サルバドールの朝 2007-10-12
原題:SALVADOR
邦題:サルバドールの朝
時間:135分
公開:2007-09-22
製作年度:2006
製作国:スペイン/イギリス
配給:CKエンタテインメン
製作総指揮:
製作:ハウメ・ロウレス
監督:マヌエル・ウエルガ
脚本:ユイス・アルカラーソ
原作:フランセスク・エスクリバノ
撮影:ダビ・オメデス
音楽:ルイス・リャック
出演:ダニエル・ブリュール 、トリスタン・ウヨア 、レオナルド・スバラグリア 、ホエル・ホアン 、セルソ・ブガーリョ 、メルセデス・サンピエトロ 、イングリッド・ルビオ 、レオノール・ワトリング
ダニエル君の出演作品って、なんかこだわりがあるっぽい。なんだろうなぁ。レーニンから3年くらいしか経ってないのに、彼のフィルモグラフィーは多彩。観 てないけど「ボーン・アルティメイタム」が、本当ならメジャーデビューな作品なんだろうけど、異物にしか観えない。ともあれ、この作品じゃスペインの若き 過激派死刑囚。実在の人物の物語だから劇的すぎる展開にはできなかったんだろうなか。主人公を「まきこまれた被害者」な視点で「やむをえずのテロリスト」 といった国際人権世論のアングルから描いているっぽいけど、冷静に観てると、単なる「ギャング」にしか見えない。そりゃいくら鼠小僧=義賊っていうテーマ で犯してるって言っても、強盗は強盗。警官を射殺しちゃったら、どこの国でも極刑は納得かもしれないわよね。死刑の朝まで姉妹が彼を見守り、家族愛を見 せ、支持者たちは各国の有力者へ救命嘆願をしていく、っていう「悲劇的な最後の一刻」を延々と後半は見せられちゃう。疲れる。そんなんなら裁判中に泣いて 喚いて改心して助命を願えばいいのに、なぜ?しかも「殉教者にはなりたくない」なんて言うし。結果、スペインの自由のための殉教者になっちゃうんだけど、 彼の意思はどこにあったのかしら。わたしは全然知らない「サルバドール君」なんだけどヨーロッパじゃ英雄なの?。サルバドールを演じられたら名誉!なんて ことなのかなぁ。最近の映画としてスペインの独裁政権時代を描いているものとしては、わたしは「パンズラビリンス」のほうが好き。
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