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ハリー・ポッターと炎のゴブレット 2006-04-30

11342123834271原題:HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE
邦題:ハリー・ポッターと炎のゴブレット
時間:157分
公開:2005-11-26
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:クリス・コロンバス 、デヴィッド・バロン 、マーク・ラドクリフ 、ターニャ・セガッチアン
製作:デヴィッド・ハイマン 
監督:マイク・ニューウェル
脚本:スティーヴ・クローヴス  
原作:J・K・ローリング
撮影:ロジャー・プラット
音楽:パトリック・ドイル
出演:ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン 、トム・フェルトン 、スターニスラフ・イワネフスキー

DVDで再見。2005-12-10に初見。

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28日後... 2006-04-29

28dayslater原題:28 DAYS LATER...
邦題:28日後...
時間:114分
公開:2003-08-23
製作年度:2002
製作国:イギリス/アメリカ/オランダ
配給:FOX
製作総指揮:グレッグ・カプラン 、サイモン・ファロン
製作:アンドリュー・マクドナルド
監督:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド
原作:
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:ジョン・マーフィ
出演:キリアン・マーフィ 、ナオミ・ハリス 、クリストファー・エクルストン 、ミーガン・バーンズ 、ブレンダン・グリーソン

劇場で見逃した映画。DVDだと2種類のエンディングになってる。本編に繋がってるのは、あまりにとってつけたようなハッピーエンド。特典映像で劇場エンディング。こっちは恐ろしく救いが喪失してる。お先まっ暗な無量感たっぷりなラスト。多分劇場を出るときにイヤーな気分になってると思うけど、映画の流れからして、こっちのほうが辻褄はあってると思うな。未知のウィルスに感染してすぐに凶暴になって人を惨殺していく、っていう「ゾンビ」パターンではあるけど、感染者の恐ろしさよりも「生き残ってる人間の恐ろしさ」を強調したかったのかな、ってストレートに製作者の意図を受け止めてあげよう。

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プロデューサーズ 2006-04-27

Producers原題:THE PRODUCERS
邦題:プロデューサーズ
時間:134分
公開:2006-04-08
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:SPE
製作総指揮:
製作:メル・ブルックス、ジョナサン・サンガー
監督:スーザン・ストローマン
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
原作:
撮影:ジョン・ベイリー、チャールズ・ミンスキー
音楽:メル・ブルックス
出演:ネイサン・レイン 、マシュー・ブロデリック 、ユマ・サーマン 、ウィル・フェレル 、ゲイリー・ビーチ
ミュージカルではあるんだけど、やっぱり日本で馴染みがない内容とかだと辛いかも。オリジナルがどんなにブロードウェイでヒットしてようが、日本には関係なんだものね。前に映画化されてても大ヒットしてたっていう記憶もないし。ショービズの世界そのものがアメリカと日本じゃ違いすぎて理解されないだろうし。っていうハンディキャップが山のように在りながらの日本公開。やっぱりダメみたいね。「シカゴ」が同じような環境だったのに大ヒットしたのはなぜ?って理由はひとつ。主人公がきれいな女性でゴージャスだったから。俳優はスターだったから。「プロデューサーズ」はキャスティングがノーネームに近いし、バディものだし、ヒロインもラクダとしか思えない顔のユマ・サーマンで、しかも「巨大だわ、この人」って気になって仕方がないし。男が二人で歌い踊っても面白くもなんとも無いって思うのが日本人よね。アメリカじゃフランク・シナトラとジーン・ケリーがタップ踏んでればお客が喜んでたっていう文化的素地があるけど、日本じゃないもの。というわけで、時々こういう「日本文化に合わない映画」っていうのがメジャー扱いで大チェーンで公開されてしまうのだから困ったものよね。

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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ 2006-04-26

Nanymac原題:NANNY MCPHEE
邦題:ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
時間:98分
公開:2006-04-15
製作年度:2005
製作国:アメリカ/イギリス/フランス
配給:UIP
製作総指揮:ライザ・チェイシン
製作:ティム・ビーヴァン、リンゼイ・ドーラン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード
監督:カーク・ジョーンズ
脚本:エマ・トンプソン
原作:クリスティアナ・ブランド
撮影:ヘンリー・ブラハム
音楽:パトリック・ドイル
出演:エマ・トンプソン 、コリン・ファース 、ケリー・マクドナルド 、アンジェラ・ランズベリー 、セリア・イムリー

時間があったので何の期待もしないで観たら面白かった。イギリス映画って言ってもいいくらいの合作映画なんだけど、イギリス映画にありがちなオフビートな間合いの「オトナ向けギャグ」じゃなくて、ベタベタなギャグを丁寧に作りこんでる作品。たぶん絶対的な児童学童向けな映画として、きちんと作られたんだろうなっていう潔さが感じられる。道徳的な内容だし、ナニ・マクフィーの「レッスン」が子供たちだけじゃなくて、父親へのレッスンでもあった、なんていうファミリー観客に「ご納得」な仕立て上げ方でもあり、素敵なファンタジック満点なクライマックスのハッピーエンドもあり、とっても幸せな気分で劇場を出られたっていう点では、お勧め映画よね。おこちゃま映画ってバカにしないで観にいって欲しいな。

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V フォー・ヴェンデッタ 2006-04-25

Vforvendetta原題:V FOR VENDETTA
邦題:V フォー・ヴェンデッタ
時間:132分
公開:2006-04-22
製作年度:2005
製作国:イギリス/ドイツ
配給:WB
製作総指揮:ベンジャミン・ウェイスブレン
製作:ジョエル・シルヴァー、アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー、グラント・ヒル
監督:ジェームズ・マクティーグ
脚本:アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
原作:
撮影:エイドリアン・ビドル
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、スティーヴン・フライ 、ジョン・ハート

ウォシャウスキーの絡んだ映画。っていうことでちょっと期待してたけど、気分悪いだけで終わった。だいたいが主人公の「V」が変。仮面が変。それだけで変。引く。ナタリー・ポートマンは頑張ってるけど、役割としては「白バラの祈り」の主人公の方が真摯だから存在が軽薄すぎな感じ。映画の背景は「未来世紀ブラジル」だったり「アメリカAMERIKA」だったり。北朝鮮みたいな絶対的支配者を一人奮闘してやっつけるっていう「勧善懲悪=桃太郎」って言っちゃえば身も蓋もない二流なお話。予告とかじゃけっこう期待してたのに、無駄に長い月光仮面な映画だったわ。

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サン・ソレイユ 2006-04-24

Sanssoleil原題:SANS SOLEIL
邦題:サン・ソレイユ
時間:100分
公開:1986-05
製作年度:1982
製作国:フランス
配給:アテネフランセ
製作総指揮:
製作:アナトール・ドーマン
監督:クリス・マルケル
脚本:クリス・マルケル
原作:
撮影:クリス・マルケル
音楽:アリエル・ドンバール
出演:アレクサンドラ・スチュワルト

多重的に日本とアフリカとサンフランシスコが語られるドキュメンタリー。この作品もある意味は「記憶」をテーマにしてる。時代が持つ記憶、っていうか、社会そのものが有機的な生き物として在り、それが時間を切り刻みながら「記憶」として滞留しているモノを「二次元の動画」で切り取っていく作業。四次元の記憶は二次元の100分のフィルムになるっていう感じ。うまく言えないけど。日本をフランス人っていうか日本人以外の視線で、しかも文化ドキュメンタリーではない視点で、たまたまカメラが日本にあったので、そこにある「記憶の断片」を切り取ったっていう映画。さらにその映像を解釈するために映像であることさえも忘れ去らせようという、今でいうデジタル画像処理を随所にほどこしてるのね。目が離せないけど不安でいてもたってもいられない気分にさせられる作品だわ。

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ラ・ジュテ 2006-04-24

Jetee原題:LA JETEE
邦題:ラ・ジュテ
時間:29分
公開:2000
製作年度:1962
製作国:フランス
配給:アップリンク
製作:アナトール・ドーマン
監督:クリス・マルケル
脚本:クリス・マルケル
撮影:ジャン・チアボー
音楽:トレヴァー・ダンカン
出演:エレーヌ・シャトラン 、ジャック・ルドー 、ダフォ・アニシ

「12モンキーズ」がこの映画にインスパイアされたっていうけど、リメイクって言ってもいいくらいかも。30分くらいのスチール構成っていう超実験的アート映画がブルース・ウィリスのSF活劇になってしまうんだから商業映画って凄い。ただ、この「ラ・ジュテ」の方がイメージを観客にほとんど委ねた作り方になってるから、映画のもつ不条理やテーマ性が緊張感をもって伝わってくる。特に「記憶」っていう曖昧な「脳ニューロンの気ままなスイッチング現象」にまつわる部分。仏教でいう「解脱」にちかいものを目的にしながら永遠に同じ「時間」を繰り返す宿命への諦観が、「実存」の不確定性という結末として描かれるから観客の「不安」を極限まで高めていく。映画そのものに説明されるわけじゃなくて(スチールだけなんだものね)、観客の脳内でイメージが増幅するっていう暴力性で、ホラー映画に近い傷がのこってしまいそう。

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ホワイト・プラネット 2006-04-21

Whiteplanet原題:LA PLANETE BLANCHE
邦題:ホワイト・プラネット
時間:83分
公開:2006-06-24
製作年度:2006
製作国:フランス/カナダ
配給:東北新社=コムストック オーガニゼーション
製作総指揮:
製作:ジャン・ラバディエ、ジャン・ルミール、ステファーヌ・ミリエール
監督:ティエリー・ラコベール 、ティエリー・ピアンタニーダ
脚本:ティエリー・ピアンタニーダ 、ステファーヌ・ミリエール
原作:
撮影:
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:ジャン=ルイ・エティエンヌ

去年「皇帝ペンギン」がプチヒットして話題になったからって、ほうっておけばNHKあたりがひっそりと放映権を買って教育テレビで放送してっていうタイプの映画なのに、仰々しく完成披露やって監督とティーチインして、って勘違いもはなはだしいドキュメンタリー。だけど、映画の中味を批判してるわけじゃないのよ。映画はまじめに北極に生きる動物たちの1年を追いかけてるんだもの。ちゃんとそれなりに仕事してる。とはいえ、それを「感動の秘境ドキュメンタリーで驚愕の映像初公開」なんていう包装紙でバリューを実力以上に見せかけていくのは、どうなのかなぁって疑問。やっぱり「皇帝ペンギン」や「WATARIDORI」にある製作者の偏執感が希薄なんだもの。松竹のラインアップにも北極モノがあるけど、どうなんだろう。ネイチャードキュメンタリーがそこそこ市場性アリって見たら、これからもかかっていくんだろうなぁ。作品のクオリティはともかくね。あ、この映画の唯一の不満は「説明不足」。動物が出てきても、なんていう名前か全然教えてくれないの。ナレーションや字幕が不親切このうえない!ってことだけこれから観る人に言っておこう。このあたり劇場パンフで補完して欲しいわ。

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親指タイタニック  2006-04-21

Thumbtanic原題:THUMBTANIC
邦題:親指タイタニック
時間:26分
公開:
製作年度:1999
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:スティーヴ・オーデカーク
製作:ポール・マーシャル
監督:スティーヴ・オーデカーク
脚本:スティーヴ・オーデカーク
原作:
撮影:
音楽:スティーヴン・オディオン
出演:スティーヴ・オーデカーク、メアリー・ジョー・ケフナン、ポール・グリーンバーグ

親指ウォーズも観たけど、悪ふざけなタイタニック。パロディの質は低いんだけど、親指でそれを作ろうっていう狂気がすごい。こんなこと誰も思いつかない!っていうところが「映画」であるっていう証左かもしれないけど、ってこんな小難しく感想文書くレベルの映画じゃないものね。感想はひとこと「変!引いた」でいい。

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CANNES 2006

Cannes2006

カンヌ映画際のコンペ作品が発表になったけど、日本映画はなし。さてさて今年はどんなサプライズがあるんだろう。わたし的にはソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」が気になるなぁ。審査委員長はウォン・カーウァイ監督。・・・今年のポスターは素敵ね。去年はシンプルすぎたもの。

Pedro ALMODモVAR VOLVER 2h01
Andrea ARNOLD RED ROAD 1st Film 1h40
Lucas BELVAUX LA RAISON DU PLUS FAIBLE 1h30
Rachid BOUCHAREB INDIGネNES 1h50
Nuri Bilge CEYLAN IKLIMLER 1h37
Sofia COPPOLA MARIE-ANTOINETTE 2h03
Pedro COSTA JUVENTUDE EM MARCHA 2h20
Guillermo DEL TORO EL LABERINTO DEL FAUNO (Pan's Labyrinth) 1h50
Bruno DUMONT FLANDRES 1h30
Nicole GARCIA SELON CHARLIE 2h20
Xavier GIANNOLI QUAND J'ノTAIS CHANTEUR 1h50
Alejandro Gonz疝ez IムチRRITU BABEL 2h15
Aki KAURISMトKI LAITAKAUPUNGIN VALOT 1h20
Richard KELLY SOUTHLAND TALES 2h31
Richard LINKLATER FAST FOOD NATION 1h44
Ken LOACH THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY 2h04
LOU Ye SUMMER PALACE 2h20
Nanni MORETTI IL CAIMANO 1h52
Paolo SORRENTINO L'AMICO DI FAMIGLIA 1h50

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12モンキーズ   2006-04-20

12monkeys原題:TWELVE MONKEYS
邦題:12モンキーズ
時間:130分
公開:1996-07
製作年度:1995
製作国:アメリカ
配給:松竹富士
製作総指揮:ロバート・コスバーグ 、ロバート・カヴァロ 、ゲイリー・レヴィンソン
製作:チャールズ・ローヴェン
監督:テリー・ギリアム
脚本:デヴィッド・ピープルズ 、ジャネット・ピープルズ
原作:
撮影:ロジャー・プラット
音楽:ポール・バックマスター
出演:ブルース・ウィリス 、マデリーン・ストー 、ブラッド・ピット 、クリストファー・プラマー 、ジョン・セダ

「ラ・ジュテ」のDVDを貰ったので観ようと思ったら、この作品を観ておきなって言われたのでツタヤ詣で。テレビで観た事あったみたいね。途中で思いだした。過去と現在(現在と未来?)を行き来して、起こるべく未来の事件を未然に防ごうっていう基本路線はターミネーターやマトリックスとかに昇華してるし、ある意味では「夏への扉」や「タイムマシン」で示唆される時間と矛盾と限界っていうテーマね。「ラ・ジュテ」がどんな映画か観る前なんで、どこがどうインスパイアされてるのか全くわからないから逆に「12モンキーズ」という映画そのものの発想と完成度を予断なく鑑賞できたわ。救いを喪失したっていう点では「ターミネーター2」と同じ。その後に起きるさまざまな「ゴシックな雰囲気の未来世界」という表現はどうやらテリー・ギリアム監督の自家薬籠中のものらしい。一緒に進められた「ブラジル」を借りて観てみよう。あ、その前に「ラ・ジュテ」ね。

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眠狂四郎 勝負  2006-04-19

Nemurisyobu邦題:眠狂四郎 勝負
時間:83分
公開:1964-01-09
製作年度:1964
製作国:日本
配給:大映
製作総指揮:
製作:
監督:三隅研次
脚本:星川清司
原作:柴田錬三郎
撮影:牧浦地志
音楽:斎藤一郎
出演:市川雷蔵[8代目] 、加藤嘉 、藤村志保 、高田美和 、久保菜穂子

市川雷蔵ってカリスマ的に語られることが多いわよね。若くして死んでしまうと伝説になっていくからなんだろうけど。リアルタイムな人じゃないし、時代劇だしってことで、その現代の映画よりゆるいリズム感もあってピンとこないで終わった。それより、横顔でアゴのラインに緊張感がないっていうか、ゆるい感じなんでちょっとタイプじゃないな。って別に合コンの感想じゃないからどうでもいいんだけど。物語は緊縮財政を進める勘定奉行とそれを助ける眠狂四郎。贅沢をやめられないお姫様と取り巻きが勘定奉行を亡き者にしようっていうすったもんだ。これまたなんとも緩いストーリーね。この時代の大映映画の2本立てプログラムピクチャーとしてはこのクオリティでも許容範囲だったんだろうなって思う。製作費と興収との見合いでね。

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マルクス兄弟オペラは踊る 2006-04-17

Nightattheopera原題:A NIGHT AT THE OPERA
邦題:マルクス兄弟オペラは踊る
時間:91分
公開:1936-04
製作年度:1935
製作国:アメリカ
配給:MGM
製作総指揮:
製作:アーヴィング・G・サルバーグ
監督:サム・ウッド
脚本:ジョージ・S・カウフマン
原作:ジェームズ・ケヴィン・マッギネス
撮影:メリット・B・ガースタッド
音楽:
出演:グルーチョ・マルクス 、ハーポ・マルクス 、チコ・マルクス 、キティ・カーライル 、アラン・ジョーンズ
こういう映画が無料で観られるんだからネットはすごい。ともかくマルクス兄弟っていうのは名前だけ知ってたけど、初めて。グルーチョはあのヒゲ、描いてるんだろうなって気になってしょうがなかったけど、それはどうでもいい。シュールな傍若無人さってFMVのCMに出てくる岸部一徳や石田純一みたいなヘンさがある。あとの二人もピアノを弾くシーンとか超絶技巧。ものすごい天才チームなのねってびっくり。ストーリーは別にっていう内容なんだけど、彼らの「技術」を堪能するタイプの映画ね。ショートコントがずずっと繋がってるタイプなんだもの。

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銀河ヒッチハイク・ガイド  2006-04-16

Hitchhikersguideofgalaxy原題:THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY
邦題:銀河ヒッチハイク・ガイド
時間:109分
公開:2005-09-10
製作年度:2005
製作国:アメリカ/イギリス
配給:ブエナビスタ
製作総指揮:ダグラス・アダムス 、デレク・エヴァンス 、ロビー・スタンプ
製作:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、ジョナサン・グリックマン、ジェイ・ローチ、ニック・ゴールドスミス 
監督:ガース・ジェニングス
脚本:ダグラス・アダムス 、カレイ・カークパトリック
原作:ダグラス・アダムス
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
音楽:ジョビィ・タルボット
出演:マーティン・フリーマン 、サム・ロックウェル 、モス・デフ 、ズーイー・デシャネル 、ビル・ナイ

なぜか中学時代に原作を読んでいて、あまりにパンクな感じでワケわからなかった記憶があって、去年ヴァージン六本木で公開された時に観ようとしたんだけど、気がついたら終わってしまっていた作品だけど、やっとツタヤで借りれた。って、一息で言うのつかれた。やっぱりイギリス映画っぽい心棒が緩い感じの映画だったわ。後半の「地球を作ってる工場を視察」するシーンは好きかも。イメージ的に。でも私も選べるなら地球に残らないでヒッチハイクするな。やっぱり。面白そうだもん。

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DOOM ドゥーム 2006-04-15

Doom原題:DOOM
邦題:DOOM ドゥーム
時間:104分
公開:2005
製作年度:2006-04-01
製作国:アメリカ/チェコ
配給:UIP
製作総指揮:ジョン・D・スコフィールド
製作:ジョン・ウェルズ、ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ
監督:アンジェイ・バートコウィアク
脚本:デヴィッド・キャラハム 、ウェズリー・ストリック
原案:デヴィッド・キャラハム
撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
音楽:クリント・マンセル
出演:カール・アーバン 、ザ・ロック 、ロザムンド・パイク 、ラズ・アドティ 、デオビア・オパレイ

MTVっぽいノリでバリバリな作りで「エイリアン」「ゾンビ」もどきな仕上がり。「スターシップトルーパー」シリーズなんかと同じカテゴリにはいるパトス映画よね。ちょこっと上映して「公開映画」っていう勲章つけて、マニア好きのするビジュアルでレンタル高回転っていうビジネスモデル。そういう「枠組み」の中では計算ができてそうな映画だわ。それなりに知名度のあるビデオゲームタイトルが原作っていうしね。出演者もノーネームでもいいわけで(プロレスラーが準主役だもの)、ホラー・SF・アクション・スプラッタっていうあたりのキーワードで反射神経でパッケージに手が伸びる「大きなお友達」の皆さまがお客様よね。

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ファイヤーウォール 2006-04-12

Firewall2006_1原題:FIREWALL
邦題:ファイヤーウォール
時間:106分
公開:2006-04-01
製作年度:2006
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ブルース・バーマン 、グレアム・バーク 、ジェフ・クリフォード 、デイナ・ゴールドバーグ 、チャーリー・ライオンズ 、ブレント・オコナー
製作:アーミアン・バーンスタイン、ベイジル・イヴァニク、ジョナサン・シェスタック
監督:リチャード・ロンクレイン
脚本:ジョー・フォート
原作:
撮影:ジム・ペイジ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ハリソン・フォード 、ポール・ベタニー 、ヴァージニア・マドセン 、メアリー・リン・ライスカブ 、ロバート・パトリック

ハリソン・フォードもずいぶんお年を召して、アクションシーンなんかも「高額なギャラをとるハリウッドのヒーロー役者」だから一応こなしている。でもなんか全部のアクションに心の中で「ドッコイショッ」って心の中で言ってるハリソンが見える。って妄想だけど。どうせスタンドインがやってるしね。でも映画的には主人公が格闘したりするわけで、となると、いい年のオヤジが無理しちゃってぇ、な状況になってるのよね。物語なんかどんどん後半破綻していくし、こういうのにありがちな、冒頭では冷酷非情な超天才でマシーンのような正確さを持つ「犯人」が、クライマックスあたりでは「間抜けなチンピラ」レベルの判断力ゼロなバカになっていくパターン。だから余計に破綻ぶりが物悲しい。というわけで、ハリソンの老いを確認するために観た映画のようになってしまったわ。

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わたしを野球につれてって 2006-04-12

Takemiouttotheballgame_1原題:TAKE ME OUT TO THE BALL GAME
邦題:わたしを野球につれてって
時間:93分
公開:未公開
製作年度:1949
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:アーサー・フリード
監督:バスビー・バークレイ
脚本:ハリー・テュージェンド 、ジョージ・ウェルズ
原作:
撮影:ジョージ・フォルシー
作詞:ロジャー・イーデンス
作曲:ベティ・コムデン、アドルフ・グリーン
出演:フランク・シナトラ 、ジーン・ケリー 、エスター・ウィリアムズ 、ベティ・ギャレット 、エドワード・アーノルド

人気のプロ野球とシナトラとジーン・ケリーで1本歌って踊ってってのでサクサクと仕上げてくれや、と言われたかどうか判らないけど、それだけ「即席仕立て」な映画。こんなんでも観客は喜んだんだろうなぁ。1949年製作なんだから、テレビも無いし、もちろんバラエティ番組だってないだろうし、娯楽っていえば「映画」や「ボーリング」や「野球」っていう時代だったんだろうしね。ファミリーで娯楽しようっていえば、「劇場でバラエティ番組を観る」っていう感じなのかしら。そういう時代の「消費物」としてのバラエティ映画なんだろうなぁって想像。

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子ぎつねヘレン 2006-04-11

Kogitsuneheren邦題:子ぎつねヘレン
時間:108分
公開:2006-03-18
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:迫本淳一
製作:石塚慶生、吉田繁暁、榎望、井口喜一
監督:河野圭太
脚本:今井雅子
原作:竹田津実
撮影:浜田毅
音楽:西村由紀江
出演:大沢たかお 、松雪泰子 、深澤嵐 、小林涼子 、田波涼子

テレビドラマの監督の限界なのかしら。映画としてのスケール感のなさ。人物の描き方のあまりに救い用の無い薄っぺらさ。こんな作品でも「春休みの動物もの」っていう、ここ数年の松竹映画の路線にのると20億円(松竹の予想)の興収になってしまうらしい。子ギツネが可愛いんだけど、それだけの映画。公開からずいぶん時間が経ってるから劇場商品も枯渇してるし。本当は1500円のぬいぐるみが欲しかった。映画みなくてもよかったけど。残念。

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イヴの総て 2006-04-11

Allabouteve原題:ALL ABOUT EVE
邦題:イヴの総て
時間:138分
公開:1951-09
製作年度:1950
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
脚本:ジョセフ・L・マンキウィッツ
原作:
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ベティ・デイヴィス 、アン・バクスター 、ジョージ・サンダース 、ゲイリー・メリル 、マリリン・モンロー

マリリン・モンローが新人女優役でちょっとだけ出てる。ベティ・デイヴィスとアン・バクスターの演技が凄い。客観的に「女優」=「女性」の恐ろしさを男性監督だからこそ真正面から描けているのかしらって思う。名作中の名作。ある意味ではアクションやケレンで見せるっていうか目玉じゃない映画なのに、長尺な「大作」として成立してるんだからすごい。堂々たる2時間半ちかい重厚なドラマ。だんだんイヴの本性が剥き出しになっていく過程がさりげない表情やアクションで描かれていくの。ハリウッドってメジャーでも「ものすごい」映画が製作できていたのね、っていうのはお祖父ちゃまが「六代目の弁慶を懐かしむ」のにちかい無いものねだりなのかもしれないわね。

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眺めのいい部屋 2006-04-10

Roomwithaview原題:A ROOM WITH A VIEW
邦題:眺めのいい部屋
時間:114分
公開:1987-07
製作年度:1986
製作国:イギリス
配給:ヘラルド
製作総指揮:
製作:イスマイル・マーチャント
監督:ジェームズ・アイヴォリー
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
原作:E・M・フォスター
撮影:トニー・ピアース=ロバー
音楽:リチャード・ロビンズ
出演:ヘレナ・ボナム=カーター 、デンホルム・エリオット 、マギー・スミス 、ジュリアン・サンズ 、ジュディ・デンチ

ポスターとかのビジュアルに使われてるシーンはラストシーンなの。最初にばらしておこう。騙されてしまう人がいるといけないから。英国の上流階級&お金持ちのお嬢様がイタリア旅行して、出会った男性に心を惹かれるも、母国に帰って封建時代風な諦観による愛のない結婚をしようとする、っていうお話。恋愛小説としていつごろ書かれた作品かしらないけどね。原作のフォースター,エドワード・モーガンが生きてた時代から考えると幅ありすぎだもの。とにかく20世紀初頭女性として窮屈な時代に「解放される」内容の小説として誕生しているから「名作」なポジションに置かれたのかもしれないけど、いまはただの昔話でしかないわよね。そんな結婚観の時代って。となるとリアルな映画っていうより「フェアリーテール」な映画に仕立てればいいわけで、そういう点について成功してる映画っていえるかもしれない。ああ、まだるっこしい。この映画の空気感を伝えるの。ともかく、フェミな小説を小説仕立てで丁寧に映画にしているから、一見舞台劇のような作りに対して「格調」や「静謐」を堪能しようっていうならどうぞご覧になって、っていう映画。でも私にはとっても地味で退屈な映画だったことを申し添えておこう。

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夢駆ける馬ドリーマー 2006-04-07

Dreamer2005原題:DREAMER: INSPIRED BY A TRUE STORY
邦題:夢駆ける馬ドリーマー
時間:分
公開:2006-05-27
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:アスミックエース
製作総指揮:アショク・アムリトラジ/ジョン・ジャシュニ/ビル・ジョンソン/ステイシー・コーエン/ケイトリン・スカンロン
製作:ブライアン・ロビンズ/マイケル・トーリン
監督:ジョン・ゲイティンズ
脚本:ジョン・ゲイティンズ
原作:
撮影:フレッド・マーフィ,ASC
音楽:ジョン・デブニー
出演:カート・ラッセル 、ダコタ・ファニング 、クリス・クリストファーソン 、エリザベス・シュー 、デヴィッド・モース

この程度の映画がどうしてスカラチェーンにかかるのかしら。っていうくらいに中味が無い映画。売りはダコタ・ファニングだけ、っていう安っぽいシービスケット。というよりストーリー的には「緑園の天使」のテイストもあるかも。いずれにしろアメリカンドリームを軸に少女とその家族の再生を描くドラマ。ひとことで言えば「ありきたり」だしダコタ・ファニングも12歳になっても「7歳の時のサムを叱る演技」で鼻にシワを寄せまくるだけ。「宇宙戦争」じゃスピルバーグ監督だしトム・クルーズだし、でダコタ・ファニングは自分の役割範囲をしっかり演じてて必要十分だったけど、この作品は新人監督だし俳優も地味。っていうことで「私がやんなきゃ誰がこの映画支えるの」っていう自意識過剰、テンション上がりまくり、アドレナリン飽和、な状態だったんだろうなって勝手に想像してみる。そういう意味では彼女には不幸な映画だったわね。結果がこんなC級ドラマになっちゃったんだもの。キャリアから消したいだろうなぁ。それより、ドリームワークスからこんなレベルの映画か日本じゃ絶対受けないアニメしか割り当てられないアスミックエースが可愛そうね。

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ポビーとディンガン 2006-04-07

Pobbydingan原題:POBBY AND DINGAN
邦題:ポビーとディンガン
時間:86分
公開:2005-11-26
製作年度:2005
製作国:オーストラリア/イギリス
配給:GAGA
製作総指揮:フィノラ・ドワイヤー 、アンガス・フィニー 、ロバート・ジョーンズ 、ベン・ライス 、デヴィッド・M・トンプソン
製作:リジー・ガワー、ニック・モリス、エミール・シャーマン
監督:ピーター・カッタネオ
脚本:フィル・トレイル
原作:ベン・ライス
撮影:ロバート・ハンフリーズ
音楽:クリスチャン・ヘンソン 、ダリオ・マリアネッリ
出演:クリスチャン・バイヤーズ 、サファイア・ボイス 、ヴィンス・コロシモ 、ジャクリーン・マッケンジー 、アビゲイル・ガジョン

原作を読んでたから気になってた。恵比寿の映画館は駅からしばらく歩かなきゃならないから敬遠しつつ、気がついたら終わってたっていう事が多いけど、この映画もそう。原作を読んでて「風景」が全然イメージできなかったから、原作の補完っていう意味もあってどうしても観たかったんだけど、ちょっと失望。原作どおりになんら面白みのない風景。少女が友達にしてるポビーとディンガンにしても「喪失」以降の切羽詰り方は原作のほうがシリアスだったような気がする。地味すぎる映画ね。ちょっとこれは。

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私の頭の中の消しゴム 2006-04-07

Keshigomu原題:A MOMENT TO REMEMBER
邦題:私の頭の中の消しゴム
時間:117分
公開:2005-10-22
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:イ・ジェハン
脚本:イ・ジェハン
原作:
撮影:イ・ジュンギュ
音楽:
出演:チョン・ウソン 、ソン・イェジン 、ペク・チョンハク 、パク・サンギュ 、クォン・ビョンギル

翳りまくってる韓流だけど、多分最後の「ヒット作」と映画史に残るんじゃないかなっていうくらいにヒットしてたからいちおうバスに乗っておこうかなっていう鑑賞。読売テレビの原案ドラマは観てないからなんとも比較が出来ないけど、オーソドックスな難病悲恋。きちんと泣かせどころもあって、泣かされました。この程度の映画で泣くのも悔しいけど、ツボを抑えられるとどんなに単純でも効く。肩のこらない「ちょい泣き」映画っていうとこではファストフードと同じ立ち位置にある映画なのかもしれない。美味しいわけじゃないけど、そこしか思い浮かばないのと同じに、観る映画もないからとりあえずこの映画みておこうっていうレベルなの。多分。やっぱGAGAっぽいわよね。そういうB級さって。

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アブラハム渓谷 2006-04-06

Vale_abraao原題:VALE ABRAAO
邦題:アブラハム渓谷
時間:189分
公開:1994-10
製作年度:1993
製作国:ポルトガル/フランス/スイス
配給:フランス映画社
製作総指揮:
製作:パウロ・ブランコ
監督:マノエル・デ・オリヴェイラ
脚本:マノエル・デ・オリヴェイラ
原作:アグシティナ・ベッサ=ルイーシュ
撮影:マリオ・バロッソ
音楽:
出演:レオノール・シルヴェイラ 、セシル・サンス・デ・アルバ 、ルイス・ミゲル・シントラ 、ルイ・デ・カルヴァルホー 、ルイス・リマ・バレト

こんなに長い映画である必要があるのかしら。悪魔のように美しい少女にまつわる「成長と破滅」の物語。というよりも、彼女がその存在を「認知」されてから「死」へ向かっていくスイッチが入ったのね。あらゆる倫理も後悔も彼女には「いつか来る死」という結末へあまりに人間的な瑣末事でしかなかったのね。フロベールの『ボヴァリー夫人』を換骨奪胎して描いたっていうけど、そういってしまうと「暇な主婦の浮気&遊び」っていうだけになっちゃう。でもこの作品はそれとは違うテーマに仕上げられてる。この映画のテーマは「死さえも陵駕する退屈」っていうことかしら。

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フェアリーテイル 2006-04-06

Fairytale原題:FAIRY TALE: A TRUE STORY
邦題:フェアリーテイル
時間:98分
公開:1997
製作年度:1997-03
製作国:イギリス
配給:パイオニアLDC
製作総指揮:ポール・L・タッカー
製作:ブルース・デイヴィ、ウェンディ・フィネルマン
監督:チャールズ・スターリッジ
脚本:アーニー・コントレラス
原作:アルバート・アッシュ、トム・マクローリン、アーニー・コントレラス
撮影:マイケル・コールター
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル
出演:フローレンス・ホース 、エリザベス・アール 、ポール・マッギャン 、フィービー・ニコルズ 、ビル・ナイ

最近、妖精と少女の写真は贋物っていうのを当事者の「元」少女がカムアウトしてたけど、この映画はその事件の前の映画だと思う。ちょっと時系列が混乱?どっちだったかしら。それはともかく、ちょっとした奇跡をクライマックスにほんわりしたファンタジーになってる。まあ、シニカルに大人を観察してた「可愛げのない」少女をやってた私としては、妖精なんて見たことも聞いたことも存在を夢見たこともないからなぁ。それでいて暗闇は苦手なんだけど。物理的に怖くて。現実では信じるファンタジーは無いけど、映画で描かれるのは肯定するわ。映画だもの。こういうファンタジーが好きっていうのは「無いものねだり」なのかもしれないな。

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大統領のカウントダウン  2006-04-05

Countdown原題:LICHNYY NOMER
邦題:大統領のカウントダウン
時間:111分
公開:2006-03-25
製作年度:2004
製作国:ロシア
配給:シナジー=エイベックス・エンタテインメント
製作総指揮:
製作:
監督:エヴゲニー・ラヴレンティエフ
脚本:エヴゲニー・ラヴレンティエフ
原作:
撮影:スタニスラフ・ラドヴァンスキー
音楽:
出演:アレクセイ・マカロフ 、ルイーズ・ロンバード 、ジョン・エイモス 、ヴァチェスラフ・ラズベガーエフ 、ヴィクトル・ヴェルズビツキー

「大国の本気」だっけ。予告編のキャッチコピー。去年エイベックスのラインアップ発表会がヴェルファーレであったときにも「渾身の大作」な表現で紹介されていた作品ね。で、その結果がパトスなんだから笑止。本当に無駄にスケールが大きな「けれん」をこれでもかって見せて、さらにロシアや中東がおかれてる政治状況をリアルっぽく織り込んでっていう意図はキャッチしてあげるけど、そこどまり。ソ連時代の表現を間違えれば製作者は家族もろともシベリアの政治犯収容所送りっていうような緊張感がゼロだもの。東南アジアや南米やインドがハリウッドもどきなアクション大作を作ってみましたっていうデモンストレーションで完結しちゃってる。とはいっても、かつてのマカロニウエスタンのような表現の「無茶すぎる面白さ」も無い。もうすぐロシア版マトリックスみたいなホラー映画が公開されるらしいけど、大丈夫かしら。ってなんで心配しなきゃならないの?

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ブロークバック・マウンテン 2006-04-04

Brokebackmountain原題:BROKEBACK MOUNTAIN
邦題:ブロークバック・マウンテン
時間:134分
公開:2006-03-04
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ワイズポリシー
製作総指揮:ラリー・マクマートリー 、ウィリアム・ポーラッド 、マイケル・コスティガン 、マイケル・ハウスマン
製作:ダイアナ・オサナ、ジェームズ・シェイマス
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー 、ダイアナ・オサナ
原作:アニー・プルー
撮影:
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ヒース・レジャー 、ジェイク・ギレンホール 、ミシェル・ウィリアムズ 、アン・ハサウェイ 、ランディ・クエイド
この3月に最後まで「クラッシュ」とアカデミー賞作品賞を戦った、っていうより、大本命で「クラッシュ」にうっちゃられた話題の映画をやっとこ観た。誘っても男の子は誰も一緒に観にいってくれないんだもの。「ホモ映画だろう」って。で、しょうがなくて一人で観にいった。ひいた。劇場内ではラスト間際にシクシクと女性のすすり泣きも聞こえてきたけど、いったいどこへ感情移入できたんだろう。異様に醒めっぱなしで「愛し合ってるけど許されない愛」を「男の体面で我慢」し続けるって。だめだわ。全然。まだホモセクシャルなテーマなら「ヴェニスに死す」の耽美さやゴージャスさのほうがいい。そういう意味では生理的に受け付けられなかった映画だわ。世界三大スープだって言われても、私は、あの酸っぱさでトムヤムクンは一生食べないのと同じかもしれない。

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リトル・イタリーの恋 2006-04-03

Lovesbrother原題:LOVE'S BROTHER
邦題:リトル・イタリーの恋
時間:103分
公開:2006-03-25
製作年度:2003
製作国:オーストラリア/イギリス
配給:パンドラ=ハピネット・ピクチャーズ
製作総指揮:ビル・ゴッドフリー
製作:サラ・ラドクリフ、ジェーン・スコット
監督:ジャン・サルディ
脚本:ジャン・サルディ
原作:
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:ジョヴァンニ・リビシ 、アメリア・ワーナー 、アダム・ガルシア 、シルヴィア・ドゥ・サンティス 、バリー・オットー
手紙のやりとりで結婚相手を決めるっていうシステムが凄い。写真一枚であとは文字。なんか今のメールシステムなんかと対極にあるわよね。アナログで。で、そんなやりとりで送られてきた写真が本人のじゃなくて、でも花嫁になって海を渡ってくる娘は、写真に写っている人物に恋をして、っていう「さあ、どうなっちゃうのぉ!」っていう思いっきり袋小路な状況を設定しての2組の男女の右往左往。しかも男性が兄弟だっていうところで、ああ原題がそうなんだものね、って納得していける作品。邦題はそういう意味ではミスリードさせていくかもね観客を。ちょっとハッピーな気分にさせてくれるクライマックスは好きだし、どうも評判が良くないのは「臆面もなくハッピーエンド」に憤慨してるのかもしれない。ありえないくらいな大団円に嫉妬してね。でも、私は純粋に良かったねって主人公たちの幸せに拍手してあげる。

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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 2006-04-01

Wallacegromit2005原題:WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT
邦題:ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
時間:86分
公開:2006-03-18
製作年度:2005
製作国:アメリカ/イギリス
配給:アスミック
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ 、セシル・クレイマー 、マイケル・ローズ製作:ニック・パーク、クレア・ジェニングス、ピーター・ロード、カーラ・シェリー、デヴィッド・スプロクストン
監督:ニック・パーク 、スティーヴ・ボックス
脚本:ニック・パーク 、スティーヴ・ボックス 、ボブ・ベイカー 、マーク・バートン 原作:
撮影:トリスタン・オリヴァー、デイヴ・アレックス・リデット
音楽:ジュリアン・ノット
出演:ピーター・サリス 、レイフ・ファインズ 、ヘレナ・ボナム=カーター 、ピーター・ケイ 、ニコラス・スミス

基本的に「ピングー」が大好きなわけで、そういう意味では粘土人形をチマチマと動かして撮影していく映画っていうのも「緻密な作業の大変さを認める」っていうスタンスにあるから、このシリーズも「作業の結果」としての完成度は認める。ってまだるっこしいけど、どういうことかというと、映画としては全然おもしろくなかったっていうこと。ひたすらウサギが可愛いっていうだけ。まあ、女の子にとってはウサギが可愛くて、劇場グッズでウサギのプチなのをゲットしてOKっていうことかな。天才犬グルミットもいいけど、今回はやっぱりウサギよね。吸引機でふわふわ吸われるウサギがホント可愛いんだから。

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