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ナチョ・リブレ 覆面の神様 2006-11-16

Nacholible原題:NACHO LIBRE
邦題:ナチョ・リブレ 覆面の神様
時間:92分
公開:2006-11-03
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:スティーヴ・ニコライデス 、デイモン・ロス
製作:ジャック・ブラック、デヴィッド・クローワンズ、ジュリア・ピスター、マイク・ホワイト 
監督:ジャレッド・ヘス
脚本:ジャレッド・ヘス 、ジェルーシャ・ヘス 、マイク・ホワイト
原作:
撮影:ハビエル・ペレス・グロベット
音楽:
出演:ジャック・ブラック 、エクトル・ヒメネス 、アナ・デ・ラ・レゲラ 、リチャード・モントーヤ 、ピーター・ストーメア 、セサール・ゴンサレス 、ダリウス・ロセ 、モイセス・アリアス

「演技」というものが役柄になりきるっていうことなら、そのなりきる「程度」っていうのが、その俳優の力量だったり技術だったりするって思うの。たとえば「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンは過剰まで1ミリグラムくらい届かせないところで(寸止めってこと)迫真の主人公像を演じていたって思うの。さすがアカデミー賞よね。で、何がいいたいかっていうと、ジャック・ブラックの過剰さなの。どんな脇役でも「目立つぜ、オレを写せよ」っていうテンションが主役をはっても同じ。「キングコング」の後頭部の筋肉に力が漲ってるような演技とかね。それが素敵な方向へ行くと「スクール・オブ・ロック」になるのかしら。で、メキシカンプロレス。実在の牧師レスラーにインスパイアされて作られたわけで、ジャック・ブラックの過剰さが「どーだ!おもしろいだろー、オレってば」というオーラがビカビカに発散されてるの。味が濃すぎて素材の持ち味が消えてしまった、煮込みすぎたシチューのような映画。あはは、ジャック・ブラックってば!って観ていても15分くらいで、お腹一杯になってしまう。ていうことは、30分くらいの併映短編映画っていう立ち位置の作品には最適なキャラクターなのかもしれない。今は失われたね。なんて連想していくと、21世紀のキートンやチャップリンってことかしら。って妄想もいいかげんにしたい。アメリカでヒットしたっていうけど、ヒスパニックがいっぱいいるっていう多民族国家だからコレはどうだろう。そのままデータを信じちゃいけないかも。子供とヒスパニックっていう客層だけでそれなりにビジネスになるんだろうしね。

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» ナチョ・リブレ スクール・オブ・ロックには程遠く あ〜あ [もっきぃの映画館でみよう]
タイトル:ナチョ・リブレ 覆面の神様 ジャンル:ジャック・ブラック・コメディ/2006年/92分 映画館:テアトル梅田(60席) 鑑賞日時:2006年11月5日(日)10人 私の満足度:60%  オススメ度:40% 「スクール・オブ・ロック」には感激した。 主演ジャック・ブラック(JB)の過激なサービス精神が満開。 小学校でロックを教えながらの生徒とのやり取りは、熱く、 生徒それぞれのキャラが生きていた。... [続きを読む]

受信: 2006.11.18 20:50

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