紳士協定 2006-05-24
原題:GENTLEMAN'S AGREEMENT
邦題:紳士協定
時間:118分
公開:1947-10
製作年度:1947
製作国:アメリカ
配給:20FOX
製作総指揮:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:エリア・カザン
脚本:モス・ハート
原作:ローラ・Z・ホブソン
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:グレゴリー・ペック 、ドロシー・マクガイア 、ジョン・ガーフィールド 、セレステ・ホルム 、アルバート・デッカー
体当たり派の社会告発系ジャーナリストが中央のベストセラー有名雑誌の記者契約を結んで、なにかどでかいネタをぶちあげよう!っていうことで「ユダヤ人差別問題」をとりあげるっていうスタート。アメリカっていう社会で「ユダヤ人差別」があってってことが驚きなんだけど、監督がエリア・カザンっていう左翼系社会問題告発映画テイストな作品の作家といわれてるから必然なのかしら。ハリウッドの商業主義と融合した「社会派ドラマ」ジャンルというわけね。アカデミー賞も獲ってるし。で、主人公は「ユダヤ差別問題」を取材するために自ら「ユダヤ人」だと表明して受ける差別を記述していこうという作戦に出る。そこへ保守的な地域に住む恋人といさかいを起こしたり、子供が学校で差別されたりという問題に直面して「正義の怒り」を記事にぶつけるっていうストーリー。日本人が自ら「在日」や「被差別部落出身」とウソをついて「差別の実態を記事にする」ような感じかしら。それって逆差別はなはだしいって思うけど。あまりに短絡的な手口でね。多分、映画そのものは「アメリカに巣食う反ユダヤ主義」を告発したかったのかもしれないわね。そのために主人公の記者にとらせる「卑怯なおとり捜査のような手口」の善悪には思いが及ばなかったのか、もしくはアメリカ人はこういう手口はOKという民族なのか、ああどっちだろう。
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