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パフューム ある人殺しの物語 2007-01-19

Perfumemurderer原題:PERFUME: THE STORY OF A MURDERER
邦題:パフューム ある人殺しの物語
時間:147分
公開:2007-03-03
製作年度:2006
製作国:ドイツ/フランス/スペイン
配給:GAGA
製作総指揮:フリオ・フェルナンデス 、アンドレアス・グロッシュ 、サミュエル・ハディダ 、マヌエル・マーレ 、マーティン・モスコウィック 、アンドレアス・シュミット
製作:ベルント・アイヒンガー
監督:トム・ティクヴァ
脚本:トム・ティクヴァ 、アンドリュー・バーキン 、ベルント・アイヒンガー
原作:パトリック・ジュースキント
撮影:フランク・グリーベ
音楽:ラインホルト・ハイル 、ジョニー・クリメック 、トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィショー 、ダスティン・ホフマン 、アラン・リックマン 、レイチェル・ハード=ウッド 、アンドレス・エレーラ 、サイモン・チャンドラー 、デヴィッド・コールダー

見終わった瞬間、吐き気を抑えがたい気分になってしまった。ところが、何日か経つにつれて、映画の「毒」が全身に回って、ふと作品の映像が幻視されちゃうくらいに心理的に影響力があるの。気をつけて。危ない。全編に腐肉臭、汚物臭があふれる中で、全ての人間の心を溶解し破壊しつくす究極の「香」を作り上げる天才的調香師のアンモラルな物語。圧倒的な中世フランスの映像的リアリティの中に展開する荒唐無稽な「背徳的ファンタジー」映画。トム・ティクバ監督の映像のタッチは「ラン・ローラ・ラン」の渇いた雰囲気は皆無。どっちかというと、ジュネかもしれない。「デリカテッセン」あたりのね。水分量が多いっていうか、汚水まみれっていうか。ジュクジュクに腐りかけた治らない傷跡の腐臭っていうか。主人公に関わっていく人間がどんどん「運命」のように死んでいくっていうのもなんか凄い。彼が求めた究極の香っていうのが、街角で見つけた赤毛の女の「体臭」で、その体臭を再現するために、さまざまな女性を殺して体臭のエキスを収集して、ブレンドするっていう過程が「もういい!」って叫びたくなるほど克明に丁寧にしつこく描かれていく。そして完成した究極の「香」の暴力的なまでの「効果」と、最後に彼が使い求める「行為」の破滅的クライマックスは、嫌だけど、しばらく精神的に後に残る。気をつけて。危ない。この映画。

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