グッド・シェパード 2007-10-31
原題:THE GOOD SHEPHERD
邦題:グッド・シェパード
時間:167分
公開:2007-10-20
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 、デヴィッド・ロビンソン 、ガイ・マケルウェイン 、クリス・ブリガム 、ハワード・カプラン
製作:ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・G・ロビンソン、ジェーン・ローゼンタール
監督:ロバート・デ・ニーロ
脚本:エリック・ロス
原作:
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:ブルース・フォウラー 、マーセロ・ザーヴォス
出演:マット・デイモン 、アンジェリーナ・ジョリー 、アレック・ボールドウィン 、タミー・ブランチャード 、ビリー・クラダップ 、ロバート・デ・ニーロ 、ケア・デュリア 、マイケル・ガンボン 、マルティナ・ゲデック 、ウィリアム・ハート 、ティモシー・ハットン 、リー・ペイス 、ジョー・ペシ 、ジョン・タートゥーロ 、ジョン・セッションズ 、エディ・レッドメイン 、オレグ・ステファン 、ガブリエル・マクト
1960年代のハードボイルド系スパイ映画「北の国から来たスパイ」や「エスピオナージ」といった、まさに東西冷戦の国際情勢を舞台に活劇エンタテイメントじゃなくてダークにリアルに描いた作品のカテゴリーがある。何本かレンタルで追いかけたことあるけど。で、この作品はその延長戦にあるタイプね。実録ものっぽいリアルな史実を背景にフィクションを加えて緊迫感っていうか真実味を出してくる。派手な銃撃戦やカーチェイスのある007タイプとは対極にある作風。そういうテイストを狙っているっていう部分では成功している。でもマット・デイモンが20数年の時間軸を演じていくんだけど、全然年をとらないの。っていうかメークとかも。超不自然。妻役のアンジェリーナ・ジョリーもね。で、二人の息子だけがブサイクな青年になって北側のスパイの女性に色仕掛けで嵌められてるっていうあたりがビジュアル的に映画としての「リアリズム」を失ってるの。ここまではいい感じのクールなリアルCIA裏面史な重厚さがあったのにね。経年映画は主人公の老けっぷりで「時間軸の存在の重み」を共有していくんだって思うけど、この肝心な部分がおろそかになってる。細かな注文なんだけど、エール大学の秘密結社のあたりは、もう少しきっちり描いて欲しかったな。よくわかんなかった。
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