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Mr.ビーンカンヌで大迷惑?!

Mrbeencannes原題:MR.BEAN'S HOLIDAY
邦題:Mr.ビーンカンヌで大迷惑?!
時間:89分
公開:2008-01-19
製作年度:2007
製作国:イギリス
配給:東宝東和
製作総指揮:リチャード・カーティス、サイモン・マクバーニー
製作:ピーター・ベネット=ジョーンズ、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
監督:スティーヴ・ベンデラック
脚本:ロビン・ドリスコル、ハーミッシュ・マッコール
原作:サイモン・マクバーニー
撮影:バズ・アーヴァイン
音楽:ハワード・グッドール
出演:ローワン・アトキンソン(ビーン)、エマ・ドゥ・コーヌ(サビーヌ)、ウィレム・デフォー(カーソン・グレイ)、カレル・ローデン(エミール)、マックス・ボルドリー(ステパン)


カンヌ映画祭も2005年以来行ってない。ああ、寂しいなぁ。で、そんなカンヌ映画祭で大騒ぎっていう映画かと思ったら、懸賞に当たったビーンがフランスをカンヌに向かって縦断していくドタバタロードムービー。で、ビーンの濃いキャラクターと「顔芸」が吐き気をもよおすほどにスクリーンを支配していくの。ああ、疲れた。でも、ビーンの生理的嫌悪感のあるキャラはともかく、映画監督やその子供や新人女優など登場人物全員がカンヌ映画祭に収束していく超ご都合主義は痛快かも。しかもウィレム・デフォーの巨匠監督役は最高。映画祭で上映されるデフォー監督の作品も「いかにもカンヌ」なアート系作品なんだもの。ヨーロッパの芸術&作家主義映画の超パロディ。これだけでも見ものかもしれないし、カンヌで観たカメラドール系作品を思い出しちゃったわ。観客おいてけぼりな映画たちを。

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テラビシアにかける橋

Teravisia原題:BRIDGE TO TERABITHIA
邦題:テラビシアにかける橋
時間:95分
公開:2008-01-26
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:東北新社
製作総指揮:アレックス・シュワルツ
製作:ハル・リーバーマン、ローレン・レヴィン、デヴィッド・パターソン
監督:ガボア・クスポ
脚本:ジェフ・ストックウェル、デヴィッド・パターソン
原作:キャサリン・パターソン
撮影:マイケル・チャップマン
音楽:アーロン・ジグマン
出演:ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス・アーロンズ)、アンナソフィア・ロブ(レスリー・バーク)、ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)、ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)、ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)、ケイト・バトラー(メリー・アーロンズ)、デヴォン・ウッド(ブレンダ・アーロンズ)、エマ・フェントン(エリー・アーロンズ)、グレイス・ブラニガン(ジョイス・アーロンズ)、レイサム・ゲインズ(ビル・バーク)、ジュディ・マッキントッシュ(ジュディ・バーク)


小生意気な転校生といじめられっこの友情の物語。子供の空想って際限がないのね。なんか自分の子供時代を思い出した。この映画のイメージみたいな事もあったし、でも映画だからビジュアル的に見せてくれて、そうそう、そういうのよねって完全同意だったり。でも都会に住んでた私としては、この映画のような「森」も「隠れ家」も持っていなかったから、ベランダから眺める狭い空の彼方に「別世界」を夢想してたわ。レスリーが死んで、その責任を感じる主人公の心が「児童映画」としていいお話に仕上がってる。ちょっと泣いた。

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スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師

Sweeneytodd2007原題:SWEENEYTODD:THEDEMONBARBEROFFLEETSTREET
邦題:スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師
時間:117分
公開:2008-01-19
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:パトリック・マコーミック
製作:リチャード・D・ザナック、ウォルター・パークス、ローリー・マクドナルド、ジョン・ローガン
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・ローガン
原作:スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィーラー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:スティーヴン・ソンドハイム
出演:ジョニー・デップ(スウィーニー・トッド)、ヘレナ・ボナム=カーター(ミセス・ラベット)、アラン・リックマン(ターピン判事)、ティモシー・スポール(バムフォード)、サシャ・バロン・コーエン(ピレリ)、エドワード・サンダース(トビー)


あああ、ドロドロ・ザクザク。新しいお札も指をきりそうで怖い、先端恐怖症な私にはムリだった。多分肝心なザックリシーンはけっこう目を伏せてた。くらいにスタイリッシュなスプラッタ。ジョニー・デップが歌いまくるミュージカルっていうのも驚きだけど、ティム・バートン監督の「興味の対象の幅広さ」と「屈託」にゃ素直に頭が下がるわ。ヘレナ・ボナム=カーターが存在感あった。なんかすごく楽しんでる感じ。デップより。

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ウォーター・ホース

Waterhourse 原題:THEWATERHORSE
邦題:ウォーター・ホース
時間:112分
公開:2008-02-01
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:チャールズ・ニューワース
製作:ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ、バリー・M・オズボーン、チャーリー・ライオンズ
監督:ジェイ・ラッセル
脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス
原作:ディック・キング=スミス
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:アレックス・エテル(アンガス・マクマロウ)、エミリー・ワトソン(アン・マクマロウ)、ベン・チャップリン(ルイス・モーブリー)、デヴィッド・モリッシー(ハミルトン大尉)

ネス湖の怪獣なわけで、ただ成長して湖に帰っていく物語。同じように少年に拾われても、ガメラのように地球を救ったりしない。そういう意味では地味な児童映画なんだけど、「製作された意味」がぜんぜん解らない。怪獣にまたがって湖の中を疾走するんだけど、よく息が続くなぁなんて、どーでもいいことが気になるレベルにゆるい内容。語り部の老人も「らしさがない」ので興ざめね。

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アース

Eaarth原題:EARTH
邦題:アース
時間:96分
公開:2007-01-12
製作年度:2007
製作国:ドイツ/イギリス
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:アリックス・ティドマーシュ、ソフォクレス・タシオリス
監督:アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
脚本:デヴィッド・アッテンボロー、アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
撮影:
音楽:ジョージ・フェントン
出演:渡辺謙


私はネイチャードキュメンタリーではいつも「WATARIDORI」と比較しながら観てしまう。で、この作品は負け。かろうじて引き分けが「皇帝ペンギン」かな。それはともかく、「ディープブルー」のスタッフが、っていう謳い文句でBBCの作ったドキュメンタリーよね。だからテクニックとかは凄いんだけど、ちょっと対象が大きすぎたみたい。北極から南極まで地球全体の自然をまとめるんだもの。それじゃ、それぞれのパートが全部食い足りなくなってしまうわよね。視点がひとつにならないから散漫なんだもの。で、この作品の唯一の成功はタイトルってことになるかな。タイトルだけで観にいく動機になりそうだもの。

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ラフマニノフ -ある愛の調べー

Rafumani 原題:LILACS
邦題:ラフマニノフ -ある愛の調べー
時間:98分
公開:2007-
製作年度:2007
製作国:ロシア
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:ミハイル・ドゥナエフ、ジミード・ブラバン、ミハエル・シュリフト、セルゲイ・シュマコフ、イラン・ジラール
監督:パーヴェル・ルンギン
脚本:ミハエル・ドゥナエフ、ルシンダ・コクソン、パーヴェル・フィン
原作:
撮影:アンドレイ・ジュガロフ
音楽:
出演:エフゲニー・ツィガノフ、ヴィクトリア・トルストガノヴァ、アレクセイ・コルトネフ、イゴール・テェネヴィチ、オレグ・アンドレーエフ、ミリアム・セホン、ヴィクトリア・イスコヴァ、エヴドキア・ゲルマノヴァ、アレクセイ・ペトレンコ


ラフマニノフがピアノ協奏曲二番を演奏するシーンから始まる。ロシアの天才ピアニスト&作曲家だった彼が、革命から逃れてアメリカへ亡命するの。そんな彼のロシア時代からアメリカで資本主義的に成功していく人生を描いていくロシア映画。それにしては単調だし、彼が作曲で悩んでいるときにロシアで愛していた花が届いて、その花を贈り続けた謎の人物は?という架空のエピソードで「恋愛もの」っぽいスパイスを加えているんだけどね。演出力の問題なのかしら。途中ふわあっと何度か睡魔が襲う。ピアノ協奏曲二番っていうネタだけで宣伝していってもつらいかもしれないわね。作品に観せきる力が無いもの。

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グラディエーター

Aherowillrise 原題:GLADIATOR
邦題:グラディエーター       
時間:155分
公開:2000-06
製作年度:2000
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ローリー・マクドナルド 、ウォルター・F・パークス
製作:デヴィッド・H・フランゾーニ、ブランコ・ラスティグ、ダグラス・ウィック
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・フランゾーニ 、ジョン・ローガン 、ウィリアム・ニコルソン
原作:デヴィッド・フランゾーニ
撮影:ジョン・マシソン
音楽:ハンス・ジマー
出演:ラッセル・クロウ(マキシマス)、ホアキン・フェニックス(コモデゥス)、コニー・ニールセン(ルッシラ)、オリヴァー・リード(プロキシモ)、リチャード・ハリス(マルクス・アウレリウス)、ジャイモン・フンスー(ジュバ)、


今日見た映画は極端ね。「奇跡」とは対極にあるアメリカメジャーの作品。しかもアカデミー賞。臥薪嘗胆、勧善懲悪、英雄の活躍と崇高な死。そんなわくわくするような冒険と活劇。エンタテイメントの極地にあるようなヒーロー映画なの。英雄が奴隷になって、でもさまざまな苦難の結果、復讐を果たすって「ベン・ハー」みたい。っていうか連綿と続く「英雄物語」。長尺な作品なんだけど、多分大スクリーンで観たら面白かっただろうなぁ。

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奇跡

Ordet 原題:ORDET
邦題:奇跡       
時間:126分
公開:1972-02
製作年度:1955
製作国:ベルギー/デンマーク
配給:フランス映画社
製作総指揮:
製作:
監督:カール・テオドール・ドライエル
脚本:カール・テオドール・ドライエル
原作:カイ・ムンク
撮影:ヘニング・ベンツェン
音楽:ポウル・シーアベック
出演:ヘンリク・マルベルイ、エミル・ハス・クリステンセン、プレーベン・レーアドルフ・リュ、ビアギッテ・フェダースピール


ベルイマンといいドライヤーといい、ここまで「宗教」について禁欲的・原理主義的に追求する作品をつくるのかしら。北欧の「地の果て」のような風景の中に生きていくと「神の存在」が人間の生きていく全てになってしまうのかしら。ちょっと理解不能な感覚よね。日本人にとっては、多分。で、この作品は「神の信じ方」の対立。そしてその一方の家族の中でも「神の信じ方」についての見失った真実を描いている。クライマックスは「神の信じ方」ではなくて有無を言わせない「神の存在」を悲劇と再生で証明するの。シンプルなストーリーの中に、描きたかった全てのための要素しか存在しない映画。余裕がなくて堅苦しい。無駄がないっていえばそうだけど、映画というものからエンタテイメントをを排除すると、ここまで静謐になるっていう見本みたいね。

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アメリカン・スウィートハート

Americansweetheart原題:AMERICA'S SWEETHEARTS
邦題:アメリカン・スウィートハート
時間:103分
公開:2002-03-02
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:チャールズ・ニューワース、ピーター・トラン
製作:スーザン・アーノルド、ビリー・クリスタル、ドナ・ロス
監督:ジョー・ロス
脚本:ビリー・クリスタル、ピーター・トラン
原作:
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジュリア・ロバーツ(キキ・ハリソン)、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(グウェン・ハリソン)、ジョン・キューザック(エディ・トーマス)、ビリー・クリスタル(リー・フィリップス)、ハンク・アザリア(ヘクター)、スタンリー・トゥッチ(デイヴ・キングマン)、クリストファー・ウォーケン(ハル・ワイドマン)、セス・グリーン(ダニー・ワックス)、アラン・アーキン(伝道師)、ラリー・キング(本人)


映画界を舞台にしたラブコメ。ジュリア・ロバーツが姉妹の映画スター、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの付き人っていう小癪な配役で、映画製作時の格から言ってジュリアのハッピーエンドが100%確実な「お約束の大団円」。それにしても映画関係者ってエキセントリックな人しかいないのね!って描かれ方。カリカチュアなんだろうけど、けっこう本当なのかもね。変人ばっかりって。

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その名にちなんで 2008-12-16

Namesake 原題:THE NAMESAKE
邦題:その名にちなんで
時間:122分
公開:2007-12-22
製作年度:2006
製作国:アメリカ/インド
配給:FOX
製作総指揮:小谷靖、孫泰蔵、ロニー・スクリューワーラー
製作:リディア・ディーン・ピルチャー、ミーラー・ナーイル
監督:ミーラー・ナーイル
脚本:スーニー・ターラープルワーラー   
原作:ジュンパ・ラヒリ
撮影:フレデリック・エルムズ
音楽:ニティン・ソーニー
出演:カル・ペン(ゴーゴリ)、タブー(アシマ)、イルファン・カーン(アショケ)、ジャシンダ・バレット(マクシーン)、ズレイカ・ロビンソン(モウシュミ)、ライナス・ローチ、ブルック・スミス、ジュンパ・ラヒリ


ジュンパ・ラヒリの、インド人であることのルーツや母国に住んでいない葛藤や文化的違和感、疎外感、喪失感などが丁寧な精密な表現で描かれる「停電の夜に」がとっても感動した本だったので、その作家が原作の映画っていうことで期待。で、この映画も、そんなインド人でありながら厳寒のアメリカ北部へ住む「異邦人」となってしまった家族の物語。しかしアメリカ生まれの子供たちは、インドという母国への違和感を逆に持ち続けて、アメリカ人になりきれない葛藤に悩んでいるの。多分それほど海外に住まざる(永住っていう意味で)を得ない日本人って少ないだろうからピンとこないのかもしれない。でもいつの日か日本人が放浪の民族になってしまったら、この映画のインド人家族のようなことになるんだろうなぁ。日本人がそんなことにはならない!って信じ切ってるところが、わたしは怖いって思う。そんな自信はどこからくるのかしら。

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しゃべれどもしゃべれども 2008-01-14

Shaberedomo邦題:しゃべれどもしゃべれども
時間:109分
公開:2007-05-26
製作年度:2007
製作国:日本
配給:アスミックエース
製作総指揮:
製作:渡辺敦 、小川真司
監督:平山秀幸
脚本:奥寺佐渡子
原作:佐藤多佳子
撮影:藤澤順一
音楽:安川午朗
出演:国分太一(今昔亭三つ葉)、香里奈(十河五月)、森永悠希(村林優)、松重豊(湯河原太一)、八千草薫(外山春子)、伊東四朗(今昔亭小三文)


落語がブームって言われてる。そういえば銀座落語会ってチケットなかなかとれないし。おととしはなんとかゲットできて三枝の名作「ゴルフ夜明け前」を生で聴けたし、正蔵の「子別れ」が聴くに堪えない出来だったことを思い出すわ。で、この作品。二つ目の落語家がひょんなことから「話し方教室」を開くはめになって、そこへ通う3人の生徒とのストーリーの中で、自らの落語も成長をしていくっていう「職人系成長ドラマ」。個性的な登場人物像は原作の良さなのかしら。キャスティングも良かったみたい。特に香里奈がすごくいい役柄と演技。

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アイ・アム・レジェンド 2008-01-10

Iamlegend 原題:I AM LEGEND
邦題:アイ・アム・レジェンド
時間:100分
公開:2007-12-24
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:マイケル・タドロス、アーウィン・ストフ、デイナ・ゴールドバーグ、ブルース・バーマン
製作:アキヴァ・ゴールズマン、ジェームズ・ラシター、デヴィッド・ハイマン、ニール・モリッツ
監督:フランシス・ローレンス
脚本:マーク・プロトセヴィッチ、アキヴァ・ゴールズマン
原作:リチャード・マシスン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ウィル・スミス(ロバート・ネビル)、アリシー・ブラガ(アナ)、ダッシュ・ミホク(アルファ・メイル)、チャーリー・ターハン(イーサン)、サリー・リチャードソン(ゾーイ・ネビル)


古典的なゾンビ映画。まあ数あるゾンビ映画はそれぞれゾンビの存在理由をもってるけど、この作品は「バイオハザード」系。そんな理由はどうでもよくて、結局はまっとうな人間と無数の襲ってくるゾンビとの生き残りストーリー。原作の理由もクライマックスで説明されるけどね。ブロックバスター狙いの作品としては丁度いいのかもしれない。週末のシネコンでアメリカの労働者が100分のお楽しみってことでね。なんかラストもアメリカ人が好きそうなネオフロンティア=アメリカを中心とした世界の再生、な雰囲気だし。ああ、メジャーのビジネスよね。こういうのって。

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中国の植物学者の娘たち 2008-01-09

Chugokumusume 原題:LESFILLESDUBOTANISTE
邦題:中国の植物学者の娘たち
時間:98分
公開:2007-12-25
製作年度:2005
製作国:カナダ/フランス
配給:アステア
製作総指揮:
製作:リズ・ファヨール
監督:ダイ・シージエ
脚本:ダイ・シージエ、ナディーヌ・ペロン
原作:
撮影:ギイ・デュフォー
音楽:エリック・レヴィ
出演:ミレーヌ・ジャンパノワ(リー・ミン)、リー・シャオラン(チェン・アン)、リン・トンフー(チェン教授)、グエン・ニュー・クイン(孤児院の院長)、ワン・ウェイドン(タン)グエン・ヴァン・クァン


レズ映画。アメリカのドラマでも「L」なんてのが評判らしいから、こういうのもあっていいのかもしれないけど、中国映画のフリをしたカナダ映画ってところがミソかしら。だって最初に予告見たときは中国映画でこういうテーマあるんだぁって驚いたもの。でもベトナムで撮影したカナダ映画って聞いて納得ね。それにしても、二人の女性の行動が後半めちゃくちゃ。二人でいるための偽装結婚から「もうちょっと上手に嘘つけばいいのに」ってことばかり。結局悲劇的な結末に至るためには、救われるためのさまざまな道を見えなかったことにしてかなきゃいけないっていう、映画的なご都合主義が連発していくわけよね。でも明らかに見えるのに見えない事にするって、やっぱりムリありすぎ。

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NEXT-ネクスト- 2008-01-08

Next2008原題:NEXT
邦題:NEXT-ネクスト-
時間:分
公開:2008-04
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ゲイリー・ゴールドマン、ベン・ウェイスブレン、ジェイソン・クーアニック
製作:ニコラス・ケイジ、トッド・ガーナー、ノーム・ゴライトリー、アーン・L・シュミット、グレアム・キング
監督:リー・タマホリ
脚本:ゲイリー・ゴールドマン、ジョナサン・ヘンズリー、ポール・バーンバウム
原作:フィリップ・K・ディック
撮影:デヴィッド・タッターサル
音楽:マーク・アイシャム
出演:ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール、トーマス・クレッチマン、トリー・キトルズ、ホセ・ズニーガ、ジム・ビーヴァー


キャッチフレーズだけ見ると、新発想のSFアクションドラマって思ったけど、やっぱりGAGA配給だけあって、大作のフリをした超C級作品。日本じゃニコラス・ケイジって動員ネームとしてはイマイチだしね。ちょっと興行は不安かもしれないわね。しかも映画中盤からのさまざまが「案の定」な夢落ちじゃスクリーンに石を投げたくなっちゃう。それにしてもジュリアン・ムーアがジェシカ・ビールって、それなりのキャスティングがされてるのに、みんなこれまでのキャラっぽくない「隠し芸」みたいな役柄。いったいなんなのかしら。これだけの役者がたまたまスケジュール空いてるから、なんか一本でっちあげようか?って思いつきの結果の作品なの?

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眉山 2008-01-06

Bizan邦題:眉山
時間:120分
公開:2007-05-12
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:
監督:犬童一心
脚本:山室有紀子
原作:さだまさし
撮影:蔦井孝洋
音楽:大島ミチル
出演:松嶋菜々子(河野咲子)、大沢たかお(寺澤大介)、宮本信子(河野龍子)、円城寺あや(大谷啓子)、山田辰夫(松山賢一)、黒瀬真奈美(河野咲子(14歳))、永島敏行(島田修平)、中原丈雄(小畠剛)、金子賢(吉野三郎)、本田博太郎(綿貫秀雄)、夏八木勲(篠崎孝次郎)


映画ドラマらしいドラマ。母娘の心に住み続けた「秘密」の哀しい物語。犬童監督のきめ細かい演出で、それぞれの登場人物が無駄なくしっかり映画を構成するパーツとしての働きをしているの。宮本信子の母(名演)を軸に、クライマックスの阿波踊りの波をはさんでの父母の再会の感動まで描き切っていく。なんとなく四国のご当地映画、ローカル映画ってイメージだったんで公開時は観なかったのが残念。今回観たDVDよりスクリーンのほうがラストシーンは感動できたかもしれないわ。

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神童 2008-01-05

Shindou 邦題:神童
時間:120分
公開:2007-04-21
製作年度:2007
製作国:日本
配給:ビターズ・エンド
製作総指揮:
製作:根岸洋之、定井勇二
監督:萩生田宏治
脚本:向井康介
原作:さそうあきら
撮影:池内義浩
音楽:ハトリ・ミホ
出演:成海璃子(成瀬うた)、松山ケンイチ(菊名和音)、手塚理美(成瀬美香)、甲本雅裕(長崎和夫)、西島秀俊(成瀬光一郎)、貫地谷しほり(加茂川香音)、串田和美(御子柴教授)、浅野和之(小宮山教授)


致命的?なのは主人公の成瀬うたが、中学生に見えないこと。もっと見た目が繊細で幼く、強靭な精神力とうらはらのガラス細工のような身体を持つ美少女であればよかったのにね。映画ってビジュアルも大事だと思うから。クライマックスのピアノ協奏曲のシーンまでストーリーは素敵に紡がれていくんだけど、そこへ向かうエピソードのめりはりがちょっと弱いのと、やっぱり鳴海瑠子が「この主人公役には健康的すぎる」っていう違和感がつきまとって映画世界に没入しきれないのが残念ね。

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魍魎の匣 2008-01-04

Moryohako 邦題:魍魎の匣
時間:133分
公開:2007-12-22
製作年度:2007
製作国:日本
配給:ショウゲート
製作総指揮:
製作:
監督:原田眞人
脚本:原田眞人
原作:京極夏彦
撮影:柳島克己
音楽:村松崇継
出演:堤真一(中禅寺秋彦(京極堂))、阿部寛(榎木津礼二郎)、椎名桔平(関口巽)、宮迫博之(木場修太郎)、田中麗奈(中禅寺敦子)、黒木瞳(柚木陽子)、マギー(鳥口守彦)、堀部圭亮(青木文蔵)、荒川良々(安和寅吉)、笹野高史(今出川欣一)、大森博史(寺田兵衛)、大沢樹生(増岡則之)、右近健一(雨宮典匡)、寺島咲(柚木加菜子)、谷村美月(楠本頼子)、清水美砂(中禅寺千鶴子)、篠原涼子(関口雪絵)、宮藤官九郎(久保竣公)、柄本明(美馬坂幸四郎)


京極夏彦って映画にならないことが前作で証明されたと思うんだけど、なんで再検証しなきゃいけないのかしら。監督としては前作の失敗をふまえて章だてにしてみたり、登場人物の「演技・キャラ付けのマイナーチェンジ」を試みてみたりしてるっぽいけど、そんな事よりも京極は映画にできない!っていう事実を認めたほうがいいかもしれない。それとも「判ってるけど」作らなければならない理由でもあるのかしら。それにしても、今回の原作はグロテスクすぎて嫌。

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監督・ばんざい! 2008-01-04

Kantokubanzai 邦題:監督・ばんざい!
時間:104分
公開:2007-06-01
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東京テアトル
製作総指揮:
製作:森昌行、吉田多喜男
監督:北野武
脚本:北野武
原作:
撮影:柳島克己
音楽:池辺晋一郎
出演:ビートたけし、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子、宝田明、藤田弓子、内田有紀、木村佳乃、松坂慶子、大杉漣、寺島進


わるふざけとしか思えない。フェリーニになりたかったのかしら。日本の風土でフェリーニは似合わないわよね。なんか「映画」を作り続けなければいけないっていうストレスしか感じられない、作品として観客へ提示するものが全然感じられないの。電車内にいる危ないおじさんの独り言みたいな映画。迷ってるのかな。それとも迷ってるのを演じてるのかな。ああ、めんどうくさい。

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アルゼンチンババア 2008-01-03

Argentinebaba邦題:アルゼンチンババア   
時間:112分
公開:2007-03-24
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹=キネティック
製作総指揮:平井文宏
製作:篠崎安雄、内山伸一、日下孝明、喜多埜裕明、古賀督徳、柳田和久、武内英人 
プロデューサー:岡本東郎、滝田和人、和田倉和利
監督:長尾直樹
脚本:長尾直樹
原作:よしもとばなな
撮影:松島孝助
音楽:周防義和
出演:役所広司、堀北真希、鈴木京香、森下愛子、手塚理美、岸部一徳、きたろう、田中直樹小林裕吉


「再会の街で」で主人公はあまりに深い悲しみによって精神のバランスが崩壊してしまっていた。この作品の主人公も妻の死を受け入れられずに鈴木京香扮する「あるぜんちんばばあ」と呼ばれる老女?の家へ逃避してしまうの。彼の一人娘や友人たちが右往左往しながら「心の再生」を模索するドラマになってる・・・らしい。そこにあるリアリティは圧倒的にアメリカの勝ち!よね。主人公を通して周りの人々の「生きて」いることによって堆積した心の澱も癒されていくという二重のテーマがあるけど、「あるぜんちん」は、結局は独善的なファンタジーにすぎないと思うの。原作小説を読むだけなら、もっと読者のイマジネーションの介在で心地良い再生の物語になってると思うけど、映画のリアルを見せられちゃうと、そのあたりの受け手の感動って、やっぱり減衰しちゃうよね。

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