バルトの楽園 2006-07-07
邦題:バルトの楽園
時間:134分
公開:2006-06-17
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:岡田裕介 、宮川也
製作:野口正敏、妹尾啓太、冨永理生子、ミヒャエル・シュヴァルツ
監督:出目昌伸
脚本:古田求
原作:
撮影:原一民
音楽:池辺晋一郎
出演:松平健 、ブルーノ・ガンツ 、高島礼子 、阿部寛 、國村隼
昭和を感じる映画。老練な「映画屋」がよってたかって「いっちょ上がり!」って仕上げた古典的感動風ドラマ。「あっしら職人はさ、ゴタゴタ言わないで、ココの柱とココの土台とココの建てつけだけしっかりさせときゃ、そりゃあ真っ当な映画を作れるんだぜぃ」っていうお手本みたいな作品。(好き嫌いば別として)脚本(ホン)があって、(好き嫌いは別として)あてがわれた役者がいて、見せ場のポイントを長年の経験と勘でツーカーの職人仲間と阿吽の呼吸で設置して、あとは「お客は喜んでんだろう!」って安酒を呷ってるような映画のたたずまい。って判る?こういう「大量生産品=規格品」みたいな映画をどう言えばいいんだろう。つまり、そういう映画なの。企画から制作、配給、宣伝も含めて全部が「いつものやつね!」っていう手筋で出来てる感じ。観客も「ああ、いつものやつなんだ」ってそれなりに割り引いて観てる。ちょっと有名な女優ととでてると「奢ったねぇ」って得した気分になれるの。そういうところが「昭和」を感じるのかな。って、わたしは小学生時代なんだけどね。昭和って時代は。
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