嫌われ松子の一生 2006-03-09
邦題:嫌われ松子の一生
時間:130分
公開:2006-05-22
製作年度:2006
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:石田雄治、佐谷秀美
監督:中島哲也
脚本:中島哲也
原作:山田宗樹
撮影:阿藤正一
音楽:金橋豊彦
出演:中谷美紀 、瑛太 、伊勢谷友介 、香川照之 、市川実日子 、柄本明、木村カエラ、蒼井そら、柴崎コウ、片平なぎさ、本田博太郎、奥ノ矢佳奈(子役)、ゴリ、榊英雄、マギー、竹山隆範、宮藤官九郎、角野卓造、阿井莉沙、劇団ひとり、濱田マリ、武田真治、木野花、荒川良々、土屋アンナ、あき竹城、山田花子
「下妻物語」から完全に進化してる。凄い。これまでに見た事のない日本映画に仕上がってる。鈴木清順監督が模索していたひとつの映画の到達点がここにあるっていえると思う。鈴木監督は「狸御殿」だものね。人生ゲームで言えば貧乏農場かしら。でも中島監督は2作目にして富豪御殿へ到達して、さらに進化していく予感さえ、っていうかどこまで登り詰めていくのかっていう「付いて行きたい」カリスマが溢れてる。松子という女性の一代記にすぎない原作が、ここまで緻密に計画された映像作品に化学変化させられてるんだもの。2006年が対象になる日本アカデミー賞の作品、監督、主演女優の有力候補になるのは確実よね。できれば、カンヌ映画祭とかでもオリエンタルなジュネっていう触れ込みできちんと紹介してあげて欲しい。アメリカのアカデミー賞でも外国映画賞にノミネートしてあげて欲しい。わけのわからない民族性や社会性や左翼性が完全に排除された、チャンバラ映画以外では初めてきちんとビジネス的にも評価される日本映画の誕生って言っても過言じゃないわ。ちょっと長いから、あと10分切れればね。
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