ディパーテッド 2007-01-25
原題:THE DEPARTED
邦題:ディパーテッド
時間:152分
公開:2007-01-20
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:G・マック・ブラウン 、ダグ・デイヴィソン 、クリスティン・ホーン 、ロイ・リー 、ジャンニ・ヌナリ
製作:マーティン・スコセッシ、ブラッド・ピット、ブラッド・グレイ、グレアム・キング
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ウィリアム・モナハン
原作:アラン・マック、フェリックス・チョン
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:ハワード・ショア
出演:レオナルド・ディカプリオ 、マット・デイモン 、ジャック・ニコルソン 、マーク・ウォールバーグ 、マーティン・シーン 、レイ・ウィンストン 、ヴェラ・ファーミガ 、アレック・ボールドウィン 、アンソニー・アンダーソン 、ケヴィン・コリガン 、ジェームズ・バッジ・デール 、デヴィッド・パトリック・オハラ 、マーク・ロルストン 、ロバート・ウォールバーグ 、クリステン・ダルトン 、J・C・マッケンジー
スコセッシが決定的にミスったのは「情」の部分ね。東洋的な。この作品のオリジナル「インファナル・アフェア」が名作たりえたのは、「父と子」の物語だったから。しかも、それが儒教社会での「父と子」。抗えない関係性(精神文化的に)に対して、お互いに潜入という行為による「なさぬ中」の父と子の悲劇が、警察と暗黒街という両極端な世界で生きなければならない悲劇、正義と使命と「ギャングである偽の父」と「警官で上司である本物の父」との狭間で苦悶していく二人の潜入者、っていう超増幅した「面白さ」があったって言えるの。ところが、「ディパーテッド」では「父と子」的な年齢的な関係性はあっても、「情」の質が違うの。オリジナルにかなり近いストーリーになってるが故に、余計にその「致命的に足りない」部分が作品の浅薄さに繋がってしまってる。両方を観ていない観客が多いかもしれないから、そういう指摘は無意味かもしれないわね。「ディパーテッド」だけを取り上げれば、グッドアイデアなダブル潜入者(ネズミ)の「いつばれる」「はやく見つけろ」とかの、ちょっと良く出来たクライムサスペンスにしか思えないでしょうしね。
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