MANDERLAY 2005,5,16 CANNES 2005
原題:MANDERLAY 2005-05-16
邦題:未定
時間:139分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:
配給:未定
製作総指揮:
製作:
監督:LARS VON TRIER
脚本:LARS VON TRIER
原作:
音楽:
出演:Bryce Dallas Howard,Isaach De Bankole,Danny Clover,Willem Dafoe
前作「ドッグビル」の続編。ドッグビルから帰るギャングの父と娘。その娘がマンダレイという農園を通過したときに黒人奴隷が鞭打たれている場面に遭遇する。っていうきっかけから、マンダレイに住み着いた娘の運命は?っていう「黒人差別はアメリカ人の遺伝子に刻み込まれてて修復不可能だよ、酷いね」っていう監督のメッセージが満載の映画が展開される。で、やっぱり章だてになって物語は進行するし、セットもスタジオに線引きして文字を描いた雰囲気。南部の農園と奴隷小屋と屋敷ね。でも、ドッグビルのように町全体な空間じゃないから閉塞感が希薄。スタジオで進行することの必然がもうひとつ無いみたい。続編だからっていうだけで、こうしてるのかしら。「出られない」という行き止まり感が物語の「条件」だったドッグビルはあのセットは必然だったかもしれない。でも、この作品は人間の出入りがしょっちゅうあるんだもの。主人公は別にして。テーマは黒人差別だし、主人公の融合の理想と現実、錯覚と期待と裏切りと最終的には狂騒の差別が訪れる。でもこんなんでいいのかしら。普遍的な問題だと思うし、アメリカ人だからっていう決めつけが「アメリカ嫌い」な監督の恣意によりすぎかも。前作の時も思ったけど、こういう映画は商業映画としてマーケットでちやほやされちゃいけないと思うわ。実験を超えた「醜悪な主張」が嫌。言論の自由だからしょうがないけど。ニコール・キッドマンが出演してたからっていうだけのウリだった前作の公開はしょうがないけど、この続編はノーネームに近いし、っていうことで、無視して欲しい。無理だと思うけど。
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