夜逃げ屋本舗 2005,9,12

時間:106分
公開:1992-01-18
製作年度:1992
製作国:日本
配給:東宝
製作総指揮:
製作:鈴木光、青木勝彦、三沢知子
監督:原隆仁
脚本:真崎慎、長崎行男、原隆仁
原作:
撮影:前田米造
音楽:大谷幸
出演:中村雅俊、大竹しのぶ、谷啓、高木美保 、益岡徹
バブル崩壊の時期にピッタリしたタイミングで公開されて話題になってた記憶がある。中学生ころだったかな。逆算すると企画とか立ち上がったのは、バブルが崩壊するなんて露ほど想像もしてない時期だと思う。で、バブルに踊り逃したビンボーさんたちをシニカルに笑い飛ばす「貧乏虐待」っぽいテーマだったのかしらね。表向きは、家族がイチバンとかお金より大事なモノとか「正義の大義名分」をうたっているっぽいけど、結局は、石原良純が演じる九州のド田舎から上京して借金まみれになりながら、見栄だけ張ったバブリーなエリートサラリーマンが禁治産者にされちゃうっていうエピソードで観客の「優越感あふれる同情の笑い」を獲ろうっていう思想。そんな視点が実はこの映画の「本意」なのよねって、あらためて90年代を失った後に俯瞰の立場で読み取れる。そういう意味では解釈=解題をしてあげるべき「時代が残した証言」な映画かもしれない。
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