武士の一分 2006-12-06
邦題:武士の一分
時間:121分
公開:2006-12-01
製作年度:2006
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:迫本淳一
製作:深澤宏、山本一郎
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 、平松恵美子 、山本一郎
原作:藤沢周平
撮影:長沼六男
音楽:冨田勲
出演:木村拓哉 、檀れい 、笹野高史 、小林稔侍 、赤塚真人 、綾田俊樹 、近藤公園 、岡本信人 、左時枝 、大地康雄 、緒形拳 、桃井かおり 、坂東三津五郎[10代目]
山田洋次監督の「田舎侍もの」ならリスペクトしなければならないっていう、へんな風潮があるみたい。っていうか、批判しづらい状況へ追い込まれていくっていうのかしら。「毒見役の貧乏侍が腐った貝を食べて盲目になって、女房を寝とられて、相手に復讐する」っていうだけの物語を121分かけて見せてくれる。巨匠だから。キムタクが出てるから。映画が「見世物(スペクタクル)」ってことなら、それは十分に資格や条件を備えているんだけど、それが面白いかどうかっていうのは冷静に見極めたいわよね。で、わたしは「たいしたことない」っていう結論。知り合いで「黒沢映画は全部傑作」って豪語する人がいるけど、それに近いわ。「寅さん」以降の山田洋次は「傑作しか作らない」みたいなプロパガンダが松竹からされているっぽい。油断しちゃだめ。
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