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さよなら、さよならハリウッド 2005,5,12

hollywood 原題:Hollywood Ending
邦題:さよなら、さよならハリウッド
時間:113分
公開:2005
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:日活
製作総指揮:スティーヴン・テネンバウム
製作:
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
原作:
音楽:
出演:ウディ・アレン 、ティア・レオーニ 、トリート・ウィリアムズ 、ジョージ・ハミルトン 、デブラ・メッシング

本当にウディ・アレンってハリウッドが嫌いなのねっていうのがあからさまな映画。だって、翻弄される巨匠なんだもの。ヒット作を創れなくなったアカデミー賞監督が、ビッグチャンスを貰っても右往左往するだけで大駄作にしちゃうっていうブラックなお話。ピーター・ボグダノビッチとコマーシャルの監督の仕事を取り合ったりするの。なんか、商業主義&採算論理のハリウッド産業へ「おまえら馬鹿か!」ってツバを吐いて背を向けてフランスへ行ってしまう。これも皮肉。ハリウッドになりたがっている現在のフランス映画界(ベッソン・コングロマリット)の実態を知ってるのかしら。バカみたいな大団円・ハッピーエンドなんだけど、この結末が「Hollywood Ending」っていうタイトルにしたわけじゃないって思うわ。もっともっとシニカルな「ハリウッド、お前はすでに死んでいる」ってケンシロウな意味なんだろうな。ある意味でないものねだりっぽいコンプレックス満点なニューヨーク系アメリカ映画って、物悲しい。逆にウディ・アレンがそこにアイデンティティを置いてるんだけどね。

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