男たちの大和/YAMATO 2005-12-26
邦題:男たちの大和/YAMATO
時間:145分
公開:2005-12-17
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東映
製作総指揮:高岩淡 、広瀬道貞
製作:角川春樹
監督:佐藤純彌
脚本:佐藤純彌
原作:辺見じゅん
撮影:阪本善尚
音楽:久石譲
出演:反町隆史 、中村獅童 、鈴木京香 、松山ケンイチ 、渡辺大
東映のホームページとか観て見ると30年くらい昔までは毎年夏になると「戦争映画」を架けていたみたい。もちろん終戦記念日とかを意識した興行の手口なんだろうけど、そういう意味では、夏に戦争映画大作っていうのは、私の年齢では現実的な記憶にはない。
で、去年は戦後60年っていう「節目」な年だったわけで、堂々と臆面もなく、戦争映画大作を作りましたっていうのが、この「ヤマト」なんだろうな。しかも大作っていえば、ゾンビのように復活した角川春樹という豪腕&誇大妄想な映画製作者だもの。かなり前から広島に実物大のセットを組んだというようなニュースも出てたし。その結果がこの映画なのね。3箇所くらいしっかり泣かせてくれるシーンもあるし、薄っぺらな「戦争の悲劇から描く反戦性」とか「戦争をひきづる老人」とかが網羅されているオーソドックスな、ひと時代昔なタイプの戦争超大作に仕上がってるわ。きっと映画館で観る映画なんだろうけど、どうしても「誰に見せたかった」というより「作りたかった」という要素が強い映画でしかないのね。ところで昨日スキーのやりすぎで腰が痛くなって近所の病院の整形に行ったら、お正月明けの病院詣での老人団体に遭遇してしまった。で、待合室で会話を聞いてたら「南方へ送られたけど200人以上いた仲間で30人しか帰ってこれなかった」とか「怠け者は贅沢を言って餓死したけど、俺はトカゲやネズミを食って生き残った」とか、ナマな戦争体験談の披露合戦になっていた。まあ、ヤマトの100倍おもしろかった。
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