アヒルと鴨のコインロッカー
邦題:アヒルと鴨のコインロッカー
時間:110分
公開:2007-06-23
製作年度:2006
製作国:日本
配給:ザナドゥー
製作総指揮:宮下昌幸
製作:宇田川寧、遠藤日登思
監督:中村義洋
脚本:中村義洋 、鈴木謙一
原作:伊坂幸太郎
撮影:小松高志
音楽:菊池幸夫
出演:濱田岳、瑛太、関めぐみ、田村圭生、関暁夫、眞島秀和、野村恵里、平田薫、寺十吾、恩田括、キムラ緑子、なぎら健壱、松田龍平、大塚寧々
ボブ・ディランがキーワードになりながら、日常が屈折した不思議なドラマ。伊坂幸太郎って不思議な作家ね。「ゴールデン・スランバー」が本屋大賞になったみたいだし。どうしてこんな「屈折した日常の非日常」がうけるんだろう。ともあれ、後半に語られる「真実」と前半の「虚構」の暴力的なまでの落差に心を揺さぶられた。視点を変えると、これまでの真実が完全に裏返しになってしまうっていうアイデアは原作の力なのかもしれない。そして、この難しいリバースを上手に演出した中村義洋なのに、なぜ「チーム・バチスタ」みたいな作品を作っちゃうのかってあたりも映画の不思議ね。両極端な瑛太がとってもいい感じだった。
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