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アルゼンチンババア 2008-01-03

Argentinebaba邦題:アルゼンチンババア   
時間:112分
公開:2007-03-24
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹=キネティック
製作総指揮:平井文宏
製作:篠崎安雄、内山伸一、日下孝明、喜多埜裕明、古賀督徳、柳田和久、武内英人 
プロデューサー:岡本東郎、滝田和人、和田倉和利
監督:長尾直樹
脚本:長尾直樹
原作:よしもとばなな
撮影:松島孝助
音楽:周防義和
出演:役所広司、堀北真希、鈴木京香、森下愛子、手塚理美、岸部一徳、きたろう、田中直樹小林裕吉


「再会の街で」で主人公はあまりに深い悲しみによって精神のバランスが崩壊してしまっていた。この作品の主人公も妻の死を受け入れられずに鈴木京香扮する「あるぜんちんばばあ」と呼ばれる老女?の家へ逃避してしまうの。彼の一人娘や友人たちが右往左往しながら「心の再生」を模索するドラマになってる・・・らしい。そこにあるリアリティは圧倒的にアメリカの勝ち!よね。主人公を通して周りの人々の「生きて」いることによって堆積した心の澱も癒されていくという二重のテーマがあるけど、「あるぜんちん」は、結局は独善的なファンタジーにすぎないと思うの。原作小説を読むだけなら、もっと読者のイマジネーションの介在で心地良い再生の物語になってると思うけど、映画のリアルを見せられちゃうと、そのあたりの受け手の感動って、やっぱり減衰しちゃうよね。

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