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見知らぬ乗客 2006-06-22

Strangersonatrain原題:STRANGERS ON A TRAIN
邦題:見知らぬ乗客
時間:101分
公開:1953-05
製作年度:1951
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:
製作:
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:レイモンド・チャンドラー 、チェンツイ・オルモンド
原作:パトリシア・ハイスミス
撮影:ロバート・バークス
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ファーリー・グレンジャー 、ロバート・ウォーカー 、ルース・ローマン 、レオ・G・キャロル 、パトリシア・ヒッチコック

交換殺人を持ちかけられて、イエスノーを言ってないのに、一方的に自分の妻を殺されて、っていう前半部の急テンポな展開で主人公がガチガチに追い詰められていく。そんな袋小路への追い込まれるサスペンスと、そこからどう脱出していくかっていう物語がヒッチコックの映像手法で語られていくの。テニスコートのシーンや、ライターを排水溝へ落としてしまうシーンが「時間との追っかけ」や「罪の意識の追い込み」に効果的。結局はキレてる犯罪者が死んで、主人公はハッピーエンドを迎えるという予定調和なんだけど、そこまでの過程が「映画として面白い」のよね。ヒッチコックって凄い。

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コメント

はじめまして

新しい映画ではなく、クラシックな映画をblogでみるのはレアなので、コメントを残します。

この映画は子供の頃、今は亡き淀川さんの日曜洋画劇場でみて、コワ~い話だと思いました。特に殺人シーンで、女性の落とした眼鏡に犯行シーンが映って見えるあたり、素晴らしい演出でした。

大人になってから見ても、まったく古びることなくヒッチコックの自信たっぷりな腕前を、堪能しました。

モノクロームの画面がこれ程、雄弁なのはやはり非凡な映画だからでしょう。

交換殺人だったと思いますが、犯人が境界性人格障害(正常と異常の間の人)であるらしいあたり、なんとも不気味でした。

また見たいです。

投稿: チャーリー | 2006.06.22 23:50

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