12人の優しい日本人
「12人の優しい日本人」 鑑賞 2000/01/04
【監 督】 中原 淳
【キャスト】塩見三省/豊川悦司
日本に陪審制度があったら、という設定で、ある女性の夫殺しを審査する12人の陪審員の議論を一室だけの舞台で展開する映画。映像の面白さよりも俳優達の演技力勝負、それをジャッジするように恣意的に描いていく監督の手腕っていうあたりが問われるんだろうな。でもけっこう面白かった。攻守逆転につぐ逆転。それぞれの事件に対するアプローチに人間性や、配役としての都合が出て、それがどんでん返しになってたり。で、ラストのキメは予想通り、っていうか、予定調和な感じはしたけど、それまでの過程が面白かったから。前に観た「ラジオの時間」っていう映画もそういう意味では、舞台劇な映画だったけど、この作品はもっと空間的にも腰の据わったっていうより、あるべきな条件としての成立をしているみたいだわ。アメリカの名作で未見だけど「十二人の怒れる男たち」っていう同じ設定の映画があって、この作品はそのオマージュだってことらしい。で、なんとかこの昔の映画、観てみたいなって思う。豊川悦司がわりと若くてインテリチンピラな雰囲気でよかったかも。
【結論】ぎゅぎゅぎゅって集中してみる映画って久しぶり。そういう意味での緊張感も好きだわ。
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