遠い日の家族 2007-07-31
原題:PARTIR REVENIR
邦題:遠い日の家族
時間:114分
公開:1989-09
製作年度:1985
製作国:フランス
配給:シネマトリックス
製作総指揮:
製作:タニア・ザジュランスキー
監督:クロード・ルルーシュ
脚本:クロード・ルルーシュ
原作:
撮影:ベルナール・リュティック
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:エヴリーヌ・ブイックス 、ジャン=ルイ・トランティニャン 、アニー・ジラルド 、ミシェル・ピッコリ 、モニク・ランジェ
なぜにルルーシュがユダヤ人ものの映画?って言ってもしょうがないわけで、ヨーロッパの監督は絶対通らなければ行けない宿命をもってるからね。テーマとして。で、ルルーシュだもの。オープニングがまるでゴダールのような雰囲気。あれ?芸風が変わったのかしらって思ってたら、やっぱりルルーシュ。甘栗のつかみ取りみたいに、ポロポロと手のひらからこぼれ落ちていくのを気にしてたら栗をゲットできないのさ、みたいな細かなとこに気を使わないでぐいぐいとストーリーを土俵際まで寄りきりながら、それでも、どうでもいいようなシーンに妙に映像的にこだわったり、っていう「だって僕がやってみたかったんだもん」っていうルルーシュ節。主人公をナチに密告したのは誰?っていう後半の展開はもっと深刻なサスペンスになってもいいのに。なんかのんびりしてるの。で、クライマックスは超ご都合主義。勝手に告白して勝手に終わらせていくわけだから、いったいこれまでは何だったの?なんて置いてけぼり。先に満足して眠っちゃう男みたい。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)