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ナイト・オブ・ザ・スカイ 2006-02-24

knightofthesky 原題:LES CHEVALIERS DU CIEL
邦題:ナイト・オブ・ザ・スカイ
時間:100分
公開:2006-02-18
製作年度:2005
製作国:フランス
配給:UIP
製作総指揮:
製作:エリック・アルトメイヤー、ニコラス・アルトメイヤー、ロラン・ブロシャン
監督:ジェラール・ピレス
脚本:ジル・マランソン 、ジェラール・ピレス
原作:ジャン=ミシェル・シャルリエ
撮影:パスカル・ルベーグ
音楽:クリス・コーナー
出演:ブノワ・マジメル 、クロヴィス・コルニアック 、ジェラルディン・ペラス 、アリス・タグリオーニ 、フィリップ・トレトン

「タクシー」の監督!っていう唯一?のうたい文句に反応して観てしまった。んで、決定的に違うのはスピード感。その爽快感だけを期待してみたんだけど、タクシーの方が速いの。そりゃそうよね。相対風景がタクシーの方は停止してるんだもの。いくら超マッハで飛翔してるとはいえジェット同士じゃ「速さ」は相対化しづらいものね。だから画面はグラグラ揺れているけど、観客は止まってる。身体が揺れない。映画そのものは「ハリウッド的コマーシャルタイプな映画をフランス映画に求めてはいけない」ていう公理のとおり。このあたりはリュック・ベッソンがフランス映画を破壊しちゃったからよね。ビデオで観ても迫力ないだろうし、お金はらって観るには腹立たしいし。ということで、せいぜいテレビの洋画劇場あたりで初見してもいいタイプのレベル。わたしは放送してても観ないと思うけど。

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クラッシュ 2006-02-24

crash 原題:CRASH
邦題:クラッシュ
時間:112分
公開:2006-02-11
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ
製作総指揮:アンドリュー・ライマー 、トム・ヌナン 、ジャン・コルベリン 、マリーナ・グラシック
製作:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ、キャシー・シュルマン、ドン・チードル、ボブ・ヤーリ
監督:ポール・ハギス
脚本:ポール・ハギス 、ボビー・モレスコ
原作:ポール・ハギス
撮影:J・マイケル・ミューロー 
音楽:マーク・アイシャム
出演:サンドラ・ブロック 、ドン・チードル 、マット・ディロン 、ジェニファー・エスポジート 、ウィリアム・フィクトナー

ポール・ハギスのオリジナルシナリオをかなり昔に読んで、台詞がすっごく「汚い」「刺激的」なイメージがあったの。群像劇だけにシーンのつながりがシナリオだけじゃ読み取れないし(って英語力の決定的不足かも)、どんな映画になってしまうのかしらって心配はしていたの。で、完成した映画。いろいろと最後に収束して大団円になる計算づくのような、ロバート・アルトマン的な仕上がりにならないシナリオだものね。だから逆にとってもクールにLAのある24時間の出来事を切り取って行ってる。映画の登場人物は全員が昨日から続いているし明日にも続いていく「連続性」を抱えたまま終幕を迎える。乾いたタッチで、人種の坩堝の混沌とした「明日はブレードランナーの舞台」な永遠の世紀末LA風景&空気を「現代アメリカの当然な情景」として描いてる。そういう意味ではこの映画は登場人物が主役じゃなくて「舞台になってるアメリカという国」そのものが主役なのかもしれないわね。終末・喪失した夢・遮断された希望、ほんの10年くらい前は「病んだアメリカ人」を描く映画が多かったけど、この作品はさらに「終わりかけているアメリカ」への鎮魂歌になってきてるわよね。

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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 2006-02-23

walktheline 題:WALK THE LINE
邦題:ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
時間:136分
公開:2006-02-18
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ジョン・カーター・キャッシュ 、アラン・C・ブロンクィスト
製作:ジェームズ・キーチ、キャシー・コンラッド
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ギル・デニス 、ジェームズ・マンゴールド
原作:ジョニー・キャッシュ
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:T=ボーン・バーネット
出演:ホアキン・フェニックス 、リース・ウィザースプーン 、ジニファー・グッドウィン 、ロバート・パトリック 、ダラス・ロバーツ

日本でいえば日曜日の朝に放送してる「波乱万丈」っていうスタードキュメント。苦節○年、人生の大きな転機、などなどを1時間たっぷり。たいしたことないB級タレントも、もの凄い努力と苦労の末の大成功者にしたててみせる。そんな「感動伝記もの」がここ数年ハリウッドで席巻してるわけで、「RAY」でオスカーまでゲットするのを見ると、ネタになるスターの映画化企画の奪い合いになるっていう構造。リアルストーリーの「重さ」もあるし。この映画もリーサ・ウィザスプーンがキューティ・ブロンドから大変身演技派っていうのに成功してオスカー候補だし。ビジネス的にはまだまだアリなのかもね。それにしてもジョニー・キャッシュねぇ。奥さんも歌手だし。昔ビンボーでね。っていうと「シャウト・ザ・エンカ/襟裳岬につづく道」って森進一を描いているのと同じレベル。森昌子役はだれだろう。そんなことはどうでもいいけど、日本ではさほどの知名度もない(想像)だろうロック歌手の人生物語だし、わたし的にはホアキンの顔はNGだし。映画としてのストーリーの良さで売るしか日本では通用しないしね。ジョニー・キャッシュじゃ宣伝できないと思うもの。

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ミュンヘン 2006-02-21

munich 原題:MUNICH
邦題:ミュンヘン
時間:164分
公開:2006-02-04
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:アスミックエース
製作総指揮:
製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、バリー・メンデル、コリン・ウィルソン
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー 、エリック・ロス
原作:ジョージ・ジョナス
撮影:ヤヌス・カミンスキー 
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:エリック・バナ 、ダニエル・クレイグ 、キアラン・ハインズ 、マチュー・カソヴィッツ 、ハンス・ジシュラー

民族意識に目覚めたのか、世界中のユダヤ系観客へのコマーシャルな提供なのか解釈は分かれるスピルバーグ監督、大丈夫?といいつつ前作の「ターミナル」も祖国を喪失した主人公の<限定された空間でのロードムービー>だったしね。で、今回の作品はミュンヘン五輪のテロからスタートするモサド暗殺者の復讐ロードムービー。「復讐は復讐の連鎖を生む」という表層的なテーマだけの単純な映画っていうのにはしたくなかったのかもね。それにしても3時間ちかい映画で粛々と暗殺をしていくの。そのうち仲間も報復されていって自分の感じる罪の等量だけ自分の身の危険を意識しはじめていくっていう救いが喪失していく映画。フランスの情報屋「ルイ」の存在が変。連れてる犬が気になる。このあたりはCIAとかの陰謀史観かな。ギリシヤのセーフハウスでPLOのテロリストと遭遇してしまうあたりが、テロリストビジネスの真骨頂ね。

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ジャーヘッド 2006-02-17

jarhead 原題:JARHEAD
邦題:ジャーヘッド
時間:123分
公開:2006-02-11
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:ボビー・コーエン 、サム・マーサー
製作:ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィック
監督:サム・メンデス
脚本:ウィリアム・D・ブロイルズ・Jr
原作:アンソニー・スオフォード
撮影:
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジェイク・ギレンホール 、ピーター・サースガード 、ルーカス・ブラック 、クリス・クーパー 、ジェイミー・フォックス
「戦場にかける橋」「大脱走」と世界大戦を描く戦争映画。朝鮮戦争やベトナム戦争を描く戦争映画。アメリカは戦争映画のネタが尽きない。だって国家がネタを提供してくれるんだもの。で、この作品は911以前の対イラク戦のお話。戦争が人間を壊すのに、ベトナムのようにあとからあとから湧いて出てくるベトコンや住民を虐殺してくことのトラウマでドラッグ漬けになる必要もなく、この映画のように主人公は敵に一発も弾丸を発射することなく戦争が終結していく「空疎感」が兵士を壊すんだわ。世界中が注目する劇場型戦争だった砂漠での戦いは「愛国」でも「平和の希求」でもなく「ゲームのホイッスルを待つ」時間との戦いにすぎなかったかもしれないわね。戦意高揚を意図した映画じゃないから余計に醒めた視点で「善VS悪」とはちがう、砂漠で止まった時間の「意味VS無意味」の検証をしているのかもしれない。

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親指ウォーズ 2006-02-15

114001238319977 原題:THUMB WARS:THE PHANTOM CUTICLE
邦題:親指ウォーズ
時間:28分
公開:1999
製作年度:2000-02-19
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:スティーヴ・オーデカーク 
製作:ポール・マーシャル
監督:スティーヴ・オーデカーク
脚本:スティーヴ・オーデカーク
原作:
撮影:
音楽:
出演:スティーヴ・オーデカーク、ロス・スチャーファー、アンドレア・フィアーズ
親指パロディシリーズの一本。どこをどうつつけば、こんな発想が生まれるのか知りたい。シリーズにはタイタニックもあるらしいけどね。学生映画サークルの悪ふざけがウケてしまって、それなりにコマーシャルなポジションに押し上げられちゃったっていう奇跡の作品群なのね。映画ファンが場末のバーでしたたかに酔っ払いながら下品な話題やギャグで盛り上がって、なんとなく仕上がったギャグのディテールの積み重ねっていう感じ。で、多分ぜったいそうだと思う。

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ホテル・ルワンダ 2006-02-14

hotelrwanda 原題:HOTEL RWANDA
邦題:ホテル・ルワンダ
時間:122分
公開:2006-01-14
製作年度:2004
製作国:イギリス/イタリア/南アフリカ
配給:メディア・スーツ=インターフィルム
製作総指揮:ハル・サドフ 、マーティン・カッツ
製作:テリー・ジョージ、A・キットマン・ホー
監督:テリー・ジョージ
脚本:テリー・ジョージ 、ケア・ピアソン
原作:
撮影:ロベール・フレース
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ 、アンドレア・グエラ
出演:ドン・チードル 、ソフィー・オコネドー 、ホアキン・フェニックス 、ニック・ノルティ 、デズモンド・デュベ
日本ではカラードな映画ってヒットしづらいから奇跡の公開ね。ネットで公開して欲しいって署名運動してたけど、それが唯一の「宣伝材料」にしかならない映画。でもその後の映画賞もちょっぴり後押しかな。ものすごく良い映画なのに、ここまで公開に苦労するんだから大変ね。で、ルワンダの人種大虐殺内戦にまつわるリアルストーリー。一種のプロパガンダに近いけど「シンドラーのリスト」や杉原千畝さんを描いたドラマ「命のビザ」の類型。シンドラーはけっこう人間臭くダーティさも描いていたけど、この作品のホテル支配人はややヒーローっぽくされすぎかも。とはいえ、これだけルワンダの当時の状況を描いたものもなわよね。私たちはニュースや新聞で「数字」でしか被害者を捕らえることができなかっただけに、歴史の記述として、どう「片方からの語り」であったとしても、貴重な記録としておかなきゃいけない。だってツチ属もフツ属も区別つかないんだもの。

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PROMISE 2006-02-13

promise 原題:THE PROMISE、無極
邦題:PROMISE
時間:124分
公開:2006-02-11
製作年度:2005
製作国:中国/日本/韓国
配給:GAGA/WB
製作総指揮:
製作:チェン・カイコー、チェン・ホン
監督:チェン・カイコー
脚本:チェン・カイコー
原作:
撮影:ピーター・パウ
音楽:クラウス・バデルト
出演:真田広之 、チャン・ドンゴン 、セシリア・チャン 、ニコラス・ツェー 、リィウ・イエ

だから言ったじゃないの、っていうチェン・カイコー。古代中国の御伽噺なウルトラ特撮(って死語?)たっぷりなお子様映画。3人の男女が神様のきまぐれで右往左往して勝った負けた逆襲した返り討ちされたっていう武侠系アクションラブロマンス。で、その程度なんだろうけど、観にいってしまった。予告の映像に騙されて。で、予想通り予告の「映像」が映画の魅力の全てでしかなかった。とはいえ「ヒーロー」なんかよりは眠くならなかったけどね。「覇王別姫」「北京ヴァイオリン」という秀作もあるんで、出来のブレが大きい監督ってことで今後も油断大敵なんだって心しよう。

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ゲート・トゥ・ヘヴン 2006-02-13

gatetuheven 原題:GATE TO HEAVEN
邦題:ゲート・トゥ・ヘヴン
時間:90分
公開:2003
製作年度:2004-07-17
製作国:ドイツ
配給:アルシネテラン
製作総指揮:
製作:ファイト・ヘルマー
監督:ファイト・ヘルマー
脚本:ファイト・ヘルマー、ゴルダン・ミヒッチ
原作:
撮影:ヨアヒム・ユンク
音楽:
出演:マースミー・マーヒジャー 、ヴァレリー・ニコライエフ 、ミキ・マノイロヴィッチ 、ウド・キア 、ソティギ・クヤテ
「ツバル」の監督の作品。「ターミナル」の元ねたみたいな設定ね。密入国者が空港から出られないことをいいことに、下働きの労働者としてイリーガルに支配されながら、生きてく話。ちょっとした2時間ドラマなストーリーと演出と演技。わざわざ映画にする必要があるのかしらっていう「テーマ訴求不在」な感じ。「ツバル」の実験性や前衛性が極端にアート志向であっただけに、この作品が普通すぎて監督の統合不全を疑ってしまう。

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24 セカンドシーズン 04:00-08:00 2006-02-09

24-2 原題:24 TWENTY FOUR (2nd Season)
邦題:24 セカンドシーズン
公開:2002-2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:FOX
監督:ジョン・カサー
製作:サイラス・ヤヴネ、キーファー・サザーランド、ジョン・カサー
製作総指揮:ブライアン・グレイザー、トニー・クランツ、ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ロン・ハワード、ハワード・ゴードン
企画:ジョエル・サーノウ、ロバート・コクラン
脚本:ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ハワード・ゴードン
出演:
キーファー・サザーランド Kiefer Sutherland ジャック・バウアー
サラ・クラーク Sarah Clarke ニーナ・マイヤーズ
エリシャ・カスバート Elisha Cuthbert キンバリー・バウアー
デニス・ヘイスバート Dennis Haysbert デイビッド・パーマー大統領
ペニー・ジョンソン・ジェラルド Penny Johnson Jerald シェリー・パーマー
カルロス・バーナード Carlos Bernard トニー・アルメイダ
ザンダー・バークレイ Xander Berkeley ジョージ・メイソン
サラ・ウィンター Sarah Wynter ケイト・ワーナー
ミシェル・フォーブス Michelle Forbes リン・クレスギ
ローラ・ハリス Laura Harris マリー・ワーナー

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オリバー・ツイスト 2006-02-09

olivertwist2005 原題:OLIVER TWIST
邦題:オリバー・ツイスト
時間:129分
公開:2005
製作年度:2006-
製作国:イギリス/チェコ/フランス/イタリア
配給:東芝エンタテインメント=東宝東和
製作総指揮:
製作:アラン・サルド、ロベール・ベンムッサ、ロマン・ポランスキー
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロナルド・ハーウッド
原作:チャールズ・ディケンズ
撮影:パヴェル・エデルマン
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:バーニー・クラーク 、ベン・キングズレー 、ハリー・イーデン 、ジェイミー・フォアマン 、エドワード・ハードウィック

なんでこんなに長いんだろう。重厚なデヴィッド・リーン監督作だと105分。それでいてオリバーの出生からハッピーエンドまでしっかりと描ききっていたのに、どうしてポランスキー作だと長くなっちゃうのかしら。ビデオを併走してチェックしてみたいくらいだわ。エピソードだってほとんど同じだしね。こまかな情景描写がストーリーのスムースな展開をじゃましちゃってるのかなぁ、気づかないくらい少しずつ。ロバート・ニュートンやアレック・ギネスっていう超名優の「存在感」と比較しちゃうと、演技が臭い部分を描写で補完してるってことなのかしら。リーン作品が存在する以上、真正面からこの作品を映画化するのは大変よね。ミュージカルに逃げたのもあるって聞いたことがある。見たことないけど。

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ツバル 2006-02-10

tuvalu原題:TUVALU
邦題:ツバル
時間:92分
公開:2001-02-17
製作年度:1999
製作国:ドイツ
配給:アルシネテラン
製作総指揮:
製作:ファイト・ヘルマー
監督:ファイト・ヘルマー
脚本:ファイト・ヘルマー 、ミヒャエラ・ベック
原作:
撮影:エミール・クリストフ
音楽:ユルゲン・クニーパー
出演:ドニ・ラヴァン 、チュルパン・ハマートヴァ 、テレンス・ギレスピー 、フィリップ・クレ 、カタリナ・ムルジア

幻想的な作品。字幕も一切はいらない。っていうか台詞がほとんど無いの。あっても嬌声やうなり声や背景音でしかないから、映画を「想像」しながら観ていく作業になる。無声映画なのとはちょっと違うけどね。台詞字幕も出ないから。ドイツの表現主義「シュトルム」な方向性や、ジャン=ピエール・ジュネの「ロスト・チルドレン」風なファンタジックさにインスパイアされてそう。さまざまな色合いに着色された「モノクロ」の味が素敵かも。映画はぜんぜんつまらないんだけど、そんな周辺部位で楽しめる作品だから不思議ね。

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24 セカンドシーズン 24:00-04:00

24-2原題:24 TWENTY FOUR (2nd Season)
邦題:24 セカンドシーズン
公開:2002-2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:FOX
監督:ジョン・カサー
製作:サイラス・ヤヴネ、キーファー・サザーランド、ジョン・カサー
製作総指揮:ブライアン・グレイザー、トニー・クランツ、ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ロン・ハワード、ハワード・ゴードン
企画:ジョエル・サーノウ、ロバート・コクラン
脚本:ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ハワード・ゴードン
出演:
キーファー・サザーランド Kiefer Sutherland ジャック・バウアー
サラ・クラーク Sarah Clarke ニーナ・マイヤーズ
エリシャ・カスバート Elisha Cuthbert キンバリー・バウアー
デニス・ヘイスバート Dennis Haysbert デイビッド・パーマー大統領
ペニー・ジョンソン・ジェラルド Penny Johnson Jerald シェリー・パーマー
カルロス・バーナード Carlos Bernard トニー・アルメイダ
ザンダー・バークレイ Xander Berkeley ジョージ・メイソン
サラ・ウィンター Sarah Wynter ケイト・ワーナー
ミシェル・フォーブス Michelle Forbes リン・クレスギ
ローラ・ハリス Laura Harris マリー・ワーナー

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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 2006-02-07

shirobarainori 原題:SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE
邦題:白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
時間:121分
公開:2006-01-28
製作年度:2005
製作国:ドイツ
配給:キネティック
製作総指揮:
製作:クリストフ・ムーラー、スヴェン・ブーゲマイスター、フレート・ブライナースドーファー、マルク・ローテムント
監督:マルク・ローテムント
脚本:フレート・ブライナースドーファー
原作:
撮影:マルティン・ランガー 
音楽:ラインホルト・ハイル 、ジョニー・クリメック
出演:ユリア・イェンチ 、アレクサンダー・ヘルト 、ファビアン・ヒンリヒス 、ヨハンナ・ガストドロフ 、アンドレ・ヘンニック

第二次世界大戦中のナチスドイツにあった反政府団体が根こそぎ弾圧され、逮捕され、処刑されたっていう「実話」の映画化。フランスのレジスタンスにまつわる、ある意味では能天気な「ボンボヤージュ」っていう映画と対極にあるの。さすがドイツ。硬いわ。それにしても「理想」を語るんだけど、内容が幼稚で陳腐。この程度で反政府運動なんてお笑いぐさだわって思うけど、まあ必死だったんだろうから、そのあたりは素直に読み取ってあげよう。それはさておき、ドイツの警察って親切なの。日本の憲兵とかだったら、これほど法律を遵守して、容疑者の人権を尊重してってことはなかったんじゃないかなって想像する。おいしそうなパンを与えられているし(しかもバターもついて)ね。結局はヨーロッパっていう「贅沢」な土地柄での出来事でしかないのよね。多分。グループ名が「白バラ」なんだもの。そこからして笑止!っていったら怒られるかしら。でも抒情的すぎるもの。戦うには。

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24 セカンドシーズン 20:00-24:00 2006-02-07

24-2原題:24 TWENTY FOUR (2nd Season)
邦題:24 セカンドシーズン
公開:2002-2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:FOX
監督:ジョン・カサー
製作:サイラス・ヤヴネ、キーファー・サザーランド、ジョン・カサー
製作総指揮:ブライアン・グレイザー、トニー・クランツ、ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ロン・ハワード、ハワード・ゴードン
企画:ジョエル・サーノウ、ロバート・コクラン
脚本:ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ハワード・ゴードン
出演:
キーファー・サザーランド Kiefer Sutherland ジャック・バウアー
サラ・クラーク Sarah Clarke ニーナ・マイヤーズ
エリシャ・カスバート Elisha Cuthbert キンバリー・バウアー
デニス・ヘイスバート Dennis Haysbert デイビッド・パーマー大統領
ペニー・ジョンソン・ジェラルド Penny Johnson Jerald シェリー・パーマー
カルロス・バーナード Carlos Bernard トニー・アルメイダ
ザンダー・バークレイ Xander Berkeley ジョージ・メイソン
サラ・ウィンター Sarah Wynter ケイト・ワーナー
ミシェル・フォーブス Michelle Forbes リン・クレスギ
ローラ・ハリス Laura Harris マリー・ワーナー

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女と女と井戸の中 2006-02-07

thewell 原題:THE WELL
邦題:女と女と井戸の中
時間:102分
公開:1999-02
製作年度:1997
製作国:オーストラリア
配給:アスミック
製作総指揮:モーリーン・バロン 、ノエル・フェリアー 、エロール・サリヴァン
製作:サンドラ・レヴィ
監督:サマンサ・ラング
脚本:ローラ・ジョーンズ
原作:エリザベス・ジョリー
撮影:マンディ・ウォーカー
音楽:スティーヴン・レイ
出演:パメラ・レーブ 、ミランダ・オットー 、ポール・チャッブ 、フランク・ウィルソン 、スティーヴ・ジェイコブス

サスペンス?ミステリ?ホラー?それぞれの要素が兆しだけ入ってるショートショートのような映画。さまざまな仕草や事象が「悪意」であったり「偶然」だったりが綾織のようにからみあって、人間の「隠された心=本音」が描かれていくっていう理想のもとに制作されたんだろうな、っていう意図の残骸だけは拾ってあげられる。結局はそれを映画にまで昇華させる監督力と俳優力が決定的に不足していたのかもしれないわね。

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品行ゼロ 2006-02-06

hinko0原題:CONDUCT ZERO
邦題:品行ゼロ
時間:97分
公開:2005-08-07
製作年度:2002
製作国:韓国
配給:SPO
製作総指揮:
製作:
監督:チョ・グンシク
脚本:チョ・グンシク 、イ・ヘジュン
原作:
撮影:チョ・ヨンギュ
音楽:
出演:リュ・スンボム 、コン・ヒョジン 、イム・ウンギョン 、ポン・テギュ 、キム・グァンイル

「人形師」や「マッチ売り」で可愛いなって思っていた女優イム・ウンギョンが美少女な女子高校生を演じてるっていうのでチェック。メガネっ娘だし、ある意味オタクの皆さんの好む記号に相当部分が適合しているんだけど、日本じゃもうひとつ有名にならないわね。残念って思うけど、このままでもいいかも。で、映画はどうでも感想なんか思いもつかないくらいなクズ。きっと「アメリカングラフィティ」みたいなの作りたかったんだろうなってだけね。

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24 セカンドシーズン 16:00-20:00 2006-02-05

24-2 原題:24 TWENTY FOUR (2nd Season)
邦題:24 セカンドシーズン
公開:2002-2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:FOX
監督:ジョン・カサー
製作:サイラス・ヤヴネ、キーファー・サザーランド、ジョン・カサー
製作総指揮:ブライアン・グレイザー、トニー・クランツ、ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ロン・ハワード、ハワード・ゴードン
企画:ジョエル・サーノウ、ロバート・コクラン
脚本:ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ハワード・ゴードン
出演:
キーファー・サザーランド Kiefer Sutherland ジャック・バウアー
サラ・クラーク Sarah Clarke ニーナ・マイヤーズ
エリシャ・カスバート Elisha Cuthbert キンバリー・バウアー
デニス・ヘイスバート Dennis Haysbert デイビッド・パーマー大統領
ペニー・ジョンソン・ジェラルド Penny Johnson Jerald シェリー・パーマー
カルロス・バーナード Carlos Bernard トニー・アルメイダ
ザンダー・バークレイ Xander Berkeley ジョージ・メイソン
サラ・ウィンター Sarah Wynter ケイト・ワーナー
ミシェル・フォーブス Michelle Forbes リン・クレスギ
ローラ・ハリス Laura Harris マリー・ワーナー

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女優と名探偵 2006-02-03

shochikumono 邦題:女優と名探偵
時間:31分
公開:1950
製作年度:1950
製作国:日本
配給:松竹大船
製作総指揮:
製作:須佐寛
監督:川島雄三
脚本:中山隆三
原作:瑞穂春海
撮影:長岡博之
音楽:万城目正
出演:日守新一、西條鮎子、河村黎吉、坂本武、田中絹代、佐野周二、淡島千景、月丘夢路、森雅之、高峰秀子

31分っていうから、なにかメイン作品の添え物なのね。だから何の責任もないから川島監督のやりたい放題。で、この映画では完全にチャップリンへのオマージュっていうか実験ね。セリフもほとんどないし、基本的には「お姫様追跡」と「取り違え」と「警官(この場合は警備員だけど)との追っかけ」が無声映画風にテンポ良く?演出しようと努力されているの。それに、予算が多分ほとんど無かったのか、オールロケ。松竹大船撮影所の所内を右往左往走り回る。松竹の大物俳優が「ごちそう」で実名登場続々。ドカンドカンと大爆笑させるとメイン映画の邪魔になるから、クスクスケラケラ笑えるレベルのギャグが間断なく提供される。添え物作品の見本のような職人芸だわ。

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スターリングラード 2006-02-02

ENEMYATTHEGATES 原題:ENEMY AT THE GATES
邦題:スターリングラード
時間:132分
公開:2001-04-14
製作年度:2000
製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス/アイルランド
配給:ヘラルド
製作総指揮:アラン・ゴダール 、アリサ・テイガー
製作:ジャン=ジャック・アノー、ジョン・D・スコフィールド
監督:ジャン=ジャック・アノー
脚本:ジャン=ジャック・アノー 、アラン・ゴダール
原作:ウィリアム・クレイグ
撮影:ロベール・フレース
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジュード・ロウ 、ジョセフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ボブ・ホスキンス 、ガブリエル・トムソン

「薔薇の名前」っていう傑作から「トゥ・ブラザース」っていう困った作品まで、出来の振幅が大きなジャン=ジャック・アノー監督の「標準点」な映画。こういうのって昔ならきっとソ連映画で作られるんだろうなって思いながら、英語をしゃべるソ連人とドイツ人が「狙撃」の腕を競いあう様を2時間。「歴史を動かすのは女」っていうけど、ソ連の英雄狙撃兵のモチベーションは「女」だったっていう結論でいいのかしら。そうとしか思えないんだけど。それに狙撃兵を英雄に仕立てる政治情報官も、行動の基本線は「女」。「女」は思想よりも強いのかしら。ああ、そうなら歴史を動かしてみたいわ。チャンス?

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深夜の市長 2006-02-02

shochikumono 邦題:深夜の市長
時間:73分
公開:1947
製作年度:1947
製作国:日本
配給:松竹大船
製作総指揮:
製作:小出孝
監督:川島雄三
脚本:陶山鉄
原作:
撮影:長岡博之
音楽:
出演:安部徹、月形竜之介、三津田健、三井秀男、大阪志郎、山内明、坂本武、空あけみ、榊田隆、日守新一、磯野秋雄、新田地作、村田知英子、

川島雄三監督が自分の作品について語ってるなかでも「失敗作」って反省してるだけに、ものすごくつまらない。どこがどうつまらないかってポイントさえも指摘できないくらいに映画の存在そのものが「意味なし」でしかない。唯一存在意義があるとしたら、川島監督の秀作との比較のためにある、としかいいようがないのよね。

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