エスピオナージ 2005,5,28

邦題:エスピオナージ
時間:128分
公開:
製作年度:
製作国:フランス/イタリア/西ドイツ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:アンリ・ヴェルヌイユ 、ジル・ペロー
原作:ピエール・ノール
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ユル・ブリンナー 、ヘンリー・フォンダ 、ダーク・ボガード 、フィリップ・ノワレ 、ミシェル・ブーケ
20年以上前の映画なのね。まだソ連や同盟している東側とNATOとアメリカの西側。東西冷戦の最中っていうと、こういうスパイ映画が存在したのね。いまは死語になっているっていうか、ジャンルとして成立不能の映画史からは「過去」にされている東西冷戦スパイジャンル。で、多分この映画は一番「リアル」な実録風な演出がされている一本だと想像する。時系列でナレーションが入って、ソ連KGBの大物が西側に亡命して、いろいろ西側に潜入している東側のスパイの名前を明かしていく。ところが、亡命そのものがフェイクで、スパイの汚名を着せて、西側の有力愛国者を抹殺していくという物語。おそらく、公開当時は、とっても社会情勢とかからみてリアルなストーリーだったんだろうなって思う。時事映画っぽいものになっちゃうから時代が合わないとギャグにしか見えてこないもの。スパイ娯楽作なんだからしょうがないわね。クオリティが、ある壁を突き抜けると「第三の男」みたいに、普遍的な名作になれるけど、これは無理だわ。昔の007も「ロシアから来た~」みたいに東西冷戦テーマだったものね。スパイものって。いまじゃ企業スパイや謎のテロリスト集団や宇宙人だもの。相手が。切実じゃないわよね。
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