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リトル・ヴォイス

「リトル・ヴォイス」 原題 Little Voice 1999 英 鑑賞 1999/11/02
【監  督】 マーク・ハーマン
【キャスト】ジェイン・ホロックス/ユアン・マクレガー/マイケル・ケイン/ブレンダ・ブレシン
こんな素敵な映画に出会えるなんて、なかなか無い。予告編を観たときビビッて(死語)感じて、観ようって決めてた映画。想像通りすっごくいい。声の大きな馬鹿母に翻弄されて、父親との思い出の中だけに生きるヒロインのLV。父親の残したジャズレコードのコレクションを聞く毎日。外出さえしない。で、母親が恋人を家に引き込んだりするたびに大音量でレコードを鳴らして逃避する超臆病&シャイなLV。で、ある日電話を取り付けに来た伝書鳩オタクの気弱なユアン・マクレガーとボーイミーツガール。あ、そうだ。この映画って、どうしようもなく、ボーイミーツガールなんだわ。しかも両者とも奥手。でレコードを聞いて生きてきたLVに物真似の才能があって、っていうとこから彼女に群がるいろいろな脇役のドタバタが始まる。それぞれ俳優たちの個性や熟達した演技が、映画の軽いコメディであるっていうポイントに深みを与えてて、しっかりした映画演出を監督がしてる。オリジナルは舞台劇だっていうけど、十分映画として空間性を持てせている。クライマックスの彼女のステージでの変貌のシーンはゾクゾクってしたし、彼女が誰のために歌っているの?っていう部分には涙が止まらなかった。ラスト、火事の中、LVがパニックになっているところへ気合の入ったユアンが助けに来るとこなんか最高。女の子だったら、その瞬間、この人の為なら全部ささげちゃうって思うよね。絶対。それにしても、久しぶりに良い映画に出会った。すっごい幸せな気分。*映画の始まる前にユアン一人が登場する1分くらいの短編映画があった。エクレアを餌に釣られちゃう男の話。けっこー面白かった。

【結論】もしかしたら、新作なのに完成したとたんに古典になってるっていう感じ。それほど洗練されて、肩に力が入らないで素直に出来てる。だから、いい。

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