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ラッシュアワー3 2007-08-31

Rushhour3原題:RUSH HOUR 3
邦題:ラッシュアワー3
時間:100分
公開:2007-08-25
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
製作総指揮:
製作:アーサー・サルキシアン、ロジャー・バーンバウム、ジェイ・スターン、ジョナサン・グリックマン、アンドリュー・Z・デイヴィス
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ジェフ・ナサンソン
原作:
撮影:ジェームズ・ミューロー
音楽:ラロ・シフリン
出演:ジャッキー・チェン 、クリス・タッカー 、ヴィニー・ジョーンズ 、真田広之 、ノエミ・ルノワール 、マックス・フォン・シドー 、イヴァン・アタル 、工藤夕貴 、ロマン・ポランスキー 、ジュリー・ドパルデュー 、チャン・チンチュー 、ツィ・マー 、ロゼリン・サンチェス 、サイモン・リー 、ヴィニー・ジョーンズ


これまたご存知もののシリーズ。ジャッキーも53歳?なんか痛々しい。1998年が第一作だったけど、その段階で40歳半ばで大変だったろうに、ヒットなんかしちゃったから「3」までなだれ込んでる。今回はフランスが舞台で、しかもジャッキーの生い立ちが語られ、義兄弟の真田広之が登場する。真田広之もジャッキーとハリウッド映画に堂々と!って感じになりたかったんだろうけど、どうみてもシニアリーグなんだもの。昔の名前で出てますっていう趣のシリーズ3作目だから、そういう黄昏の作品に肩に力を入れて出演しても偉くないって思う。なんかもうひとつメジャーな作品に恵まれてないのね。それにしてもこのシリーズ、ずっと作り続けるつもりなのかしら。

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TAXi4 2007-08-31

Mo5281_f1原題:TAXi4
邦題:TAXi4
時間:91分
公開:2007-08-
製作年度:2007
製作国:フランス
配給:アスミック
製作総指揮:ディディエ・オアロ
製作:リュック・ベッソン、ミシェル・ペタン、ロラン・ペタン
監督:ジェラール・クラヴジック
脚本:リュック・ベッソン
原作:
撮影:ピエール・モレル
音楽:
出演:サミー・ナセリ 、フレデリック・ディファンタール 、ベルナール・ファルシー 、エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド 、エドュアルド・モントート 、ジャン=クリストフ・ブヴェ 、ジャン=リュック・クシャール 、フランソワ・ダミアン 、ジブリル・シセ


完全に錯乱してた前作に比べてかなりまとまってた。といってもかなり低レベルな偏差値の中の話だけどね。4作目ともなると、それぞれのキャラクターが強調されて描かれてるし、演技者も慣れたもので余裕で「いつもの」を演じている。タクシーはどんどん進化してるんだけど、この作品はタクシーの暴走的スピードだけがウリじゃなくて、いちおう破綻してない「物語」が存在してたから安心。って、誰が何のために安心するのかわかんないけど。でも「安心」という映画への賛辞の言葉が似合う。ヘンかしら。

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君とボクの虹色の世界 2007-08-31

Meandyouandoeveryone原題:ME AND YOU AND EVERYONE WE KNOW
邦題:君とボクの虹色の世界 
時間:90分
公開:2006-04-08
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ハピネット
製作総指揮:ホリー・ベッカー 、ピーター・カールトン 、キャロライン・カプラン 、ジョナサン・セリング
製作:ジーナ・ウォン
監督:ミランダ・ジュライ
脚本:ミランダ・ジュライ
原作:
撮影:チューイ・チャベス
音楽:マイク・アンドリュース
出演:ミランダ・ジュライ 、ジョン・ホークス 、マイルス・トンプソン 、ブランドン・ラトクリフ 、カーリー・ウェスターマン 、ヘクター・エリアス 、ブラッド・ヘンケ 、ナターシャ・スレイトン 、ナジャラ・タウンゼント 、トレイシー・ライト 、ジョネル・ケネディ 、エレン・ギア


恋愛に思いっきり不器用な登場人物がすったもんだのうちに成るようになるっていう屈折しまくりなボーイミーツガールもの。カンヌ映画祭で新人賞を獲ってるから、理屈っぽい映画の観方する人たちには受けてるのかも。ミランダ・ジュライの脚本、監督、主演っていうあたりがフランスっぽいかも。ただ、なんにも観客=わたしに訴えてくるものが無くて、いったい映画を通してどういうことを表現したかったのかが受け止められなかった。だから、わたしは認めない。

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不都合な真実 2007-08-26

Aninconvenienttruth_2 原題:AN INCONVENIENT TRUTH
邦題:不都合な真実
時間:96分
公開:2007-01-20
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:デイヴィス・グッゲンハイム 、ジェフ・スコール
製作:ローレンス・ベンダー、スコット・Z・バーンズ、ローリー・デヴィッド
監督:デイヴィス・グッゲンハイム
脚本:
原作:
撮影:
音楽:マイケル・ブルック
出演:アル・ゴア

1月31日に劇場で鑑賞。今回はDVDを買ったので観た。改めて啓蒙された。

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ダブルオー・ゼロ 2007-08-24

Doublezero原題:DOUBLE ZERO
邦題:ダブルオー・ゼロ
時間:90分
公開:2007-03-24
製作年度:2004
製作国:フランス
配給:GAGA
製作総指揮:エマニュエル・ジャクリーン
製作:トマ・ラングマン
監督:ジェラール・ピレス
脚本:マット・アレクサンダー
原作:
撮影:ドゥニ・ルーダン
音楽:コリン・タウンズ
出演:エリック・ジュドール 、ラムジー・ベディア 、エドゥアール・ベア 、ジョージアナ・ロバートソン 、フランソワ・シャト 、ディディエ・フラマン 、ロッシ・デ・パルマ 、リー・シン 、ニノ・キルタゼ 、アトマン・ケリフ 、リオネル・アベランスキ 、ベルナール・ブロッシュ


GAGAという配給会社はフランスの間抜けなコメディが好きな乱心者がいるらしく、コンスタントに公開してくるから手に負えない。なんの魅力もない(でもフランスじゃけっこう有名だったりするから困る)主人公二人がインチキスパイに仕立て上げられて、国家的事件をハチャメチャなまま解決するっていう粗筋。どうやらフランスっていう国はこの手の娯楽作品の需要者マーケットがあるらしく、それなりにお金をかけて制作してるから凄い。どうもこれまでの日本の配給会社は「フランス映画=芸術orメロドラマ」っていう先入観を持たせるような輸入のかたよりがあったみたいで、じつのところ「フランスにも駅前シリーズや寅さんやトラック野郎は存在した」っていうのが現実で、きっとGAGAはそんな日本人のフランス映画への先入観を打ち破る啓蒙運動をしているんじゃないかしら、ってうがって分析しておこう。って冗談にきまってるじゃない。

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インランド・エンパイア 2007-08-22

Inlandempire原題:INLAND EMPIRE
邦題:インランド・エンパイア
時間:180分
公開:2007-07-21
製作年度:2006
製作国:アメリカ/ポーランド/フランス
配給:角川映画
製作総指揮:
製作:デヴィッド・リンチ、メアリー・スウィーニー
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
原作:
撮影:デヴィッド・リンチ、エリック・クレーリー、オッド・イエル・サルテル、オーレ・ヨハン・ロシュカ
音楽:
出演:ローラ・ダーン 、ジェレミー・アイアンズ 、ハリー・ディーン・スタントン 、ジャスティン・セロー 、カロリーナ・グルシュカ 、スコット・コフィ 、グレイス・ザブリスキー 、ダイアン・ラッド 、ジュリア・オーモンド 、アマンダ・フォアマン 、ジョーダン・ラッド 、スタンリー・カメル 、メアリー・スティーンバージェン 、ローラ・ハリング 、ナスターシャ・キンスキー 、マイケル・パレ 、ウィリアム・H・メイシー 、ナオミ・ワッツ 、裕木奈江 、ピーター・J・ルーカス 、クシシュトフ・マイフシャク 、エリック・クレーリー

ああ、とうとう観てしまった。リンチ。わかんないだろうなぁって腰が引けてたけど、やっぱりわかんなかった。っていうか一回じゃ理解不能でしょうね。多分、いろいろメモとって三回くらい観なきゃ。でも映画は「我慢大会」じゃないからなぁ。どうして観客が監督の「自由気ままな大暴れ」に歩み寄って、貴重な3時間を何回も費やして「理解」してあげなきゃいけないのかしら、って思うとわれに返る。4~5パターンのストーリーエピソードが綾織のようになりながら(しかも同じ人物が別の人物を演じたり、別の場所が同じ場所で表現されたり)めまいをおこさせる即効性のあるドラッグのような作品。47号室の「虚」に住むウサギ人間、ひたすら涙をながし続けるロストガールの観る砂嵐。明日と昨日が同時に存在するリビングルーム。そんなモザイクがクライマックスまで奔流のように拡散しながら流れ続けるの。その先は滝のように轟々と落ちるわけでもなく、穏やかに海へ流れ込むわけでもなく、見えない壁の向こうへフッと消えていくような感じ。その先の川の流れが断ち切られてしまって「あれ?」って思うと客電が点いて「あ、終り?」って気付かされる。

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怪談 2007-08-22

Kwaidan邦題:怪談
時間:119分
公開:2007-08-04
製作年度:2007
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:迫本淳一
製作:一瀬隆重
監督:中田秀夫
脚本:奥寺佐渡子
原作:三遊亭円朝
撮影:林淳一郎
音楽:川井憲次
出演:尾上菊之助[5代目] 、黒木瞳 、井上真央 、麻生久美子 、木村多江 、瀬戸朝香 、津川雅彦 、榎木孝明 、六平直政 、光石研 、清水ゆみ 、広田レオナ 、西野妙子 、柳ユーレイ 、村上ショージ 、一龍斎貞水

円朝の「真景累ヶ淵」という落語が原作。因縁ふかい人間関係と、憑かれて不幸を重ねる主人公の悲劇。といったあたりを狙ったらしいけど、ダメでした。舞台で見る菊之助はものすごく素敵なんだけど、映画でアップにされると無表情なアホ面。どうしても歌舞伎の御曹司な人の良さっていうかおとなしさが辛い。獅童みたいな傍流だとヤケクソな存在感っていうか、勢いで演じきることが映画の質を高めることにつながってるけど、菊之助、映画にむいていない。もうやめたほうがいい。二枚目ってだけで出会う女性に惚れられて、自分の宿命がわかってるのにフラフラと女性の誘惑(アプローチ)に乗っていく。そんな風船みたいな最低なキャラクターが主人公っていう映画的な問題もあるけどね。わたしはこんな男は願い下げよ。くにゃくにゃな芯の無いみたいな人。てことで、映画の出来不出来以前に主人公のキャラと演者だけでパス!中田秀夫監督も錆ついた感じ。

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シュレック 2007-08-18

Shrec原題:SHREK
邦題:シュレック
時間:90分
公開:2001-12-15
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ペニー・フィンケルマン・コックス 、サンドラ・ラビンス 、スティーヴン・スピルバーグ
製作:ジェフリー・カッツェンバーグ、アーロン・ワーナー、ジョン・H・ウィリアムズ
監督:アンドリュー・アダムソン 、ヴィッキー・ジェンソン
脚本:テッド・エリオット 、テリー・ロッシオ 、ジョー・スティルマン 、ロジャー・S・H・シュルマン
原作:ウィリアム・スタイグ
撮影:
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 、ジョン・パウエル
出演:マイク・マイヤーズ 、エディ・マーフィ 、キャメロン・ディアス 、ジョン・リスゴー 、ヴァンサン・カッセル 、ピーター・デニス 、ジム・カミングス

さすがアカデミー賞。おとぎ話をまぜこぜにして荒唐無稽なお話を素敵に作り上げている。呪いのかかりかたが「逆」だったっていうオチも粋な感じ。「2」はその余韻の勢いで作られていたからイマイチだったけど、やっぱり「1」は練られていて品質も高いわ。で、まだ「3」を観ていないのが残念。どこで上映してるのかしら。もう終わっちゃった?

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フリーダム・ライターズ 2007-08-17

Freedomwrighters原題:FREEDOM WRITERS
邦題:フリーダム・ライターズ
時間:123分
公開:2007-07-21
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ヒラリー・スワンク 、トレイシー・ダーニング 、ナン・モラレス
製作:ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
原作:フリーダム・ライターズ 、エリン・グルーウェル
撮影:ジム・デノールト
音楽:マーク・アイシャム 、ウィル・アイ・アム
出演:ヒラリー・スワンク 、パトリック・デンプシー 、スコット・グレン 、イメルダ・スタウントン 、マリオ 、エイプリル・リー・エルナンデス 、ジェイソン・フィン 、ハンター・パリッシュ 、クリスティン・ヘレラ 、ディーンス・ワイアット 、ガブリエル・チャバリア 、アントニオ・ガルシア 、ヴァネッタ・スミス

女優賞とか欲しい冠は手に入れた演技派として次に何を目指すかという典型のような作品。自らプロデュースをしてるんだもの。実話に基づいた学園もの。いわゆる落ちこぼれ生徒ばっかり集めたクラスを意識改革させて立ち直らせる熱血女性教師の成功物語。その際に指導で使った「作文=日記」が原作になってる。ヒロインとしては演じていて気持ちがいいし、驚愕、迷妄、挫折、努力、勝利といった演じどころが満載。ヒラリー・スワンクが気合はいるのもわかるわね。「モナリザ・スマイル」のジュリア・ロバーツとかもそうだけど、一度は罹る病気のような「役柄」なのかしらね。熱血女教師って。

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レミーのおいしいレストラン 2007-08-17

Remyrats原題:RATATOUILLE
邦題:レミーのおいしいレストラン
時間:120分
公開:2007-07-28
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ブエナヴィスタ
製作総指揮:ジョン・ラセター 、アンドリュー・スタントン
製作:ブラッド・ルイス
監督:ブラッド・バード
脚本:ブラッド・バード
原作:ブラッド・バード、ヤン・ピンカヴァ
撮影:シャロン・カラハン
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:パットン・オズワルト 、ブラッド・ギャレット 、ブライアン・デネヒー 、ブラッド・ギャレット 、ジャニーン・ガロファロー 、イアン・ホルム 、ピーター・オトゥール 、ルー・ロマノ 、ジョン・ラッツェンバーガー 、ジェームズ・レマー 、ウィル・アーネット

原題の「ラタトゥユ」の意味がクライマックスで判明する。ファンタジーなんだけど、よりディズニー好みな仕上がりになってるって印象。なんか「美味しんぼ」をアメリカ風にアレンジすると、こうなるのかな。

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オーシャンズ13 2007-08-17

Ocean13原題:OCEAN'S THIRTEEN
邦題:オーシャンズ13
時間:122分
公開:2007-08-10
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ジョージ・クルーニー 、スティーヴン・ソダーバーグ 、スーザン・イーキンス 、グレゴリー・ジェイコブズ 、ブルース・バーマン 、フレデリック・W・ブロスト
製作:ジェリー・ワイントローブ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:ブライアン・コッペルマン 、デヴィッド・レヴィーン
原作:
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:デヴィッド・ホームズ
出演:ジョージ・クルーニー 、ブラッド・ピット 、マット・デイモン 、アンディ・ガルシア 、ドン・チードル 、バーニー・マック 、エレン・バーキン 、アル・パチーノ 、ケイシー・アフレック 、スコット・カーン 、エディ・ジェイミソン 、シャオボー・クィン 、カール・ライナー 、エリオット・グールド 、ヴァンサン・カッセル 、エディ・イザード 、ジュリアン・サンズ 、デヴィッド・ペイマー 、ドン・マクマナス 、ボブ・エインスタイン 、オプラ・ウィンフリー

前作の「オーシャンズ12」がソダーバーグ監督の錯乱から?わけのわからない珍作になってしまっていたので、ちょっと怖いもの見たさ。ところが今回は正統派。完全なるコメディていうかジョークの塊のような快作に仕上がってる。仕掛けもバカみたいに大掛かり。地震兵器?なんだもの。前作のようにメンバーひとりひとりに気を使うみたいなところもなく、必要なパーツを必要な分量だけ使って「味を整え」ている。メキシコ人を搾取してるサイコロ工場の組合運動なんか爆笑もの。相変わらずの説明不足なところはあるんだけど、そんな瑣末な部分はオーシャンのテンションが十分カバーしちゃってる。

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 2007-08-15

Harrypotterandtheorderofthephoenix原題:HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
邦題:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
時間:138分
公開:2007-07-20
製作年度:2007
製作国:イギリス/アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
製作:デヴィッド・バロン、デヴィッド・ハイマン
監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
原作:J・K・ローリング
撮影:スワヴォミール・イジャック
音楽:ニコラス・フーパー
出演:ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン 、ヘレナ・ボナム=カーター 、ロビー・コルトレーン 、レイフ・ファインズ 、マイケル・ガンボン 、ロバート・ハーディ 、イメルダ・スタウントン 、ケイティ・ルング 、ゲイリー・オールドマン 、デヴィッド・シューリス 、アラン・リックマン 、イヴァナ・リンチ 、リチャード・グリフィス 、ジェイソン・アイザックス 、フィオナ・ショウ 、マギー・スミス 、エマ・トンプソン 、ジュリー・ウォルターズ

いちばんお手軽に作られてるみたい。短いし、CGとかもびっくりするようなお金のかけ方が見えてこない。原作が恐ろしく長いのに、ここまでコンパクトに仕立てちゃってるけど一応ストーリーがまとまる。ってことは原作が無駄に長いだけなのかな。とはいえ、最終巻が話題になったこのシリーズも「慣れと飽き」がピークなのかもしれない。劇場に行くのにもワクワクしないし、観終わっても「はい、いちおーチェックしました」っていうレベルだし。なんにも残らない。ただ、いちおう最期までお付き合いするつもりだから観に来ましたっていうだけなんだもの。主人公たちも、もう可愛くないし。ポッターなんか脛毛や胸毛がモジャモジャになってきてるんじゃないかしら、なんて。ああ、身の毛もよだつ想像さえしちゃうくらいに、もうみんなオトナ。スネイプ先生の「いじめられっこだった若き日」がちょこっと出てきたけど、これって次の映画じゃメインエピソードになるのかしら。

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冒険者たち 2007-08-13

Lesaventuriers原題:LES AVENTURIERS
邦題:冒険者たち
時間:113分
公開:1967-05
製作年度:1967
製作国:フランス
配給:大映洋画部
製作総指揮:
製作:
監督:ロベール・アンリコ
脚本:ロベール・アンリコ 、ジョゼ・ジョヴァンニ 、ピエール・ペルグリ
原作:ジョゼ・ジョヴァンニ
撮影:ジャン・ボフェティ
音楽:フランソワ・ド・ルーベ
出演:アラン・ドロン 、リノ・ヴァンチュラ 、ジョアンナ・シムカス 、セルジュ・レジアニ

リノ・ヴァンチェラが素敵。アラン・ドロンが一所懸命リノの相方を務めようとしてるのがわかる。それほどリノが肩の力を抜いて溌剌と「ダメだけど夢を追う中年」を演じてる。ジョアンナ・シムカスが可愛い。こんな奔放な人生を生きたい。あこがれるな。なんか本当は人間って背負ってるものがいっぱいあるじゃない。この作品の登場人物たちは、そういう背負ったものは「とりあえず今はないぞ」っていう前提で生きているから、映画の中っていいわよね。音楽も素敵。

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消えた天使 207-08-09

Flook原題:THE FLOCK
邦題:消えた天使
時間:105分
公開:2007-08-04
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ
製作総指揮:デヴィッド・ゴートン 、カリーヌ・ベール 、ロバート・レヴィ 、ドリュー・ラーナー 、ピーター・シュウェリン 、リュック・カンポ 、アラン・レイサム
製作:アンドリュー・ラウ、フィリップ・マルチネス、ジェネット・カーン、ラリー・ラパポート、アダム・リッチマン、エリー・サマハ
監督:アンドリュー・ラウ
脚本:ハンス・バウアー 、クレイグ・ミッチェル
原作:
撮影:エンリケ・シャディアック
音楽:ガイ・ファーレイ
出演:リチャード・ギア 、クレア・デインズ 、アヴリル・ラヴィーン 、ケイディー・ストリックランド 、レイ・ワイズ 、ラッセル・サムズ 、マット・シュルツ 、クリスティーナ・シスコ 、ドウェイン・バーンズ 、エド・アッカーマン 、フレンチ・スチュワート

リチャード・ギアが老いたなぁって感無量?になってもしょうがないか。タキシードに薔薇一輪持って、なんて姿が似合う「人畜無害なゴージャスなミドル」っていうスタイルばっかりじゃやってけないってことよね。日本じゃ田村正和が壁を敗れないでいるみたいだけど。それはともかく、香港の流行なのか芸風なのか、それともラウ監督独自の好みなのか、頭に拳銃をあてるっていう演出。「インファナル・アフェア」でも主人公の激情から高層ビルの屋上でピストルを頭にあてる、なんて印象的シーンがあったけど、この作品にもしっかりある。必然性なんかないのに(と思うのだが)。アメリカ病のひとつの「性犯罪多発」をテーマにした重い作品で、真犯人とかもシナリオでは練られてるんだけど、散漫に見えちゃう。多分主人公男女の描写の整理ができてないからなのかな。余計なっていうか映画には冗漫なキャラエピソードがあるみたいで、ちょっとブレてみてちゃう。もうちょっとスリムにして演出をシャープにすれば切れのいいサスペンス映画になったかもしれないのにね。せっかくのアンドリュー・ラウなんだから。

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4分間のピアニスト 2007-08-08

4minutes原題:VIER MINUTEN
邦題:4分間のピアニスト
時間:115分
公開:2007-
製作年度:2006
製作国:ドイツ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:メイケ・コルデス、アレクサンドラ・コルデス、クリス・クラウス
監督:クリス・クラウス
脚本:クリス・クラウス
原作:
撮影:ジュディス・カウフマン
音楽:アネッテ・フォックス
出演:モニカ・ブライブトロイ 、ハンナー・ヘルツシュプルング 、スヴェン・ピッピヒ 、リッキー・ミューラー 、ヤスミン・タバタバイ 、シュテファン・クルト 、ヴァディム・グロウナ 、ナディヤ・ウール

ラストカットのストップモーションが秀逸。主人公の笑みが「映画の鑑賞後感」に大きなインパクトを与えてる。このワンカットで、まあそれなりな作品が「ちょっと心に残る作品」にランクが上がっちゃう。ドイツ映画らしく、老人が出てくれば「ナチ時代の暗い過去」なんて設定が重奏低音のように敷かれた世界観。映画の描いている、主人公の生き方っていうテーマに相対性として据えられているから必然としてあるわけで、とってつけたようなものじゃないから(そんなドイツ映画もあるけど)認める。まあピアノ版の「あしたのジョー」なわけで、重厚に描いているけど本質は少年ジャンプな世界。それを映画芸術にまで高める両女優の演技が見事。少年ジャンプな物語だから日本人としては入りやすいかもしれないわね。クライマックスのピアノの演奏は意見が別れそう。わたしはたぶん否定派。

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アトミック・カフェ 2008-08-08

Atmiccafe原題:THE ATOMIC CAFE
邦題:アトミック・カフェ
時間:89分
公開:1983-08
製作年度:1982
製作国:アメリカ
配給:アトミック・カフェ事務局
製作:ケヴィン・ラファティ 、ジェーン・ローダー 、ピアース・ラファティ
監督:ケヴィン・ラファティ 、ジェーン・ローダー 、ピアース・ラファティ
音楽:リチャード・バス 、デヴィッド・ダナウェイ 、リチャード・ウルフ

ナレーションもなく、ただ記録フィルムを、その音声ごとつないで作品に仕上げた、奇妙なまでに軽薄でバカで、しかも救いの無さが深刻なドキュメンタリー。1982年の作品だから、10年もたたずに「ベルリンの壁」が消失し、共産主義が崩壊する、なんてことは想像もしなかった時代背景を考えてあげなければならないわよね。東西冷戦や原子爆弾をノー天気なカントリーソングで明るく歌うのがアメリカ!。ムーアが20年後に突っ込みたくなるのがよくわかる。当時からバカな国だったのねってことが浮き彫りになってる。陸軍とかの教育映画の小芝居が笑える。

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ちょっとテスト

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トランスフォーマー 2007-08-07

Transformers原題:TRANSFORMERS
邦題:トランスフォーマー
時間:144分
公開:2007-08-04
製作年度:2007
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 、マイケル・ベイ 、ブライアン・ゴールドナー 、マーク・ヴァーラディアン
製作:ドン・マーフィ、トム・デサント、ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ、イアン・ブライス
監督:マイケル・ベイ
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
原作:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジョン・ロジャース
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:シャイア・ラブーフ 、タイリース・ギブソン 、ジョシュ・デュアメル 、アンソニー・アンダーソン 、ミーガン・フォックス 、レイチェル・テイラー 、ジョン・タートゥーロ 、ジョン・ヴォイト 、ケヴィン・ダン 、マイケル・オニール 、ジュリー・ホワイト 、アマウリー・ノラスコ 、バーニー・マック 、ソフィー・ボバル 、クリス・エリス 、W・モーガン・シェパード

戦隊モノなわけで、機械生物が地球で敵味方に分かれて人間をまきこんで大暴れ、なんていう設定。ロボットが動いているのをみて「あれは日本製だろう」なんて台詞があるけど、まあ日本人じゃなきゃ思いもつかない世界。もともとタカラのミクロマンだったわけでしょ?アメリカで勝手に世界観やら設定やらを創作して日本に逆輸入したってウィキには解説してあるけどね。それはともかく、映像の凄さはさすがハリウッド!なんだけど、映画の中身は低レベル。戦隊もののどこかの1話を2時間半にしました、って程度。まあブロックバスター狙いな作品だから内容を理屈っぽくしてもしょうがないわけで、善玉と悪玉がしっかり別れて、クライマックスに大アクションがあって勧善懲悪なスカッと爽やかなエンディング!ってことだけを考えてるにすぎないのね。でも映像はすごい。これだと本当にエヴァの実写版が作れちゃうかもしれない。

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私の愛情の対象 2007-08-06

The_object_of_my_affection原題:THE OBJECT OF MY AFFECTION
邦題:私の愛情の対象
時間:112分
公開:1998-12
製作年度:1998
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:ローレンス・マーク
監督:ニコラス・ハイトナー
脚本:ウェンディ・ワッサースタイン
原作:スティーヴン・マコーレイ
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ジェニファー・アニストン 、ポール・ラッド 、アラン・アルダ 、ナイジェル・ホーソーン 、ジョン・パンコウ 、ティム・デイリー 、アリソン・ジャネイ 、アモ・グリネロ 、リーアム・エイケン 、ヘイデン・パネッティーア

すっごいジェニファー・アニストンに感情移入しまくり。まあ妊娠はしたことないけど、どうも付き合ってる彼がうざい時があって、ていうか束縛?義務感?観念?、なんかそういう「わたしがわたしだけものもじゃない感」が嫌になってしまう。たぶん主人公はそういう「うざったい!」って気分の真っ最中なんだろうなぁって。「うーん、わかる、わかる」な精神的な状況。で、ルームメートにしたのが絶対安全なゲイ君なわけで、でも彼を好きになって、でも彼は男の恋人を作って、って「大丈夫か?アメリカ」な展開。結局強引なハッピーエンドを映画的には設定してあるんだけど、でももう一度言いたい。「大丈夫か?アメリカ!」

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脱走特急 2007-08-06

Dassotokkyu原題:VON RYAN'S EXPRESS
邦題:脱走特急 
時間:117分
公開:1965-08
製作年度:1965
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:ソウル・デヴィッド
監督:マーク・ロブソン
脚本:ウェンデル・メイズ 、ジョセフ・ランドン
原作:デヴィッド・ウエストハイマー
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:フランク・シナトラ 、トレヴァー・ハワード 、ブラッド・デクスター 、ジェームズ・ブローリン 、ラファエラ・カラ 、ルーサー・アドラー 、アドルフォ・チェリ

欧州戦争&収容所脱走もの。「列車を乗っ取って、それでスイスに集団で逃げ込もう」という発想がアリってことで作られた作品だと思う。ヒーロー役のフランク・シナトラは脱出寸前で「死ななければ」ならないし(ヒーローの条件?)、ドイツ軍は結局寸前のところで大量脱走を阻止できないし、というアメリカの勝利!が約束された娯楽作品ね。そういうのまとめるの上手な、なんでも作れるマーク・ロブソン監督の職人技映画ってわけ。

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アーサーとミニモイの不思議な国 2007-08-03

Arthur原題:ARTHUR ET LES MINIMOYS
邦題:アーサーとミニモイの不思議な国
時間:104分
公開:2007-09-22
製作年度:2006
製作国:フランス
配給:アスミックエース
製作総指揮:
製作:リュック・ベッソン、エマニュエル・プレヴォスト
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン 、セリーヌ・ガルシア
原作:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:エリック・セラ
出演:フレディ・ハイモア 、ミア・ファロー 、ペニー・バルフォー、マドンナ、ロバート・デ・ニーロ、デヴィッド・ボウイ

だから信じちゃいけないベッソン。案の定。「アンジェラ」でも書いたけど、もう信じないって宣言。で、信じないで怖いもの観たさ。ベッソンが数年前に書いたファンタジーを自ら映画化したっていう「遅れてきたファンタジーブーム便乗映画のラス前」よね。もちろんラストは「ライラ」なんだろうけど。それはさておき、実写と3Dの合成っていうか、なんかフランスのスタッフで特殊な手法で映像を作ってるらしい。でも観客は「特殊な手法」がなんであろうと面白けりゃいいわけ。ところがタイムトライアルなロールプレイングゲームな設定で地底人系な醜悪(日本人の感覚だとね)な妖精?が右往左往する物語。3Dなんかどうでもいいから面白くしてよ!って飽きはじめたころに、実写世界のミア・ファローの肩の力が抜けた、っていうよりやる気ゼロなシーンになると妙にほっとする。秋に公開するっていうけど、日本の観客(子供・ファミリー)は甘くみないほうがいいわよ。きっとムリだと思う。

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傷だらけの男たち 2007-08-01

Confessionofpain_2原題:傷城/CONFESSION OF PAIN
邦題:傷だらけの男たち
時間:111分
公開:2007-07-07
製作年度:2006
製作国:香港
配給:エイベックス
製作総指揮:
製作:アンドリュー・ラウ、チョン・ホンタッ
監督:アンドリュー・ラウ 、アラン・マック
脚本:フェリックス・チョン 、アラン・マック
原作:
撮影:アンドリュー・ラウ、ライ・イウファイ
音楽:チャン・クォンウィン
出演:トニー・レオン 、金城武 、スー・チー 、シュー・ジンレイ 、チャップマン・トー 、ユエ・ホア 、ヴィンセント・ワン 、エミー・ウォン

「インファナル・アフェア」よりはハリウッドで映画化できそう。なんでかっていうと儒教的な理解度をあまり必要としないから。基本的には「IA」的な潜入復讐な話。これって、すっごいネタばれ。恋愛がテーマだからアメリカのキャスティングとか興味あるな。それくらいよくできたお話なんだけど、なんかショック。トニー・レオンが老けてるの。そういう役どころだからかしら。でも日本の売れない猟師系演歌専門の歌手みたいな顔になってるの。頭にタオル巻くとピッタシな風貌。さらにショックなのが金城武。やっぱり「精悍なかみそりみたいな」素敵さ、っていうか切れ味が薄れてるの。死んだ恋人にうじうじこだわってる役どころだからかしら。でもなんかアゴの線のシャープさがないし、戦隊モノあがりの脇役、っていう雰囲気の安っぽさとか暑苦しさが漂ってるの。あくまで役作り?とでも言っておかないと金城、トニーマニアに殺されるかもしれないから。でも二人ともオッサンしてる。いい映画なんだけどね。

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