忍 2005,7,25
邦題:忍
時間:101分
公開:2005-09
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:榎望
監督:下山 天
脚本:平田研也
原作:山田風太郎「甲賀忍法帖」
撮影:近森眞史
音楽:岩代太郎
出演:仲間由紀恵、オダギリジョー、黒谷友香、沢尻エリカ、椎名桔平、升毅、虎牙光輝、坂口 拓、木下ほうか、りりぃ、寺田 稔
ロミオとジュリエットな関係性ってくくっちゃうのは単純なんだけど、そういうことなんだもの、しょうがない。愛しながら戦う宿命という構造はいろいろなパターンで語られるけど、忍者だものね。5vs5というテレビゲームっぽい単純な敵対関係を作り上げて観客に「わかりやすさ」をサービスしていくのは「娯楽していきますからヨロシク」っていう「産業生産品」である証拠よね。だってファンドで「投資物件」として成立してる映画なんだもの。投資家が悩んじゃうような芸術性は「背任」になるかもしれないわよね。だからバカでもわかる構造にして、イマドキのスターを配して、「優良な商品」のパッケージとして成立させてるの。あとはステレオタイプなテレビゲームストーリーをCGやワイヤーで見せていけば一丁あがりっていう、多分、和製「グリーン・ディステニー」や「ヒーロー」っといったあたりを狙って終わり。そこには作り手の思いやメッセージは一切無くて、職人が、脚本の要求する映像を仕上げましたっていう、無機質な、欠如した想像力の証拠品が横たわるだけなの。
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