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ぼくのバラ色の人生

「ぼくのバラ色の人生」ma vie en Rose 鑑賞 1998/11/08
【監  督】 アラン・ベルリネール
【キャスト】ジョルジュ・デュ・フレネ/ジャン=フィリップ・エコフェ/ミシェール・ラロック

可愛い。どこかで間違って男の子に生まれてしまったと思っている子が大きくなってなりたいのは「お嫁さん」。最近、性転換手術とか話題になっているけど、こういう子が将来、そういうことになるのかなってちょっと思ったけど、そんな社会性や問題意識は全然感じさせないファンタジックな物語になっている。どちらかというと童話みたいな世界。童話なら何でもアリだものね。7歳の「女の子になりたい」リュドビックが夢見るのはバービー人形のようなバムという人形の世界。テレビで放映されている「バムの世界」という女の子向けのファンタジーバラエティ番組の中で女の子として生きていくのが夢。でも現実は彼が女装することで慌て、混乱し、生活が崩壊していく大人の世界。そういうのが深刻にならずにファファっと描かれている。でも、こういう映画って成立するんだなっていう驚きがある。だって、こういうテーマだとジメジメと暗い差別的な映画になりそうだもの。監督や脚本家の力が有るんだと思う。この映画ではたまたま性的嗜好が(大人からみたら)変な子供を理解できない大人が大騒ぎするけど、こういう問題じゃなくても「子供を理解」することってきっと大変なんだと思う。子供って気分や説明できない本能的衝動で嗜好を選択するじゃない。その心の動きの道筋をたどって、大人が理屈で理解していこうっていうのは殆ど無理だものね。まあそうせざるを得なくなるのが現代なんだと思うけど。欧米では大人になっているのに、自分の心まで調整つかずに「心理カウンセラー」が職業として成立してるくらいだものね。本当。もっと単純に見つめてあげればいいのに。ってAyaringも人の事言えないかも。自分でもわからないのに不機嫌だったり、泣いてたりすることあるもの。

【結論】この作品は映画の表層だけじゃなくて、真に人を理解することはどういうことなのって意味を問うものだと思う。

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