わが教え子、ヒトラー
原題:MEIN FUHRER - DIE WIRKLICH WAHRSTE WAHRHEIT UBER ADOLF HITLER
邦題:わが教え子、ヒトラー
時間:95分
公開:2008-
製作年度:2007
製作国:ドイツ
配給:アルバトロス・フィルム
製作総指揮:
製作:
監督:ダニー・レヴィ
脚本:ダニー・レヴィ
撮影: カール・F・コシュニック、カーステン・ティーレ
音楽:ニキ・ライザー
出演:ウルリッヒ・ミューエ、ヘルゲ・シュナイダー、シルヴェスター・グロス、アドリアーナ・アルタラス、シュテファン・クルト、ウルリッヒ・ノエテン
日本公開のビジュアルは「善き人のためのソナタ」っぽい社会派シニカル芸術映画っぽくなっている。ソナタの主役がこちらでも主役で出てるしね。でも実はヨーロッパの公開時のビジュアルはこのとおり。ほとんどモンティパイソン風なお馬鹿コメディ扱い。どっちが正しいの?っていうと、日本で見れば中途半端すぎ、ってとこかしら。中味は深刻なユダヤ人問題を下敷きにしているけど、そんなユダヤ人がヒトラーの演説のトレーナーをするっていう皮肉。しかもヒトラーを殴って気絶させたり、犬のように四つん這いで吼えさせてみたり、そのうえペットの犬がそんなヒトラーの背中にさかっていたり。まあよくもここまでヒトラーを笑いものにして泥まみれにするの、っていうくらいなの。そういう意味ではこのテーマでは前代未聞な過激このうえないコメディよね。ヒトラーに対する日本の意識は間接的(お勉強的知識)だから、現実的意識を持つヨーロッパの人とは映画の捉え方が違うんだろうなぁ。だから、日本のビジュアルは「渋い社会派ドラマの芸術作品」な雰囲気にしちゃうわけよね。
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