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マリー・アントワネット 2007-01-30

Marieantoinette原題:MARIE ANTOINETTE
邦題:マリー・アントワネット
時間:123分
公開:2007
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:東北新社
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 、ポール・ラッサム 、フレッド・ルース 、マシュー・トルマック
製作:ソフィア・コッポラ、ロス・カッツ 
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ソフィア・コッポラ
原作:
撮影:ランス・アコード
音楽:ブライアン・レイツェル
出演:キルステン・ダンスト 、ジェイソン・シュワルツマン 、リップ・トーン 、ジュディ・デイヴィス 、アーシア・アルジェント 、マリアンヌ・フェイスフル 、ローズ・バーン 、モリー・シャノン 、シャーリー・ヘンダーソン 、ダニー・ヒューストン 、スティーヴ・クーガン 、ジェイミー・ドーナン 、クレメンティーヌ・ポワダッツ 、オーロール・クレマン 、メアリー・ナイ 、アル・ウィーヴァー 、ギョーム・ガリアンヌ

ソフィア・コッポラの底の浅さがあからさまになっちゃったかも。「ロスト・イン・トランスレーション」の感想文でエピソード羅列&ドラマ構築不能症候群を指摘したけど、さらに環境舞い上がり症とレズ疑惑を提示させていただくわ。ソフィア、もう回復不能ね。「ヴェルサイユ宮殿で撮影している監督のわたし」に酔ってる局地。さまざまカットにカメラとその横で監督している自分に酔ってるソフィアの存在を感じちゃうの。ドラマもなにもあったものじゃないの。安いダイナーでウェイトレスをしてる役柄がふさわしいキルステン・ダンストが高貴さ皆無の下品なマリー・アントワネットをだらだらと演じてるし、それがソフィアの演出なら、女優を綺麗に撮ることに興味が皆無ってことでしかないようなアングルやアクション。「ロスト・・」のスカーレット・ヨハンソンが下品に写ってるのを指摘したけど、おんなじ。たぶん、そういう芸風っていうか能力限界なのか。ソフィアは女性を描けないのかも。豪華な衣装とヴェルサイユの風景だけで、夢のように美しい時間をすごせるかと思ったのに、女性としてがっかりしちゃった。最低。で、恋愛描写もゼロ。めくるめく王朝の恋のさやあてや、わくわくするようなノーブルなラブストーリーを期待したら、それはゼロ。異様に乾いた「いちおー男あそびもしてました」だけな盛り上がり皆無な恋のエピソード。男性をウェットに描けないのって、レズ疑惑を増幅するわ。でも、娘のそんなやりたいほうだいをパパ・コッポラは製作でバックアップしてるんだから、世界中とフランスの宝物をオモチャにして浪費三昧な救いがたい父娘ってことね。パパもそろそろ腰をすえてお手本になるような映画を作ってくれないかしら。

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