王の男 2006-09-05
原題:THE KING AND THE CLOWN
邦題:王の男
時間:122分
公開:2006-12
製作年度:2006
製作国:韓国
配給:角川ヘラルド
製作総指揮:
製作:
監督:イ・ジュニク
脚本:
原作:
撮影:
音楽:
出演:カム・ウソン 、チョン・ジニョン 、カン・ソンヨン 、イ・ジュンギ 、チャン・ハンソン
「腐女子」じゃないもの。わたしなんかみたいな、平成になる10年くらい前に生まれた「どーしよーもなく中途半端な」「でもルーズソックス元年」な世代の負け犬候補としては、存在は認めても遠巻きに眺め、自らは絶対安全地帯から一歩も踏み出さない「根性の無さ」や「無鉄砲さの無さ」を自覚しつつこのジャンルに対応してる。って大げさなものじゃないけど、敵は「ヤオイ」だ。敵か?それはともかく、「王と道化師」っていう英語原題にあるようにシェイクスピアっぽい設定でヤオイする全編。モデルになってる王様はローマのネロや日本の織田信長みたいに朝鮮半島じゃ有名な暴君らしいけど、わたしはそっちの知識は皆無だし。前提となる歴史的知識が無くてこの作品を見ると「普通のヤオイ映画」なのねって短絡しちゃうけど、許されるのかしら。こういう見方。狂乱の王様と、ラッキーにも宮廷芸人になる「愛し合う青年と美少年」。その美少年に王様が横恋慕して、っていう腐女子好みな設定。ライトノベルだとゴージャスな美少年イラストの表紙が踊りそう。でもって、美少年をめぐる葛藤と朝鮮王朝の宮廷・高官の腐敗と革命で悲劇的なクライマックスへっていう作品に韓国じゃ1000万人以上がつめかけたっていうから凄い。そういうサブカル的な周辺分析しててもしょうがないけど、映画として他には語りようもないんだからしょうがないわよね。マーケットとしては「腐女子」はまだ小さいだろうしね。でも池袋あたりの劇場だと限定的にヒットするかも。ああ最低。
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