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あるいは裏切りという名の犬 2006-12-28

Aruihauagiritoiunanoinu原題:36 QUAI DES ORFEVRES
邦題:あるいは裏切りという名の犬
時間:110分
公開:2006-12-16
製作年度:2004
製作国:フランス
配給:アスミックエース
製作総指揮:ユグー・ダルモワ
製作:フランク・ショロ、シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン 
監督:オリヴィエ・マルシャル
脚本:オリヴィエ・マルシャル 、フランク・マンクーゾ 、ジュリアン・ラプノー
原作:
撮影:ドゥニ・ルーダン
音楽:アクセル・ルノワール 、エルワン・クルモルヴァン
出演:ダニエル・オートゥイユ 、ジェラール・ドパルデュー 、アンドレ・デュソリエ 、ヴァレリア・ゴリノ 、ロシュディ・ゼム 、ダニエル・デュヴァル 、ミレーヌ・ドモンジョ 、フランシス・ルノー 、カトリーヌ・マルシャル 、ソレーヌ・ビアシュ 、オーロル・オートゥイユ 、オリヴィエ・マルシャル 、アラン・フィグラルツ

びっくり。テアトル銀座が満席なんだもの。29日の4時半の回だから、そんなに混んでないわよね、って松屋で寄り道して行ったら座席の残りが50席。あっという間に50席もはけるからビックリ。そんなに評判がいいのかしら、って思いっきり期待しちゃった。客層は幅広いし。メルヴィルやベルヌイユが支えていたフランスのフィルムノワールが復活!なんてイメージの宣伝や予告。ちょっとオジサン系が多い映画かなって想像してたら女性客も半分くらいいたし。誰のファンなんだろう。それはさておき、そんな重厚なフィルム・ノワールを期待したら、単なるパリ警察署の派閥争いもの。トップを狙う「生き方が違う」同期のライバルが、ある事件を解決したらご褒美に出世できる、っていうことで競う話。なんか企業におきかえて30年位前に日本でコメディタッチでつくると「サラリーマンだよ若大将」みたいな感じかしら。フランスのギャバンからの系譜を引く「肉厚のおっさん」風な人気俳優が競演ってこともあるし、フランス語のホワンホワンしたセリフの語感も「良質な映画を観てる」錯覚に陥れるし、馬鹿なベッソンメジャーじゃないし、ということで集客してるのかしら。この程度なら「仁義なき戦い・頂上作戦」のほうが100倍おもしろいと思うんだけど。

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