特急にっぽん 2005,9,23
邦題:特急にっぽん
時間:85分
公開:1961
製作年度:1961
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:藤本真澄、菅 英久
監督:川島雄三
脚本:笠原良三
原作:獅子文六
撮影:遠藤精一
音楽:真鍋理一郎
出演:フランキー堺、団 令子、白川由美、小沢栄太郎、中島そのみ、沢村貞子、滝田裕介、太刀川寛、森川 信、中山 豊
これまた忘れられた傑作喜劇。とはいっても、フランキー堺の絶妙な演技が映画そのもののキレのよさを体現してるって言える。新幹線が無くて「特急こだま号」が東京と大阪を7時間半で結んでいた時代。庶民派の食堂車のウェイトレスやハイソなエリート職のスチュワーデス(って凄い役割があったのね)や彼女たちをお嫁さん候補に「観察」に来ている母子や、刑事やスリや、さまざまな乗客と乗員が右往左往するグランドホテル形式のコンパクトな喜劇。なんか日本映画の「娯楽の幅の広さ」があった時代ってうらやましい。こんな映画が毎週新作で封切られるんだもの。考証が雑なテレビドラマが映画を凌駕してしまう今はつまらない。クライマックスの「だんまり」に似た無言劇で完全無欠なハッピーエンドを一気に見せきる演出の冒険と、その要求に応えたフランキー堺をはじめとるす演技陣に「失われた栄光」を垣間見てしまう。
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