亡国のイージス 2005,5,17 CANNES 2005
原題:AEGIS
邦題:亡国のイージス
時間:127分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:ヘラルド・松竹
製作総指揮:
製作:
監督:阪本順治
脚本:
原作:福井晴敏
音楽:
出演:真田博之、寺尾 聡、佐藤浩一、中井貴一
福井作品が今年は映画化が連続してる。で、やっぱり想像通り。イージス艦の中でスッタモンダ。これが潜水艦ならローレライだし。スケールが小さいのはどうしようもないけど、それ以前に「誰に見せたいの」っていうのが判らない。作りたかっただけの映画で完結しちゃっている気がする。メッセージ性を追求するなら「博士の異常な愛情」をもっと分析すればよかったのにね、って思う。中井貴一が演じる北朝鮮工作員の「動機」が最後まで判らなかったの。動機って結果を目的とするものだろうし、そうなると何を「結果」したかったのか全然わからないの。まあ、そういう国家なんだから工作員もそうなの、っていうことかな。それにしては野球場のシーンとか意味不明。オープニングの数分間が意味不明。如月の存在が意味不明。で、真田博之に娘がいて、っていうエピソードが存在理由ないのに延々と語られる。ってなぜ?もっともっと削ることができそうなのに2時間以上の映画になっちゃってる。お客さんを呼ぶなら荒唐無稽な戦争シミュレーションスペクタクルにしたててアクション映画に仕切ってしまえばいいのに、日本映画ってウェットな要素をどうしても「意味ないのに」入れたがる。入ってないと不安なのかしら。そういう点では日本映画には「ダイ・ハード」は永遠に生まれないかもしれない。
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