KAFKA/迷宮の悪夢 2006-11-27
原題:KAFKA
邦題:KAFKA/迷宮の悪夢
時間:99分
公開:1992-06
製作年度:1991
製作国:アメリカ
配給:ヘラルド
製作総指揮:ポール・ラッサム 、マーク・ジョンソン
製作:スチュアート・コーンフェルド、ハリー・ベン
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:レム・ドブス
原作:
撮影:ウォルト・ロイド
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジェレミー・アイアンズ 、テレサ・ラッセル 、アレック・ギネス 、イアン・ホルム 、アーミン・ミューラー=スタール 、ジョエル・グレイ 、ジェローン・クラッベ
ソダーバークってモノクロが好きなのかしら。っていうか色が無い事によって表現できる「ブレない」リアルがあるのかもしれない。彼だけが理解できる。それはともかく作家カフカが異様な事件に巻き込まれて、それが退廃的な世紀末なスチームパンクな世界で、って赤城毅の小説みたいな物語。敵?の本拠地の「城」の内部だけカラーになるって狙いがクリアね。カフカが眺めるリアルはモノクロなのかもしれないわ。「変身」にしても「審判」にしても天然色な世界じゃないもの。小説を読んでいても「色」がうかばないから、多分カフカは犬の目をもってるのかもしれない。「城」の中は主観がカフカじゃないって考えればカラーでもおかしくないしね。サスペンス映画っていうカテゴリに入れるとB級の安っぽい駄作になっちゃうけど、裏側から「解釈」しながら観るとアーティスティックなアヴァンギャルドなドラマっていう評価ができる二面性を持ってるみたいね。ソダーバーグについて錯覚する人たちは裏から見たっていう証拠かもしれないわ。
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