まぼろし 2006-12-03
原題:SOUS LE SABLE
邦題:まぼろし
時間:95分
公開:2002-09-14
製作年度:2001
製作国:フランス
配給:ユーロスペース
製作総指揮:
製作:オリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエ
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン 、エマニュエル・ベルンエイム 、マリナ・ドゥ・ヴァン 、マルシア・ロマーノ
原作:
撮影:アントワーヌ・エベルレ(第一幕)、ジャンヌ・ラポワリー(第二幕)
音楽:フィリップ・ロンビ
出演:シャーロット・ランプリング 、ブリュノ・クレメール 、ジャック・ノロ 、アレクサンドラ・スチュワルト 、ピエール・ヴェルニエ 、アンドレ・タンジー
地味な公開だったので見逃していたオゾン監督作品。シャーロット・ランプリングが堂々と心を病んだ中年(老年)女性を演じているのが評判だったと記憶している。「美女」女優っていう印象のあった彼女が、ある意味、老醜をさらしながら、そのリアルな女性像を演じているっていうのが凄い。日本だと誰だろう。方向は違うけど冨司純子かなぁ。特に「フラガール」の。フランス映画っぽい、っていうか、オゾン監督の「曖昧な謎」を残す、鑑賞後の心に澱が残るようなタッチに、静かに狂っている未亡人の一人芝居。現実と幻想が曖昧に交差していく彼女のゆれる心。「夫への愛」「一人でいる恐怖」がまぼろしの夫に見られながら性交するっていう倒錯した狂気の発作に、女性の心への不信感をたっぷり描いている。オゾン監督がゲイであるっていう原因もあるからかしら。
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