラン
原作:クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影:ウォーリー・フィスター
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 、ハンス・ジマー
出演:クリスチャン・ベイル(ブルース・ウェイン/バットマン)、マイケル・ケイン(アルフレッド)、ヒース・レジャー(ジョーカー)、ゲイリー・オールドマン(ゴードン警部補)、アーロン・エッカート(ハーベイ・デント検事/トゥーフェイス)、マギー・ギレンホール(レイチェル・ドーズ)、モーガン・フリーマン(ルーシャス・フォックス)、エリック・ロバーツ(マローニ)、ネスター・カーボネル(ゴッサム市長)、モニーク・カーネン(ラミレス)

来年のアカデミー賞は故人が男優賞にノミネートされるかもしれない。それくらいヒース・レジャーの存在感が凄い。よくぞここまで狂気が溶解した姿を創造したわね。152分って長さを感じさせないリズムの良さ。ゴシック感たっぷりな世界観。中味が濃い映画になってるわ。アメリカじゃものすごいヒットになってるらしいけど、日本じゃどうかなぁ。バットマンってそれほど興行のキラーコンテンツじゃないものね。

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河童のクゥと夏休み

Kappaqoo邦題:河童のクゥと夏休み   
時間:138分
公開:2007-07-28
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:原恵一
脚本:原恵一
原作:木暮正夫
撮影:箭内光一
音楽:若草恵
出演:田中直樹(上原保雄)、西田尚美(上原友佳里)、なぎら健壱(クゥの父親)、ゴリ(キジムナー)、冨沢風斗(クゥ)、横川貴大(上原康一)、松元環季(上原瞳)、植松夏希(菊池紗代子)

妙に評判が良かった去年のアニメ。138分もある。長すぎない?子供の観客は飽きちゃうわよね。内容はETなんだけどね。エコロジーを重層低音にしながら、少年と河童の友情の物語。お約束な展開が延々と続く。どうしてあんなに評判よかったんだろう。きっとビジネス構築されたキャラクター系アニメじゃない!ってことで評価されたのかしら。

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バーバレラ

Barbarella原題:BARBARELLA: QUENN OF THE GALAXY
邦題:バーバレラ   
時間:102分
公開:1968-10
製作年度:1967
製作国:フランス/イタリア/アメリカ
配給:PAR
製作総指揮:
製作:ディノ・デ・ラウレンティス
監督:ロジェ・ヴァディム
脚本:クロード・ブリュレ 、ロジェ・ヴァディム 、テリー・サザーン 、ジャン=クロード・フォレスト 、ヴィットリオ・ボニチェリ 、ブライアン・デガス 、チューダー・ゲイツ 、クレマン・ビドル・ウッド
原作:ジャン=クロード・フォレスト
撮影:クロード・ルノワール
音楽:ミシェル・マーニュ 、チャールズ・フォックス
出演:ジェーン・フォンダ、ジョン・フィリップ・ロー、ミロ・オーシャ、デヴィッド・ヘミングス、マルセル・マルソー、クロード・ドーファン、アニタ・パレンバーグ、ヴェロニク・ヴェンデル、セルジュ・マルカン、ウーゴ・トニャッツィ

手のひらを合わせる未来のセックス、なんて話題がウリだったという伝説の映画なんだけど、どこまで本気なのか意図を推し量れないくらいにチープなSFコメディ。製作された当時的な「意味」だとラヴ&ピースなんてゆるゆるの道徳開放系世界観。バーバレラがエクスタシーマシンで拷問を受けるんだけど、彼女の感度が良すぎてマシンが壊れちゃうっていうとこが笑えたわ。

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers

Skycrawlers邦題:スカイ・クロラ The Sky Crawlers
時間:121分
公開:2008-08-02
製作年度:2008
製作国:日本
配給:WB
製作総指揮:
製作:石井朋彦
監督:押井守
脚本:伊藤ちひろ
原作:森博嗣
音楽:川井憲次
出演:菊地凛子(草薙水素)、加瀬亮(函南優一)、栗山千明(三ツ矢碧)、谷原章介(土岐野尚文)

なんの期待もしないで「きっと難解なんだろうなぁ」ってイメージで観たらけっこうよかった。原作どおりなのかしら。森博嗣はけっこう気に入ってる作家なんだけど、このシリーズは読んでないの。永遠を生きる「戦闘マシンとしての子供」の輪廻の物語。主人公は徐々に正体が明らかになっていくし、その輪廻に諦観しつつも解脱しようとする少女草薙。クライマックスも切ないほどに「打ち破れない運命」を予感させていくの。もがきつつも無限に繰り返される「子供の人生」になにか現代社会の閉塞感がダブって見えるわ。それにしても地上は二次元のアニメ。空戦シーンはびっくりするくらいに描きこまれた3DCG。映像については申し分ないくらいに押井監督は力を入れているので、一見の価値あるかも。なんか、登場人物はやたらにタバコ吸うの。禁煙教の方々は眉をひそめそうかも。でも、着火が大いなる伏線にもなってるしね。あといつもの犬がまた登場。

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ドラゴン・キングダム

Dragonkingdom原題:THE FORBIDDEN KINGDOM
邦題:ドラゴン・キングダム
時間:105分
公開:2008-07-26
製作年度:2008
製作国:アメリカ
配給:松竹
製作総指揮:ライアン・カヴァノー 、ユエン・ウーピン 、ジョン・フェルトハイマー 、ラファエラ・デ・ラウレンティス
製作:ケイシー・シルヴァー
監督:ロブ・ミンコフ
脚本:ジョン・フスコ
原作:
撮影:ピーター・パウ
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ジャッキー・チェン(ルー・ヤン/オールド・ホップ)、ジェット・リー(サイレント・モンク)、マイケル・アンガラノ(ジェイソン・トリピティカス)、コリン・チョウ(ジェイド将軍)、リウ・イーフェイ(ゴールデン・スパロウ)、リー・ビンビン(白髪魔女)

やっぱりこれジャッキー映画?よね。きっと。夢オチな中国武侠系アクション映画。石にされた孫悟空に如意棒を返しに行く運命になったアメリカのいじめられっこ青年。時空をワープして古代中国へ。っていう少年冒険カンフー&カラテキッドテイストな作品。けっこう脚本が雑で人間の掘り下げもテキトーだし、途中寝てしまった。いったいどんな観客を想定して作られたのか疑問たっぷりな作品。

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20世紀少年

20seikiboys1邦題:20世紀少年
時間:144分
公開:2008-08-30
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:奥田誠治
監督:堤幸彦
脚本:福田靖 、長崎尚志 、浦沢直樹
原作:浦沢直樹
撮影:
音楽:白井良明
出演:唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司(オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、香川照之(ヨシツネ)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、宮迫博之(ケロヨン)、生瀬勝久(ドンキー)、小日向文世(ヤマネ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)

これまたヒットマンガ原作。東宝が気合入れての配給。三部作の初篇。原作を読んでないからよくわからないけど、ディープな読者にとっては配役の妙も一興らしい。さまざまな謎が提示されて、続編へ繋げられていくから、こりゃ次も観なきゃって思わされちゃった。ただ登場人物が多すぎてこれからが大変そう。覚えてられないかも。とはいえ、うまく宣伝すればイベントムービーに仕立てられていくのかも。花男や恋空みたいな女性客を誘因できるまでに持ってけるかしら。正念場よね。ってほど力こぶ入れるほどじゃないか。

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おろち

Orochi 邦題:おろち
時間:117分
公開:2008-09-20
製作年度:2008
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:
監督:鶴田法男
脚本:高橋洋
原作:楳図かずお
撮影:柴主高秀
音楽:川井憲次
出演:木村佳乃、中越典子、谷村美月、山本太郎、嶋田久作

楳図かずお原作のホラー映画。たぶんマンガだったら怖かったんだろうなぁ。映画は演者と演出家が「リアル」にしていくからマンガのような読者の想像力を付加して怖がることが無理。だから両者がよほど力がなければ(ビジュアル的にも)針は失敗に振れていくわよね。ハリウッド映画がマーベルコミックをこれでもか!って大金を投じて「ビジュアルだけでも勝たなきゃ」という真っ当なアプローチをしているのは正解。日本映画でも同じ。そこに原作マンガを超えるリアルな実写化を提供できなければだめ。特にこういうホラーやSF系はね。ということで、この作品は主人公?のおろち役がミスキャストの極地だったりするからその時点で終わってる。いくらポスタービジュアルで蜷川嬢を起用しようと、本編がこれじゃあねぇ。っていうか、本編がこれだから、せめてポスターだけでも原作のゴシックホラーさを出そうっていう小手先の強化なのかしら。脚本も演出も俳優も全部が平板で、みんな「はいはい消化試合」って感じで心が入ってない感じ。

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ガタカ

Gattaca 原題:GATTACA
邦題:ガタカ       
時間:106分
公開:1998094
製作年度:1997
製作国:アメリカ
配給:COLTRI
製作:ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア
監督:アンドリュー・ニコル
脚本:アンドリュー・ニコル
撮影:スワヴォミール・イジャック
音楽:マイケル・ナイマン
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、アラン・アーキン、ジュード・ロウ、ローレン・ディーン、ゴア・ヴィダル、アーネスト・ボーグナイン、ザンダー・バークレイ

不思議なゴシックな雰囲気のあるSF。カフカ的な世界かな。味わいは対極にある「ブレードランナー」な風合い。中身はちがうけど。どう言ったらいいのかしら。「去年マリエンバートで」っぽいし。ともあれ、テーマは運命と遺伝子の物語。個人情報が生体認証のみで行われ、その優劣であらゆる差別構造が構築されている社会で、不適格者とされている青年が、ウルトラエリートの人生を歩み続ける物語。「CODE46」や「マイノリティ・レポート」でもアングルを変えて描かれる残酷なひとつの未来世界。身分を貸すエリート役のジュード・ロウがちょっと素敵かも。

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最後の晩餐/平和主義者の連続殺人

Lastsupper 原題:THE LAST SUPPER
邦題:最後の晩餐/平和主義者の連続殺人
時間:91分
公開:未公開
製作年度:1995
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:デヴィッド・クーパー
製作:ラリー・ワインバーグ、マット・クーパー
監督:ステイシー・タイトル
脚本:ダン・ローゼン
撮影:ポール・A・キャメロン
音楽:マーク・マザースボウ
出演:キャメロン・ディアス、マーク・ハーモン、ビル・パクストン、ノーラ・ダン、アナベス・ギッシュ、ロン・パールマン、ジョナサン・ペナー、コートニー・B・ヴァンス、ロン・エルダード

キャメロン・ディアスが性格俳優狙いをしたっぽい。リベラルな大学院生仲間がとんがった意見の持ち主をディナーに招待し、語るだけ語らしてから殺害して庭に埋めていく連続殺人をブラックコメディで描いている、イヤーな雰囲気の作品。未公開なのもわかるわ。笑えないんですもの。結局はテレビでえらそーに極論を発言しているコメンテーターを招待して、議論をしたら、論破されちゃって、それでも殺そうとして返り討ちになるっていうオチ。そんなのアリ?な後先考えない結末にしちゃってるんだもの。

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レッドクリフ

Redcliff 原題:RED CLIFF/赤壁
邦題:レッドクリフ
時間:150分
公開:2008-11-01
製作年度:2008
製作国:中国
配給:東宝東和
製作:テレンス・チャン、ジョン・ウー
監督:ジョン・ウー
脚本:
原作:三国志
撮影:コリー・ユン
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン

渋谷公会堂がCCレモンシアターなんて悪い冗談なんだけど、それはさておき、あの規模の客席にしては小さな小さなスクリーンで「超大作」の完成披露なんて、ミスキャストよね。劇場の。で、小さなスクリーンで見た超大作は、もちろん前後篇になったっていう情報はあったんだけど、マスコミ試写の割には「コンティニュー」が出て場内がざわめくのにはびっくり。知らなかったの?およそ試写にくるマスコミの人たちが一番メインなとこを知らないなんて、なんてどうでもいいことに驚いた。のはさておき、さすがに中国で気合入れて作っただけあって、スペクタクルは十分。だからもっと大きなスクリーンで見たかった。三国志の有名なエピソード「赤壁の戦い」を主題にしつつ、そこへの前哨戦が今回の前篇。来春公開される予定の後編が「赤壁」の攻防戦ってことになってるらしい。金城武がけっこうはまってけど、物語は「戦闘」のエピソード繋がりがメイン。女性がほとんど重要な役割で出てこないので、興業的にはきついかもね。デートに誘われたら断るタイプの映画だわ。女性としては。ロマンチックじゃないもの。「墨攻」と比較されそうだけど、お金のかけかたはこっちの勝ち。それにしても社運をかけちゃった製作出資のエイベックスは大丈夫かしら。今年から来年にかけて、新興映画出資企業、USENとエイベックス、屋台骨が映画みたいな水商売でゆらいじゃうかも。

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ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

Gilala 原題:The Monster X Strikes Back / Attack the G8 Summit
邦題:ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発
時間:98分
公開:2008-07-26
製作年度:2008
製作国:日本
配給:トルネード・フィルム
製作:鈴木忍、河崎実、叶井俊太郎、鈴木政信、塩田康一
監督:河崎実
脚本:右田昌万 、河崎実
撮影:須賀隆
音楽:福田裕彦
出演:加藤夏希(隅田川すみれ)、 加藤和樹(戸山三平)、 渡部又兵衛(ナゾの村人・脇谷)、 松下アキラ(大泉純三郎 元首相)、 福本ヒデ(伊部三蔵 首相 )、 なべやかん(防衛隊員)、 井上純一(東京スポーツ編集長・河西)、 森下悠里(フランス大統領通訳)、 和崎俊哉(佐野博士)、 堀内正美(深見博士)、 きくち英一(牧走村長)、 中田博久(森川宮司)、 黒部進(木村参謀)、 古谷敏(高峰参謀)、 夏木陽介(鳴海長官)、 ビートたけし(タケ魔人)

「イカレスラー」「かにゴールキーパー」「日本以外全部沈没」といった悪ふざけなニッチ映画の巨匠?エド・ウッドなポジションを「狙撃」してる感じな川崎実監督。なにをやらかして笑かしてくれるの?っていう過剰な期待をしてのシネパトス。あはは、過剰すぎたな、期待。やっぱりネタだけの珍作。サミットに集う各国の首脳が、それぞれのお家芸な攻撃でギララ退治にチャレンジするも、ことごとく間抜けな失敗をしてくんだけど、いまいちテンポが悪くて居心地が悪いの。まあ、ビデオでそこそこ回転すればいいや、っていうレベルなんだろうけど。鑑賞後感は「やっぱ観なきゃよかった」。観ないで、どんな珍品か想像だけしてればよかった。あーあ。叶井俊太郎ってば。

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