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シリアナ 2006-03-06

syliana 原題:SYRIANA
邦題:シリアナ
時間:128分
公開:2006-03-04
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ジョージ・クルーニー 、ベン・コスグローヴ 、ジェフ・スコール 、スティーヴン・ソダーバーグ
製作:ジェニファー・フォックス、ジョージア・カカンデス、マイケル・ノジック
監督:スティーヴン・ギャガン
脚本:スティーヴン・ギャガン
原作:ロバート・ベア
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジョージ・クルーニー 、マット・デイモン 、アマンダ・ピート 、ミシェル・モナハン

どうも説明不足な映画。ジョージ・クルーニーがアカデミー助演賞を獲ったから見に行ったんだけど、それほどの演技とは思えない。肉体改造(太っただけ)のご苦労様賞かしら。石油をめぐる王族とアメリカ国家と石油産業の陰謀を描くっていう大上段にふりかぶった「社会派」な映画ってふれこみ。それなりにシリアスな抑揚を抑えたストイックな仕上げになってるけど、そのために「高揚感」がゼロ。どこにクライマックスをおいて、そこに向かってグイグイを観客を引っ張っていくっていう「演出力」が欠けてる。っていうか抑制してるのかな?だから単調なままで終わってしまうの。物語はアメリカじゃなくて中国に石油を売ろうとしてる長男王子を次男王子とアメリカが結託して暗殺するっていうお話。その主題に複雑でさまざまな立場の登場人物が右往左往するんだけど、結局「人物の背景」がとってつけたような描き方で、よけい浅く見えてしまう。コスタ・ガブラスになりたかったのかしらって勝手に想像するけど、無理だったわね。

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