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始皇帝暗殺

「始皇帝暗殺」The First Emperor 鑑賞 1998/11/14
【監  督】 チェン・カイコー
【キャスト】コン・リー /チャン・フォンイー/リー・シュエチエン

昔観て超感動した「さらばわが愛」のスタッフ・キャストが結集して、あの感動を再現と気負った歴史絵巻。という触れ込み。中国って奥が深いというか大陸的というか、ものすごく巨大なセットや普通ハリウッドならCGですますような群衆シーンを本当に人を集めて撮影したりと豪華豪華の豪華作品。でも、残念ながら「さらばわが愛」のように歴史の大きなうねりに翻弄される(しかも現代中国の出来事)京劇の俳優たちのリアルな物語に比べ、身近には全く感じられない数千年前の始皇帝の時代。こうなると「ああそうでしたか」としか心は動かない。例えば、何らかの現代社会の暗喩になっていたりというものでもなく、歴史小説をわりときちんと映画化しました、という大河ドラマのダイジェスト的になっている。暗殺者「荊軻(けいか)」がすごくいいけど、何故決意するのかとかの描写が希薄。超大作にありがちな「物語を観るな!この映像を見ろ」という傲慢さがあるのかも。でも「さらばわが愛」はその両方を満足させていたんだけどなぁ。

【結論】このあたりの歴史が好きな人はいいかも。小野不由美さんの世界ともいえる。あ、その方が映画観たい。

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