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群衆 2005,11,14

gunsyu 原題:MEET JOHN DOE
邦題:群衆
時間:124分
公開:1951-06
製作年度:1941
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:フランク・キャプラ
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン  
原作:リチャード・コネル、ロバート・プレスネル
撮影:ジョージ・バーンズ
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ゲイリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック、ウォルター・ブレナン

筒井康隆の小説にありそうなブラックな映画。邦題の「群衆」って素晴らしいタイトルだと思う。カリスマ指導者が「機関」として存在してたのに、演者が一人歩きしはじめてしまう混乱と恐怖。あまりにアメリカンなハッピーエンディング&希望を残すクライマックスに仕立ててるのは「観客へのサービス」にしか過ぎないのかもね。本当は監督はあのまま主人公を放逐して「群衆」=「衆愚」である告発をしたかったのかもしれない。朝鮮戦争、対共産主義戦争、といった時代のうねりの中で、民主主義の仮面をかぶったファッショの危険性を逆説的に見せたかったのよね。きっと。

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