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赤線地帯 2006-12-19

Akasenchitai邦題:赤線地帯
時間:86分
公開:1956
製作年度:1956
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:永田雅一
製作:
監督:溝口健二
脚本:成沢昌茂
原作:芝木好子
撮影:宮川一夫
音楽:黛敏郎
出演:京マチ子 、若尾文子 、木暮実千代 、三益愛子 、町田博子 、川上康子 、進藤英太郎 、沢村貞子 、浦辺粂子 、小川虎之助 、菅原謙二 、多々良純 、宮島健一 、見明凡太郎 、加東大介

昭和31年公開の映画。売春防止法が昭和33年だから2年前の姿ね。浅草吉原の赤線地帯。「吉原が300年続いたってことは、必要があったから」って「夢の里」の女将が言うけど、結局、今でも吉原はあるものね。それはさておき、群像劇としては久しぶりに堪能したわ。赤線の売春宿「夢の里」の女たち、っていう人物配置で、それぞれの女たちがそれぞれのワケアリの人生をかかえて、それぞれがその職業によって人生を狂わされ、そのお先真っ暗な人生から脱出しようともがき、破綻し、成功し、そんな女たちに新しい女が加わって、多分、わたしは一生忘れないラストカットへつながるの。初店の九州から売られてきた女の子がカメラに向って、おずおずと手招き(客呼び)をするアップ。お先真っ暗な商売なのに、そこでしか生きていけない16歳の女の子の絶対的な人生破綻の予感。成沢昌茂の脚本も凄いけど、それぞれの女たちを見事に描き分けて、演じさせて行った溝口健二監督の演出力は驚嘆するわ。ロバート・アルトマンが群像劇を得意としてたけど、この作品を超えるのは無いかも。

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