« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

光の六つのしるし 2007-12-26

Darkisrising 原題:THE DARK IS RISING
邦題:光の六つのしるし
時間:99分
公開:2007-12-22
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ロン・シュミット
製作:マーク・E・プラット
監督:デヴィッド・L・カニンガム
脚本:ジョン・ホッジ
原作:スーザン・クーパー
撮影:ジョエル・ランサム
音楽:クリストフ・ベック
出演:アレクサンダー・ルドウィグ、クリストファー・エクルストン、イアン・マクシェーン、フランセス・コンロイ、アメリア・ワーナー、グレゴリー・スミス


ファンタジー映画ブームの搾りかすみたいな作品。設定や舞台はファンタジーアドベンチャーなものにしてるけど、キャスティングが完全にノーネーム。きっとブームのどさくさに商売しようっていう魂胆がみえみえ。リングからブレイクしたファンタジーものも、まだ「ライラ」や「ナルニア2」って大作も泥鰌を狙ってるなか、このレベルの作品でビジネスをしようっていうのが観客を舐めてるとしか思えない。そういう意味でも東宝系で日劇じゃなくてスバルってあたりが日本の興行界の良心なのかな。まあ、良心が無くてもこれじゃスバルでももったいないかもって思うけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 2007-12-26

Nationaltre2_2 原題:NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS
邦題:ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
時間:124分
公開:2007-12-21
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
製作総指揮:マイク・ステンソン 、チャド・オマン 、バリー・ウォルドマン 、オーレン・アヴィヴ 、チャールズ・シーガース
製作:ジェリー・ブラッカイマー 、ジョン・タートルトーブ
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:コーマック・ウィバーリー 、マリアンヌ・ウィバーリー
原作:
撮影:ジョン・シュワルツマン 、アミール・モクリ
音楽:トレヴァー・ラビン
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ブルース・グリーンウッド、ヘレン・ミレン


ああ、ハリウッド映画。進んでも進んでも解明した謎が次ぎの謎を生んで、ってRPGみたい。おっかけっこの妙でいえば「隠し砦の三悪人」ってとこかしら。アメリカ先住民族の黄金伝説を追って大統領執務室からバチカン、バッキンガム宮殿と縦横無尽に潜入しまくる荒唐無稽なおとぎ話。前作も勢いが凄かったけど、コツをつかんだこの作品はもっと楽しませてくれた。これこそハリウッド映画ってわけよね。なんにも残らないけど、観ている過程がとっても楽しいんだもの。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

やわらかい手 2007-12-24

Irinapalm原題:IRINA PALM
邦題:やわらかい手
時間:103分
公開:2007-12-08
製作年度:2007
製作国:ベルギー/ルクセンブルグ/イギリス/ドイツ/フランス
配給:クレストインターナショナル
製作総指揮:
製作:セバスティアン・ドゥロワ、ディアナ・エルボーム
監督:サム・ガルバルスキ
脚本:フィリップ・ブラスバン 、マーティン・ヘロン
原作:フィリップ・ブラスバン
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
音楽:ギンズ
出演:マリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ、ケヴィン・ビショップ、シヴォーン・ヒューレット、ドルカ・グリルシュ、ジェニー・アガター、コーリー・バーク


マリアンヌ・フェイスフルって凄い人生を歩んでるらしい。スレンダーな身体を革ジャンにつつんでオートバイを駆ってカレシのところへ疾走する映画に出ていたなんて信じられないくらいにオバサン。そんなオバサンが難病の孫の治療費を稼ぐために風俗に身を投じる。そんな穏やかだけど異常なドラマ。女性の切羽詰ったときの底力に拍手。でもクライマックスのキスシーンは不要よね。あらよって感じでボックスへ飄々と向かって欲しかったわ。安っぽい恋愛描写は興ざめよ。監督が男性だからかしら。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

処女の泉 2007-12-22

Jungfrukallan 原題:JUNGFRUKALLAN
邦題:処女の泉
時間:89分
公開:1961-03
製作年度:1960
製作国:スウェーデン
配給:昭映
製作総指揮:
製作:
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:ウルラ・イザクソン
原作:ウルラ・イザクソン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:エリック・ノードグレーン
出演:マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ペテルスン、グンネル・リンドブロム、ビルギッタ・ヴァルベルイ、アラン・エドワール


ベルイマン監督作品で観ていなかったもの。宗教の存在が全ての出来事を昇華していってしまう寓話として高い評価を得ているみたい。ただこういう「お勉強」な「啓蒙」をされてしまうことを映画に望んでいない私としては退屈きわまりない作品だったわ。映画としてのあり方を理解してあげればテーマ性や芸術性でアリなんだろうけど。別にわたしは評論家じゃないもの。楽しくなくて痛いだけの作品にしか思えない。クライマックスに少女の遺体の下から泉が湧き出すのを「象徴」として論評されてるみたいだけど、だから何?って感じだわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エンジェル 2007-12-20

Angelozon原題:ANGEL
邦題:エンジェル
時間:119分
公開:2007-12-08
製作年度:2007
製作国:イギリス/ベルギー/フランス
配給:ショウゲート
製作総指揮:ターニャ・セガッチアン
製作:オリヴィエ・デルボス、マルク・ミソニエ
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン
原作:エリザベス・テイラー
撮影:ドニ・ルノワール
音楽:フィリップ・ロンビ
出演:ロモーラ・ガライ、シャーロット・ランプリング、サム・ニール、ルーシー・ラッセル、マイケル・ファスベンダー


生意気な夢見る貧乏少女が妄想の限りを尽くした「ライトノベル?」をヒットさせて大富豪に。人生を舐めながらセレブな生活をしていくけど、周りの人たちの心までは買えなかったっていう因果応報な物語。オゾン監督がゲイであるからかどうか判らないけど、女性の(風貌じゃなくて)心の醜さ、汚さ、我侭さ、が一人の少女の成功譚を語りつつ底流に吐き捨てられているの。甘いチョコレートの表面でごまかして、中味はハバネロが牙を剥いているっていう感じかな。で、タイトルが「エンジェル」なんだもの。ほんとう、意地悪。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

再会の街で 2007-12-14

Saikainomachi原題:REIGN OVER ME
邦題:再会の街で
時間:124分
公開:2007-12-22
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:
製作:ジャック・バインダー 、マイケル・ロテンバーグ
監督:マイク・バインダー
脚本:マイク・バインダー
原作:
撮影:ラス・オルソーブルック
音楽:ロルフ・ケント
出演:アダム・サンドラー、ドン・チードル、ジェイダ・ピンケット=スミス、リヴ・タイラー、サフロン・バロウズ、ドナルド・サザーランド


911テーマがこういう展開のドラマになるなんて。太平洋戦争やベトナム戦争や湾岸戦争といった「サドンデス」な悲劇の後遺症って、残された人々のドラマになりやすいので映画ビジネスとしては格好のネタなんだろうけど。で、この作品は911で家族を全員失ったアダム・サンドラーの心の旅路。再生の物語。深い悲しみが現実逃避へ向かうっていうのは公式的にありなんだし、そういうテーマを前提にした(原因はどうであれ)物語は多い。よしもとばななの「アルゼンチン・ババア」のような作品もあるしね。って書いていて映画化したの観てないのを思い出した。お正月に見よう。ところで、アダム・サンドラーとドン・チードルの友情を縦糸にしながら、ドン・チードルの「生き続けている澱」のような葛藤も癒されていくっていうあたりは楽観的なハリウッド映画の典型的なハッピーエンドなのね。そんなに単純な話じゃないと思うけど

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マリア 2007-12-13

Maria 原題:THE NATIVITY STORY
邦題:マリア
時間:100分
公開:2007-12-01
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:エイベックス
製作総指揮:キャサリン・ハードウィック 、マイク・リッチ 、ティム・ヴァン・レリム
製作:ウィック・ゴッドフレイ、マーティ・ボーウェン
監督:キャサリン・ハードウィック
脚本:マイク・リッチ
原作:
撮影:エリオット・デイヴィス
音楽:マイケル・ダナ
出演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、オスカー・アイザック、ヒアム・アッバス(アンナ、ショーン・トーブ、キアラン・ハインズ、ショーレ・アグダシュルー、スタンリー・タウンゼント、アレクサンダー・シディグ、ナディム・サワラ、エリック・エブアニー、ステファン・カリファ

「クジラの島の少女」のケイシャがキリストのお母さんマリアを演じる。「クジラ~」で評判になって、調子のって赤ちゃん産んだりしてるケイシャ。なんか「クジラ~」で可愛いなって思ってたのにがっかりしてるの。それはさておき、マリア様。ミッション系幼稚園出身のわたしもクリスマス礼拝じゃ聖劇を必ずしたし、年少のときは「羊A」だし年中で「宿の人A]だし。で気合を入れた年長さんたちのマリア争奪戦にまんまと負けて「東方の博士B」とかにされて。なんて恨み骨髄のマリア役。というわけで中東が舞台なんでケイシャの風貌はアリなのかもしれないけど、園庭に立っていたマリア様像の美しい貌のイメージで観ると「違うわよ」って思ってしまうのは、信心が足りないせい?なんて事を考えながら映画版「聖劇」を堪能しちゃった。映画の演出がどうとか脚本がどうとか関係ないもの。「聖劇」なんだもの。単なる。でもそれをビジネスにしちゃうっていうあたりが罰当たりかもしれないわね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ミッドナイト イーグル 2007-12-12

Midnighteagle 邦題:ミッドナイト イーグル
時間:131分
公開:2007-11-23
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:依田正和、野口照夫、杉山豊、伊藤仁吾、藤木啓
監督:成島出
脚本:長谷川康夫 、飯田健三郎
原作:高嶋哲夫
撮影:山本英夫
音楽:小林武史
出演:大沢たかお、竹内結子、玉木宏、吉田栄作、袴田吉彦、大森南朋、石黒賢、坂本爽、金子さやか、波岡一喜、佐原弘起、藤竜也


国際陰謀。山岳映画。アジアの命運を一人の戦争写真家が救う。そして家族の再生と殉じる自己犠牲。圧倒するクライマックス。なんてキャッチーな言葉が踊る超大作なんだろうけど日本映画の限界?それとも監督の能力の限界?あ、予算の限界かも。ひたすら雪山を彷徨して北方アジアからの工作員と銃撃戦。墜落したステルス戦闘機と搭載された核爆弾の争奪戦。テレビドラマじゃここまで出来ないから、映画的な題材なんだろうけど、冬には観たくないわ。藤竜也の総理大臣が粘っこすぎる。主人公の大沢たかおが「戦争写真家を辞めた」理由がよくわからない。というか説明されてるらしいシーンで辞めるって根性入って無いから感情移入できない。クライマックスの「時間との追っかけ」がもたもたしていて演出力か脚本力に問題があるのかしら。なんでだらだらと竹内結子と会話しちゃったりするんだろう。緊迫感ゼロ。このあたりハリウッド映画ならグイグイとアクションを見せながら表現するんだろうなぁ。ウェットに持ち込む日本映画の遺伝子の限界。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ディセンバー・ボーイズ 2007-12-12

Decemberboys 原題:DECEMBER BOYS
邦題:ディセンバー・ボーイズ
時間:105分
公開:2007-12-01
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ハル・ギャバ 、ジョナサン・シュタインマン
製作:リチャード・ベッカー
監督:ロッド・ハーディ
脚本:マーク・ローゼンバーグ
原作:マイケル・ヌーナン
撮影:デヴィッド・コンネル
音楽:カルロ・ジアッコ
出演:ダニエル・ラドクリフ、クリスチャン・バイヤーズ、リー・コーミー、ジェームズ・フレイザー、テリーサ・パーマー、ジャック・トンプソン、ヴィクトリア・ヒル、サリヴァン・ステイプルトン、ラルフ・コッテリル


ハリー・ポッター。どうしてもハリー・ポッター。きっとしっかりした青春小説が原作なんだろうけど、ダニエル君はハリーにしか見えない。いつ魔法の杖を振るうんだろうって緊張しちゃうんだもの。孤児院の少年たちが夏休みのバカンスに連れられて初めて海を見るの。そこで寄宿する老夫婦と近所の人々とのふれあい、なんて「田舎へ泊まろう」な感傷と成長の物語。おもむきは「サイダー・ハウス・ルール」みたいな淡々さ。でもワーナーも良心的?なドラマを作ってるのねって感心したけど、ジャパン・ブランチは困ったろうなぁ。絶対興行ムリだもの。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

椿三十郎 2007-12-10

Tubaki30 邦題:椿三十郎
時間:119分
公開:2007-12-01
製作年度:2007
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:角川春樹
プロデューサー:三沢和子、徳留義明、市川南、田中迪、梅澤道彦   
監督:森田芳光
脚本:菊島隆三 、小国英雄 、黒澤明
原作:山本周五郎
撮影:
音楽:大島ミチル
出演:織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、村川絵梨、佐々木蔵之介、林剛史、一太郎、粕谷吉洋、富川一人、戸谷公人、鈴木亮平、小林裕吉、中山卓也、風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、中村玉緒、藤田まこと


テレビ朝日あたりでお正月の「スペシャルドラマ」って立ち位置にしておけばよかったのにね。角川春樹さんも映画だけじゃなくてテレビドラマっていう選択肢を持ったほうがいいって思うわ。衛星放送でオリジナルを見たことあるけど、それと比較するとバラエティ番組のパロディコントみたいな軽さ。なんか黒澤明巨匠の作品って、黒澤明だから監督できたっていうことなのね。娯楽作品なのに、ものすごく作家性が高いっていう貴重な作品群なのかもしれない。黒澤フィルモグラフィって。だから「ジャンゴ」みたいに思いっきり黒澤作品の「用心棒」をマカロニウエスタンにした「用心棒」があって、そのマカロニウエスタンをパロディにして、っていう二重三重の屈折した化学変化を加えないと黒澤明の呪縛からは逃走できないのね。オリジナル脚本どおりに再映画化した、っていうところで、もう負けなのかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シャイン 2007-12-09

Shine 原題:SHINE
邦題:シャイン       
時間:105分
公開:1997-03
製作年度:1995
製作国:オーストラリア
配給:KUZUIエンタープライズ
製作総指揮:
製作:ジェーン・スコット
監督:スコット・ヒックス
脚本:ジャン・サーディ
原作:
撮影:ジェフリー・シンプソン
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演:ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アレックス・ラファロウィッツ、アーミン・ミューラー=スタール、リン・レッドグレーヴ、ジョン・ギールグッド、グーギー・ウィザース


精神や肉体に問題のある登場人物にチャレンジする俳優冥利に尽きる仕事。もちろん、その「入り方」次第じゃアカデミー賞とかの候補には高確率で選出される。そんな、のしあがりたい「演技派」にとって、この主人公役は美味しい仕事だったかもしれないわね。まんまとアカデミー賞だし。デカちゃんだって「ギルバート・グレイブ」で、ラッセル・クロウも「ビューティフル・マインド」で。でも候補どまりよね。やっぱり普通は。だって狙いすぎなんだもの。でも、この作品のジェフリー・ラッシュは受賞しちゃうんだもの。まあ、時々はこういう変化球にもストライクコールしなきゃっていうバランス感覚かしら。実話だし、いまいちモデルになるピアニストの真実を美化しすぎな感じがするし、ちょっとわたし的には鼻持ちならない映画なんだけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カストラート 2007-12-08

Fasinelli 原題:FARINELLI-IL CASTRATO
邦題:カストラート
時間:106分
公開:1995-06
製作年度:1994
製作国:イタリア/フランス/ベルギー
配給:ユーロスペース
製作総指揮:
製作:ヴェラ・ベルモン
監督:ジェラール・コルビオ
脚本:アンドレ・コルビオ、ジェラール・コルビオ
原作:
撮影:ウォルター・ヴァン・デン・エンデ   
音楽:クリストファー・ルーセット   
出演:ステファノ・ディオニジ、エンリコ・ロー・ヴェルソ、エルザ・ジルベルスタイン、カロリーヌ・セリエ、ジェローン・クラッベ、マリアンヌ・ベイスラー、オメロ・アントヌッティ


高野史緒の「ムジカ・マキーナ」というカストラートが大活躍?するゴシックSFが大のお気に入りなんだけど、この作品は実在の世紀の人気カストラート、ファリネッリの伝記映画。エレガントで耽美で野ばらワールドなアート映画を期待してみたけど、地味すぎたかも。題材を真正面から攻撃しすぎてるから、一代記になってしまう。そういう意味で悲劇性や重層的なテーマ性が、もしあるならば、描き切れなかったみたいね。女性を兄弟で満足させるっていうあたりが強調されているんだけど、これ実話なのかしら。ちょっとイヤ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エンドゲーム 大統領最期の日 2007-12-07

Endgame 原題:END GAME
邦題:エンドゲーム 大統領最期の日
時間:96分
公開:2007-12-22
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:日活
製作総指揮:
製作:
監督:アンディ・チェン
脚本:アンディ・チェン 、J・C・ポロック
原作:
撮影:チャック・コーエン
音楽:ケネス・バーゴマスター
出演:キューバ・グッディング・Jr、ンジー・ハーモン、ジェームズ・ウッズ、パトリック・ファビアン、ピーター・グリーン、ジャック・スカリア、アン・アーチャー、デヴィッド・セルビー、バート・レイノルズ


アメリカ大統領はここんとこ暗殺対象にされる映画が多いみたいで、この作品はそんなブーム?に相乗りした一品。で、大統領が暗殺されてからジャーナリストと大統領を守り切れなかったSPが、国家的な陰謀が重層にからむ謎の真相に命を狙われながら挑んでいく、っていうポリティカル・クライム・サスペンス!ってしたかったみたい。だけど、夢オチおりクズな真相で映画の鑑賞後感が最悪。キャスティングがノーネームなのは、そういうリアルなサスペンス効果を狙ってる風に好意的に思っていてあげたのに、クライマックスで、「ああ、脚本を読んで、みんな出演拒否した結果なのね」っていうのがノーネームの真相。ってダブルで謎が解けちゃった。そういえば脚本なんかどうでもよくて、映画に出られればなんでもいい、っていうレベルの俳優しか出てないもの。バート・レイノルズも何の存在意味もない役柄で顔を出してるだけだし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

モーテル 2007-12-05

Motel 原題:VACANCY
邦題:モーテル
時間:85分
公開:2007-11-17
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:グレン・S・ゲイナー 、ステイシー・コルカー・クレイマー 、ブライアン・パスカル
製作:ハル・リーバーマン
監督:ニムロッド・アーントル
脚本:マーク・L・スミス
原作:
撮影:アンジェイ・セクラ
音楽:ポール・ハスリンジャー
出演:ケイト・ベッキンセイル、ルーク・ウィルソン、フランク・ホエーリー、イーサン・エンブリー


血がドクドク、ナイフでザクザクな超苦手なスプラッタ。でもこの作品はそういう演出が極小ってうたってあった。まあ、そのとおりね、ほぼ。でも所詮シチュエーション・ホラーなんで、追う者と追われる者の必死の攻防が主眼なんで、そこをきちんと伝わるようなディレクションをしてくれなければならないわけ。導入部に提示される「恐怖の種」はけっこう過去にありそうで、あまり見たことのないものだったので、ちと期待したんだけど、物語が回り始めると、なんかもたついて平凡に落ちていってしまう。電話ボックスで警察へ電話したら犯人が出た、ってあたりまでのワクワク感が萎んでいってしまう。クライマックスも普通。もうひとつドキンとさせて欲しかったけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ベオウルフ/呪われし勇者

Beowulf 原題:BEOWULF
邦題:ベオウルフ/呪われし勇者
時間:114分
公開:2007-12-01
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ニール・ゲイマン 、ロジャー・エイヴァリー 、マーティン・シェイファ
製作:ロバート・ゼメキス、スティーヴ・スターキー、ジャック・ラプケ
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ニール・ゲイマン 、ロジャー・エイヴァリー
原作:
撮影:ロバート・プレスリー
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、ロビン・ライト・ペン、ブレンダン・グリーソン、クリスピン・グローヴァー、アリソン・ローマン、アンジェリーナ・ジョリー


「300」とテクニック的に比較していた宣伝と全米ボックスオフィスの結果とかで誘発されて、普通ならパスするタイプの作品なんだけど、観てしまった。日本じゃなじみの無い伝説の勇者の物語。映画としては何本か作られてるみたいだけど、この作品はデジタル技術を駆使した極めつけ、なものらしい。でも技術だけが凄くても、シナリオや演出能力が伴わないと、クズになっちゃうという見本のような作品。諸刃の剣ね。デジタル技術って。補完する技術であるだけなら映画にスパイスや必要な表現を加えることができるけど、それが主役になって暴れられちゃうと、制御する能力のない演出家はすぐボロを出しちゃうってわけね。そういうことを改めて認識させてくれる教科書みたいな感じかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プリティ・プリンセス 2007-11-30

Pretyprincess 原題:THE PRINCESS DIARIES
邦題:プリティ・プリンセス
時間:115分
公開:2002-01-26
製作年度:200
製作国:アメリカ
配給:ブエナ
製作総指揮:
製作:デブラ・マーティン・チェイス、ホイットニー・ヒューストン、マリオ・イスコヴィッチ
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:ジーナ・ウェンドコス
原作:メグ・キャボット
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ   
音楽:ジョン・デブニー
出演:ジュリー・アンドリュース、アン・ハサウェイ、ヘクター・エリゾンド、ヘザー・マタラッツォ、マンディ・ムーア、キャロライン・グッドオール、ロバート・シュワルツマン、テリー・ウェイン


2年前に続編を先に見てしまったので、人間関係とか全然わかんなかったけど、やっと第一作を観られた。こういう映画ってやっぱり最初から観るべきなのね。「ブリジット・ジョーンズ」とか「キューティ・ブロンド」とかのシリーズ物。そういう意味ではこのプリンセス・シリーズはわたしにとって不幸な観かたをされちゃってる。とはいえ、さほどの作品でなかったのも確か。だから、この前作を先に観てたら「BP2]は観るのをやめたかもしれない。ああ、どっちが幸せなのかしらね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »