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死国

「死国」 鑑賞 1999/02/25
【監  督】 中田秀夫
【キャスト】夏川結衣/筒井道隆/栗山千明/根岸季衣/大杉 漣/佐藤 允

四国は死国、この世ので死の国に最も近い場所。という思わせぶりなコピーもあって、さあ、恐がるぞって意気込んだんだけど。。。カメラがゆらゆらしていて途中で船酔いのようになってしまった。そっちで気持ち悪くなった。監督の芸風なのなかぁ。追いつめられていく緊迫感や、脅しのテクニックが下手で、アメリカ映画のホラーと比べると駄目。かといって、日本の土着的な穢れや怨霊の表現(このあたりは卒論研究に繋がるけど)が希薄で、ただ、お遍路の逆周りというアイデアだけで映画を作ってしまったよう。主人公の東京での生活が見えないだけに、久しぶりで故郷へ戻ったときのギャップが無いし、それだけに本来は有る筈の”余所者”扱いによる孤立=恐怖の増幅が感じられない。結局、純愛心中物語になってしまうのが、というより、そうしてしまう製作者の弱さが、恐さを出せない原因かもしれない。こんなに怪奇話にしなくても「ミザリー」とかは十分恐かったのに。日本のホラーはねぇ。。。

【結論】まあ「リング2」のオマケだったから、期待してなかったし、と自分を慰める・・・

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