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母べえ

Kabee邦題:母べえ
時間:132分
公開:2008-01-26
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:深澤宏、矢島孝
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
原作:野上照代
撮影:長沼六男
音楽:冨田勲
出演:吉永小百合(野上佳代)、浅野忠信(山崎徹)、檀れい(野上久子)、志田未来(野上初子)、佐藤未来(野上照美)、坂東三津五郎[10代目](野上滋)、中村梅之助[4代目](藤岡久太郎)、笹野高史、でんでん、近藤公園、吹越満、左時枝、鈴木瑞穂、戸田恵子(野上照美)、大滝秀治(野村医師)、笑福亭鶴瓶(藤岡仙吉)

山田洋二が時代劇三部作の先に見たのは「松竹風を王道にした日本映画」への懐古かな。怪物吉永小百合(いったいこの年齢不詳ってば…)が戦時中の「日本の母」を心地よさそうに演じている。もちろん耐えて忍んで、夫や家族に尽くしていく、いまどきじゃ誰にも真似ができない女性像。そういう意味では日本映画もハリウッドのファミリー映画のように「ないものねだり」になってきてるのかしら。この作品の次女役の方が書いた、亡き母の思い出の本が原作になっているようね。でもあくまで理想的すぎる(吉永小百合だし)女性、きっとトイレにも行かない非現実的な女性、っていうSFになっちゃってるのね。見た目は違うけど。そういう不気味さがたっぷりな作品だわ。

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