奇蹟の輝き
「奇蹟の輝き」 原題:What Dreams May Come 1998アメリカ 鑑賞 1999/06/06
【監 督】 VINCENT WARD
【キャスト】ROBIN WILLIAMS / CUBA GOODING, JR. / ANNABELLA SCIORRA / MAX VON SYDOW
不思議な映画。登場人物が全部死んでしまってから始まる。子供たちを事故で失った夫婦。その夫がやはり事故で死んでしまう。でも、妻を愛する夫は成仏できないでいる。そこへ天国、というか死後の世界の謎の黒人がやってくる。幻想的な死後の世界。それぞれの死者たちが自分のためだけに自分の死後の世界を作っている。それは生前好きだったイメージや風景の中。夫は画家の妻が描いた理想の土地をみずからの死後の世界として構築している。彼は先に死んだ息子や娘に会えるのか。。。そんな時、妻が傷心のまま自殺したという報が入る。自殺者は天命をまっとうしてないので、地獄へ落ちるらしい。夫は妻を救うべく、地獄へ向かう。おおっと!こんなこと書くと、いったいどんな映画かって思うでしょう。本当。観たときもそう思った。ファファのファンタジーかなって思ってみたのに、なんか得体のしれない、バックに狂った宗教団体がスポンサードしてそうな、ある意味での不気味さを感じてしまった。だって、登場人物が全員、現実では死んだ人なんだもの。変よね。ギリシア神話やイザナミの物語のように、死んだ妻を地獄に救いに行くというモチーフ。輪廻転生やら、天国のあり方とかの表現も含めて、やっぱり変。この映画。どこかの宗教団体が繁華街で入場券を無料で配っていそうな胡散臭さがある。恐い。そういった意味で。ブルブル。
【結論】入場料は御布施と呼ぼう。劇場では、壷は売っていなかった。
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