ありがとう 2006-12-04
邦題:ありがとう
時間:125分
公開:2006-11-25
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:
製作:仙頭武則
監督:万田邦敏
脚本:平山譲 、仙頭武則 、七字幸久 、万田邦敏
原作:平山譲
撮影:渡部眞
音楽:長嶌寛幸
出演:赤井英和 、田中好子 、薬師丸ひろ子 、尾野真千子 、前田綾花 、光石研 、尾美としのり 、柏原収史 、今福將雄
関西エリアのローカル映画なのかしら。多分。1995年の震災でなにもかも失った主人公が家族や地元の仲間に支えられながら60歳なのにプロゴルフテストに合格するまでの物語。実話なんだから、その真実の持つ力っていうものは大いにあるし、あの震災で人生が大きく変わった人々のいる中、こういう成功例もあるっていう点では映画っぽい題材なんでしょうけど。でも、なんか釈然としないのはなぜ?。物事を屈折して見てしまうわたしとしては、映画の中があまりに「美化」されすぎてるからかもしれないわ。登場人物がみんな「いいひと」で、悪役は「地震」で、あとはそこから立ち上がって、頑張って、クライマックスに成功して、までが一本道。そんなにスムースだったの?って疑ってかかっちゃうのは汚れてる?わたしの心。ゴルフ映画って難しいわよね。ゴルフシーンを上手に描いた映画って洋画でも記憶にないし、まして日本映画でもね。そういう意味では「真実」がそうなんだからしょうがないけど、ゴルフ映画として立ち位置もあるわけで、であれば、もうちょっとゲームとしてのサスペンスや緊張感が欲しかったかも。林の中で飛び込んで、キャディさんが「これで打って」ってクラブを渡して、っていうところが唯一かしら。合格ラインが上がったり下がったりする情報を入れながら、主人公がスコアを上げたり下げたり、ピンチになったりっていうドキドキが欲しかったなぁ。監督がゴルフ好きじゃないのかしら。
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