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ナイロビの蜂 2006-05-26

Constantgardener原題:THE CONSTANT GARDENER
邦題:ナイロビの蜂
時間:128分
公開:2006-05-13
製作年度:2005
製作国:イギリス
配給:GAGA
製作総指揮:ジェフ・アッバリー 、ジュリア・ブラックマン 、ゲイル・イーガン 、ロバート・ジョーンズ 、ドナルド・ランヴォ
製作:サイモン・チャニング・ウィリアムズ
監督:フェルナンド・メイレレス
脚本:ジェフリー・ケイン
原作:ジョン・ル・カレ
撮影:セザール・シャローン
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ダニー・ヒューストン 、ビル・ナイ

いったい何の映画なのかしら。ジョン・ル・カレの原作っていうと「スパイもの」っていうイメージだし、「テイラー・オブ・パナマ」も思いっきりスパイアクションだったもの。で、この映画も多分スパイものね。一種の。夫婦の愛情映画っていう切り口で宣伝されていたけど、本質はアフリカで人体実験してる国際的な薬剤メーカーの「陰謀」を英国の大使館員の妻が告発して殺害されてしまう。その妻の謎の死の真相を夫が追い詰めていくっていう構図。国際謀略組織と立ち向かう英国外務省職員。で、それじゃ緊迫感ある駆け引きやアクションや謎解きがぐいぐいと観客を引っ張るかっていうと皆無。都合により登場するキャラクターや唐突に登場する「鍵を握る男」とか、謎の黒幕が謎のままだったり、超なっとくいかないまま突如主人公が死んで終わってしまう。憤慨するしかないわよね。妊婦すがたでアフリカのスラムを歩き回るレイチェル・ワイズがアカデミー賞を獲ったっていうだけの不可思議な(多分ほんとうは)スパイ映画。それにしてもなんていう邦題?映画では巨悪という設定の薬剤メーカーのCIマークがタイトルなんだもの。しかも誰も映画の中では「説明」してくれないから最後まで邦題は映画の意味を語ってないの。

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» 主人公の情熱に救いを見出す「ナイロビの蜂」 [万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記]
 予告編を見た段階では、ラブロマンスなのか、サスペンスなのか、あいまいな感じで、観ようか止めようか迷っていた「ナイロビの蜂」(フェルナンド・メイレレス監督)。会社の後輩に「よかったですよ」と勧められ、彼が言うならと思って、観に行ってよかった。映画会社の売....... [続きを読む]

受信: 2006.05.31 18:16

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