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シザーハンズ 2005,4,30

szhands 原題:edward SCISSORHANDS
邦題:シザーハンズ
時間:98分
公開:1991
製作年度:1990
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:
製作:リチャード・ハシモト
監督:ティム・バートン
脚本:キャロライン・トンプソン
原作:
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ 、ウィノナ・ライダー 、ダイアン・ウィースト 、アンソニー・マイケル・ホール 、キャシー・ベイカー

すっごく切ない御伽噺。映画はリアルタイムでは観てなくて、今日DVDで初見。ビジュアルがホラーっぽくてダメダメな、なんちゃってホラーかなって勝手に思ってた。で、「ET」よね。これ。元ネタって多分。もちろん、いろんな映画や小説を「ネタ元」ってあげることがしやすいタイプの映画だけど、やっぱり「ET」がしっくりきそう。「いなければならなかった場所」から「いてはいけない場所」へこさせられて、結局「いなければならなかった場所」へ戻っていく物語。で、「いてはいけない場所」では善意の人々と悪意の人々が「寓話的」に主人公と関係を持っていくの。シザーハンズっていう発想と映画的な「肉体的特長」のエピソード展開が、完全なる人工人間である主人公のピュアな心を通して描かれる。ファミリー向けのクリスマス映画だったのかしら。にしては、ちょっと主人公がパンクすぎるかも。

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ブリジット・ジョーンズの日記 2005,4,30

brigetjones1 原題:BRIDGET JONES'S DIARY
邦題:ブリジット・ジョーンズの日記
時間:97分
公開:
製作年度:2001
製作国:アメリカ・イギリス
配給:UIP
製作総指揮:ヘレン・フィールディング
製作:
監督:シャロン・マグアイア
脚本:ヘレン・フィールディング 、アンドリュー・デイヴィス、リチャード・カーティス
原作:ヘレン・フィールディング
音楽:パトリック・ドイル
出演:レニー・ゼルウィガー 、コリン・ファース 、ヒュー・グラント 、ジム・ブロードベント 、ジェマ・ジョーンズ

続編を先に観ちゃったから、こりゃいけないって思ってツタヤへ。で、「2」の感想でも書いたけど、やっぱりBJは友達にしたくないタイプね。なんで3人の友達は彼女にべったりなんだろう。どう考えても、コリンやヒューに追いかけられるBJって「勝手にすれば」って思っちゃう。ただ、「1」の方が日常っぽくて、しかもBJの視点がメインで展開している分「共感」できちゃうところも多いから、やっぱりヒットしたんだろうなって納得。30超えた負け犬な状況の主人公にしたっていうのが、丁度そんな流行語が登場する空気もあるなかで「等身大映画」になって支持されたのね。タイミングが良かったんだろうなぁって思う。ベタベタのハニー系ラブコメじゃなくて、リアルな「あるある!」が良かったのかも現実の「私」と同じで。で、それでもコリンやヒューに追いかけられるっていうとこが、絶対現実にならないから、残念。

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名犬ラッシー 家路 2005,4,30

lassie 原題:LASSIE Come Home
邦題:名犬ラッシー 家路
時間:89分
公開:
製作年度:1943
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:サムネ・マークス
監督:フレッド・M・ウィルコックス
脚本:ヒューゴ・バトラー
原作:エリック・ナイト
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ
出演:ロディー・マクドウォール エリザベス・テイラー ドナルド・クリスプ エドマンド・グウェン

コリーって大きいし、いまどきなら大型はラブラドールが主流。貧乏な一家から富豪に買われて、スコットランドへ連れて行かれたラッシーが、主人の少年のもとへ帰るために数百キロの苦難の旅。で、丁度60文字。この程度で語れてしまうストーリーだけど、ラッシーの達者な演技を見ているだけで飽きない。基本的には「犬」に弱いの。ロディー・マクドウォール エリザベス・テイラーといったスターが子役で出てる。エリザベス・テイラーは少女時代からゴージャスな美女だったのね。

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宝島 2005,4,29

tilands 原題:TREASURE ISLAND
邦題:宝島
時間:96分
公開:
製作年度:1950
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:パース・ピアース
監督:バイロン・ハスキン
脚本:ローレンス・E・ワトキン
原作:ロバート・ルイス・スティーブンソン
音楽:クリフトン・パーカー
出演:ボビー・ドリスコール ロバート・ニュートン ベイジル・シドニー

海賊ジョン・シルバーがすっごくいい味だしてる。卑怯で最低な乱暴者なんだけど憎めないなって思ってたら、物語的にもきちんと救ってた。それよりもジム少年が発達不良の「実は大人」みたいな子役で、気持ち悪いの。アメリカのやんちゃだけど勇気ある聡明な少年って、こういうイメージだったのかしら。

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The beat that my heart skipped. 2005,4,28

2857 原題:The beat that my heart skipped.
邦題:
時間:110分
公開:未定
製作年度:2005
製作国:フランス
配給:ハピネット
製作総指揮:
製作:
監督:Jacques Audiard
脚本:Jacques Audiard, Tonino Benacquista
原作:
音楽:
出演:Romain Duris, Niels Arestrup, Linh-Dan Pham, Aure Atika, Emmanuelle Devos, Jonathan Zaccai, Gilles Cohen, Anton Yakovlev

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ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 2005,4,27

hideandseek 原題:HIDE AND SEEK
邦題:ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
時間:102分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:FOX
製作総指揮:ジョー・カラッシオロ・Jr
製作:
監督:ジョン・ポルソン
脚本:アリ・シュロスバーグ
原作:
音楽:ジョン・オットマン
出演:ロバート・デ・ニーロ 、ダコタ・ファニング 、ファムケ・ヤンセン 、エリザベス・シュー 、エイミー・アーヴィング

リメイクなのかなってネットを検索したけどよく判らなかった。映画じゃなくてテレビドラマだったかしら?っていうくらい「見たことある」ぽいストーリー。「シークレット・ウィンドウ」にダコタ・ファニングの老練(?)な子役演技が味を添えてるっていうだけの作品。ケーキ食べ過ぎて胸焼けしてるっっていう後悔を伴う消化不良感覚が今も残ってるわ。映画の物語的な仕掛けは「常套」なんで、その発想の悪さを批判してもハリウッドのサスペンス映画のジャンルとして確固たるポジションがある世界でしょうがないんだろうけど、あとはどう新鮮味を出してくれるかなっていうポイントになるのよね。で、それが皆無なんでテレビの洋画劇場の穴埋めレベルになっちゃってるの。プレタポルテを装ったC級ホラー味サスペンスっていう点でね。多分「フォーガットン」っていう映画もこのジャンルなんだろうけど(観る前の想像ね)、「ハイド・アンド・シーク」との比較級で感想書きそうな自分がいると予言しておくわ。

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レジェンド 三蔵法師の秘宝 2005,4,25

sanzo 原題:天脈傳奇/The Touch
邦題:レジェンド 三蔵法師の秘宝
時間:104分
公開:2005
製作年度:2002
製作国:中国・香港・台湾
配給:日活
製作総指揮:ミシェール・ヨー
製作:
監督:ピーター・パウ
脚本:ジュリアン・カーボン 、ロラン・クルティオ
原作:
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演:ミシェール・ヨー 、ベン・チャップリン 、リチャード・ロクスバーグ 、ラン・シャン 、ブランドン・チャン

ミシェール・ヨーが怖いの。見た目。ハリウッドならアンジェリーナ・ジョリーあたりが溌剌と勘違い演技をしてくれる「スケール」を中国系映画ながら分不相応に持ってるだけに残念。敦煌にある三蔵法師の秘宝探しなんだもの。なんとも世界の嗜好を勘違いしてるっぽいけど。で、ヨーさんは、たしかにアジアの女性アクションスターとして肉体能力はあるかもしれないけど、ダイエットの方向を間違えた倍賞美津子みたいな雰囲気(声もね、太いの)で、どんなに危機に遭遇しても同情の余地がないの。クライマックスの炎の洞窟シーンは見せ場だけに頑張ってた。だけど幼馴染との恋愛は風貌的に無理。それにしても3年も前の映画。なんでいままで公開されてなかったのかな。

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フォーン・ブース 2005,4,24

phonebooth 原題:PHONEbooth
邦題:フォーン・ブース
時間:81分
公開:2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:ヘラルド
製作総指揮:テッド・カーディラ
製作:
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ラリー・コーエン
原作:
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:コリン・ファレル 、フォレスト・ウィッテカー 、ラダ・ミッチェル 、ケイティ・ホームズ 、キーファー・サザーランド

ニューヨークの街角の電話ボックスだけでドラマが進行する「会話劇」。芸術的方向へいけば、イヨネスコやベケットや安部公房や別役実あたりがミニシアターあたりで低温熱狂する一部の理屈っぽいマニアが支持する作品になるんだと思うわ。シチュエーションだけだと。だけど、さすがハリウッド。インディペンデント映画とはいえ思いっきりグイグイと観客を引っ張るエンタテイメントサスペンスに仕上がってる。監督が上手だしコリン・ファレルも奇跡的に好演。こういう映画ってメジャーだとお金かけすぎて「面白い視点」がボケてきちゃうんだろうな。だけど、この作品は低い予算で短期間に集中的に撮影したっていうスタッフ・キャストの緊張感がいい方向に出たんだと思うわ。小さいけど筋肉質って表現でいいと思う。

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ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版 2005,4,23

jackass 原題:JACKASS THE MOVIE JAPAN SPECIAL EDITION
邦題:ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版
時間:88分
公開:2004
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:UIP
製作総指揮:
製作:スパイク・ジョーンズ、ジョニー・ノックスヴィル、ジェフ・トレメイン

監督:ジェフ・トレメイン
脚本:
原作:
音楽:
出演:ジョニー・ノックスヴィル 、バム・マージェラ 、スティーヴォー 、クリス・ポンティアス 、ライアン・ダン

単なる時間つぶしでした。仲間うちの悪ふざけをビデオに撮ってるっていう作品。でも考え付くことが超バカ。で、そんなことやる人がいるわけないことをやってるっていう意味では開拓者なのかも。

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マラソン 2005,4,22

run 原題:Running Boy
邦題:マラソン
時間:117分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:韓国
配給:松竹・シネカノン
製作総指揮:
製作:
監督:チョン・ユンチョル
脚本:チョン・ユンチョル、ソン・イェジン、ユン・ジノ
原作:
音楽:キム・ジュンソン
出演:チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨン、パク・ソンヒョン


実話からインスパイアされた映画らしい。自閉症の子供と溺愛する母親の自立の物語。長距離ランナーとして社会との関係性を持つことを可能になった主人公が、念願のマラソンを完走することで、母親の庇護から飛び立つというクライマックスで「泣かせ」にはいる韓国風味付け。「ビューティフル・マインド」「アイ・アム・サム」「ギルバート・グレイプ」が融合したようなチョ・スンウの演技があざといけど、それだけに単純に感動できる風に仕立て上げられてる。目的達成系の泣きも意識されてるわね。ゴール寸前の演出は行きすぎだけど。この手の競争ゴールの演出はイラン映画の「運動靴と金魚」が秀逸だったな。韓流スターが出演しているわけじゃないので、ちょっと不安ね。映画の内容のよさだけだと韓国映画って飽和状態だし無理かも。

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阿修羅城の瞳 2005,4,21

ashura 邦題:阿修羅城の瞳
時間:119分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
製作総指揮:
製作:
監督:滝田洋二郎
脚本:戸田山雅司 、川口晴
原作:中島かずき
音楽:菅野よう子
出演:市川染五郎[7代目] 、宮沢りえ 、大倉孝二 、皆川猿時 、二反田雅澄

オリジナルの舞台は全然知らないし、観たいとも思ったことがないので「ついにあれが映画になったのね」という感慨は全然無い。多分猿之助のケレン歌舞伎と今様(ってなんだ?)なハイスピード感覚の演劇が融合したお芝居だったんだろうなって、映画を観た雰囲気から想像する。でもそれがどこまでメジャーな演劇だったかっていうのに疑問。世の中には宗教のように「大人計画」をリスペクトする一団がいるのと同じで、この映画の原典の「新感線」を盲目的に愛する人たちがいるんだろうなって、これは想像。で、何が言いたいかっていうと、映画が全然つまらなかったっていう以前に、ラスト近くの高麗屋と宮沢りえのやりとりが「大げさな舞台演技」で鼻持ちならなかったっていうこと。二人の緊張感あふれるはずの立ち回りの最中に目が据わって、韻を踏んだ長台詞を朗々とやりあう、コメカミの血管が切れそうに複式呼吸なセリフ回し。映画みてるよね、私。って居場所を再確認しなきゃいられない不安感にかられちゃった。映画としての成立よりも、たぶん舞台劇として完成されてる世界をフィルムにする過程で滝田洋二郎の才能の限界があらわになっちゃったんだろうなって、監督の無能さに同情しちゃう。それと同時にやっぱり高麗屋でなきゃ(だからこそ)こうなり様がないのよね、っていう出発点に戻るの。それにしても宮沢りえは痩せすぎ。

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コンスタンティン 2005,4,19

const 原題:Constantine
邦題:コンスタンティン
時間:121分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:WB
製作総指揮:ギルバート・アドラー 、マイケル・アグィラー
製作:
監督:フランシス・ローレンス
脚本:ケヴィン・ブロドビン 、フランク・カペロ
原作:ジェイミー・デラノ 、ガース・エニス
音楽:ブライアン・タイラー 、クラウス・バデルト
出演:キアヌ・リーヴス 、レイチェル・ワイズ 、シア・ラブーフ 、ジャイモン・フンスー 、マックス・ベイカー

天国と地獄、神様や天使や悪魔や魔王をまきこんで、タバコを吸いすぎて末期肺がんの超能力エクソシストのコンスタンティンさんが、すったもんだの末に「禁煙」に成功するという映画。タバコを長年吸ってるはずなのにライターの捌きがギクシャクしているのはご愛嬌。でも、キアヌって何か変な宗教とか入ってるのかしら。現実世界を破滅させるような悪魔が侵略してくるっていうのに、アメリカの一都市でゴチャゴチャしてるだけ。なんか、戦隊もので宇宙海賊が幼稚園バスを襲撃するみたいな(そんなのあったかどうか不明)スケールのちっぽけな、懐の狭さがあるわね。

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マスク2 2005,4,17

mask2 原題:Son of the Mask
邦題:マスク2
時間:96分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:ケント・オルターマン 、トビー・エメリッヒ 、テッド・フィールド 、ボー・マークス 、マイク・リチャードソン 、ミシェル・ワイス
製作:
監督:ローレンス・ガターマン
脚本:ランス・カゼイ
原作:
音楽:ランディ・エデルマン
出演:ジェイミー・ケネディ 、アラン・カミング 、トレイラー・ハワード 、ボブ・ホスキンス 、ベン・スタイン

10年も前の続編だから、いまさら「2」って言われてもね。新作ってことにすればよかったのに。ジム・キャリーのキャラクターはもう忘れられてれば、これはこれでチープだけど子供が喜ぶコミカルカットがあるのでファミリー映画としてお手軽かも。でも、大ヒットした前作と比較させちゃうと無理ね。なか時間つぶしでコミックの単行本を読み飛ばした感じの映画だったわ。使い捨てっていうか、そういうの。

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サハラ 死の砂漠を脱出せよ 2005,4,15

sahara 原題:Sahara
邦題:サハラ 死の砂漠を脱出せよ
時間:124分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:
監督:ブレック・アイズナー
脚本:
原作:クライブ・カッスラー「死のサハラを脱出せよ」
音楽:
出演:マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス、スティーヴ・ザーン

マシュー・マコノヒーがヒーローの風格ゼロ。お金をかけた風はシーンだけ残して、実は3時間半くらいある映画をダイジェストにしましたっていう印象のある映画だわ。原作の見せ場だけをつなぐとこうなっちゃうんだろうなぁ、って原作読んでないけどね。それくらいストーリーに深みも謎もひっぱりも無い。荒唐無稽なスケール感が全然ないの。アクションシーンはお金かけてるけど、それだけ。ペネロペも最後まで性格不明の「いるだけの女」役で、役割が生きてない。可愛そうっていうか、あのナマリのある英語はどうにかしてよって気になってしょうがない。彼女は自分のオリジナルの語圏に戻ってソフィア・ローレンの道を歩むべきね。って演技力があるわけじゃないから無理かな。で、GAGAらしい大作ぶったB級映画の一本になってしまったのね。こんな映画だからきっと原作者を怒らせてダーク・ビットシリーズは今後10年作られないかもしれない。そういう意味では貴重かしら。

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皇帝ペンギン 2005,4,14

empereur 原題:LA MARCHE DE L'EMPEREUR
邦題:皇帝ペンギン
時間:85分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:フランス
配給:GAGA
製作総指揮:
製作:イヴ・ダロンドー、クリストフ・リウド、エマニュエル。プリウ
監督:リュック・ジャケ
脚本:リュック・ジャケ 、ミシェル・フェスレール
撮影:ローラン・シャレー、ジェローム・メゾン
音楽:エミリー・シモン
出演:ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング、ジュール・シトリュック

全編ペンギンだらけ。よくぞここまで、っていう制作者の良い意味での「狂気」を感じたわ。初めて観ることばかりだから、あっという間に時間がたった。そういう点で「いい映画」になってる。ペンギンのオスとメスが出会い、卵を産み、孵し、子ペンギンが成長し、ふたたび家族が別れていくまでの過酷な自然との対峙を克明に描いてる。ナレーションは主観ぎみにオス・メス・子ペンギンの語り部を換えながら展開してる。ちょっと作為的かもしれないけど、これは日本語字幕のせいかしら。あ、でも挿入歌っていうか、BGMは字幕でてなかったけどね。で、実は歌詞を聴いてみると、けっこうベタにお馬鹿な歌詞。子ペンギンが猛吹雪に耐えてるシーンでは「僕は強いんだ、嵐なんかに負けないぞ、もっと吹け吹け(勝手な意訳)」な感じだから、ペンギンの擬人化がちょっと過剰かもしれないわね。でも日本じゃ字幕読んでればいいから、ね。気になるはずの演出が緩和されて見えるから大丈夫。夏に公開だけど、もしかしたら大化けするかも。ペンギンすっごくかわいいもの。「ディープ・ブルー」よりずっとお買い得な映画かもしれないわ。

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0:34 レイ_ジ_34_フン 2005,4,13

creep 原題:CREEP
邦題:0:34 レイ_ジ_34_フン
時間:85分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:イギリス
配給:GAGAUSEN
製作総指揮:ジュリー・ベインズ、ジェイソン・ニューマーク
製作:マーティン・ヘイグマン、カイ・クーナマン
監督:クリストファー・スミス
脚本:クリストファー・スミス
原作:
音楽:ザ・インセクツ
出演:フランカ・ポテンテ、ヴァス・ブラックウッド、ケン・キャンベル、ジェレミー・ジェフィールド、ショーン・ハリス、ポール・ラットレイ、ケリー・スコット

観なければ良かった試写。スプラッタは嫌い。人間が描けていないとかそういう以前に、ドロドロ、ザクザク切り刻むの。好きな人にはたまらないかもしれないけど、ありえない。無理。だいたい冒頭からして意味なく会社の同僚が地下鉄内で襲ってくるんだもの。最初の5分でパスな映画よね。

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フライト・オブ・フェニックス 2005,4,11

fofph 原題:Flight of the phoenix
邦題:フライト・オブ・フェニックス
時間:115分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
製作総指揮:リック・キドニー
製作:
監督:ジョン・ムーア
脚本:スコット・フランク 、エドワード・バーンズ
原作:エルストン・トレヴァー
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:デニス・クエイド 、タイリース・ギブソン 、ジョヴァンニ・リビシ 、ミランダ・オットー 、トニー・カラン

物語が勝負の映画。40年前の名作の再映画化だって。でも、女性をいれたり、宗教がらみの葛藤をいれたりと、今風なアレンジをしちゃってる分、男たちのプライドや意地がぶつかりあうガチンコな「重み」が、希薄になっちゃってる。物語が引っ張る方向がいくつかに分かれてしまうから焦点がぼけながらクライマックスの飛翔へたどりつくのね。だから前作より「軽い」っていう人もいるみたい。そりゃそうよね。模写は模写。オリジナルの骨太な「勢い」や「訴求」が作り手が志向してないんだもの。よく出来た物語をお手本どおりに再現すればいっちょあがり、っていうだけで「商品」が世に出されてしまう。そこには映画に対する志が感じられない。新しいものを強引に生み出すようなパワーが失われているのね。本当ならラストの飛翔はもっと感動したいのに。名作A級映画をC級映画にリメイクして、オリジナルの名を貶めてしまった典型かもしれないわ。

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いぬのえいが 2005,4,9

inueiga 邦題:いぬのえいが
時間:96分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:犬童一心 、黒田昌郎 、祢津哲久 、黒田秀樹 、佐藤信介 、永井聡 、真田敦
脚本:佐藤信介 、山田慶太 、永井聡
原作:
音楽:
出演:中村獅童 、伊東美咲 、天海祐希 、小西真奈美 、宮崎あおい

真田敦監督の「まりも」のエピソード。ラスト10分くらいだけど、そのためだけに1800円払う価値あった。ボロボロに泣いた。映画館でお客が泣いてるCMは嘘じゃなかった。私も同じ状態になった。犬にまつわるショートコント風もあり、少年と犬の不思議な友情あり、とっても心地よい98分。で、ラストが涙が止まらないって、ちょっと映画にしてやられちゃった。

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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 2005,4,9

bjdiary 原題:Bridget Jone's Diary :The Edge Of Reason
邦題:ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
時間:107分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:イギリス
配給:UIP
製作総指揮:ライザ・チェイシン 、デブラ・ヘイワード
製作:
監督:ビーバン・キドロン
脚本:ヘレン・フィールディング 、アンドリュー・デイヴィス[脚本] 、リチャード・カーティス 、アダム・ブルックス
原作:ヘレン・フィールディング
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:レニー・ゼルウィガー 、ヒュー・グラント 、コリン・ファース 、ジム・ブロードベント 、ジェマ・ジョーンズ

コンプレックスがない女の子は絶対いないんで、BJのどこかにそれを投影して共感して、っていう前作がヒットしたわよね。で、ハッピーエンディングになるから、あたしも頑張ろうって揮発性の勇気をもらったり、ヒューやコリンとは雲泥の差にあるカレシをちょっぴり好きになり直ししてみたり、っていう洗脳系の映画だったわ。で、続編がこれなんだけど、前作からのモヤモヤがはっきりしたの。結局、BJが抱えてる「負」なところを自分に重ねてっていう作業をやめて、客観的に彼女を見ると、絶対友達にしたくない「女」だなって感じたの。だめ、BJ。こんな友達がいたら、負のオーラで、どんどん数少ない幸せが侵食されていってしまうかも。しかも、侵食した周りの人たちの幸せを集めて、BJだけが良い目をみることになるの。って耐えられない。この映画のハッピーエンドに嫉妬してるのかなぁ。いや、他人の不幸が堆積したゴミ山で高笑いしてるBJは許せないわ。って、何を怒ってるんだろう、私。

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ザ・リング2 2005,4,8

ring2 原題:THE RING TWO
邦題:ザ・リング2
時間:109分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:DWアスミック
製作総指揮:
製作:
監督:中田秀夫
脚本:アーレン・クルーガー
原作:鈴木光司
音楽:ハンス・ジマー
出演:ナオミ・ワッツ 、サイモン・ベイカー 、デヴィッド・ドーフマン 、エミリー・ヴァンキャンプ 、シシー・スペイセク


ハリウッド版の「リング」を見ていないのでよく判らなかった。っていうか観てない人はこの「リング2」は見る必要なしね。前提条件を知ってないとチンプンカンプンだと思うわ。ドリームワークスと契約したアスミックが配給だけど、「レモニースニケット」といい、クズ映画ばっかりじゃない。同じドリームワークスでも「宇宙戦争」みたいにヒットしそうなのはメジャーが持っていっちゃうし。で、この映画もアメリカでは初登場1位って話題になったけど、日本じゃどうかしら。この内容じゃ全然ダメだと思うわ。ハリウッド版「呪怨」だって日本じゃ興行は最低だったでしょ?とにかく制作費がたっぷりあったらしくクレーンカットを多用してるんで船酔いしそうだし、物語も全然インパクトないし、ナオミ・ワッツも恐怖で引きつった表情しかしないし、なにより全然怖くないっていうのが致命的。なぜかっていうと怖がらなくちゃいけない理由が映画で提示されてないからなの。そんなときはどうやって怖がればいいの?

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コントロール 2005,4,7

mo3304_f1 原題:CONTROL
邦題:コントロール
時間:105分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アートポート
製作総指揮:ジョン・トンプソン
製作:
監督:ティム・ハンター
脚本:トッド・スラヴキン 、ダーレン・スウィマー
原作:
音楽:
出演:レイ・リオッタ 、ウィレム・デフォー 、ミシェル・ロドリゲス 、スティーヴン・レイ 、キャスリーン・ロバートソン


なぜこんなレベルの映画が興行されちゃうんだろう。テレビ初公開っていうくらいでちょうどいいのに。でもシネパトスだからそんなものかしら。制作者はオチから思いついただけの物語だろうし、ネタバレすると面白くもなんともない映画よね。人間も薄いし、主人公とかの変容も強引で辻褄が合わないし、納得いかないとこばかり。凶悪な犯罪者がそんなに簡単に善人になるわけないじゃない。全編それが新開発の薬が効いていたっていう表現だからね、まあそういうこともあるのかしらって解釈してあげてたのに。で、オチがプラシーボだっていうんだから、最悪。んなわけないじゃない!って。しかも登場人物たちが役目を終わるとどんどん消えていくの。通りすがりみたいに。人間関係が「都合」だけで存在するから深みとか全然ない。っていうか、それならそういうことを忘れさせてくれるアクション映画に徹すればいいのに主人公の「心」がテーマみたいなラストシーンだし。

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戦国自衛隊1549 2005,4,6

sengoku 邦題:戦国自衛隊1549
時間:119分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:角川映画
製作総指揮:
製作:
監督:手塚昌明
脚本:竹内清人 、松浦靖
原作:福井晴敏
音楽:
出演:江口洋介 、鈴木京香 、鹿賀丈史 、北村一輝 、綾瀬はるか


「タイムライン」という超大作風B級駄作がついこの間あったばかりだというのに。日本映画でまさか同じような失敗をするなんてってね。「フィラデルフィア・エクスペリメント」みたいに電磁波実験で戦国時代にタイムスリップして、っていうんだけど、あとは安っぽく富士の裾野でチマチマと戦いがあるだけ。時代を変革するっていう物語的スケール感もなくタイムスリップした自衛隊同士が製作予算に見合ったバトルをするだけ。なにこれ?って叫びたくなる。アクションシーンの安っぽさは我慢できても、その物語の安易さと狭さには辟易。ローレライもそうだけど、福井さんって絶対無能だと思う。シチュエーションだけ「ほほぅ」って思わせて、でもその中で繰り広げられる物語は狭くて浅くて「記号」だけが踊る安っぽい書割のようなものしかないの。こんな戦国自衛隊なら宇治谷順さんの単行本を原作にしたほうが絶対面白いと思うわ。宇治谷版だとアメリカ軍までタイムスリップしちゃうんだもの。角川映画ってタイトルで完結して中身はスカスカな映画の代名詞になるかもしれないわね。夏の妖怪映画もちょっと不安だわ。って見たくもないけど。

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ジャンヌ・ダーク 2005,4,2

ja 原題:JOAN OF ARC
邦題:ジャンヌ・ダーク
時間:101分
公開:
製作年度:1948
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:ウォルター・ウェンジャー
監督:ヴィクター・フレミング
脚本:マックスウェル・アンダーソン アンドリュー・ソルト
原作:マックスウェル・アンダーソン
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
出演:イングリッド・バーグマン ホセ・フェラー ウォード・ボンド ジョン・アイアランド

イングリッド・バーグマンが13歳から19歳までのジャンヌ・ダルクを演じるのが違和感。吉永小百合の「北の零年」の若妻も酷かったけど。女優としてワガママが効くポジションにあったっていう事で、望んで主演したそうね。すっごい気合が入ってる映画になったけど、それは全てバーグマンが主役として思いっきり光るための総力をあげての気合。何百人もが担いでいるお神輿にバーグマンが剣をかざして仁王立ちしているっていう風情の映画。クライマックスの火あぶりにしたって、たっぷり思い入れて悲劇のヒロインを元気良く演じてるの。世阿弥の時分の花って言う点でいうと、ちょっとキャラと年齢が合わないけど、バーグマン自身にとっては、一番好き勝手ができる立場で相応の役柄を体験できたって言う点で大成功なのかもしれない。ただ、そこには観客の存在は全く意識されていないみたいだけどね。

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巨星ジーグフェルド 2005,4,2

ziegfeld 原題:THE GREAT ZIEGFELD
邦題:巨星ジーグフェルド
時間:177分
公開:
製作年度:1936
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:ハント・ストロンバーグ
監督:ロバート・Z・レオナード
脚本:
原作:ウィリアム・アンソニー・マクガイア シーモア・フェリックス
音楽:ウォーター・ドナルドソン 、ハロルド・アダムソン 、コン・コンラッド 、ハーブ・マジッドソン 、アーサー・ラング 、フランク・スキナー
出演:ウィリアム・パウエル ルイーゼ・ライナー マーナ・ロイ フランク・モーガン ヴァジニア・ブルース

先日死んだ芸能界の大物を映画にしようって発想の映画。ただ、ショービジネスで一世を風靡したエンタテイメントを創造して評判をとった大物プロデューサーなんで、映画も半分くらいは、その有名なショーの再現。大掛かりなセットでバラエティ歌謡ショーを演出してる。多分ブロードウェイでジークフェルドのショーを見ることが「憧れ」だったアメリカ中の田舎者たちは、ナマは無理だけど評判のショーとやらを映画で垣間見ようって寸法なのね。あ、これって戦後に作られた「地上最大のショー」のリングリングサーカスと一緒。両方ともいわゆる舞台中継なんだもの。テレビが無い時代には観客たちは、ニューヨークなんか一生関係ないような田舎に住んでても、映画でジークフェルドショーが観られるって大喜びしたんだろうな。ゴージャスなセレブたちの生活や、三面記事・女性誌・ワイドショー的な恋愛スキャンダルとかも織り交ぜて、一級の「娯楽」に仕立ててある。舞台がグルグル回るショーの圧巻。見せ場とかも「噂」に聞いてはいたけど、っていう観客はみんな満足したろうなって思うわ。ワンカットですごい力が入ったシーンだもの。でも、この「ナマ」を見たこと無いけど、っていうお客に映画で見せるっていう手口は連綿と続いているわよね。今まさにヒットしてる「オペラ座の怪人」だって、映画としてはどうかって思うけど、料金高いナマ舞台は見れないけどっていう中年女性が押しかけてるっていうじゃない。それで本物を観た気にさせるんだから、ロイド・ウェーバーも商売人よね。そういう意味では、この映画はもうちょっと観客に親切でサービス精神があるような気がする。昔の映画界って善人が多かったのかしら。一つ欲を言うなら、やっぱりみんなカラー作品で観たかっただろうなって思う。無理だけど、時代的にはね。

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緑色の髪の少年 2005,3,31

gboy 原題:THE BOY WITH GREENHAIR
邦題:緑色の髪の少年
時間:82分
公開:
製作年度:1948
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:ジョセフ・ロージー
脚本:ベン・バーズマン 、アルフレッド・ルイス・レヴィット
原作:ベッツィ・ビートン
音楽:リー・ハーライン
出演:ディーン・ストックウェル 、ロバート・ライアン 、パット・オブライエン 、バーバラ・ヘイル 、ドウェイン・ヒックマン

第二次世界大戦が終わって、さまざまな傷跡がのこされた時代に真正面から戦争孤児を取り扱った反戦映画。って、赤狩り旋風の寸前かしらね。髪の毛が緑色になって、住民の不安を「人と違う」ことで引き起こす少年を、「敵国」の象徴として描いていくけど、メッセージ性を意識しすぎて、ベタな反戦性が鼻につく。むき出しなのね。なんか押し付けがましいからイヤ。政治的意図がプロパガンダされすぎると、新興宗教の怪しいアニメに通じる「うさんくささ」がプンプン臭う。「緑の髪」なんていう発想そのものがすでに鼻持ちならないわよね。

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アビエイター 2005,3,31

av 原題:AVIATOR
邦題:アビエイター
時間:169分
公開:2004
製作年度:2005
製作国:アメリカ
配給:ヘラルド
製作総指揮:レオナルド・ディカプリオ 、クリス・ブリガム 、リック・ヨーン 、リック・シュウォーツ 、コリン・コッター 、ハーヴェイ・ワインスタイン 、ボブ・ワインスタイン
製作:
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
原作:
音楽:ハワード・ショア
出演:レオナルド・ディカプリオ 、ケイト・ブランシェット 、ケイト・ベッキンセイル 、ジュード・ロウ 、アレック・ボールドウィン

アカデミー賞有力候補っていうフライヤーやポスターが物悲しい。最多5部門っていっても美術や撮影だものね。そりゃこれだけお金かければ獲れるわよね。っていうか、作品賞や主演男優賞を獲ってもおかしくないだけの映画なんだけどね。「ミリオン~」が攫ったのは、やっぱり3時間ちかい長さかしら。老人が多いアカデミー会員の方々は3時間もの映画は耐えられないのかしら。体力が。真ん中くらいで疲れちゃうのかなぁ。実は、この映画は真ん中くらいに大事故に巻き込まれるハワード・ヒューズのエピソードからが見ごたえたっぷりになる。ディカプリオも後半だけなら「ギルバート・グレイプ」に匹敵する存在感でいい演技しているんだもの。もったいないわね。アカデミー会員はこのあたりは爆睡してるんだろうって想像。でもゴージャスな映画。3時間、観るのにけっこう勇気が必要だったけどね。

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バタフライ・エフェクト 2005,3,30

butterflye 原題:The Butterfly Effect
邦題:バタフライ・エフェクト
時間:113分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アートポート
製作総指揮:トビー・エメリッヒ、アシュトン・カッチャー
製作:クリス・ベンダー
監督:エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー
脚本:エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー
原作:
音楽:
出演:アシュトン・カッチャー 、メローラ・ウォルターズ 、エイミー・スマート 、エルデン・ヘンソン 、ウィリアム・リー・スコット

マルチエンディングのゲームを映画にしてみたらこうなるっていうひとつの提案ね。でもラストはちょっと想像してなかった。切ない終わりかたね。一番大事なものを守るために一番大事なものを全て失うんだもの。記憶される人生への向き合いっていう意味では「エターナル・サンシャイン」のおふざけに比べると真摯だわ。お客を呼べるスターが出てないから小さな公開になるみたいだけど、映画としては良く出来た作品ね。ちょっとした掘り出し物かも。

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そして、ひと粒のひかり 2005,3,28

mariafull 原題:MARIA FULL OF GRACE
邦題:そして、ひと粒のひかり
時間:104分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:コロンビア
配給:ムービーアイ
製作総指揮:
製作:
監督:Joshua Marston
脚本:
原作:
音楽:
出演:Catalina Sandino Moreno、Yenny Paola Vega、Virgina Ariza、Johanna Andrea Mora、Wilson Guerrero


痛い映画。何の救いもないし、希望もない。アメリカに残った彼女がどれだけ酷い人生を歩んでいくか想像できちゃんだもの。「やさしい嘘」は東ヨーロッパの閉塞した人生からパリへ行くことで希望ある人生にしようっていう「敗れることが既定の夢」を描いていたけど、同じね、この映画も。コロンビアの、南米の停滞した閉塞した人生をアメリカに行くことで「何か」をチェンジさせようっていうことなんだけど、ラストの主人公の「前向きっぽい視線」にしたって、明日になれば、澱んでしまうんだろうなぁって悲しい想像をしちゃう。ヒスパニック系の不法滞在者が一人増えたっていうだけかしら。その日のドラッグを買うためにストリートに立つ人生が彼女に待ってるんだろうなって。これに「救い」なんかないわよね。映画は不幸を醸成し、完結させないの。スクリーンの中の人生は、明かりが灯れば終わるけど、主人公のような人たちはアメリカに統計数字になるくらい存在するのに。

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雨に唄えば 2005,3,27

singrain4 原題:SINGING IN THE RAIN
邦題:雨に唄えば
時間:102分
公開:
製作年度:1952
製作国:アメリカ
配給:
製作総指揮:
製作:
監督:ジーン・ケリー 、スタンリー・ドーネン
脚本:アドルフ・グリーン 、ベティ・コムデン
原作:
音楽:レニー・ヘイトン
出演:ジーン・ケリー 、デビー・レイノルズ 、ドナルド・オコナー 、シド・チャリシー 、ジーン・ヘイゲン


「パリのアメリカ人」どうしても納得いかなかった。ミュージックシーンとドラマシーンが融合しないでバラバラになっていて、どこを見ればいいか判らなかった。で、翌年作られたのがこの映画らしい。多分「パリ」はアカデミー賞まで獲ったけど、反省点が多かったんだろうな。この作品は前作ではバラバラだった音楽とドラマが見事に融合する化学変化をおこせていたみたい。名場面の雨中のダンスシーンは、ワンカットでジーン・ケリーの技術をしっかりと魅せてくれた。多分数えてないけど、あの長いダンスシーンで3カットくらいしか使ってないのかな。あとデビー・レイノルズとのラスト近くのダンスシーンも、多分ものすごい扇風機の前で演じたんだろうな。とっても綺麗。完成度はこちらのほうが高いと思うのに、作品賞は前年にあげてしまったので、この年はリングリングサーカスのPR映画が獲得したのね。

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東京ゾンビ 2005,3,25

TokyoZombiev2 邦題:東京ゾンビ
時間:103分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東芝
製作総指揮:
製作:
監督:佐藤佐吉
脚本:
原作:花くま ゆうさく
音楽:
出演:浅野忠信、哀川翔

あああ、新人監督がやっちゃいましたぁっていう映画。今まで観たことが無いような世界を見せてくれるのが映画なら、この作品は確かに映画なんだろうけど、やっぱり文法がたどたどしいので奇跡は起きなかった。自然文で作る俳句のような方向しかできないっていうか、技術がなかったんだろうけど、時の運があれば、素人でも素晴らしい句を詠めるはず。でも、やっぱり奇跡をおこすまでの底力はなかってみたいね。残念。

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ナショナル・トレジャー  2005,3,21

nt 原題:NATIONAL TREASURE
邦題:ナショナル・トレジャー 
時間:131分
公開:2005/03/19
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー、ジム・カウフ
原作:ジム・カウフ、オーレン・アヴィヴ
音楽:トレヴァー・ラビン
製作:ジェリー・ブラッカイマー、ジョン・タートルトーブ
製作総指揮:オーレン・アヴィヴ 、チャド・オマン 、チャールズ・シーガース 、クリスティーナ・スタインバーグ 、マイク・ステンソン 、バリー・H・ウォルドマン
出演:ニコラス・ケイジ 、ハーヴェイ・カイテル 、ジョン・ヴォイト 、ダイアン・クルーガー 、ショーン・ビーン

ニコラス・ケイジの相変わらず間延びした緊張感のない顔で、精悍さが半減した冒険ドラマになってしまった。でも、ダイアン・クルーガーってこんなに綺麗だったかしら。トロイの時はコスチュームというのもあったけど、どーしてこの程度の「美女」に国を賭けた戦いができるのかしらって違和感があったけど、この映画では生き生きした「美女」っぷり。頭脳明晰で、ちょっとキレかけた雰囲気が似合ってるのかもしれないわね。トロイのときは普通の恋するお姫様でしかなかったものね。映画はアメリカの歴史博物館めぐりを宝探しのキーワードでまとめただけね。映画中はそれなりに娯楽作品だからワクワクさせてくれたけど、終わった瞬間、ランチはなににしようかしらって考え出すくらいに、何にも心に残らないレベルの映画。まあ2時間を楽しませてくれたからいいのかも。それで。日本だとさしずめ、京都の名刹めぐりに後醍醐天皇の秘宝探しでも縦軸に堤真一あたりが冒険しちゃうっていう映画になるんだろうなって勝手に想像。

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若草の頃 2005,3,21

waka 原題:MEET ME IN ST.LOUIS
邦題:若草の頃
時間:113分
公開:
製作年度:1944
製作国:アメリカ
配給:
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚本:フレッド・F・フィンクルホフ 、アーヴィング・ブレッチャー
原作:サリー・ベンソン
音楽:ロジャー・イーデンス 、ジョージ・ストール
製作:アーサー・フリード
出演:ジュディ・ガーランド マーガレット・オブライエン メアリー・アスター ルシル・ブレマー トム・ドレイク

ジュディ・ガーランドがメインになってるのは歌うスターだし、ミュージカルでもないのに、彼女の歌を堪能してもらうシーン満載なんで納得。で、マーガレット・オブライエンは誰?って思ってたら子役。いまならダコタ・ファニングね。狙いがはっきりしてるコマーシャルな映画の典型。プログラムピクチャーで、週末の娯楽は映画に決まりっていうハリウッドの傲慢さと抜け目無さとを学ぶのに最適のテキストかもしれないわね。

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仁義なき戦い 2005,3,20

jingi 邦題:仁義なき戦い
時間:99分
公開:1973
製作年度:1973
製作国:日本
配給:東映
監督:深作欣二
脚本:笠原和夫
原作:飯干晃一
音楽:津島利章
製作:
出演:菅原文太 、松方弘樹 、田中邦衛 、中村英子 、渡瀬恒彦

この間、笠原和夫さんについての本を読んだので、久しぶりにレンタルショップから借りてみた。街の中の乱闘シーンがぶっつけ本番で、カメラのレンズを殺陣師が振っていたっていうのを読んだだけに。映像が何を写したかったのかも良く判った。名セリフのオンパレードっていう映画なんだけど、これだけのセリフを笠原さんが紡ぎ、深作監督が忠実に映像に焼き付けていったという職人芸の奇跡を改めて感じる。その他大勢役の大部屋さんが、とにかくカメラの画角に入りこめっていう監督の指示を守って、前へ前へと出てくる迫力も、あの本を読んでいたからこそあらためて発見できるのかもしれない。なんか、教材の証拠品を精査しているもたいな気分になっちゃった。

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我等の生涯の最良の年 2005,3,20

warera 原題:The Best Years of Our Lives
邦題:我等の生涯の最良の年
時間:170分
公開:
製作年度:1946
製作国:
配給:
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ロバート・E・シャーウッド
原作:マッキンレー・カンタ
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
製作:サミュエル・ゴールドウィン
出演:マーナ・ロイ フレドリック・マーチ テレサ・ライト ダナ・アンドリュース ヴァージニア・メイヨ

3時間ちかい3組の帰還兵たちのドラマ。アメリカは、ハリウッドは、こういった形で太平洋戦争を総括しているんだなって思った。帰るべき平和な家庭があった「戦後」は希望がある時代だったのね。戦争のトラウマでうなされる空軍の爆撃手や、帰還した夜、平和であることに耐えられず妻娘と羽目をはずして飲み明かすエリート銀行員や、両手を失った若者、それぞれの「傷」が癒されながら、アメリカの再生への強さと決意を表現するの。アカデミー賞を、この年に受賞したのは、そんな背景もあるからだろうなって思う。ラスト間際に、数百の解体を待つ飛行機の間を歩くシーンがあったけど、やっぱり物量からいって、勝てる戦争じゃなかったのねって強く思う。アメリカは、その後の戦争では、兵士たちを癒すことなんかできない病んだ国になってしまった。ベトナムやアフガンや多分イラクでも、兵士たちが帰る「楽園」はもう、無いのかもしれない。

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駅馬車 2005,3,19

stagecoach 原題:Stagecoach
邦題:駅馬車
時間:99分
公開:
製作年度:1939
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョン・フォード
脚本:タドリー・ニコルズ
原作:アーネスト・ヘイコックス
音楽:ボリス・モロス 、リチャード・ヘイグマン 、W・フランク・ハーリング 、ジョン・レイポルド 、レオ・シューケン 、ルイス・グルーエンバーグ
製作:ウォルター・ウェンジャ
出演:ジョン・ウェイン クレア・トレヴァ トーマス・ミッチェル ルイズ・ブラット ジョン・キャラダイン


リンゴ・キッドの登場のシーンだけ異常にスカしてて引いてしまう。西部劇っていえば、この映画のタイトルが真っ先に呼ばれるだけあって、騎兵隊やインディアンやガンマンや悪人やギャンブラーや酔っ払いの医者や正義漢の保安官や悪徳銀行家っていう王道のパーツが総登場して、それぞれの役割を過不足なく演じているのが見事。さまざまな素材を組み合わせて一つの料理に仕上げる和食の鉄人のような技がさえた「完成品」になってる。その味を再現しようとして何度も再映画化されてるらしいけど、やっぱりオリジナルがいいんだろうなぁ。写しは勢いがないんだろうなって思う。観てないけど。

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サイドウェイ 2005,3,16

sideway 原題:Sideways
邦題:サイドウェイ
時間:130分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン 、ジム・テイラー
原作:レックス・ピケット
音楽:ロルフ・ケント
製作:
出演:ポール・ジアマッティ 、トーマス・ヘイデン・チャーチ 、ヴァージニア・マドセン 、サンドラ・オー 、メアリールイーズ・バーク

こういう小さな作品でもアカデミー賞候補になるっていうんだけど、候補にする良心を演出するためにダミーとして選択したんじゃないかなって思う。無難なんだもの。すっごくステキな映画だけど、アカデミー賞を貰えるほどじゃないし、かといってこの作品ならフロックの許容範囲なのかもしれないし。そう思わせるにピッタリな都合のいい作品なんだと思う。独身最後のハメをはずす親友との旅行で巻き起こるすったもんだも「善良」で「微笑ましい」。スケコマシであるっていう設定がちょっと嫌だけど、必然だし物語としては許してあげる。ちいさな出来事にケラケラ笑いながら130分たってしまった。時間を感じさせないっていうのは、良く出来た証拠かもね。六本木のレディスデーで観たから満席だった。外人客がゲラゲラ笑ってたのが印象的。台詞が面白かったのね。

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ロング・エンゲージメント 2005,3,16

longeng 原題:A Very Long Engagement
邦題:ロング・エンゲージメント
時間:134分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:フランス
配給:WB
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ 、ギョーム・ローラン
原作:セバスチャン・ジャプリゾ
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
製作:ビル・ガーバー 、ジャン=ルイ・モンチュー
出演:オドレイ・トトゥ 、ギャスパー・ウリエル 、ジャン=ピエール・ベッケル 、ドミニク・ベテンフェルド 、クロヴィス・コルニヤック

ジュネ監督らしさがたっぷり。それがメジャー作品にマッチするかどうかが問題ね。異常にディテールにこだわった絵作りとスピンアウトするキャラの気侭な動き。説明不足と説明過剰が混在していくのが一種の船酔いのような気分にさせられる。ロスト・チルドレンみたいな作品だと、その不条理性が世界観の狂気を増幅させる効果があったし、アメリでは主人公のキャラクターの偏執さを増幅させていた。じゃ、この映画はどうなの?っていうとストーリーそのもの(物語内容ではなくて)の「過程」にジュネウィルスが巣食ったかのよう。メジャー作品らしいスペクタクルを拒絶した、病んで腐乱した「ストーリー描画」がこの一風変った味わいを持つ珍品になった理由なんだろうな。ジュネ監督にメジャーが期待したのは「ドクトル・ジバゴ」とかだったのだろうにね。多分。

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渋谷物語 2005,3,15

shibuyastory 邦題:渋谷物語
時間:122分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東映
監督:梶間俊一
脚本:石松愛弘 、田部俊行 、梶間俊一
原作:安藤昇
音楽:
製作:
出演:上弘明 、南野陽子 、遠野凪子 、山路和弘 、升毅

「仁義なき戦い」の本を読んだので、最近のヤクザ映画ってどうなってるのかなっていう興味もあって、ちょっと恐いけど劇場へ行った。その筋の人たちが体温上げて見てるのかなって思ったら、けっこう爺さんばっかり7~8人しか観客がいないんだもの。閑散としていて恐かった。安藤昇というヤクザが戦後渋谷で勢力をつけるクロニクル。全体的に演出がかったるかったし、主人公がバタ臭い(すっごい死語)っていうか、格好良すぎて引いた。もっと泥臭いほうがリアルで面白かったかもしれない。みんな、とって付けたようなヤクザ演技で眉間にチカラはいりすぎ。いまどきは、ヤクザ映画も「勢い」が無くなってるって証拠のような映画かもしれないわね。

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真昼の決闘 2005,3,13

high-noon 原題:High Noon
邦題:真昼の決闘
時間:84分
公開:
製作年度:1952
製作国:アメリカ
配給:
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:カール・フォアマン
原作:ジョン・W・カニンガム
音楽:ディミトリ・ティオムキン
製作:スタンリー・クレイマー
出演:ゲイリー・クーパー 、グレイス・ケリー 、トーマス・ミッチェル 、ロイド・ブリッジス 、ケティ・フラド

ラスト7分くらいの銃撃戦。そこへ至る人間関係。バリバリ撃ち合う西部劇というよりも、ラース・フォン・トリアがアメリカをシニカルに描くような「リアルな感情」が浮き彫りになっていた。そういう意味では観客は迷っただろうなって想像する。強大な悪に対して、孤立していく正義。それが正義なのか、義務なのか、選択の失敗なのか、主人公は最後まで迷っている。逃げていった判事のほうがアタマいいのかもしれない。こういう局面っていろんなケースであると思う。性悪説に基づいた啓蒙的な映画って言えるわよね。

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黄色いリボン 2005,3,12

ribbon 原題:She Wore a Yellow Ribbon
邦題:黄色いリボン
時間:103分
公開:
製作年度:1949
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョン・フォード
脚本:フランソワ・ニュージェント 、ローレンス・スターリングス
原作:ジェームズ・ワーナー・ベラ
音楽:リチャード・ヘイグマン
製作:
出演:ジョン・ウェイン 、ジョーン・ドルー 、ジョン・エイガー 、ベン・ジョンソン 、ハリー・ケリー・Jr

世代交代の映画。騎兵隊も老兵が消え、若い将校が跡を継ぐ。インディアンも老酋長の言うことを聞かず若い過激派が戦いの準備をする。そんな構造の中で王道の西部劇(インディアン系)に仕立ててある。さすがジョン・フォードね。ストーリーは老兵が最後のミッションで騎兵隊砦にいた女性を駅馬車の駅に送り届ける話。で、インディアンに襲われてたので、また砦は帰っていく。その後インディアンの馬を奪って、砦を攻撃しようとするインディアンをへこませて、平和を取り戻すっていう猿でも理解できる内容。じゃ、何が面白いかっていうと、老兵や騎兵隊の描き方の「緻密」な感じ。ヤンキーの能天気なキャラクターそのままな「悩むための脳細胞」なんか持ってないかのような人物だらけ。悩んでるのは女性問題だけっていうていたらく。マーロン・ブランドがアカデミー賞に出てこない理由になったような問題は、この時代は絶対なかったんだなって痛感させられるような「敵=インディアン」の構図。この正義は白人の騎兵隊vs残虐な悪の集団インディアンっていうのがアメリカ人を高揚させたんだろうなって思う。この映画の頃は公民権も無かった黒人も登場してこないんだから貴重かも。傲慢なアメリカ人の縮図があるものね。

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CUBE ZERO 2005,3,11

cubezero 原題:CUBE ZERO
邦題:CUBE ZERO
時間:97分
公開:
製作年度:2004
製作国:
配給:
監督:アニー・バーバラッシュ
脚本:アニー・バーバラッシュ
原作:
音楽:
製作:スーザン・コルビンーゴールディング
出演:ザカリー・ベネット、ステファニー・ムーア、ジャスミン・ゲルジョ、マーティン・ロック

「1」の前にはこんなことがあったんですよ。っていう種明かしな映画。ラストは「1」の冒頭をイメージさせるシーンで終わるの。そういう意味ではドラゴンクエストⅣのらすとシーンでロトの勇者の物語に繋がるのと同じ。で、このzeroは種明かしだけあって、cubeのオペレーションルームや狂乱の管理職も登場。cubu内の人間的葛藤や心理戦っていうこれまでのシリーズ(っていっても2本しかないけど)のウリが殆ど無くなってるの。そういう意味では、タネは明かされたけど、映画は逆に面白味が無くなっちゃったっていうことね。

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プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング 2005,3,9

pd2 原題:THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT
邦題:プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング
時間:113分
公開:2005/03
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:BV
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:ションダ・ライムズ
原作:メグ・キャボット
音楽:ジョン・デブニー
製作:エレン・H・シュワルツ
出演:アン・ハサウェイ 、ジュリー・アンドリュース 、ヘクター・エリゾンド 、ヘザー・マタラッツォ 、クリス・パイン

御伽噺なラブコメ。残念ながら前作を見ていないので「親友」キャラが登場しても笑えなかったし、設定とかが「前作を前提」にしてる分だけちょっぴり置いてけぼりにされてしまった。っていっても、この程度のお話だからどーでもいいけどね。女の子向けの映画だけど、いまどきなら「小学3年生」あたりに連載されてるレベルのストーリー。あ、ディズニー映画だものね。ターゲットばっちりかも。ヤンキー娘なプリンセスっていう設定だけで発想して勢いで作り上げた「時間つぶし」にちょうどいい映画だったわ。

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香港国際警察/NEW POLICE STORY 2005,3,9

hongkongpolis 原題:NEW POLICE STORY 新警察故事
邦題:香港国際警察/NEW POLICE STORY
時間:124分
公開:2005/03
製作年度:2004
製作国:香港
配給:東宝東和
監督:ベニー・チャン
脚本:アラン・ユエン
原作:
音楽:トミー・ワイ
製作:ジャッキー・チェン 、ウィリー・チャン 、アルバート・ヤン
出演:ジャッキー・チェン 、ニコラス・ツェー 、ダニエル・ウー 、シャーリーン・チョイ 、チャーリー・ヤン

ジャッキーの映画って、観るたびに思うこと。それは、アクションシーンに肉付けをしてるうちにストーリーが仕上がるっていう作られ方じゃないのかしらっていうこと。で、この映画でも、やっぱりそうかなってあらためて思った。とにかく必然のないアクションが唐突に出現するんだもの。え?え?え?何故ここで?って思う「危機一髪」や「絶体絶命」が突然巻き起こるの。それはそれでアクション的見せ場があるから、このエピソードに押し込んじゃおうっていう、あ、エピソードを作っちゃおうっていうのが正解かも、で、それがストーリーの流れに乗せるために無理をしちゃうの。だから、サクサクと進んで欲しいのにたたらを踏んでしまう瞬間があるのよね。まあ、それでもバスが暴走して街がボコボコになるシーンは面白かったけど。でもストーリーを進めるのに、あんなに時間をとる必要が無かったはず。ということは「バス暴走やるぞ」って決めてたから、あそこに入れたんだろうなっていう結論になっちゃう。だからジャッキーの映画はどれを観ても同じようにしか観えないっていう理由になるのね。だってアクションシーンはジャッキーが考えているんだもの。

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きみに読む物語 2005,3,8

notebook 原題:THE NOTEBOOK
邦題:きみに読む物語
時間:123分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジャン・サーディ 、ジェレミー・レヴェン
原作:ニコラス・スパークス
音楽:アーロン・ジグマン
製作:トビー・エメリッヒ 、アヴラム・ブッチ・カプラン
出演:ライアン・ゴズリング 、レイチェル・マクアダムス 、ジーナ・ローランズ 、ジェームズ・ガーナー 、ジョーン・アレン

ハーレクインロマンスっていう1時間もかからないで読み終えてしまえるシュガーノベルがあるけど、その「皮」を剥がして、「文学」な装飾にすると「マジソン郡の橋」とか、この映画の原作の「The Notebook」になる。そんな原作だから、映画のシュガーっぷりは歯が溶けそうなくらい。それでもツボをおさえた家族・夫婦・人情ものにしあがってるから油断ならない。ボケが妻に自分を思い出させるのに、何日もかかって出会いから物語らなきゃいけないっていう設定が「無理矢理」だし、やたら物分りのいい愛人の戦争未亡人をはじめとする「便利な道具」扱いの脇役キャラクターが甘さを増幅させてるの。まあ、そういう映画だしね。目的は達成していると思うからきっと正解なのかもしれないわね。

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レクイエム 2005,3,7

wakeofdeath 原題:Wake of death
邦題:レクイエム
時間:90分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:フィリップ・マルチネ
脚本:フィリップ・マルチネ、ローン・フェルー
原作:
音楽:
製作:フィリップ・マルチネ
出演:ジャン=クロード・バン・ダム、サイモン・ヤム、リサ・キング、バレリー・ティアン

ジャン=クロード・バン・ダムのための映画。お約束のアクションにわかりやすい一本道のストーリー。妻を残虐に殺されてたフランス移民の用心棒が中国マフィアに復讐していくお話。フィリップ・マルチネ監督が、見せ所を熟知して、B級アクションを要求する市場に送り込む大量生産品のひとつ。そこには問題意識や深い人間ドラマっていうような観客が映画を消費するのに消化不良しそうな要素は一切いれないの。せいぜいピリっとしたスパイスね。それも過剰にならないように。で、映画の消費市場は多すぎるスクリーンを埋めていくの。どのスクリーンもメジャーの大作映画ばっかりじゃしょうがないものね。大作はもう観たけど、次のがかかるまで繋ぎで観る映画だって必要じゃない。でなきゃ週末のポップコーン屋さんがあがったりになっちゃうもの。っていう想像をしながら眺めた薄っぺらな映画でしたぁ。

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劇場版ロックマンエグゼ / 劇場版デュエル・マスターズ 2005,3,6

rockman 邦題:劇場版ロックマンエグゼ
時間:分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
監督:加戸誉夫
脚本:荒木憲一
原作:
音楽:
製作:
出演:比嘉久美子 、木村亜希子


邦題: 劇場版デュエル・マスターズ
時間:分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
監督:鈴木輪流郎
脚本:西園悟
原作:松本しげのぶ
音楽:
製作:
出演:小林由美子 、虻川美穂子 、伊藤さおり

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アレキサンダー 2005,2,28

alexander 原題:ALEXANDER
邦題:アレキサンダー
時間:173分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:
監督:オリヴァー・ストーン
脚本:オリヴァー・ストーン 、クリストファー・カイル 、レータ・カログリディス
原作:
音楽:ヴァンゲリス
製作:
出演:コリン・ファレル 、アンジェリーナ・ジョリー 、ヴァル・キルマー 、アンソニー・ホプキンス 、ジャレッド・レトー

トロイ、アーサー王、と続いて、とうとう真打登場っていう感じで公開された「長いだけ」の映画。本当、長いだけ。様々な戦いもお金をたっぷりかけて描いているけどね。前も似たような映画で書いたけど「忠臣蔵」や「戦国時代もの」みたいに、ご存知の有名戦闘、場面っていうのがないんだもの。ひたすら男色にふけつつヒステリックにアジアをめざすアレキサンダーのマザコン放浪記だしね。3時間も観客を拘束する必要はなかったかも。インターミッションいれて、「後半も同じような感じで、最後は主人公が死にますから、お忙しい方はお引き取りください」なんてアナウンスを親切に流して欲しかった。

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陽のあたる場所 2005,2,27

place-sun 原題:A PLACE IN THE SUN
邦題:陽のあたる場所
時間:122分
公開:
製作年度:1951
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョージ・スティーヴンス
脚本:マイケル・ウィルソン ハリー・ブラウン
原作:セオドア・ドライザー
音楽:フランツ・ワックスマン
製作:
出演:モンゴメリー・クリフト エリザベス・テイラー シェリー・ウィンタース レイモンド・バー

いまでも安っぽいテレビの2時間ミステリ劇場あたりで使い回されているネタっていうかテーマ。糟糠の妻を殺して金持ちの美人にのりかえるっていうとこでは四谷怪談なんだけど、日本のバチの当て方の方が陰惨っていうか、やっぱり宗教の違いなのかもしれないわね。キリスト教の国では改心して死刑台に向かうことで浄化されてしまうのだもの。日本の方が業が深い描き方をすることで「因果応報」な死生観を表現しているだけに「道徳=啓蒙」が心の底へ焼き付けられるんだわ。ビと金の描き方もハリウッドはステレオタイプだしね。四谷怪談じゃ「侍」「家督」といった封建的な社会システムの要素も「動機」には影響を与えてるし。日本の勝ち。。。だから嬉しいわけじゃないけど。

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椿姫 2005,2,27

cami3 原題:Camille
邦題:椿姫
時間:109分
公開:
製作年度:1937
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョージ・キューカー
脚本:ゾー・エイキンス フランセス・マリオン ジェームズ・ヒルトン
原作:アレクサンドル・デュマ・フィス
音楽:ハーバート・ストサート
製作:ディヴィッド・ルイス
出演:グレタ・ガルボ ロバート・テイラー ライオネル・バリモア エリザベス・アラン ジェシー・ラルフ ヘンリー・ダニエル

グレタ・ガルボって突然引退してしまった絶世の美人女優って聞いてた。で、ちょっと期待したら、声が変。なんか娼婦っぽく、男に縋って、たかって、贅沢な暮らしをしている女性が、本物の愛をみつけて、っていうキャラクターなんだから、もうちょっと儚げな可愛い声であって欲しかった。トーキーになって、女優さんたちは困ったろうなぁって思う。原作が有名なんで、誰が演じているかっていうポイントがウリになる映画なんだろうし、そういう意味ではロバート・テーラーは、ちょっと好みかも。

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ガス燈 2005,2,26

gaslight 原題:Gaslight
邦題:ガス燈
時間:114分
公開:
製作年度:1944
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョージ・キューカー
脚本:ジョン・ヴァン・ドルーテン 、ウォルター・ライシュ 、ジョン・L・ボルダーストン
原作:パトリック・ハミルトン
音楽:ブロニスラウ・ケイパー
製作:
出演:シャルル・ボワイエ 、イングリッド・バーグマン 、ジョセフ・コットン 、メイ・ウィッティ 、アンジェラ・ランズベリー

古典的なサスペンス映画ね。動機がもうひとつ納得いかないけど、この映画の時代なら良しとしてたんだろうって割り引いてあげよう。イングリッド・バーグマンは綺麗。演技もスターらしい華やかさを失わずに心神耗弱していく若妻を演じてる。大スターを迎えての腰の据わったサスペンス映画としては王道よね。ヒッチコックが登場するまでは、これでよかったのだもの。そういう意味ではヒッチコックがいかに革命家だったか理解できるかも。

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真夜中の弥次さん喜多さん 2005,2,24

yajikita 邦題:真夜中の弥次さん喜多さん
時間:201分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:アスミックエース
監督:宮藤官九郎
脚本:宮藤官九郎
原作:しりあがり寿
音楽:ZAZEN BOYS
製作:
出演:長瀬智也、中村七之助、

宮藤官九郎さんへいろいろヒット作を作ったご褒美?どうしていいかわからないで、幼稚園児が書きなぐったお絵かきのような映画。友達を集めて「僕、こういうのやりたいから協力してよ」と悪ふざけの片棒をかつがせてる。それはそれで、同世代のお仲間が調子のってるっていうのは目をつぶるから、一般の観客にお金を払わせるようなまねだけはしないで欲しい。でも、このわけのわからなさが、サブカル好きっぽい能書きだけのエッジきいてる風な人たちが持ち上げちゃうんだろうなぁ。ああ、やだなぁ。でも私は正直者でいこう。この映画、全然つまらない!ってね。

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ミリオンダラー・ベイビー 2005,2,24

mdbaby 原題:MILLION DOLLAR BABY
邦題:ミリオンダラー・ベイビー
時間:133分
公開:2005/06/18
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ムービーアイ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ポール・ハギス
原作:F・X・トゥール
音楽:クリント・イーストウッド
製作:ロバート・ロレンツ 、ゲイリー・ルチェッシ
出演:クリント・イーストウッド 、ヒラリー・スワンク 、モーガン・フリーマン 、アンソニー・マッキー 、ジェイ・バルチェル

久しぶりにまっとうな映画を観たわ。本当は「芙蓉宮」って罵倒系のレビューなんだけど、残念?ながら、良くてうちのめされちゃった。ネットとかじゃ安楽死や障害者の生きる権利とか、ありがちな正義論が展開されてるらしいけどね。そういうレベルで映画を読み解くのは筋違いだと思う。障害者の権利とかというレベルを超えた父と娘、家族、生きがいと絶望、あらゆる人生の陰陽の要素が編みこまれた映画だもの。全体の模様を見ないで「この糸が気に食わない」みたいな議論でしょ?それが語り手の正義感ならドブに捨てたほうがいいわ。映画のワンカットワンカットにケチをつけるより、133分全体の姿が大事だと思う。って、すっごい擁護してる?コマーシャルな冠だけど、アカデミー賞は獲って欲しい。それだけ映画の歴史に残すべき映画だとおもうもの。

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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 2005,2,21

lemonysnicket 原題:Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events.
邦題:レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
時間:106分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アスミックエース
監督:ブラッド・シルバーリング
脚本:ロバート・ゴードン
原作:レモニー・スニケット
音楽:トーマス・ニューマン
製作:アルビー・ヘクト 、ジュリア・ピスター 、スコット・ルーディン 、バリー・ソネンフェルド 、ジム・ヴァン・ウィック
出演:ジム・キャリー 、メリル・ストリープ 、ジュード・ロウ 、エミリー・ブラウニング 、リーアム・エイケン

原作の存在さえ知らなかったんだもの。映画になったっていっても何の思い入れもないわ。で、やっぱり恐れてたようにジム・キャリーの自己満足映画になってしまっている。ファンタジーなんだろうけど、どう見ても「日本のお子様」向けじゃ決してないし、大人が感心できる物語でもないし。いったい何処を楽しんでみればいいんだろう。グイグイ引っ張っていってくれる展開もないから、ダラダラとファンタジック&ゴシックな装飾のスクリーンで巻き起こる子供だましを眺めてるしかないの。装飾過剰なところだけ評価できるかもしれない。

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地上最大のショウ 2005,2,20

greatest_show 原題:THE GREATEST SHOW ON EARTH,
邦題:地上最大のショウ
時間:152分
公開:
製作年度:1952
製作国:アメリカ
配給:
監督:セシル・B・デミル
脚本:フレデリック・M・フランク 、セオドア・セント・ジョン
原作:フランク・キャヴェット
音楽:
製作:セシル・B・デミル
出演:チャールトン・ヘストン 、ベティ・ハットン 、ジェームズ・スチュワート 、コーネル・ワイルド 、ドロシー・ラムーア

この時代の娯楽って感じ。サーカスそのもののステージ中継と60文字くらいで語れてしまう「物語」が融合して全米津々浦々の観客を喜ばせたんだろうな、きっと。カラーテレビも無い時代だと思うし、大画面でサーカス舞台を見ることが出来て、ついでに「巨大サーカスの裏側」っていうスーパーテレビの羽佐間道夫さんのナレーションが聞こえてくるようなドキュメンタリー。サーカスなんか見たこと無い人が喜んだろうなって想像できる。そんな時代だからアカデミー賞を獲得したのね。ストーリーとは関係なく唐突にステージショーがきっちりと入ってくるの。だからこんなに長い映画になったのね。ていうか、リングリングサーカスの長大なプロモーション映画っていうのね。

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ステップフォード・ワイフ 2005,2,18

stepwife 原題:The Stepford Wives
邦題:ステップフォード・ワイフ
時間:93分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:フランク・オズ
脚本:ポール・ラドニック
原作:アイラ・レヴィン
音楽:デヴィッド・アーノルド
製作:ロナルド・M・ボズマン 、ケリー・セリグ
出演:ニコール・キッドマン 、マシュー・ブロデリック 、ベット・ミドラー 、グレン・クローズ 、クリストファー・ウォーケン

ニコールが綺麗。っていっても映画のほとんどの部分はキャリアウーマンな存在なんだけど、クライマックスにブロンドヘアで登場してからは超キレイ!ハリウッド映画がネタ枯れ尽くしの断末魔にある象徴みたいな作品だけどね。何十年も前のB級SFをリメイクしてどうするんだろうって思うし、この傾向は近々公開される「飛べ!フェニックス」のリメイクに繋がっている。私の分類では「旧作リメイク集団」。他には「伝記集団」とか「アジアリメイク集団」っていうのもあるわよね。ともあれ、ニコールに見とれる以外には何も得る物のない映画だっていうことは断言できちゃうの。

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メドゥーサ・タッチ/恐怖の魔力 2005,2,18

medusatouch 原題:THE MEDUSA TOUCH
邦題:メドゥーサ・タッチ/恐怖の魔力
時間:105分
公開:未公開
製作年度:1978 
製作国:英・仏
配給:
監督:ジャック・ゴールド
脚本:ジョン・ブライリー
原作:ピーター・ヴァン・グリーナウェイ
音楽:
製作:
出演:リチャード・バートン 、リー・レミック 、リノ・ヴァンチュラ 、ハリー・アンドリュース 、アラン・バデル

「サスペクト・ゼロ」なんていうインチキ・オカルト・クライム・シネマを見てしまったので、類は友を呼んで借りちゃった。これまたサスペンス・殺人犯人さがし・意外な犯人っていう物語。キャスティングも「サスペクト・ゼロ」の何倍も豪華。ところが超能力を駆使したトンデモ映画でしかないの。911があったときに話題になってた映画よね。旅客機が高層ビルにつっこんで爆発炎上だもの。そんな事件なんか現実にあるわけないから、映画でしか出来ない表現で「大事故」を描いたはずなのに。まさか20数年後に、もっとスケールアップして発生するとは。事実は映画より・・・よね。映画はノイローゼになった超能力を持った作家が精神鑑定に通いつつも、結局心が壊れて大惨事を引き起こしていくっていう話。この基本的な世界観がもう正常じゃないから、回りがどんなに深刻に真面目に犯人探しをしてても茶番にしかならないの。カルト映画ファンには高く評価されているらしいけど、まっとうな映画好きにはちと辛いわ。

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ボーン・スプレマシー 2005,2,17

bornsp 原題:The Bourne Supremacy
邦題:ボーン・スプレマシー
時間:108分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:博報堂
監督:ポール・グリーングラス
脚本:トニー・ギルロイ 、ブライアン・ヘルゲランド
原作:ロバート・ラドラム
音楽:ジョン・パウエル
製作:マット・ジャクソン 、ダグ・リーマン 、ヘンリー・モリソン 、ティエリー・ポトク 、ジェフリー・M・ワイナー
出演:マット・デイモン 、フランカ・ポテンテ 、ジョーン・アレン 、ブライアン・コックス 、ジュリア・スタイルズ

とうとうツタヤへいけず、前作を見ないまま劇場へ行ってしまった。「イノセンス」のトラウマもあって、「インファナル」という前例もあって、初回作は見ておかなければって思ったんだけど。多分、観てればもっと人間関係やら前作から引きづったキャラや仕掛けが楽しめたのかもしれないけどね。でもこれ単独で十分楽しめた。ノンストップアクションとしてはきちんと仕立ててあって、キャスティングの豪華さと雰囲気だけの「オーシャン12」なんかとは大違い。とはいえ、非常識なくらい強すぎるボーンがお馬鹿映画寸前にまで追い詰めてるけどね。世界観や雰囲気を。あと一歩間違うと壮絶お馬鹿エンタテイメント大作の「ダイハード」になるところだもの。まあそれはそれで楽しいかもしれないかもね。

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サスペクト・ゼロ 2005,2,16

szero 原題:SUSPECT ZERO
邦題:サスペクト・ゼロ
時間:99分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:Sony
監督:E・エリアス・マーヒッジ
脚本:ザック・ペン 、ビリー・レイ
原作:
音楽:クリント・マンセル
製作:モリッツ・ボーマン 、ガイ・イースト 、ゲイリー・ルチェッシ 、トム・ローゼンバーグ 、ジョナサン・サンガー 、ナイジェル・シンクレア
出演:アーロン・エッカート 、ベン・キングズレー 、キャリー=アン・モス 、ハリー・レニックス 、ケヴィン・チャンバーリン

しっかりした犯罪もの映画かなって思ったら、あやしげな超能力捜査官もの。よく「結局なにひとつ解決しない2時間」をテレビでやってるじゃない。せいぜいタイムカプセルを掘り出すの。説得力の無い動機と荒唐無稽な超能力で、理詰めに解決していきたい物語をぶち壊しにしてしまってる。予告編に騙されたって反省。しょうがないわね。スバル座って劇場だからもっと慎重にならなきゃいけなかったんだけど。

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インファナル・アフェア 終極無間 2005,2,15

ia3 原題:無間道Ⅲ INFERNAL AFFAIRS III
邦題:インファナル・アフェアⅢ 終極無間
時間:118分
公開:2005/04
製作年度:2003
製作国:香港
配給:コムストック
監督:アンドリュー・ラウ 、アラン・マック
脚本:アラン・マック 、フェリックス・チョン
原作:
音楽:
製作:
出演:アンディ・ラウ 、トニー・レオン 、レオン・ライ 、ケリー・チャン 、アンソニー・ウォン

ああ、もう一回観なきゃわからないわ。っていうか、(1)と(2)を観てないと絶対意味不明の映画。でも、観てるとすっごい楽しめそう。あらゆる(1)(2)で放置されたストーリーとは関連してなさそうだった事象に、この映画が「説明」をしてくれる。時制が飛びまくる(パン兄弟が編集したそうな)んで、ちょっとボウっとしてると、いったいいつのエピソードか判らなくなっちゃうポイントがいくつかあるの。だから、もう一回観なきゃ。それに、(1)から(3)まで全編を順番に観なきゃ。でも、どっぷりインファナル・アフェアの世界観に浸からないとダメ。わたし的にはエディソン・チャンの出番が殆ど無いのが残念。

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欲望という名の電車 2005,2,13

yokubo 原題:A Streetcar Named Desire
邦題:欲望という名の電車
時間:122分
公開:
製作年度:1951
製作国:アメリカ
配給:
監督:エリア・カザン
脚本:テネシー・ウィリアムズ
原作:テネシー・ウィリアムズ
音楽:アレックス・ノース
製作:チャールズ・フェルドマン
出演:ヴィヴィアン・リー 、マーロン・ブランド 、キム・ハンター 、カール・マルデン 、ルディ・ボンド

どうもゴッドファーザーのジジイのイメージが強かったマーロン・ブランドが素敵。ものすごく素敵。ちょっと汗臭そうだけど。あと動物っぽい体臭しそうだけど。って映画の役柄だからかな。でも、いまどき絶対に日本じゃ見つからないタイプ。目の前にいたら、何されてもいいわ。一生もんだもの。こりゃ。で、映画は凄い。名作って聞いてたけどこれほどまで凄い映画だとは思わなかった。舞台劇っぽさは残ってるけど、ヴィヴィアン・リーの鬼気迫る演技と脇の主役を食わないでいながらピシっと光る渋い芝居。奇跡のコラボレーションって今なら言うかも。エリア・カザンの作る画面も一点の隙がない。壮絶な悲劇が明かされていくのは圧倒。もうちょっと若ければ絶対理解できなかったろうな。制服のスカート丈を気にしてた時代に観てもちんぷんかんぷんだったろうなって真剣に思う。藝を演じるのに「時分の花」って世阿弥が言ったけど、藝を受け止める側にも「時分の花」があるんだろうなぁ。あと10年たって観たら、また違う思いが出てくるかもね。

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オール・ザ・キングスメン 2005,2,13

allthekingsmen 原題:All the King's Men
邦題:オール・ザ・キングスメン
時間:109分
公開:
製作年度:1949
製作国:アメリカ
配給:
監督:ロバート・ロッセン
脚本:ロバート・ロッセン
原作:ロバート・ペン・ウォーレン
音楽:モリス・W・ストロフ
製作:
出演: ブロデリック・クロフォード 、ジョーン・ドルー 、ジョン・アイアランド 、ジョン・デレク 、ポール・フォード

州知事に立候補した朴訥な善人が、真剣にのし上がろうとして腐敗していく映画。いったい何を描きたかったんだろう。この時代に。アメリカのマッカーシズム時代にハリウッドが血迷った頃だよね、この頃って。告発系の映画なんだけど、アカデミー賞まとっちゃうんだから不思議。映画としては全然面白くなかったもの。

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郵便配達は二度ベルを鳴らす 2005,2,12

nidobell 原題:The Postman Always Rings Twice
邦題:郵便配達は二度ベルを鳴らす
時間:113分
公開:
製作年度:1946
製作国:アメリカ
配給:
監督:ティ・ガーネット
脚本:ハリー・ラスキン ニーヴェン・ブッシュ
原作:ジェームズ・M・ケイン
音楽:ジョージ・バスマン
製作:ケイリー・ウィルソン
出演:ジョン・ガーフィルド ラナ・ターナー セシル・ケラウェイ アラン・リード ヒューム・クローニン

動機そのものがやっぱり古臭いかも。追い詰められて打算で結婚した中年夫を愛人と殺すっていう物語。で、因果応報っていう言葉がぴったりの溜飲の下げ方。アメリカ人って好きなのかな。まあ、悪人がハッピーエンドを迎えるってのは「アメリカン正義」が許さないだろうし、改悛する犯人に「神の許しと祝福あれ」みたいな無理矢理な道徳感で観客は、これまで繰り広げられてた短絡的な残虐な「殺人」を、「良心に嘘をつけない」「バチがあたる」っていうような日曜学校の教えみたいな結末にするための<道具>になり下げてしまう。これって契約社会民族のDNAかしら。何度も映画化されてるらしいし、こういうのって好きなのかも知れない。欧米人って。それはともかく、見染のシーンのラナ・ターナーは不自然なくらいエッチの塊みたいな人妻っぷり。なんか、判りやすすぎ。

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巴里のアメリカ人 2005,2,11

americaninparis 原題:AN AMERICAN IN PARIS
邦題:巴里のアメリカ人
時間:113分
公開:
製作年度:1951
製作国:アメリカ
配給:MGM
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
原作:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:
製作:アーサー・フリード
出演:ジーン・ケリー 、レスリー・キャロン 、オスカー・レヴァント 、ニナ・フォック 、ジョルジュ・ゲタリ

いったいなにを見ればいいか判らない映画。っていうより今観てるからだろうなぁ。多分映画の作られた当時は、この映画の使用方法は、「物語」「コンサート」「ダンスライブ」っていう幕の内弁当みたいな使い方だったのかなって想像する。メインのストーリーは若いボーイミーツガールとそれぞれの「ワケアリ」なすれ違いが繰り返されて、アメリカ的にハッピーエンド。だけど、その他の要素としてミュージカル風に歌って踊ってのジーン・ケリー・ショーやピアノコンツェルトのフルコーラス演奏がクラシックコンサート中継映像みたいにあったり、モダンダンス群舞がクライマックスでは10数分続いたり、お腹一杯。ハリウッド制作の一流のエンタテイメント映像作品ということね。映画っていうカテゴリに納めにくい作品ね。劇場でフィルム作品を上映するのを「映画」って呼ぶなら、この作品は絶対映画なんだけどね。でもやっぱりこれは、歌あり踊りあり物語ありのレビューショーっていうものだわ。

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リンダ リンダ リンダ 2005,2,10

linda 邦題:リンダ リンダ リンダ
時間:114分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:ビターズエンド
監督:山下敦弘
脚本:向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
原作:
音楽:James Iha
製作:
出演:ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織、三村恭代、湯川潮音、甲本雅裕

若い監督っぽく、やたらと長回し。狙いなのか、やってみたいだけなのか判らない。長回しって意味を浮き彫りにするだけの説得力が必要だと思うけど。残念ながら私は何を説得されているか判らなかったもの。とはいえ、ストーリーは単純でけっこう頑張ってる。主人公と友達がケンカしてるらしいけど、なぜっていう理由が良く判らないのと、このケンカが最後までカタがつかないで、設定としてやや理由不明。元カレとの関係性も描ききれてないしね。ストーリーをグイっと引っ張る力がちょっと不足。修行が足りないって感じね。設定をもう少し練って4人の女の子のキャラクターやストーリーにからまないサイドエピソードを丁寧に書きこんで、描いていけば、もっと良くなる映画だと思う。発想は平凡だけど「感動」をつくりやすい点では王道な映画だもの。クライマックスはもっと追っかけをベタに描いて高揚感を出して欲しかった。モタモタとしてたし映像的にも工夫がなかったみたい。キャストはみんな魅力的だっただけに演出力不足が惜しいわね。

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ザ・キーパー [監禁] 2005,2,9

keeper 原題:THE KEEPER
邦題:ザ・キーパー [監禁]
時間:95分
公開:2005
製作年度:2003
製作国:カナダ・イギリス
配給:クリエイティブアクザ
監督:ポール・リンチ
脚本:ジェラルド・サンフォード
原作:
音楽:サッシャ・パットナム
製作:ゲイリー・ホーサム 、マーティン・J・バラブ 、バリー・ペレルマン 、テレンス・S・ポッター 、ジャクリーン・クエラ
出演:デニス・ホッパー 、アーシア・アルジェント 、ヘレン・シェイヴァー 、ロックリン・マンロー

「コレクター」みたいなカルトな異常性じゃなくて、現代のアメリカ的な「育ち」の過程でのトラウマが病的な監禁になるわけで、デニス・ホッパーの狂気演技がなければ、目も当てられない大駄作になってしまったかも。それが彼がいたために、普通の駄作で踏みとどまったって断言できる。まあ、作ろうと思った段階では監禁される女性とその謎の理由っていう「思いつき」なんだろうけど、案の定ストーリーはもたもたするし、伏線的に展開するエピソードの組み立ても雑。事件にからむ様々な人物のポジショニングにメリハリが無いから、彼・彼女らの行動に対しての説得力が全然ないの。彼らの行動がけっこう映画を引っ張って展開させていくのに重要だと思うけど。脚本レベルで整理がしきれなかったんだろうなって想像できる。

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Shall We ダンス?(ミラマックス版) 2005,2,8

shallwedance1 原題:Shall We Dance?
邦題:Shall We ダンス?(ミラマックス版)
時間:106分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ピーター・チェルソム
脚本:オードリー・ウェルズ
原作:周防正行
音楽:ジョン・アルトマン 、ガブリエル・ヤーレ
製作:
出演:リチャード・ギア 、ジェニファー・ロペス 、スーザン・サランドン 、スタンリー・トゥッチ 、レン・キャリオー

致命的なのは竹中直人がいないこと。リチャード・ギアがラスト近くにタキシード姿で赤いバラを持って妻の仕事場を訪ねるところ、カッコ良すぎ。これまでの地味でダサい中年であることが全否定されてしまう二枚目ぶり。オリジナルは日本という農耕土着民族の滅私奉公中年サラリーマンが異文化・ミスマッチな「ソシアルダンス」にのめりこむっていう面白さだったけど、まずはアメリカ人で高校の卒業パーティでは必ずダンスデビューする民族じゃ「ミスマッチ」という核になる要素がゼロになっちゃう。それに加えて竹中直人がいないんじゃ、負けは決まった消化試合になっちゃうわよね。

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シルヴィア 2005,2,3

Sylviav 原題:sylvia
邦題:シルヴィア
時間:110分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:イギリス
配給:エレファント・ピクチャー
監督:クリスティン・ジェフズ
脚本:ジョン・ブラウンロウ
原作:
音楽:ガブリエル・ヤーレ
製作:ジェーン・バークレイ 、シャロン・ハレル 、ロバート・ジョーンズ 、トレイシー・スコフィールド 、デヴィッド・M・トンプソン
出演:グウィネス・パルトロー 、ダニエル・クレイグ 、ブライス・ダナー 、マイケル・ガンボン 、ジャレッド・ハリス

救いがなくて暗い暗い映画。でもなんとなく澱のように今年観た映画の「記憶」に残っていきそう。で、それって異常なまでの嫉妬が怖かったからかもね。夫の浮気を妄想のように心配して、離婚することで「心配しなくてよくなった」っていう心理。でも夫が好きで好きで、死ぬほど好きで、本当に死んじゃうっていう壊れきった繊細な回復不能な心。ああはなるまい、っていう自戒させる反面教師みたいな心のリハビリ映画だったわ。

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レイ 2005,2,3

ray 原題:Ray
邦題:レイ
時間:152分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ユニバーサル
監督:テイラー・ハックフォード
脚本:ジェームズ・L・ホワイト
原作:
音楽:レイ・チャールズ 、クレイグ・アームストロング
製作:ウィリアム・J・イマーマン 、ジェイム・ラッカー・キング
出演:ジェイミー・フォックス 、ケリー・ワシントン 、クリフトン・パウエル 、ハリー・レニックス 、リチャード・シフ

オーソドックスな伝記映画。アカデミー賞の主演男優候補だけに、素晴らしい演技だったわ。でも映画そのものはそれほど評価されるのって疑問。普通だもの。アメリカ人にとってはこれまでに観たコール・ポーターやボビー・ダーリンの伝記映画以上に「最近の人」でインパクトあるんだろうなって想像できる。そのあたりが力以上の評価を得てるのかなって思う。つまんないわけじゃないけどね。きちんと作ってあるし。でも。長すぎ。そして泣き所がなかったわ、私にとっては。

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世界で一番パパが好き! 2005,2,1

jgirl 原題:Jersey Girl
邦題:世界で一番パパが好き!
時間:101分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:東芝
監督:ケヴィン・スミス
脚本:ケヴィン・スミス
原作:
音楽:
製作:ケヴィン・スミス
出演:ベン・アフレック 、リヴ・タイラー 、ジョージ・カーリン 、ラクエル・カストロ 、ジェイソン・ビッグス

子役の演技っていうか存在の仕方が過剰ね。演出の問題かしら。喜怒哀楽が記号的な演技で終始してて、って子役の演技力にケチつけてもしょうがないわよね。それくらい、突っ込みどころを探すのさえ面倒な映画。ストーリーも3行くらいで語れてしまうラフな内容。どうも、大作の狭間に埋め草みたいに公開するつなぎ映画ってこうなんだろう。って決め付けてるけど、本気だったらゴメン。父娘ものなんだけど、新しさは皆無。なんで今の時代に中途半端な映画つくってしまうのか疑問。どうせなら、もっともっとベタにすればいいのね。

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百万長者と結婚する方法 2005,1,30

howtomarryamil 原題:HOW TO MARRY A MILLIONAIRE
邦題:百万長者と結婚する方法
時間:90分
公開:
製作年度:1953
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジーン・ネグレスコ
脚本:
原作:
音楽:アルフレッド・ニューマン
製作:ナナリー・ジョンソン
出演:マリリン・モンロー ローレン・バコール ペティ・グレイブル キャメロン・ミッチェル ウィリアム・パウエル

眼鏡すがたのモンローが超ステキ。こんなに可愛い演技派だったなんて知らなかった。こまかなお芝居もローレン・バコールとかのカラミでしっかりしてるし、やっぱりこの時代には錯覚された女優なんだなってわかる。ちょっとドジでアタマの弱いブロンド&グラマー娘っていう役柄がね、ビジュアルな記号で表現できるアメリカならではの映画。すっごくオーソドックスでほんわかとした気分にさせてくれるラブコメ映画だわ。

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或る夜の出来事 2005,1,30

ithappenedonenight 原題:It Happened One Night
邦題:或る夜の出来事
時間:105分
公開:
製作年度:1934
製作国:アメリカ
配給:コロムビア
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
原作:サミュエル・ホプキンス
音楽:ルイス・シルヴァース
製作:
出演:クラーク・ゲイブル 、クローデット・コルベール 、ウォルター・コノリー 、ロスコー・カーンズ 、アラン・ヘイル

これぞロードムービーっていう感じね。ひょんな事から富豪の娘と一本気な新聞記者が逃避行。お互いにいがみ合いながら愛し合い始めていく二人旅。やっぱり脚本がすぐれているのね。演出やクラーク・ゲイブルも素敵。アメリカ映画ぽくウルトラ・ハッピー・エンド。「ジェリコの壁」っていうの、どこかで最近の映画でオマージュ風に使われていたような気がするけど。オリジナルはこれだったのね。

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少林サッカー 2005,1,30

syorinsoccer 原題:SHORIN SOCCER
邦題:少林サッカー
時間:112分
公開:
製作年度:2001
製作国:香港
配給:
監督:チャウ・シンチー 、リー・リクチー
脚本:チャウ・シンチー 、ツァン・カンチョン
原作:
音楽:レイモンド・ウォン
製作:
出演:チャウ・シンチー 、ン・マンタ 、ヴィッキー・チャオ 、パトリック・ツェー 、カレン・モク

いったい何回目だろう。いつ観ても面白い。「カンフーハッスル」に出てきた人を探すのも観た理由。ストーリーとかはこっちのほうが断然優れていると思うな。

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マイ・ボディガード 2005,1,27

manonfire 原題:Man on fire
邦題:マイ・ボディガード
時間:146分
公開:2004
製作年度:2005
製作国:アメリカ・メキシコ
配給:
監督:トニー・スコット
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
原作:A・J・クィネル
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
製作:ランス・フール 、ジェームズ・W・スコッチドープル
出演:デンゼル・ワシントン 、ダコタ・ファニング 、クリストファー・ウォーケン 、ラダ・ミッチェル 、マーク・アンソニー

ダコタ・ファニング神話ってあるの?幼い少女のあどけなさという容貌の勝利に達者な演技力という「器用な子役能力」がプラスされた怪物。「アイ・アム・サム」でマジックミラーの裏に「聞いたでしょ!」と叫ぶ一声で、世界中にダコタ・ファニングをリスペクトさせてしまったというわけね。ビジネス的にもね。少女子役の末路ってどっちかだし、ぶくぶくと太ってしまってジャンキーに成り下がるか、頑張ってポジションを守り続けるのか。といっても娘役の年齢になったらライバルは多くなるしね。昔の名前だけじゃ通用しないでしょうし。なんて事を思いながら眺める映画よね。てゆうか、見ながらそういう事を考える暇がある映画ってやっぱりスキがあるのね

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パッチギ! 2005,1,27

batigi 邦題:パッチギ!
時間:119分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
監督:井筒和幸
脚本:羽原大介 、井筒和幸
原作:
音楽:加藤和彦
製作:
出演:塩谷瞬 、高岡蒼佑 、沢尻エリカ 、楊原京子 、尾上寛之

今のさまざまなポップスは時代をおいてけぼりにして、アーティストの作品としてしか存在しないものが大半。でも、ここに描かれている「歌」は時代とそこに生きている人たちと歩調を合わせて「生きて」いる。なんか幸せな時代ね。目的や目標や問題意識やさまざまな「怒りを向ける対象」や「具体的に見える閉塞感の原因」とかがあって。日本人、朝鮮人という民族の関係性はドラマとしては「ウェストサイド物語」。「ロミオ~」というよりね。素敵な高揚感を与えてくれる映画だったな。好き。

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TAXI NY 2005,1,27

taxiny 原題:TAXI
邦題:TAXI NY
時間:97分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:米・仏
配給:FOX
監督:ティム・ストーリー
脚本:トーマス・レノン 、ロバート・ベン・グラント 、ジム・カウフ
原作:
音楽:
製作:アイラ・シューマン 、ロバート・シモンズ
出演:クイーン・ラティファ 、ジミー・ファロン 、ジゼル・ブンチェン 、ジェニファー・エスポジート 、アン=マーグレット

フランスオリジナルがハリウッド映画のパロディとか真似にしか見えなかった「TAXI」。で、本当にハリウッドで作ってしまった作品。なんか映画の国籍って曖昧になってきてるわよね。上手にリメイクしたんだなって作品だし、肩にチカラ入れてみる映画でもないし。劇場埋用の消化試合映画にしか見えないチープさもタップリで、本格的なB級映画を観たわ!って気分。

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北の零年 2005,1,27

kita0nen 邦題:北の零年
時間:168分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東映
監督:行定勲
脚本:那須真知子
原作:
音楽:大島ミチル
製作:岡田裕介 、坂本眞一
出演:吉永小百合 、渡辺謙 、豊川悦司 、柳葉敏郎 、石田ゆり子

長かった。衣裳が綺麗すぎた。重労働してるのに。それよりも吉永小百合が役柄にはぜんぜん合ってない。もう無理よね。この年齢の役柄は。そんな違和感ばっかり3時間ちかく感じてストレスが溜まったわ。

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オーシャンズ12 2005,1,24

ocean12 原題:OCEAN'S TWELVE
邦題:オーシャンズ12
時間:125分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:ジョージ・ノルフィ
原作:
音楽:デヴィッド・ホームズ
製作:ブルース・バーマン 、ジョージ・クルーニー 、スーザン・イーキンス
出演:ジョージ・クルーニー 、ブラッド・ピット 、ジュリア・ロバーツ 、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 、アンディ・ガルシア

せっかく前作を復習して臨んだのに、ソダーバーグは前作の緊張感を失っていた。同窓会を開いたのはいいけど、集めるだけ集めて、なんのイベント進行も考えてなかった無能・怠け者な幹事さんみたい。ハリウッドのスターが右往左往してるだけ。3年前は、それぞれのキャラクターがしっかりと得意分野の技術を持ち寄って、ひとつの目標を支えていく面白さ、そしてオーシャンという名プロデューサーの仕切り、っていう小気味のいい娯楽作品に仕上がってたのにね。今回は、顔ぶれだけ集めて、ラストの強引な大団円だけを演出。終わりよければ、って思ってるかもしれないけど、途中は何度も意識を失いそうになってしまったわ。というより、ハリウッドの断末魔みたいな映画ね。前作は、シナトラの「オーシャンと11人の仲間」っていうきちんと作り上げられた名作を焼きなおしてるから、しっかりしたストーリーになってたけど、オリジナルになった「12」はダメなんだもの。すっかり。これだけの群像ピカレスクをまとめきれない無能な脚本家と、つい自分の芸風っていうか趣味っていうかこねくり回したソダーバーグの勝手放題が、タイトル倒れな大駄作の原因なのね。

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39階段 2005,1,24

39steps 原題:THE THIRTY-NINE STEPS
邦題:39階段
時間:98分
公開:未公開
製作年度:1935
製作国:イギリス
配給:
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:Charles Bennet, Alma Reville and Ian Hay
原作:John Buchan
音楽:A. Birch
製作:Michael Balcon.
出演:Robert Donat、Madeleine Carroll、Lucie Mannheim

BSで見たの。5分くらい見てたら嵌った。1935年っていう古さを感じないストーリー演出の骨太さにびっくり。スターが出てないので未公開なんだろうなぁ。テーマや男女のマナーっていう「時代風俗」は古いけど、映画のラストへ向かう、観客をひきつけていく「ものがたる」展開は現代でも通用するって思う。さすがヒッチコックなのか、この時代でも名監督はこれだけの仕事がみんな出来たのかは不明。でも、異様にこねくりまわして映画を壊してしまう最近の監督たちには見習って欲しい。「安心と危機」「誤認とどんでん返し」。手品のタネのような、「意外性と単純性」が絶妙に綾織られていく。なんかサスペンス映画の基本ね。

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オペラの怪人(1943年) 2005,1,22

phantomoftheopera_43 原題:PHANTOM OF THE OPERA
邦題:オペラの怪人
時間:92分
公開:
製作年度:1943
製作国:アメリカ
配給:
監督:アーサー・ルービン
脚本:ジョン・ジャコビー
原作:ガストン・ルルー
音楽:エドワード・ウォード
製作:
出演:クロード・レインズ 、ネルソン・エディ 、スザンナ・フォスター 、ヒューム・クローニン

ファントム・ジ・オペラってロックミュージカル映画もあったし、今年はロイド・ウェーバーの作品も映画公開されるし。で、これは1943年の作品。良く知らなかったけど、これでもアカデミー賞の撮影や室内装飾の賞を受賞しているの。さすがにそのあたりは綺麗だったけどね。物語はオリジナルに近いんだろうなぁ。オーソドックスな恋愛サスペンス?になっていたけど、やっぱりこの時代のものだからテンポとかはゆるいわね。クリスティーナをめぐる二人の恋敵がコメディ部分を担当。スカした紳士がいがみあう面白さって、笑ってあげなければならないのかな。そういう風に作ってあるんだもの。意外性の笑いじゃなくて、笑う約束事で笑ってあげるんだから、歌舞伎みたいね。

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バッド・エデュケーション 2005,1,21

badedu 原題:BAD EDUVCATION
邦題:バッド・エデュケーション
時間:105分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:スペイン
配給:GAGA
監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
原作:
音楽:アルベルト・イグレシアス
製作:
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル 、フェレ・マルティネス 、ハヴィエル・カマラ 、ルイス・オマール 、ダニエル・ヒメネス・カチョ

すっごいよ。監督が監督だから自分の世界だけで構築しちゃった映画。だって、登場人物が同性愛以外でてこないんだもの。全部の男性出演者が同性愛。ドロドロした恋愛と嫉妬と裏切りとが錯綜して、多分、もっと宗教的な告発っぽいことも語ってるんだろうけど、描かれている世界に違和感だけが心に傷をつける。同性愛を肯定も否定もしない、っていうよりも、「すでにある世界」っていうか、あたりまえの環境のなかで物語が進んでいくの。これって我に返ること無い妄想世界だけで完結してるってことなのかしら。あ、妄想じゃないのかなぁ。監督にとってはそれが「あたりまえ」なのね。妄想に中にいる人は、自分のいる世界が妄想の中であることを知らないと思うもの。

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あずみ2 Death or Love 2005,1,21

azumi2 邦題:あずみ2 Death or Love
時間:115分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:金子修介
脚本:水島力也 、川尻善昭
原作:小山ゆう
音楽:
製作:
出演:上戸彩 、石垣佑磨 、栗山千明 、小栗旬 、永澤俊矢

パート2っていうことで、金子監督の肩に力が入ったのかしら。人物がばらばらで噛み合ってない。物語も一直線で緩急もなく、ツイストもなく、なるほどっていう伏線もなく、ベタに一本調子。って、今のIQが低めの観客にはいいかもね。複雑じゃないほうが。こういうエンタテイメント映画ってね。そういえば「ローレライ」もIQ低そうだったし。ということは、映画はブルーカラーや低所得マイノリティの週末の刹那的娯楽のためにだけあるハリウッドのテイストに近づいてきてることって理解していいのかな。21世紀の日本映画ってば。悲しいけどね。

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劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game 2005,1,20

tenipri 邦題:劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game
時間:65分
公開:2005-01-29
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
監督:浜名孝行
脚本:前川淳
原作:許斐剛
音楽:渡部チェル
製作:
出演:皆川純子 、置鮎龍太郎 、近藤孝行 、津田健次郎 、甲斐田ゆき

コアなファン向けの映画っていうことで、犬夜叉なみに排他的な映画だった。それでも努力してそれぞれのキャラクターを紹介をしてはいるけど、消化しきれないで終わった。それぞれの「話っぷり」が、アニメ視聴者にとってはご存知なものなのかもしれないけど、笑う場所がわからないだけに辛いな、やっぱり。ストーリーむおざなり。同じマニアが喜んだ去年のNARUTOはストーリーがしっかりしてたから、初体験ユーザーでも楽しめたけど、テニプリは無理だった。短編も多分マニアには垂涎のキャラ総登場なんだろうけど、よくわからないで終わった。

邦題:跡部からの贈り物~君に捧げるテニプリ祭り~
時間:30分
公開:2005-01-29
製作年度:2005
製作国:日本
配給:松竹
監督:浜名孝行
脚本:前川淳
原作:許斐剛
音楽:渡部チェル
製作:
出演:皆川純子 、置鮎龍太郎 、近藤孝行 、津田健次郎 、甲斐田ゆき

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キリマンジャロの雪 2005,1,16

snowofkili 原題:THE SNOWS OF KILIMANJARO
邦題:キリマンジャロの雪
時間:114分
公開:
製作年度:1952
製作国:アメリカ
配給:
監督:ヘンリー・キング
脚本:ケイシー・ロビンソン
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
音楽:
製作:バーナード・ハーマン
出演:グレゴリー・ペック 、エヴァ・ガードナー 、スーザン・ヘイワード 、ヒルデガルド・ネフ 、レオ・G・キャロル

テレビが熟成してなくて、海外の映像がまだまだ珍しい時代の映画。だから、必要以上にアフリカの自然生態とかが出てくる。でも当時のお客さんは、それだけでも満足したんだろうな。完全に原住民は原住民として描かれているし、野生動物は楽しみのための狩猟の的でしかないし。パリやスペインの大金持ちはステレオタイプに大金持ちだし。って、単純明快でいいわよね。当時の映画って。判りやすいもの。というより、世の中がそうだったのかもしれない。ヘミングウェイの自伝的作品なんだし、多分彼の生きていた時代は、そう複雑な世界じゃなかったんだろうな。複雑なのは男女の心のすれ違いだけでね。私もそんな時代に生きていたかった。今は制約が多すぎて複雑だもの。ストレスが深いわ。

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オーシャンズ11 2005,1,15

oceans11 原題:Ocean's Eleven
邦題:オーシャンズ11
時間:116分
公開:2002
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:テッド・グリフィン
原作:WB
音楽:デヴィッド・ホームズ
製作:スーザン・イーキンス 、ジョン・ハーディ 、ブルース・バーマン
出演:ジョージ・クルーニー 、ブラッド・ピット 、ジュリア・ロバーツ 、マット・デイモン 、アンディ・ガルシア

12が公開されるんで、観にいきたいから復習するんで11をレンタルしてきたらテレビでもやっててちょっと悔しい思い。2度目だからいいけど。良く出来たハリウッドのスター総登場な豪華娯楽作品。見た後、なんにも心に残らないけど、見ている最中は面白い。そういう意味では「娯楽」って気分いいかも。アンディ・ガルシアがやっぱり素敵ね。さてさて12はどうなることやら。11のお金の所在は不明なまま終わってるし。楽しみだわ。

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ローレライ 2005,1,14

lorelei 邦題:ローレライ
時間:128分
公開:2005
製作年度:2005
製作国:日本
配給:東宝
監督:樋口真嗣
脚本:鈴木智
原作:福井晴敏
音楽:
製作:
出演:役所広司 、妻夫木聡 、柳葉敏郎 、香椎由宇 、石黒賢

シミュレーションSF戦争映画。完全に時代考証を排除してる分だけ小気味いい。戦時中なのに左から右に文字が書いてあるし、みんな長髪だし。ローレライにいたっちゃ、綾波レイのレザーボディスーツなんだもの。ほとんど格闘ロボットアクションの操縦席。これはこれで、思想皆無でエンタテイメントを追求したハリウッド映画のエキスを日本映画に骨髄移植したっていうことかもしれない。それは、ある意味で、日本のエンタテイメント映画の地平を見ることができるわ。ただ、その向こうにはお台場の観覧車が見えるけど。

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ビヨンド the シー 夢見るように歌えば 2005,1,11

beyondthesea 原題:BEYOND the SEA
邦題:ビヨンド the シー 夢見るように歌えば
時間:118分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ケヴィン・スペイシー
脚本:ポール・アタナシオ 、ロレンツォ・カルカテラ 、ジェフリー・ミーク 、ジェームズ・トバック
原作:
音楽:ジョン・ウィルソン
製作総指揮:ピーター・ブロック 、マイケル・バーンズ
製作:ジェイソン・コンスタンティン 、マーク・ダモン 、ダグラス・ハンセン 、デイモン・ホロヴィッツ 、ジョアンヌ・ホロヴィッツ 、ティエリー・ポトク 、ヘニング・モルフェンター 、ジム・リーヴ 、スティーヴ・ロビンス
出演:ケヴィン・スペイシー 、ケイト・ボスワース 、ジョン・グッドマン 、ボブ・ホスキンス 、ブレンダ・ブレシン

スターののしあがり伝記物語。でも、日本じゃ知名度がイマイチなボビー・ダーリンの物語だもの。どこまで感情移入できるかってことは疑問よね。アメリカじゃいいのかもしれないけど。マック・ザ・ナイフっていう曲しか知らなかったし。だからドラマとして面白いかっていう評価をするしかない。で、結果は「平凡」。スタイリッシュに宣伝しても無駄なタイプの映画かもしれない。テレビ向きかもね。

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地球を守れ! 2005,1,9

savethegreenplanet 原題:Save the Green Planet!
邦題:地球を守れ!
時間:117分
公開:2005
製作年度:2003
製作国:韓国
配給:SPO
監督:JANG Joon-hwan
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:SHIN Ha-kyun、BAEK Yoon-shik、HWANG Jung-min、LEE Jae-yong、LEE Joo-hyun、KI Joo-bong

ラスト間際までは静かな狂気に彩られた監禁バイオレンスって感じだった。追い詰めていく刑事役も味があったりするけど、動機が当初は異常だったけど、いろいろ犯人の生い立ちとかが判明してくると「復讐系」「社会制裁」な方向へベクトルが向いてきて、ちょっぴり納得しつつあると、ラストに大逆転。ああ、びっくりした。なにこれ?。「マッチ売り少女」と同種の勘違いオタク映画制作者の錯乱の結果なのよね。きっと。

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セルラー 2005,1,7

cellurer 原題:CELLULAR
邦題:セルラー
時間:95分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ヘラルド
監督:デヴィッド・R・エリス
脚本:クリス・モーガン
原作:
音楽:ジョン・オットマン
製作:ダグラス・カーティス 、キース・ゴールドバーグ
出演:キム・ベイシンガー 、クリス・エヴァンス 、ウィリアム・H・メイシー 、エリック・クリスチャン・オルセン 、ジェシカ・ビール

ノキア社が全制作費を出して作り上げた95分のエンタテイメント・コマーシャル!っていうのは嘘。でも、ノキアの最新式携帯電話がなければ事件が解決しないんだもの。っていうと思いっきりネタバレね。でも、タイトルからしてネタバレしてるからいいか。だけど、映画はすっごく面白かった。けっこう拾い物。久しぶりにジェットコースターっぽく展開が展開を読んでダレてるシーンやカットが無いの。監督っていうよりも編集の力技かもしれないわね。冒頭からサクサクと本題に入ってくれて、謎を提示から解明へのツイストもきちんと伏線はりながら効いている。テレビの洋画劇場とかで視聴率をとりそうなタイプの「お茶の間で目が話せない」タイプの映画よ。おすすめ。

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カンフーハッスル 2005,1,5

kunfu_hustle 原題:功夫
邦題:カンフーハッスル
時間:103分
公開:中国・アメリカ
製作年度:2004
製作国:2005/01/01
配給:SONY
監督:チャウ・シンチー
脚本:チャウ・シンチー 、ツァン・カンチョン 、ローラ・フオ 、チャン・マンキョン
原作:
音楽:レイモンド・ウォン
製作:
出演:チャウ・シンチー 、ユン・チウ 、ユン・ワー 、ドン・ジーホワ 、シン・ユー

キャッチコピーを思いついた時、みんな手を打って「それだね」って叫んだと思う。つい「少林サッカー」と比較したり、前提にしたりして観ちゃうけど、純粋にカンフーコメディを楽しんでみていい映画だわ。ただ、サッカーを題材にカンフー的アクションをするっていうミスマッチの妙が、今回はカンフーそのものの努力・奇跡・勝利ものだから、けっこうベタっていえばベタ。ちょっとした恋愛エピソードも「ついで」な感じだし、となると、圧倒的なアクションのばかばかしさを求めちゃう。その点ではギリギリセーフっていうとこかもね。少なくとも「ありえねー」っていう技の応酬は面白がらせてくれたもの。

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エヴァンジェリスタ 2005,1,4

blessed 原題:BLESSED
邦題:エヴァンジェリスタ
時間:95分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:イギリス
配給:ハピネット
監督:サイモン・フェローズ
脚本:ロバート・メアーンズ 、ジェイソン・ロスウェル
原作:ロバート・メアーンズ
音楽:スティーヴン・ジョーンズ
製作:ロバート・メアーンズ、ジェイソン・ロスウェル
出演:ヘザー・グレアム 、ジェームズ・ピュアフォイ 、デヴィッド・ヘミングス 、アンディ・サーキス 、ウィリアム・フットキンス

出来の悪い「ローズマリーの赤ちゃん」。おどろおどろしさがギクシャクして、しかも背景にある悪魔崇拝についてもステレオタイプな表現で深みがぜんぜんないの。思いつきでシナリオを書いたけど、思いつきだけで、物語ることへの推敲がゼロっていう感じ。アイデアを聞いただけで輸入しちゃいけないタイプの映画なのにね。やっぱりパトス系なの。っていうことは、ちょこっと公開して、あとはレンタル店の棚で腐敗していくだけのC級作品ね。

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戦争のはじめかた 2004-12-15

110311919432075 原題:BUFFALO SOLDIERS
邦題:戦争のはじめかた
時間:98分
公開:2004
製作年度:2001
製作国:英・独
配給:シネカノン
監督:グレゴール・ジョーダン
脚本:エリック・アクセル・ワイズ 、ノラ・マッコビー 、グレゴール・ジョーダン
原作:ロバート・オコナー
音楽:デヴィッド・ホームズ
製作:ラインハルト・クルース 、ジェームズ・シェイマス 、ポール・ウェブスター
出演:ホアキン・フェニックス 、エド・ハリス 、スコット・グレン 、アンナ・パキン 、エリザベス・マクガヴァン

腐 敗した米軍で調子よく金儲けっていう娯楽映画。風刺っていう高尚なものじゃなくて、レトロな悪漢映画。「マッシュ」や「キャッチ22」っていう時代背景に シリアスさがあるわけじゃないし、っていうか制作されたのと映画内時代がずれてるし。ベルリンの壁が壊される時期のドイツ駐留米軍のどたばたを2001年 に描かれてもね。ずれすぎだと思うわ。トルコのマフィアに盗んだ武器を売りつけるあたりが、911テロに気を使って公開延期にしたのかなって思うけど、関 係ないと思う。たいした映画じゃないから、そういうことさえ「プロモーション」にするために、お蔵に入れてたってのが本当なのかもしれないわね。仰々しく 戦争批判や米軍批判を訴えた社会派の映画ってわけじゃないのもの。「Z」や「告白」みたいな、コスタ・ガブラスを期待したわたしがバカだったのね。

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街角/桃色の店 2004,12,28

shoparaoundthecorner 原題:THE SHOP AROUND THE CORNER
邦題:街角/桃色の店
時間:97分
公開:
製作年度:1940
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:エルンスト・ルビッチ
脚本:サムソン・ラファエルソン
原作:ニコラウス・ラズロ
音楽:ウェルナー・リヒャルト・ハイマン
製作:
出演:ジェームズ・スチュワート 、マーガレット・サラヴァン 、フランク・モーガン 、ジョセフ・シルドクラウト 、フェリックス・ブレサート

「ユー・ガッタ・メール」のオリジナルなのね。で、65年前は、当然文通。文字でコミュニケーションしている二人はお互いに惹かれあってるけど、実際に相手がそれとは知らずに同僚でいる二人は職場ではいがみ合ってる。で、その二人はどうなるでしょう?ってアメリカ映画だからハッピーエンドは当然よね。そこに至るまでの二人のつかず離れずの展開と演技が見所な映画。オーソドックスな熱血青年役にジェームズ・スチュワートは適役ね。メールよりお手紙の方が「筆跡」というアナログな感情を映せる表現手段が素敵。メールはゴシック活字とかで均一で感情が表現できないものね。やっぱりお手紙を書くことから始めてみようって心から思ったわ。

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海を飛ぶ夢 SEA INSIDE 2004,12,27

outtosea2 原題:MAR ADENTRO(SEA INSIDE)
邦題:海を飛ぶ夢
時間:125分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:スペイン
配給:東宝東和
監督:Alejandro Amenabar
脚本:Alejandro Amenabar、Mateo Gil
原作:
音楽:Alejandro Amenabar
製作:Alejandro Amenabar、Fernando Bovaira、Emiliano Otegui
出演:Javier Bardem、Belen Rueda、Lola Duenas、Mabel Rivera、Celso Bugallo、Clara Segura、Joan Dalmau、Alberto Jimenez

10月13日に原語で見た。今回は日本語字幕ヴァージョン。邦題も「海を飛ぶ夢」ってついた。女性弁護士との関係、彼女の不治の病のくだりが字幕で理解できたけど、この部分が逆にもっと説明が必要だなって思った。もっと泣き所になるはずだもの。それに、生きることを選んだらしい彼女からの手紙から、生き残ることによって主人公を忘れてしまう(っていう進行痴呆症らしいけど)悲劇がぐっとくる風になりきれてないところが残念。というわけで、この作品は、アメナバル監督の新作。「アザーズ」で絶品のスリラーホラーを仕上げた監督だけど、当時で20代。この作品も32歳くらいで監督してるって。そんなに若い監督だったんだってびっくり。それだけ老成した、重厚な感動映画になってる。全身不随で20数年寝たきりの主人公が、自らの尊厳死を求めていくっていう重いテーマなんだけど、彼がすごく明るい性格に描かれていて救われる。もちろん、表面的には明るいんだけど、心のそこには深い絶望と悲しみを澱ませている。彼を世話する兄一家との交流も泣かせる。

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素晴らしき哉、人生! 2004,12,26

wonderfullife 原題:IT'S A WONDERFUL LIFE
邦題:素晴らしき哉、人生!
時間:133分
公開:
製作年度:1946
製作国:アメリカ
配給:
監督:フランク・キャプラ
脚本:フランセス・グッドリッチ アルバート・ハケット フランク・キャプラ
原作:フィリップ・ヴァン ドレン・スターン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
製作:フランク・キャプラ
出演:ジェームズ・スチュアート ドナ・リード ライオネル・バリモア ヘンリー・トラヴァース トーマス・ミッチェル

ハートフルな恋愛コメディ。善良な役割の主人公たちと、思いっきり悪人に徹する悪役の対決構造が単純でわかりやすい。自分の夢を持ちながら、運命に翻弄されて、不本意に小さな町の住宅金融会社を営む主人公。取り返しのつかないピンチに陥って、自分の人生に失望してしまうけど、B級天使の助けで、もう一度頑張ろうという意欲がわいたところで奇跡が起きて・・・という「善良なるものは祝福される」という、日曜日毎に教会へ通っていた次代のアメリカ人が信じたい世界が、殺伐とした60年ちかく後の現在見ると、はなもちならない。でも、多分、当時のアメリカだってそれなりに病んでいたんだろうし、せめて映画の中は善良な者が勝利する世界を描きたかったのかもしれない。そういう意味では健全ね。現代のアメリカ映画は「ドラマ」になると、病んだ社会に病んだ(精神的にも肉体的にも)ものばかり出てくるもの。見ていて鬱になっちゃう。堂々とこういう映画を作る環境がないのかしら。

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エイリアンVS. プレデター 2004,12,25

avp 原題:ALIEN VS. PREDATOR
邦題:エイリアンVS. プレデター
時間:100分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
原作:
音楽:ハラルド・クローサー
製作:ウィック・ゴッドフレイ 、トーマス・M・ハメル 、マイク・リチャードソン
出演:サナ・レイサン 、ラウル・ボヴァ 、ランス・ヘンリクセン 、ユエン・ブレムナー 、コリン・サーモン

敵の敵は味方っていうキーワードを、最大のテーマにしたB級映画。それぞれ主役だったのがおちぶれて競演するっていうのが物悲しい。人気の絶頂にあるビッグな俳優が超話題のなか大競演っていうスケール感が無くて、陳腐な覆面プロレスみたいなものになっちゃっている。生き残った女マネージャーが傘で敵をつつくみたいなアメリカンプロレスな映画なの。多分、次はこの2匹にジェイソンやブギーマンやハルクや、ターミネーターが加わって最強選手権映画が登場するかも。いったい誰が一番強いんだろう。って、全然興味ないですから。もちろんレフェリーはダース・ベーダーよね。

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劇場版とっとこハム太郎ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔 2004,12,23

hamu2004 邦題:劇場版とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ!
ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔
時間:40分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:出崎 統
脚本:金春智子
原作:河井リツ子
音楽:
製作:
出演:間宮くるみ 、池澤春菜 、松浦亜弥

今年は40分くらい。これまでの「ゴジラ」と併映じゃなくて「犬夜叉」とのペア。相変わらず、ものすごいスピード感で物語がすすむ。子供たちはついていけるのかしらって心配になっちゃう。松浦亜弥がゲストで声優しているけど、カツゼツがちょっと悪い。キャラクターは可愛いけどね。でもエコハムはうざい。いらない。(2回目)

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犬夜叉 紅蓮の蓬莱島 2004,12,23

inuyasha2004 邦題:犬夜叉 紅蓮の蓬莱島
時間:86分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:篠原俊哉
脚本:隅沢克之
原作:高橋留美子
音楽:和田薫
製作:
出演:山口勝平 、雪野五月 、辻谷耕史 、桑島法子 、渡辺久美子

ハムちゃんと犬夜叉のカップリングもヘン。ゴジラとハムも違和感あったけどね。犬夜叉ってある程度の世界観の知識がなければ、すっと入っていけない映画だものね。初見だと唐突にキャラクターが登場して、お約束らしいギャグを展開したり、強さをみせつけたりしながら、ストーリーとは無関係っぽく唐突に去っていくんだもの。で、そのキャラってテレビシリーズとか、これまでの犬夜叉映画では、知る人ぞ知る有名キャラなんだろうなって想像するだけ。私はテレビも映画も犬夜叉なんて知らないから、あっけにとられるだけ。ディープなユーザーの皆さんにはこたえられないくらいに真っ当な登場でキャラ展開なんだろうなって想像するけど、ハム太郎を観に来たお子ちゃまたちは、何にも伝わっていなかったみたい。もちろん私にも。そういうとこではゴジラの100倍不親切な映画ね。かってにマニアの皆さん向けに単独公開していくべき映画ね、やっぱり。

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ホワイト・ライズ 2004,12,23

wickerpark 原題:WICKER PARK
邦題:ホワイト・ライズ
時間:116分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:日本ヘラルド
監督:ポール・マクギガン
脚本:ブランドン・ボイス
原作:
音楽:クリフ・マルティネス
製作:ヘンリー・ウィンタースターン
出演:ジョシュ・ハートネット 、ローズ・バーン 、マシュー・リラード 、ダイアン・クルーガー 、クリストファー・カズンズ

それほど期待してなかったけど、すっごく面白かった。なんか儲けたって感じ。もう少し複雑にすると(演出的に)破綻をきたしてわけが判らなくなる寸前な緊張感。例えば、その線を超えた例が「21グラム」だけど、この映画は踏みとどまってる。女性の恋の屈折と男性の恋の屈折のすれ違いと感情の行き違いが、ささいな悪意が、恋人たちの人生を狂わせていく過程がすごい。複雑な人間関係をこれだけ回想と時制の入れ替えをしながら語りきったシナリオと演出も見事。その人間関係をコンパクトに仕立てた分だけ、世界が狭くなって予定調和になってはいるけど(ご都合主義っていうの?)、でもこれ以上登場人物が拡散するとわけが判らなくなるかもしれないし。アルトマンとかが監督すると爆裂しちゃうだろうなって思うわ。でも、欲を出さずに、相関図をA4に収まる程度のスケールにしてあるから、途中で人間関係が判らなくなるってこともなく、ラストまでワクワクして観ることができたわ。メジャー映画には無い良さっていうのかしら。シネスイッチで観たけど、劇場のカラーにも合ってるし(子供は出てこないけどね)銀座っていう街にもあってるし。ちょっと女性の心理が怖い、でも納得する「感情」でもあるし、ホロっとするハッピーエンドだし。大団円に向けての謎解きがちょっと安っぽい演出だけど、全体像として、これだけの恋愛にまつわる人間関係を語りきったことを評価するわ。

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三十四丁目の奇蹟 2004,12,19

miracle34st 原題:BUFFALO SOLDIERS
邦題:戦争のはじめかた
時間:98分
公開:2004
製作年度:2001
製作国:英・独
配給:シネカノン
監督:グレゴール・ジョーダン
脚本:エリック・アクセル・ワイズ 、ノラ・マッコビー 、グレゴール・ジョーダン
原作:ロバート・オコナー
音楽:デヴィッド・ホームズ
製作:ラインハルト・クルース 、ジェームズ・シェイマス 、ポール・ウェブスター
出演:ホアキン・フェニックス 、エド・ハリス 、スコット・グレン 、アンナ・パキン 、エリザベス・マクガヴァン

腐敗した米軍で調子よく金儲けっていう娯楽映画。風刺っていう高尚なものじゃなくて、レトロな悪漢映画。「マッシュ」や「キャッチ22」っていう時代背景にシリアスさがあるわけじゃないし、っていうか制作されたのと映画内時代がずれてるし。ベルリンの壁が壊される時期のドイツ駐留米軍のどたばたを2001年に描かれてもね。ずれすぎだと思うわ。トルコのマフィアに盗んだ武器を売りつけるあたりが、911テロに気を使って公開延期にしたのかなって思うけど、関係ないと思う。たいした映画じゃないから、そういうことさえ「プロモーション」にするために、お蔵に入れてたってのが本当なのかもしれないわね。仰々しく戦争批判や米軍批判を訴えた社会派の映画ってわけじゃないのもの。「Z」や「告白」みたいな、コスタ・ガブラスを期待したわたしがバカだったのね。

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五線譜のラブレター DE-LOVELY 2004,12,11

delovely 原題:DE-LOVELY
邦題:五線譜のラブレター DE-LOVELY
時間:125分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:
監督:アーウィン・ウィンクラー
脚本:ジェイ・コックス
原作:
音楽:
製作:サイモン・チャニング=ウィリアムズ 、ゲイル・イーガン
出演:ケヴィン・クライン 、アシュレイ・ジャッド 、ジョナサン・プライス 、ケヴィン・マクナリー 、サンドラ・ネルソン

ミュージカルのよう。でもミュージカルじゃないのかな。コール・ポーターの伝記映画だから、彼の作曲した「名曲(良く知らないけど)」が、それぞれのシーンの雰囲気に合わせたり、時代に合わせたりして流れっぱなしの映画。すっごいゴージャス。いったいコール・ポーターってパリで10年も何してたんだろう。もとがお金持ちなのかしら。プータローみたいな生活してるけど、上流社会にいるみたいだし。で、パリで絶世の美人未亡人と出会って結婚して運命が回り始める。その後はアメリカで作曲家として大成功していくっていう物語。この夫婦の愛の屈折が主軸の映画で、ラストはきっちり泣かせてくれる。この夫婦のへんなところは、コール・ポーターが同性愛だったっていうこと。で、それを知りながら、コール・ポーターという作品(人生)をプロデュースする妻。お互いにその「暗黙の契約」を理解しながら、深い愛で結ばれているっていう、生半可なラブストーリーじゃないところが、ちょっと気に入ったわ。

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Mr.インクレディブル 2004,12,11

mrincred 原題:The Incredibles
邦題:Mr.インクレディブル
時間:115分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:BV
監督:ブラッド・バード
脚本:ブラッド・バード
原作:
音楽:マイケル・ジアッキノ
製作:ジョン・ラセッター
出演:三浦友和、黒木瞳

たっぷり楽しんだわ。やっぱり英語がわからないから、吹き替え版。だって、ピクサーのように映像のクオリティが高い、目を離せないアニメを観る時は、字幕を追ってられないものね。本気でピクサーアニメを観るときは、見栄をはって原語版に行くよりも、吹き替え版をお勧めするわ。これ本当。とはいえ、声優が好き嫌いもあるけどね。でも、今回の三浦友和や黒木瞳は「個性を突出」させてなくて、良いほうかも。お笑い系がキャスティングされたりすると、勘違いして「キャラ」を出しすぎて興ざめすることあるけどね。

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劇場版とっとこハム太郎 ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔 2004,12,10

hamu2004 邦題:劇場版とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ!
ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔
時間:40分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:出崎 統
脚本:金春智子
原作:河井リツ子
音楽:
製作:
出演:間宮くるみ 、池澤春菜 、松浦亜弥

今年は40分くらい。これまでの「ゴジラ」と併映じゃなくて「犬夜叉」とのペア。相変わらず、ものすごいスピード感で物語がすすむ。子供たちはついていけるのかしらって心配になっちゃう。松浦亜弥がゲストで声優しているけど、カツゼツがちょっと悪い。キャラクターは可愛いけどね。でもエコハムはうざい。いらない。

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エターナル・サンシャイン 2004,12,9

ets 原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind
邦題:エターナル・サンシャイン
時間:107分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
原作:
音楽:ジョン・ブライオン
製作:デヴィッド・L・ブシェル
出演:ジム・キャリー 、ケイト・ウィンスレット 、キルステン・ダンスト 、マーク・ラファロ 、イライジャ・ウッド

ストーリーの見せ方が一歩間違うと「わけわかんない」時制と世界観になるところが、上手に踏みとどまることができて、いいラブストーリーに仕上がってた。ジム・キャリーも抑えた(彼にとってはね)役柄で素敵な「恋する青年」になってた。最初は記憶を消去してからの、すったもんだな映画かなって思ってたけど、記憶を消し続ける最中のストーリー。記憶の中の恋人が「消去される」記憶を守ろうとチェイスするって凄い展開。映画冒頭のシーンからの種明かしと、ラストの別エピソードの展開が、映画の「語りたかった」ことに繋がっていたから納得ね。観ている最中は、置いてけぼりにならないようにけっこう緊張してたから、ラストまで「わけわからなくならず」についていけたから良かった。でも、自分の記憶を彼から消したいって煩悶する経験もあるし、消し去ってしまいたい記憶もあるしね。ということで、この映画を一言で言えば、断片ファイルがそこらじゅうにあるのも嫌だからデフラグして一挙に消去しようっていうシステムメンテナンスな作品ってことなのね。そのファイルが「恋人とその関連する全ての記憶」。ちょっと悲しいね。

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ピアノを弾く大統領

romanpres 原題:Romantic President
邦題:ピアノを弾く大統領
時間:95分
公開:2005
製作年度:2002
製作国:韓国
配給:SPO
監督:JEON Man-bae
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:AHN Sung-ki、CHOI Ji-woo、LIM Soo-jung

妻がいない大統領が一人娘の女性担任教師に恋をして、っていう映画。ハリウッド映画にもあったわよね、こういう展開。まあ韓国映画だから、いいか。だけど演出力が不足してるのか、撮りのがしが多いのか、シーンが繋がってなかったりエピソードが唐突だったりで、なんかダイジェストを観ているみたいな映画だったわ。あ、長すぎたから短くする必要があってそうしたのかしら。ま、とにかく女教師を演じるチェ・ジウのための映画であることは確か。素敵なコメディエンヌな、チェ・ジウって。ちょっと見直した。冒頭はなんと女子高生の制服で登場。その後メガネかけた女教師。恋していくとメガネをとっていくっていう「お約束」なラブコメ展開。思いっきり肩の力を抜いて「眺める(チェ・ジウを)」映画なのかな。

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やさしい嘘 2004,12,8

yasashiuso 原題:Depuis wu'Otar est parti...
邦題:やさしい嘘
時間:102分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:フランス・ベルギー
配給:東芝
監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
脚本:ジュリー・ベルトゥチェリ 、ベルナール・レヌッチ
原作:
音楽:
製作:ジャナ・サルドリシュヴィリ
出演:エステル・ゴランタン 、ニノ・ホマスリゼ 、ディナーラ・ドルカーロワ 、テムール・カランダーゼ 、ルスダン・ボルクヴァーゼ

ヨーロッパの閉塞感は島国に住む私たちとは別の種類のものなんだなって思う。日本での動乱は日本史の中では、ほぼ同民族の覇権争いが殆どだし、ある時点からは天皇家は縦軸にいるし、破滅的に宗教戦争があるわけでもないし、基本的な文化傾向は維持されているし。島国だから元々閉塞してるしね。ヨーロッパでは「戦場」か、それに類する「動乱」が歴史的日常で、他民族によって、歴史や文化がリセットされていくっていう価値観の崩壊に惑う人たちの地理的な移動によって掴む「閉塞からの脱出」感。そんなダイナミックな変革が比較にならないくらい大きいって思うの。で、そういう歴史の中で語る物語としては「あるある」系なんだなって。パリに不法移民した息子からの手紙を待つ母親と、永遠に続くかもしれない、退屈で未来のない日常を生きる孫娘の思いが交差して、パリという都会で人生をチェンジし、諦観する。ああ、地味なテーマ。NHKが渋い俳優を駆使して芸術祭に参加するスペシャル企画ドラマみたいな内容。文化格差や高齢化や社会貧困問題や、テーマっぽく謳いあげるネタは満載のね。これでも商業映画なのね、きっと。だって日本の会社が買い付けて東宝の劇場が公開してて、お客さんも入ってるのだから。

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ジョヴァンニ 2004,12,8

joanni 原題:JOANNI
邦題:ジョヴァンニ
時間:105分
公開:2004
製作年度:2001
製作国:イタリア
配給:プレノンアッシュ
監督:エルマンノ・オルミ
脚本:エルマンノ・オルミ
原作:
音楽:ファビオ・ヴァッキ
製作:
出演:フリスト・ジフコフ 、デシスラヴァ・テネケディエヴァ 、サンドラ・チェッカレッリ 、セルジオ・グラマティコ 、サーサ・ヴリチェヴィッチ

ドキュメンタリードラマみたいな作風。セリフが殆どないし、だれも激昂したり汗をかく芝居をしたりしてない。延々と続くワンカット。回想風に入る主人公の過去。16世紀を舞台にした戦場英雄ものなんだから、日本でいえばいくらでもエンタテイメントになる戦国時代絵巻。に全然なってなくて、ひたすら眠気を誘う。静かな絵と音に呟くようなセリフ。いったい何を作りたかったの?宗教映画?良く判らない。波乱万丈な騎士の愛と戦いのスペクタクルの対極にある、そう「能」のような趣の映画だったわ。

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ポーラー・エクスプレス 2004,12,7

pe 原題:THE POLAR EXPRESS
邦題:ポーラー・エクスプレス
時間:100分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ロバート・ゼメキス 、ウィリアム・ブロイルズ・Jr
原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ
音楽:アラン・シルヴェストリ
製作:トム・ハンクス 、ジャック・ラプケ 、クリス・ヴァン・オールズバーグ
出演:

画面に集中したいから、吹き替え版を観たの。だって、アニメでフルCGだったら、画面をしっかり観たいものね。字幕だと文字を追うだけだもの。って、英会話をもっと勉強しろ!って自己つっこみ。ところで、吹き替え版の劇場の大看板。「トム・ハンクス」って大きく書いてあるの。でも日本語吹き替え版なのよ。関係ないじゃない。トム・ハンクス。まあ、製作に名前を連ねてるから嘘じゃないけど。で、CG映画なんだけど、CGにする意味が見えない。そりゃさすがにCGだからっていう映像の「突拍子のなさ」はたっぷり詰まっていたし、クオリティも高かったしで、満足度は高いけど、やっぱり「人物」のフルCGはつらい。フランスのフルCG映画も酷かったけど、さすがに本家アメリカのフルCG技術は人物もきちんとしている。けど、所詮CGで描いた人物。ここまで人間をリアルにCG化するのって「アニメ映画」としてなら意味ないって思う。もっとデフォルメしたりカリカチュアライズしたりしてもいいのに。「シュレック2」を評価しないのと同じ意味で、評価ポイントを下げてしまうわ。クリスマスのファミリー映画としては、単純明快だし派手だしファンタジックだしで、ターゲットやコンセプトは間違ってないって思うけどね。これだけ派手に作っているのに「よく出来てるけど地味な映画ね」っていう小者な印象がたっぷりなのは何故なんだろう。不思議。B級感がドヨーンとありっぱなし。この「高額かけたはずなのに」安っぽさが漂うのはなぜ?

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血と骨 2004,12,2

titohone 邦題:血と骨
時間:144分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:松竹
監督:崔洋一
脚本:崔洋一 、鄭義信
原作:梁石日
音楽:岩代太郎
製作:
出演:ビートたけし 、鈴木京香 、新井浩文 、田畑智子 、オダギリジョー

崔洋一監督の振れ幅がすごい一年だった。この映画は、メジャー公開の日本映画としては今年の極北。本当なら、アートシアター系の「意欲作」っていう趣なんだけど、これだけ豪華な配役でやっちゃうんだもの。凄すぎる。女性にとっては、堪らなく嫌な映画なんだけど、冷静に映画として評価すると今年の収穫の1本になる。オダギリジョーも素敵。いつもそれぞれの役柄が「彼のため」に存在しているかのような、役者冥利スパイラルに入ってるのかもしれないわ。あずみの狂乱剣士以来、そんな感じ。ビートたけしが本気で役者をやってるのもいい。自分の映画だと「作為」が監督でもあるために感じられちゃうし、「ご法度」はテレがあった気もする。でも、この映画は本気オーラがぷんぷん出てた。演技しているっていう「練り」の弱さがあるけど、存在感が細かな傷を消している感じ。逆に鈴木京香が抑えすぎてたかもしれない。でも、いまの日本でこんな映画が生まれてくることを純粋に驚くわ。見事にイヤーな気分になるし、決して幸せな気分にならなし、それでも「映画」として高い評価をしちゃう。「クイール」の監督がね。

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砂と霧の家 2004,12,2

sandfog 原題:HOUSE OF SAND AND FOG
邦題:砂と霧の家
時間:126分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ヴァディム・パールマン
脚本:ヴァディム・パールマン 、ショーン・ローレンス・オットー
原作:アンドレ・デビュース三世
音楽:ジェームズ・ホーナー
製作:ニーナ・R・サドウスキー 、スチュワート・ティル
出演:ジェニファー・コネリー 、ベン・キングズレー 、ロン・エルダード 、ショーレ・アグダシュルー 、フランシス・フィッシャー

ここまで救いの無い映画とは思わなかった。それぞれの思いで一軒の家を巡ってすったもんだするんだけど、誰も幸せにならないで終わる。っていうか、どん底に落ちて終わる。最低。サディスティックな境遇にして逃げ場も与えないで、観客を追い詰めていく。アメリカの「病み」をこじらせた映画。最近は減ってきたなって思ってたけど、深く静かに病をこじらせていたみたいね。正常って定義も無いけど、狂気な普通人がそこらじゅうに生活しているってことが良く判る。しかも多民族国家だから、余計に始末におえない。価値観や人生観や倫理観がバラバラな人種が「狂気」を内包しながら生きている。ああ、怖い。日本も最近はそんなアメリカっぽい雰囲気になってきてるし、ああ、怖い。隣にいる人が正常である(定義はできないけど)っていう保障はないものね。

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変身 2004,11,27

hensin 原題:Prevrashcheniye Metamorphosis
邦題:変身
時間:87分
公開:2004
製作年度:2002
製作国:ロシア
配給:
監督:ワレーリイ・フォーキン
脚本:ワレーリイ・フォーキン 、イワーン・ボボーフ
原作:フランツ・カフカ
音楽:アレクサンドル・バクシ
製作:
出演:エヴゲーニイ・ミローノフ 、イーゴリ・クワシャ 、タチヤナ・ラヴロワ 、ナターリヤ・シヴェツ

こんな方法があったのね、っていう主観の虫。ハリウッドならILMあたりがゴリゴリに造形してしまう「変身後」だと思うけど、悪い冗談のような「虫」の姿。それが何であるかって書いちゃうと、思いっきりネタバレしちゃうし。歌舞伎とかでいうと「黒子」や「後見」の約束事の世界なのよね。「そうであることになってる」から観客も「そうであることを前提に」して、いくらグレゴリーが貞子這してても、「虫なんだから」って、あ、言っちゃった。そういう映画。でも、ロシア映画て久しぶりだわ。

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アイ・アム・デビッド 2004,11,26

iamdevid 原題:I AM DAVID
邦題:アイ・アム・デビッド
時間:93分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:日本ヘラルド
監督:ポール・フェイグ
脚本:ポール・フェイグ
原作:
音楽:
製作:
出演:ベン・ティバー、ジム・カヴィーゼル、ジョーン・プロウライト  

意外といい映画かもしれない。少年がいまいち可愛くないところがアレだけど、一応ちゃんとしたロードムービーになってる。彼を逃がした人の「声」に導かれていくんだけど、その声の主が誰かっていうのが、映画的に「仕掛けどころ」になってるらしい。母を訪ねて**里っていう基本軸にさまざまな人々との出会いと別れのエピソードが描かれていく。で、感動の対面。あまりウェットに描かれてなくて爽やか。もうちょっとラスト近くはぐいぐいとストーリーを盛り上げて欲しかったけど、なんか単調なままになってるのはもったいないかも。泣かせどころなのにね。惜しいわ。

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愛の神、エロス  2004,11,26

eros2原題:Eros
邦題:
時間:105分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:米伊香
配給:東芝
監督:Wong Kar-Wai、Steven Soderbergh、Michelangelo Antonioni
脚本:Wong Kar-Wai、Steven Soderbergh、Michelangelo Antonioni
原作:
音楽:Peer Raben、Chico O'farrill, Tito Puente、
製作:
出演:Gong Li,Chang Chen,Tin Fung,Auntie Luk,Zhou Jianjun、Robert Downey Jr.,Alan Arkin,Ele Keats、Christopher Buchholz,Regina Nemni,Luisa Ranieri,Cecilia Luci

Wong Kar-WaiのTHE HANDっていう仕立て屋の純愛は泣かせる。35分くらいに凝縮した「我慢の愛」はGong Liの七変化とともに、物語る醍醐味を見せ付けてくれた。さすが、Wong監督。で、ソダーバーグとアントニオーニは理解不能。字幕版が出来たらもう一回観ようっと。

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シャーク・テイル 2004,11,25

sharktale 原題:Shark Tale
邦題:シャーク・テイル
時間:90分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アスミックエース
監督:ビボ・バージェロン 、ヴィッキー・ジェンソン 、ロブ・レターマン
脚本:ロブ・レターマン 、ダミアン・シャノン 、マーク・スウィフト 、マイケル・J・ウィルソン
原作:
音楽:ハンス・ジマー
製作:ジェフリー・カッツェンバーグ
出演:ウィル・スミス 、ロバート・デ・ニーロ 、レネー・ゼルウィガー 、ジャック・ブラック 、アンジェリーナ・ジョリー

「擬人化」っていうのは顔まで人間にしちゃうこと。という解答を堂々と見せてくれたけど、わたしが採点者なら迷わず「×」をつける。添削のしようもないから「基礎からやり直しましょう」って一行書く。魚っぽい造形の「サメ」はいい感じなんだけど、ウィル・スミスが声をあててる小魚とその恋人が最悪。人面魚。誰に気を使ってるのかわからないけど、人面魚。どっかで方向を間違えて、今さら後戻りもできないので、迷路の壁を叩き壊して外に出てきた「捨て鉢」な感じ。だいたい、声優が超ビッグスターで、アニメのキャラクター造形が、その声優に似せてあるって自慢してたけど、日本語吹き替えで見る子供たちはどうすんの?関係ないじゃない。ドリームワークスの正体がここにあったわ。アメリカ至上主義。英語オリジナルでしか成立しない映画を作って、世界に配給してる。石油や小麦みたいに。わたしたちはアメリカにいまさら「映画」をオメグミされたくない。そんなアメリカの映画産業の傲慢さがたっぷり詰まった来年の春休み映画。いったい日本では誰に見せたいと考えてるのかしら。

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バリ島珍道中 2004,11,24

roadtobali 原題:ROAD TO BALI
邦題:バリ島珍道中
時間:90分
公開:1953/12
製作年度:1952
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
監督:ハル・ウォーカー
脚本:フランク・バトラー 、ハル・カンター 、ウィリアム・モロー
原作:
音楽:ジョセフ・J・リリー
製作:
出演:ビング・クロスビー 、ボブ・ホープ 、ドロシー・ラムーア 、マーヴィン・ヴァイ 、ラルフ・ムーディ

芸達者なコンビでシリーズ映画を作り続けた「珍道中」もの。で、日本で言えば寅さんな映画なんだろうなぁ。テレビが娯楽の王者になりきれない時代、映画館だけで笑いと歌を満喫するっていう環境だからこそ、濫発された「歌謡娯楽コメディ」なのね。いまさら笑えないレベルのギャグだけど、多分当時の映画館は大爆笑で大騒ぎだったんだろうなぁ。軽妙な二人のやりとりもアメリカ人にとっちゃセリフの間だけで笑えたと思うと、ちょっと悔しい。あたしたちは、もっと進化した娯楽を知ってしまってるし、もっと進化した映像を知ってしまってるし、なによりテレビが生まれたときからフルカラーで存在してる。だから、この映画で笑いたいっていうか、笑える素朴さは見果てぬ夢なのね。カバヤっていうお菓子やさんがDVDにガムをつけて300円で売った「食玩」。他にも「キリマンジャロの雪」「黄金の腕」とか全部で10枚もある。で、大人買いしちゃったので、順次観ていこうって思う。でも、PDになった映画といっても、ハリウッド映画のDVDが「ガムつきで」300円なんて。。キヨスクの380円DVDも凄いけどね。

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ゴジラ FINAL WARS 2004,11,22

godzilla2004 邦題:ゴジラ FINAL WARS
時間:125分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:北村龍平
脚本:三村渉 、桐山勲
原作:
音楽:キース・エマーソン
製作:
出演:松岡昌宏 、菊川怜 、宝田明 、ケイン・コスギ 、水野真紀

操演系特撮映画はこれをもって終了、っていうことでいいのね。なんかほっとする。これ以上醜態をさらすのは東宝映画としても忸怩たるものがあると思うし、観客の要求するレベルが「ゴジラ映画のありかた」を超えた遥か彼方へ到達してしまってるものね。というわけで、東宝も、在庫大放出っていう感じ。っていうかやけくそ。有名だったり、カルト的に最後のご奉公だったりする「キャラ」のオンパレード。特に、3本首が出ないで終わるのねって思ってたら意外な展開でちょっとビックリ。ミニラが登場して「ゴジラ」の方向性が変わって凋落していったって言われてるけど、今回は最後だから凋落もなにも関係なしってことでミニラ大活躍。荒唐無稽なエンタテイメントを期待しちゃだめ。基本的に観客のことをあんまり考えないで、ゴジラとその仲間たちのOB会を、後輩の北村君が、よくクラブの歴史わかんないけど仕切っちゃいました、っていう映画。「○○先輩が××先輩と対談ショーしたがってるから、時間作って」って言われたような唐突な無意味シーンも満載。ゴジラ映画を観るっていうよりも、どこに何が出てきてもニコニコ顔で楽しみながら「耐える」精神的エクササイズなの。あ、ガメラは出てこなかった。一応。

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隠し剣 鬼の爪 2004,11,19

kakusiken 邦題:隠し剣 鬼の爪
時間:131分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:松竹
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
原作:藤沢周平
音楽:冨田勲
製作:
出演: 永瀬正敏 、松たか子 、吉岡秀隆 、小澤征悦 、田畑智子

去年の山田時代劇と、どこが違うのか全然わからなかったけど、お客さんは満足してるみたいだった。ある意味では寅さんよね。清貧な侍と支える妻だとか妹だとか使用人の少女だとか。で、主君のために不本意ながら(実はものすごい達人なのを隠していたのに)刀を抜く。こういう泣かせどころの判りやすい「基本パターン」にもう乗せたのね、っていう職人芸に感心しちゃうわ。でも、今年の作品は、題名にある「鬼の爪」がすっごく格好よかったから許しちゃう。鬼の爪の正体がわかって、その技をふるうラストの数分は大好き。これは見ものだわ。

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コニー&カーラ 2004,11,18

connie 原題:connie & carla
邦題:コニー&カーラ
時間:98分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:
監督:マイケル・レンベック
脚本:ニア・ヴァルダロス
原作:UIP
音楽:ランディ・エデルマン
製作:ピーター・サフラン 、ニア・ヴァルダロス
出演:ニア・ヴァルダロス 、トニー・コレット 、デヴィッド・ドゥカヴニー 、スティーヴン・スピネラ 、ダッシュ・ミホク

裏返しの裏返しみたいなシチュエーションコメディ。アメリカ映画っぽいわよね。こういうストーリーもの。ご都合主義の権化みたいなの。女性なのにドラッグクイーンとしてスターになっちゃうっていう無理な設定だから、「女性が女装した男性を演じてる」女優が女にしかどうしても見えないけど、それは観客が正体を知ってるからで、スクリーンの中のドラッグクイーン仲間は彼女たちを本物のドラッグクイーンと思っている(女性であることを気づいていない)っていう設定。ああ、疲れた。二重三重に映画の要求するお約束を理解して楽しんであげなければならないから、後半は疲れてきた。まあ、それなりに大団円?を迎えたし、彼女たちを殺すはずのギャングたちの納まりどころが、テキトーすぎるのも目をつぶって、アメリカンコメディの行き詰まり感を体感するにはいい映画かもしれない。ここまでヒネらないといけなくなっちゃってるの?ってね。

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コラテラル 2004,11,18

collateral 原題:Collateral
邦題:コラテラル
時間:120分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:マイケル・マン
脚本:スチュアート・ビーティー
原作:
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作:フランク・ダラボン 、ロブ・フリード 、ピーター・ジュリアーノ 、チャック・ラッセル
出演:トム・クルーズ 、ジェイミー・フォックス 、ジェイダ・ピンケット=スミス 、マーク・ラファロ 、ピーター・バーグ

トム・クルーズの名前がタイトルと同じ大きさ。ちょっと前に観た「デイズ・オブ・サンダー」はトムの名前はタイトルの倍の大きさ。トム・クルーズのプライオリティの差なのね、その映画における。って勝手に思ってるけど。で、この映画はトム・クルーズっていうお金を稼ぐスター一人にだけ頼った映画。トムが出てなければ、日本じゃロードショー公開なんか絶対されないくらいの超C級映画。シネパトスで1週間レイトショーやってからビデオでそこそこ回して、B級アクションがメインの洋画劇場あたりにセットセールスする1本に押し込むっていうレベル。ほんと、映画としてはサイテーなんだもの。だけど、トムが出てるから、全国ロードショー公開して、ビデオもトムが出てるから数万本単位で出荷して、洋画劇場でも数億円のユニットの目玉作品になったりする。本当、映画っていう世界のシステムの「判りやすい」こと。そういうとこ大嫌いだけど愛してるわ。

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ピンポン 2004,11,17

pinpon 邦題:ピンポン
時間:114分
公開:2002
製作年度:2002
製作国:日本
配給:アスミック
監督:曽利文彦
脚本:宮藤官九郎
原作:松本大洋
音楽:
製作:
出演:窪塚洋介 、ARATA 、サム・リー 、中村獅童 、大倉孝二

久しぶりだなって思いながらテレビ放映で観てしまった。どうせテレビだから20分ちかくハサミをいれてるわけで、映画の見方としては最低。でも窪塚洋介の出世作だし、獅童の出世作だし、ということで、スクリーンで見逃したっぽい「演技」をメインに観た。窪塚の放り投げるようなセリフの言い回しが、この時点でほぼ完成形になってるし、「GO」の乾燥系青春像ときちんと線が繋がるって再発見。獅童もいいけど演技過剰かもね。あ、観てないけど「隣人13号」ってこれ系かもしれない。少なくとも「いま会い」じゃないだろうし、役柄の幅っていうとこからみると窪塚よりは振幅が大きいかな。って、たかがテレビ放映の映画だものね。明るい部屋で見てたし、CMでテンションをブチブチ切られるしね、

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魂を救え! 2004,11,14

tamashii 原題:LA SENTINELLE
邦題:魂を救え!
時間:144分
公開:1997
製作年度:1992
製作国:フランス
配給:
監督:アルノー・デプレシャン
脚本:
原作:アルノー・デプレシャン
音楽:
製作:
出演:エマニュエル・サランジェ 、マリアンヌ・ドニクール 、ヴァレリー・ドレヴィル 、ジャン=ルイ・リシャール

DVDで観た。わけがわからなかったので、監督のインタビューっていう特典映像を観た。すっごいノーガキ、理屈のオンパレードなの。で、映画は頭蓋骨のミイラを持って右往左往するだけ。東西冷戦後も歴史の澱を引きずっているっていうスパイ映画もどきなんだけど、緊迫のかけらもなくて、主人公は慣れないスノビッシュな生活に馴染めないで鬱々とする平坦な日常がだらだらと描かれる。アートな雰囲気をもった学生自主映画みたい。でもカンヌのコンペなんだもの。かすりもしなかったみたいだけど、カンヌだものね。だから監督のインタビューもエラソーにして観客が理解するのを拒絶するような映画のくせに「語ってる」わけ。ああ、腹立たしい。

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キャットウーマン 2004,11,10

catwoman 原題:CAT WOMAN
邦題:キャットウーマン
時間:104分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:ピトフ
脚本:ジョン・ブランカトー 、マイケル・フェリス 、ジョン・ロジャース
原作:
音楽:クラウス・バデルト
製作:アリソン・グリーンスパン 、ベンジャミン・メルニカー 、マイケル・E・ウスラン
出演:ハリー・ベリー 、シャロン・ストーン 、ベンジャミン・ブラット 、ランベール・ウィルソン 、フランセス・コンロイ

ハル・ベリーがカッコいい!それだけ。ネコの仮面はちょっと大きすぎ。ストーリーもお子様向け。でも、ハル・ベリーは「大きなお友達」がそそられる姿でスクリーン狭しと飛び回る。さてさて、誰を観客に想定して作った映画なのかしら。化粧品会社の不正だからやっぱり大人ね、きっと。キャンディー会社とかならお子様なんだろうけど。そのあたりがスパイダーマンよりも中途半端かも。シャロン・ストーンもよくこの映画に出演したわね。ちょっとビックリ。この役柄ってこれまでの彼女のキャリアからだと微妙にベクトルがずれてる感じ。ハル・ベリーのカッコいいのだけ見る映画だから、ストーリーとか関係ないのかもね。

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シークレット・ウインドウ 2004,11,9

secretwind 原題:SECRET WINDOW
邦題:シークレット・ウインドウ
時間:96分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:SONY
監督:デヴィッド・コープ
脚本:デヴィッド・コープ
原作:スティーヴン・キング
音楽:フィリップ・グラス 、ジェフ・ザネリ
製作:エズラ・スワードロウ
出演:ジョニー・デップ 、ジョン・タートゥーロ 、マリア・ベロ 、ティモシー・ハットン 、チャールズ・ダットン

まあ、そうね。想像通りでした。ジョニー・デップの演技っていうか、出ずっぱりの一人演技を喜ぶ熱狂的ジョニーファンがいればお勧めするわ。残念ながら趣味じゃないタイプなんで映画そのものの出来を評価しちゃう。一言でいって、ヒッチコックに作って欲しかった映画ね。もっともっと「心理」を執拗に粘着に描いてくれたんだろうなって想像。原作者の名前だけで、ある程度オチがわかっちゃう映画だから、あとは映像化するときの強力のような描写力勝負ってことになるのよね。となると、ヒッチコックしか思い浮かばない。この映画は。見果てぬ夢だけどね。

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トリコロールに燃えて 2004,11,8

torikoro 原題:Head in the Clouds
邦題:トリコロールに燃えて
時間:121分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ/イギリス/スペイン/カナダ
配給:GAGA
監督:ジョン・ダイガン
脚本:ジョン・ダイガン
原作:
音楽:テリー・フルーワー
製作:ジュリア・パラウ 、マシュー・ペイン
出演:シャーリーズ・セロン 、ペネロペ・クルス 、スチュアート・タウンゼント 、トーマス・クレッチマン 、スティーヴン・バーコフ

「モンスター」で凄かったシャーリーズ・セロンの美女っぷりを確認するんで観たの。まあ、絵に描いたようなゴージャスな弾けたお嬢様ぶり。反動なのかな。やっぱり。でもそれだけ。ペネロペ・クルスもスペイン難民で、ってまんまのキャラクターだったし。それよりも、映画そのものに問題があるみたい。全体をとおしての致命的欠陥は「タメ」が無いっていうことかしら。クラシックコンサートでコーダーのあと数秒して割れんばかりの拍手がっていう、その数秒のようなタメ。緩急が監督の掌で自在に操られて、観客がストーリーのリズムに乗せられている「スイング感」っていうの?それが皆無。カチカチとコンピュータでリズムセクションを刻んだような素っ気無さが、映画のテーマの経年型代恋愛大河ドラマの「味」を殺している。って、テーマそのものも古風で、いまさらって思うけど。でも、十数年にわたる恋愛の構造を描いているわけだから、うまく魅せてくれれば納得するのに。エピソードが都合よく時間を省略して、伏線も雑に繋がっていくうちに唐突な悲劇で終わらせてしまうから「泣いてる」暇もなくエンドクレジットになっちゃうの。この結末なら「泣ける」ようにして欲しいのに。流れ作業のようにリズムが一定でカットアウトしちゃう。盛り上がりも「タメ」てくれないから恋愛そのものが余計に安っぽく見えちゃう。一定のリズムを刻む「ボレロ」だってラストの大盛り上がりとカットアウトのようなコーダーで感動を呼ぶんだもの。せめてそのくらいの技巧は発揮して欲しかったわ。文字で読めばきっといいお話だろうに、映画はこれだけの女優を揃えながらB級にしちゃったのね。

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ラヴェンダーの咲く庭で 2004,11,4

ladiesinlave 原題:Ldies in Lavender
邦題:ラヴェンダーの咲く庭で
時間:105分
公開:
製作年度:2004
製作国:イギリス
配給:日本ヘラルド
監督:チャールズ・ダンス
脚本:チャールズ・ダンス
原作:ウィリアム・J・ロック
音楽:
製作:チャールズ・ダンス
出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ダニエル・ブリュール、ナーシャ・マケルホーン、マイケル・ガンボン

ジュディ・デンチの演技がすごい。本格的に狙えば、またアカデミー賞をゲットできるかも。老婦人の若者に対する「少女のような恋心」が醜くもあり、可愛くもあり、残酷な結末に向かって後戻りができなくなっていく。主人公3人は緻密に丁寧に描かれて素敵なんだけど、重要な役どころで絡んでくる登場人物の描きこみが浅くて、物足りない。もっと「キャラ」をメリハリ良く描いていけば、もっと人物の相関が浮き彫りになって、ドラマの芯がしっかりするのに。初監督っていうことなんで、そこまで演出技術が回らなかったのかしら。もったいない。もうちょっと老練な監督なら、もっともっと泣かせてくれたと思う。このクライマックスならね。多分、ラスト2カットも違うものを置いたかもしれない。

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ブラインド・ホライズン 2004,11,4

blaindhol 原題:BLIND HORIZON
邦題:ブラインド・ホライズン
時間:99分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:マイケル・ハウスマン
脚本:ポール・ベンツ 、スティーヴ・トムリン
原作:
音楽:マシン・ヘッド
製作:
出演:ヴァル・キルマー 、ネーヴ・キャンベル 、サム・シェパード 、フェイ・ダナウェイ 、ノーブル・ウィリンガム

これだけの出演者で「パトス」なの?って疑問に思いつつ、地下鉄の音が響く劇場へ。で、納得。やっぱり仕上がりが「パトス」なのね。って「パトス」を貶めてるわけじゃないけど、タイプがそうなんだもの仕方が無いわよね。大統領暗殺にまつわる情報を持っている主人公が記憶喪失で、Xデイまであと5日、っていうところから始まる。わくわく。っていう感じでしょ?でも、徐々に記憶が整合していくなかに、謎が謎を呼びっていう構造で、どんでん返しやプチツイストも用意してあって、ていうと期待が高まるわよね。ところが、ラストに至っても「謎」は解決されないし、誰が誰やら、敵やら味方やら、さっぱりわからないまま終わっちゃうの。唐突に。なにこれ?っていう感じ。映画、ちゃんと完結させてよねって叫びそうになった。だからやっぱり「パトス」なC級アクションミステリになっちゃうの。フェイ・ダナウェイって、こんな映画にでるほど落ちぶれてしまったの?ってショックよ。ちょっぴり。

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デイズ・オブ・サンダー 2004,11,3

daysofth 原題:Days of Thunder
邦題:デイズ・オブ・サンダー
時間:108分
公開:1990
製作年度:1990
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:トニー・スコット
脚本:ロバート・タウン
原作:
音楽:ハンス・ジマー
製作:ジェラルド・R・モーレン
出演:トム・クルーズ 、ロバート・デュヴァル 、ニコール・キッドマン 、ランディ・クエイド 、マイケル・ルーカー

どっちが先かわからないけど、トムとニk-ルが結婚した映画。「トップ・ガン」で稼げる役者になったトムが、なにを勘違いしたかレースものを自分で原案してつくっちゃった。だから物語の流れは超稚拙。スポコン&友情ものっていうの。当初のライバルと友情が生まれ、新たな生意気なライバルをやっつけるっていう少年ジャンプなストーリー。ロバート・デュバルも肩の力を抜いて「お金を稼ぐために演技の技を売りました」って感じの存在感。ニコールもゴージャスになる前のチンピラ非行少女な若さだし、トムだってガキ。今見るとね。でも当時は「かっこいいヒーロー役者」に見えたんだろうなぁ。「時」って残酷ね。人を老いさせるけど、過去の恥ずかしい姿も残してしまう。

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2046 2004,10,27

2046 原題:2046
邦題:2046
時間:130分
公開:2004/10/23
製作年度:2004
製作国:香港
配給:
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
製作:
出演:トニー・レオン 、木村拓哉 、コン・リー 、フェイ・ウォン 、チャン・ツィイー

「花様年華」の続編なら、最初からそう言ってほしかった。「イノセンス」を先に見ちゃって困ったのと同じ。「花様」と同じ役柄でトニー・レオンが登場して、しかも、「花様」ですったもんだした悲恋にひきづられた、消耗した神経衰弱な小説家として再登場ってことね。「カンヌ監督」に敬意を表したのか、さまざまな豪華女優陣がとっかえひっかえ登場。右往左往?するトニー・レオン。なんだか良く判らない「象徴的・暗喩的存在」の木村拓哉。どこまでの観客が「解釈」する優しさをもってるのかしら。わたしは持ってない。だから、「ウォンの映画だから」ってアート系劇場の暗闇に密航する「ツウな人」=「シネフィル」(笑っちゃう愛称ね)な人たちの優しさは、全国ロードショーの日劇には殆どいないって断言してあげる。キムタクが国際的な舞台に本格進出したのを「目撃」しに着てるだけどJな人たちは「あっけにとられて」しまって、多分、不味いコーヒーを飲んで銀座を後にしてるんだろうなって。そんな他人の心配までしちゃう。そういや、ワイドショーとかでも映画の内容は詳らかにしてなかってもの。っていうか出来なかったんだろうな。ワイドショーの制作者のレベルじゃ。

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スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 2004,10,26

skycapten 原題:SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW
邦題:スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
時間:107分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ/イギリス
配給:GAGA
監督:ケリー・コンラン
脚本:ケリー・コンラン
製作:オーレリオ・デ・ラウレンティス 、ラファエラ・デ・ラウレンティス 、ビル・ヘイバー
音楽:エドワード・シェアマー
出演:ジュード・ロウ 、グウィネス・パルトロー 、アンジェリーナ・ジョリー 、ジョヴァンニ・リビシ 、マイケル・ガンボン

古い古いヨーロッパ映画、1930年代ころの映画のような画面作り。特にナチスドイツ時代の「民族の祭典」っぽいシーンや、1950年代の「アウターリミッツ」「ミステリーゾーン」を真似た空想科学の世界観。監督が子供時代に熱中したパルプマガジンのコミックを映画にしたかったって言ってたけど、大成功。ただし、自己満足で完結して、お金を払って多くのお客さんに来てもらう「商品」であることを忘れてるっていう致命的な欠陥を除けばね。どうやら、ジブリの「らぴゅた」あたりとの相似性をPRして、そっち系のお客も集めたいみたいな言動が宣伝のここそこに聞こえてくるけど、無理ありすぎ。誰も見たことの無い影像がオタクな作業の集積で、これでもかって出てくるけど、映像だけ。物語の破綻は目を背けるばかりだし、作りたい画面が唐突で意味がなくて辻褄さえ合わずに放り投げてある。そんなの映画じゃないわよね。こ器用な子供がロボットやら空想科学っぽい「絵」を構成もなにもなく画用紙に書きなぐってるみたいな。そんな数百フィートの「フィルム」に光をあてたら、スクリーンになにか映ってたっていう「モノ」なのよね。

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オオカミの誘惑 2004,10,25

okamiyuwaku 原題:Romance of their own
邦題:オオカミの誘惑
時間:120分
公開:2004TFF>2005
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:シネカノン
監督:キム・テギュン
脚本:キム・テギュン
原作:クィヨニ
音楽:イ・フンソク
製作:
出演:チョ・ハンソン、カン・ドンウォン、イ・チョンア、チョン・タヘ、イ・チョンヒ、ソン・ジェミン、イ・ジヒ

嫌になっちゃうくらいにカッコいい二人。韓国の若手俳優はあなどれない。カッコいいという役柄だし、そういう風にカッコいいように演出されてるし、演じてる俳優も支えきれるだけのイケメン君だし。で、その二人に奪い合われる女の子が、プチブスだからもう少女コミックの王道路線よね。そう、少女漫画。ワルの他高校の番長に惚れられ、自分の高校も転校したとたん学校のヒーローに惚れられ、どっちを選ぶこともできないでいじいじする小ブスちゃん。で、男たちは昔からライバルで、高校が違ってもライバルで、そのうちものすごい秘密が明らかになって、さらに不治の病があって、ああ、韓国映画って少女コミックがシンクロするとものすごい事になるのねっていう実証。でも、この男の子は来るわよ。次は、きっと。韓国男優陣ってジャニーズ事務所化してるのかしら。

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風のファイター 2004,10,25

finthewind 原題:Fighter in the Wind
邦題:風のファイター
時間:123分
公開:2004TFF>2005
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:SPO
監督:ヤン・ユノ
脚本:ヤン・ユノ
原作:
音楽:チェ・マンシク
製作:チョン・ホジン、チョン・ヨンイル
出演:ヤン・ドングン、加藤雅也、平山あや、チョン・テウ

ああ、やっちゃいました。っていう映画ね。韓国公開バージョンだっていうから、ものすごく日本人が悪者になって描かれてる。日本公開の時はこのあたりがカットされてるんだろうな、って思うけど。それ以前に、日本で公開する経費がもったいないから劇場公開はやめたらってアドバイスしてあげたい。映画としてダメなんだもの。「空手バカ一代」っていう極真カラテの創始者大山倍達が戦時中朝鮮半島からやってきたベダルっていう朝鮮人だったと言うことで、彼の苦労の半生をアクション中心に描く、道場破りモノ。ああ、そうね、宮本武蔵みたいなの。でもね、監督の力量が、あと制作費が、日本の戦争直後の風景を描くには圧倒的に足りない。内田吐夢とは大違い。韓国で公開される分には、その違和感は韓国人にはわからないと思うけど、日本人が観ると「あるわけないでしょ」状態なの。芸者はみんな振袖着てるし。わけわかんな~い!って。どうするんだろう。この映画。

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スクラップ・ヘブン 2004,10,22

mo3628_f1 邦題:スクラップ・ヘブン
時間:116分
公開:
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
監督:李相日
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:オダギリ・ジョー、加瀬 亮、栗山千明、柄本 明

「69」では突き抜けた明るさを表現してたけど、この作品は壊れそうで壊しきれなかった、抜け切れなさのモヤモヤが残ってしまった。後半なんかテンポ悪いしね。主人公たちの閉塞感がもうひとつ描ききれてない感じがする。柄本明がものすごい演技。この人が映画を締めてるキーマンになってると思う。

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SAMURAI 2004,10,19

samurai 原題:SAMOURAIS
邦題:SAMURAI
時間:90分
公開:
製作年度:2001
製作国:フランス
配給:SPO
監督:ジョルダーノ・ジェデルリーニ
脚本:マット・アレクサンダー
原作:
音楽:川井憲次
製作:オリヴィエ・デルボスク&マルク・ミソニエ
出演:倉田保昭、サイード・セラーリ、メイ・アン・リー、ダラ=インド・オーム、サンティ・スダロス

戦国時代に悪魔に心を売って勝利をした呪いが現代にも行き続けて、っていう妙な映画。日本を舞台にしたシーンは、もう完全にあきらめて、日本人は全員英語を使ってるっていう奇妙な状態。初監督作らしいけど、ハリウッドの役者をイメージしてフランスの二流俳優を演出しているのが哀れを誘う。ああ、本当ならこのトルコ人の役はウィル・スミスがやって欲しいだろうな、とかね。そうやって一生夢を見続けていくのね。下手だから出世しそうもないんだもの。この監督。

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オペラ座の怪人 2004,10,18

t-phantomoftheopera 原題:The Phantom of the Opera
邦題:オペラ座の怪人
時間:143分
公開:2005/01
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ジョエル・シュマッカー
脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー
原作:アンドリュー・ロイド=ウェバー
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
製作:アンドリュー・ロイド=ウェバー
出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム

劇団四季の舞台を見て大好きになった作品。もちろんロンドンオリジナルキャストのサントラ(?)も買って、毎日のように聞いていたの。だから、映画の中で行われることは全部熟知してる、っていう前提。あとは映画的に舞台の空間をどうやって表現しているのかな、出演者はどうなのかなっていう興味よね。で、映像は頑張ってたって思う。必要以上に華美な装飾がされたオリジナル舞台の象徴的ゴージャス感を残しながら、映画として必要な空間の広がりを作ってた。ストーリーが舞台を超えられないから、限界はあったけどね。問題はキャスト。ガチンコで歌をうたえる俳優選びをしたっていうことだけど、それが良かったのかって疑問。わたしとしてはもっと「いるだけでオーラのある」存在感のあるメジャーな俳優をキャスティングしてほしかった。歌えるのを前提にしちゃうと、やっぱりね、こういう「よく知らない」人たちの右往左往になっちゃんだもの。「マイ・フェア・レディ」のオードリーでいいんだもの。吹き替えで。ジュリー・アンドリュースが「サウンド・オブ・ミュージック」で歌えたのは、カリスマな美人である必要がなかったから。カリスマ的なディーバ、ミューズの配役は、ビジュアルと存在感を中心に選んで欲しかったな、っていうのがこの映画がB級になっちゃう唯一の理由ね。

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ハウルの動く城 2004,10,15

haul 邦題:ハウルの動く城
時間:119分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽:久石譲
製作:鈴木達男
出演:木村拓哉 、倍賞千恵子 、美輪明宏

顔が違う。そればっかり気になってしまう。老婆にされたソフィー顔。アップの描きこみと、全身ショットの時と顔が違いすぎる。全身ショットの雑さ加減は致命的。90歳っていうしわくちゃな老婆が、全身ショットだとせいぜい40歳くらいの中年女性な姿にしか描けてない。アニメーターがすっごくレベル低い人なのか。それとも、ストーリー上の狙いなのか。でも、ストーリー上に狙って、実年齢のソフィーに戻るシーンは「意味をもって」存在しているから、それとは別で、アップから引きになっていきなり年齢が若返るっていうのは、やっぱりアニメーターの質の悪さなんだろうなって思う。これって映画の根本を壊してしまってる。ストーリーも、何を描きたいかのテーマが希薄で、ハウルの心を取り戻すっていう本筋が曖昧なままで時間が経っていく。ソフィーの何事にも動じないキャラクターはいいんだけど、テーマのどこに寄与していくのか曖昧。戦争も反対っていうか「いかがなものか」な扱いなんだけど、戦争発生の意味が不明。反対するための「戦争」っていう道具みたいな表現にしかなっていない。映画の全てが曖昧で、何を観客に伝えたいかが全然わからない。わたしがバカだからなのかもしれないけど。でも盲目的に「宮崎アニメ」っていうジャンルを信奉する「世の中」は、きっと誉めるんだろうなぁ。ありゃりゃ「やっちゃいましたぁ」って決して言えないだろうし、これが「面白がって感動できないのはヘン」ていう風潮ができてくるっていうか、ファッショ的に強要されるんだろうなぁ、この冬は。でもわたしは、この映画については「王様は裸だ!」って叫ぶ勇気を持ちたいな。「ハウルの動く城」って「わけわかんなくて、全然おもしろくない。ベネチア映画祭で無視されたの、良くわかるわ!」ってね。

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ターミナル 2004,10,14

tarminal 原題:THE TARMINAL
邦題:ターミナル
時間:129分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:サッシャ・ジャーヴァシ 、ジェフ・ナサンソン
原作:
音楽:ジョン・ウィリアムズ
製作:ジェイソン・ホッフス 、アンドリュー・ニコル 、パトリシア・ウィッチャー
出演:トム・ハンクス 、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 、スタンリー・トゥッチ 、チー・マクブライド 、ディエゴ・ルナ

シチュエーションと登場人物のキャラを決めたことが全ての成功の要因ね。さすがにスピルバーグが監督するだけあって、人間描写とか細かなくすぐりとか綿密に考えられているっていうのが判る。で、そういう計算が見えてしまったり、計算しすぎて効果が逆になかったり、計算どおりに描けてなかったりっていう「おっとっと」どころがいくつかあるのも事実。なぜトム・ハンクスがい続けるのかっていう「動機」が希薄。伝わらない。キャサリンが最後に何を選択したかもちょっと曖昧。ひとつひとつの道具(キャラクター)が綿密に考えられていすぎるけどしっくりとジグソーパズルのように無駄なく嵌め込みが出来てなくて、端っこがちょっと浮いてたり、無理にまげて押し込んでたりした雰囲気。キーになる「約束」がラスト近くに明かされていくけど、気持ちはわかるけど、そんなに切実なの?っていう脱力しそうな「約束」。映画的には素敵なんだけど、他に方法思いつけよって突っ込みたくなる「約束」。でも、シチュエーションと登場人物のキャラを決めたことが全ての成功の要因ね。空港を舞台にこういう風に作ろうって思いついた人勝ち。企画を採用してお金かけた映画にしたドリームワークス、スピルバーグの勝ち。そのオリジナリティを持ってることを認めたいわ。だって、最近のアメリカのメジャー大作映画って、オリジナリティが無いんですもの。「アラモ」とか「** 2」とか

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海を飛ぶ夢 2004,10,13

mar 原題:MAR ADENTRO(SEA INSIDE)
邦題:海を飛ぶ夢
時間:125分
公開:
製作年度:2004
製作国:スペイン
配給:東宝東和
監督:Alejandro Amenabar
脚本:Alejandro Amenabar、Mateo Gil
原作:
音楽:Alejandro Amenabar
製作:Alejandro Amenabar、Fernando Bovaira、Emiliano Otegui
出演:Javier Bardem、Belen Rueda、Lola Duenas、Mabel Rivera、Celso Bugallo、Clara Segura、Joan Dalmau、Alberto Jimenez

アメナバル監督の新作。「アザーズ」で絶品のスリラーホラーを仕上げた監督だけど、当時で20代。この作品も32歳くらいで監督してるって。そんなに若い監督だったんだってびっくり。それだけ老成した、重厚な感動映画になってる。全身不随で20数年寝たきりの主人公が、自らの尊厳死を求めていくっていう重いテーマなんだけど、彼がすごく明るい性格に描かれていて救われる。もちろん、表面的には明るいんだけど、心のそこには深い絶望と悲しみを澱ませている。彼を世話する兄一家との交流も泣かせる。スペイン語で英語字幕っていう環境で観たんでそこまでしか言えない。適切な日本語字幕がついたら、もっと涙が出るんだろうな。

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ピエロの赤い鼻 2004,10,13

pieroakahana 原題:Effroyables Jardins
邦題:ピエロの赤い鼻
時間:95分
公開:2004/10/09
製作年度:2003
製作国:フランス
配給:ワイズポリシー
監督:ジャン・ベッケル
脚本:ジャン・ベッケル 、ジャン・コスモ 、ギョーム・ローラン
原作:ミシェル・カン
音楽:ズビグニエフ・プレイスネル
製作:
出演:ジャック・ヴィユレ 、アンドレ・デュソリエ 、ティエリー・レルミット 、ブノワ・マジメル 、シュザンヌ・フロン

フランス映画ね、やっぱり。ウィットっていう言葉がフランス映画の登場人物に修飾されるとピッタリくるけど、そんな雰囲気の映画。戦争中のレジスタンスにまつわる悲しい出来事を隠して、息子が嫌がるピエロを演じる父親。なぜピエロになったかという物語を父親の親友が息子に語る。で、回想・・・。っていう映画。デコボコなヤジキタコンビ(死語ね究極な)の父親と親友が、気になる女性にいいところ見せようとしてレジスタンスの真似事をして、悲劇が起きてしまう。って、現代の映画かとおもったら、結局第二次世界大戦映画だったのにプチびっくり。小品としてはいい映画。ピエロ一家が乗ってる黄色い自動車がすごく可愛いの。欲しい。なんていう車なのかしら。かえる値段だったら、絶対買ってしまう。ああ、夢に出そう。

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ソウ 2004,10,12

saw 原題:SAW
邦題:ソウ
時間:分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:アスミックエース
監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
製作:ピーター・ブロック 、ジェイソン・コンスタンティン 、ステイシー・テストロ
音楽:チャーリー・クロウザー 、ダニー・ローナー
出演:ケイリー・エルウィズ 、ダニー・グローヴァー 、モニカ・ポッター 、リー・ワネル 、トビン・ベル

驚いた。映画は相当観てるつもりだから、たいていの作品は予測がついて、その予測どおりにストーリーを監督が上手に観客を楽しませる技を駆使するのを「楽しんで」たり「下手さに辟易したり」するんだけど、ここまで虚をつかれた作品は珍しいわ。あらゆる伏線を超越した原初的な伏線が、ってネタバレしそう。だけど、これまで観た映画のラストのオチでは5本の指にはいるわ。お見事。アイデア一発だけじゃなくて、それをきちんと映像化できる若い監督も高く評価してあげたい、けど一発やさんじゃね。こういうの続けなきゃ。ブレアウィッチみたいになっちゃうと、それはそれで、大成功の過去を全否定してもマイナスが残っちゃうってことあるものね。でも、面白かった。

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グレン・ミラー物語 2004,10,10

gurenm 原題:
邦題:グレン・ミラー物語
時間:117分
公開:
製作年度:1954
製作国:アメリカ
配給:ユニバーサル
監督:アンソニー・マン
脚本:ヴァレンタイン・デイヴィス 、オスカー・ブロドニー
原作:
音楽:ジョセフ・ガーシェンソン 、ヘンリー・マンシーニ
製作:アーロン・ローゼンバーグ
出演:ジェームズ・スチュワート 、ジューン・アリソン 、ルイ・アームストロング 、ベン・ポラック

「スウィング・ガールズ」がヒットしてる。「シコふんじゃった」以来「ウォーターボーイズ」あたりまでの、ミスマッチ環境への巻き込まれ&本気になっちゃう物語。それはどうでもいいけど、テーマにしたスウィング・ビッグバンド・ジャズっていう音楽ジャンルをちょっと興味の対象にしちゃった。で、借りてみたのがこの映画。ほかにも「ベニー・グッドマン物語」や「五つの銅貨」とかを推薦されたけど、「スウィング・ガールズ」で演奏されてた曲がメインになってたのがこの作品。映画って出会いなんだなって思うけど、「スウィング・ガールズ」を観てなければ、知ってたけど死ぬまで観ない映画だったかもしれない。だいたいグレン・ミラーってよく知らない人だし、そんな人の伝記映画なんてね。おそらく50年代くらいのハリウッド映画の王道みたいな、愛と感動の物語で、すっかりクライマックスでは泣かされてしまった。貧乏だけど楽天的な(恋愛においても凄い楽天的っていうか勝手な男)トロンボーン奏者のグレン・ミラーがビッグバンドジャズを「発明」して、大成功&大金持ちになって、絶頂の時に戦死しちゃうっていう、泣ける要素たっぷりな物語。当時の本物のジャズ奏者が本名で出演してたり、リアルタイムで観たアメリカの観客にはたまらない映画だったんでしょうねって想像できる。古き良きアメリカ映画。シニカルさとか毒とか無い、職人の映画作家が、観客に感動っていう満足をきっちり「入場料分返す」作品に出来ている。こういう映画は重箱の隅つつくみたいな批判や突っ込みをしちゃいけないわよね。

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5x2 2004,10,8

5x2 原題:5x2
邦題:
時間:90分
公開:
製作年度:2004
製作国:仏
配給:GAGA
監督:Francois Ozon
脚本:Francois Ozon
原作:
音楽:Philippe Rombi
製作:Olivier Delbosc & Marc Missonnier
出演:Valeria Bruni-Tedeschi, Stephane Freiss, Francoise Fabian, Michael Lonsdale, Antoine Chappey, Geraldine Pailhas

とっても大人な映画。離婚当日から遡って5年間の出会い、結婚、出産等の人生の出来事を時間軸を逆転して描いている。今回は字幕がついたヴァージョン。オゾン監督の解釈の迷宮にさそわれてしまった。でも、すっごくいい映画。っていうか、考えさせられる映画かな。

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ヘルボーイ 2004,10,7

hellboy 原題:HELLBOY
邦題:ヘルボーイ
時間:122分
公開:2004/10/02
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ
原作:マイク・ミニョーラ
音楽:マルコ・ベルトラミ
製作:パトリック・J・パーマー
出演:ロン・パールマン 、ジョン・ハート 、セルマ・ブレア 、ルパート・エヴァンス 、カレル・ローデン

違う映画と勘違いしていた。ダークなヒーローのヘルボーイ君が片思いの灼熱少女に告白できないでドキドキしてたり、FBI捜査官とデートしているのをストーキングしながらヤキモキしたり。なんかトンデモな映画ね。で、ラスボスとの最大の見せ場になりそうなバトルも30秒くらいで手榴弾飲み込ませて、あっという間に片付けてしまうし。それまでに大量発生したザコキャラの悪魔犬たちのほうがよっぽど強かったわ。アメコミの映画化っていう前知識がなかったから驚いただけで、知ってたら、それなりに心構えしていたのにね。今年の4月にグアムのシネコンでブルーカラーっぽい人たちが殺到してる映画だったし、アメリカのボックスオフィスだと確か初登場1位でそれなりに当たったっていう知識だけあったから観にいったけど、アメリカ人ってば、ね。こういうのでも集まっちゃうんだから、アメリカ映画って浅いと極端に浅いのを臆面もなく作っちゃうのよ。

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レディ・ジョーカー 2004,10,6

ladyjoker 邦題:レディ・ジョーカー
時間:121分
公開:2004/11
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東映・日活
監督:平山秀幸
脚本:鄭義信
原作:高村薫
音楽:
製作:中村雅哉
出演:渡哲也 、徳重聡 、吉川晃司 、國村隼 、大杉漣

多分、自分が製作に加わってたら、映画にする前に原作者に謝って、映画化断念すると思う。それだけ、原作が凄いんだモノ。小説世界だけで、その重厚さやテーマの重さが完結していて、生半可な映像じゃたちうちできないと思うから。で、勇気ある制作者?それとも欲深い制作者は映画を作ってしまった。しかも、小説が持っている表層的な衣装だけを模倣してるだけ。奥底にあるテーマ性や犯罪へ結びつく動機の、小説ならば深く壮絶に語られている部分は力量不足で描ききれていない、安手のバラエティ番組の「C級のそっくりショー」にしか成りえてない。登場人物の誰のどこに感情移入してこの映画を読み解くべきなんだろうっていう疑問以前に、パーツとしての俳優たちが、どこまで映画を理解して登場人物になっているんだろうって根本的疑問しか残らない。かってにキレてる辰巳琢朗はもう悪い冗談にしか思えない。世の中には、どんなに映画制作意欲は沸く相手であっても、それを実現してはいけない「完成された小説」っていうのは存在するし、「レディ・ジョーカー」は極北にある作品のひとつだと思うわ。

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大統領の理髪師 2004,10,5

pbarbar 原題:The President's Barbar
邦題:大統領の理髪師
時間:116分
公開:2005/01
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:アルバトロス
監督:IM Chan-sang
脚本:IM Chan-sang
原作:
音楽:
製作:
出演:SONG Kang-ho、MOON So-ri、LEE Jae-eung

韓国映画って現代を舞台にしたドラマを作ると、時代背景が大きく影響を与えていくのかもしれない。その映画が舞台になっている時代背景がね。この映画は朴大統領の誕生から暗殺までの時代に翻弄された家族の物語。ソン・ガンホが凄くいい味を出しているの。でも物語は、韓国のこの時代の背景を知らないと、世界観に入りづらいかもしれない。時代を反映したクスグリになるようなネタが多分いっぱい詰まってるんだろうなって想像はできるけど、わからないもの。日本人には。しかもそんな時代さえ知らない小娘にはね。だから必然、映画そのものの娯楽性を判断しちゃう。となると、初監督な作品だけに、方に力はいりすぎ。さりげないユーモア(死語ね)を演出することが下手で、演出過剰になっている。脚本も書いているので、独りよがりなドラマ作りがココソコに見えて白けてしまう。って悪口言っててもしょうがないけど、ソン・ガンホ以外に褒めようがないんだもの。いったい誰に見せたかったの?って韓国じゃきっと観る人いたんだろうけど、日本のお客さんの顔が見えない。誰が見るんだろう、この映画。謎。

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大いなる休暇 2004,10,4

sdlwis 原題:Seducing Doctor Lewis
邦題:大いなる休暇
時間:108分
公開:
製作年度:2003
製作国:カナダ
配給:ハピネット
監督:Jean-Francois Pouliot
脚本:Ken Scott
原作:
音楽:Jean-Marie Benoit
製作:Luc Vandal
出演:Raymond Bouchard、David Boutin、Benoit Briere、Pierre Collin、Lucie Laurier、Bruno Blanchet

カナダ版ドクターコトーね。物語は判りやすいけど事件らしい事件もおきず、なんとなく始まってなんとなくプチハッピーエンドを迎える。NHKあたりのローカル放送局が枠を割り当てられて思わず製作してしまったドラマみたい。北米大陸にあるのに、どうしてこんなに違うのかしら。ハリウッドとカナダ。「みなさんさようなら」もそうだったけどね。エンタテイメントっていうものに対しての考え方のベクトルが180度ちがうのかもしれない。映画は佳作だけどヒットするタイプじゃないわよね。やっぱり。

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ガーフィールド 2004,10,4

garfield 原題:GARFIELD
邦題:ガーフィールド
時間:81分
公開:2004/10/01
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
監督:ピーター・ヒューイット
脚本:ジョエル・コーヘン 、アレック・ソコロウ
原作:ジム・デイヴィス[漫画家]
音楽:クリストフ・ベック
製作:ニール・A・マクリス 、ブライアン・マニス
出演:ビル・マーレイ 、ブレッキン・メイヤー 、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 、スティーヴン・トボロウスキー 、アラン・カミング

ネコが動くの。アニメみたいなネコ。で、その近所友達は本当の犬やネコたちで、口元だけCGで動かして「語らせて」いるの。ああ、不気味。同居するはめになる犬は、なぜか一言も喋らないし。ネコは多分オリジナルキャラのように、シニカルでエラソーで邪悪そうで可愛げはないし、最悪。映画の技術が進みすぎて、こんな映画っていうかCG作品が可能になってしまうから、やってはいけない原作も実写版にしてしまう、できてしまう。
多分、デビルマンとかキャシャーンもそうだけど、実写にすることが原作にとって不幸なことかもしれないって誰も考えないのかしら。チャレンジしがいがあるとは思うけど、それがその映画を「生かす」ことになるかっていうこととは別だと思うの。ああ、鉄人28号が怖い。そういえばAKIRAを実写にするかもって記事読んだ。いったいどうするのかしらっていうか映画はどこへ行ってしまうのかしら。

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アラモ 2004,9,28

aramo 原題:THE ALAMO
邦題:アラモ
時間:137分
公開:2004/09/25
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ブエナビスタ
監督:ジョン・リー・ハンコック
脚本:レスリー・ボーエム 、スティーヴン・ギャガン 、ジョン・リー・ハンコック
原作:
音楽:カーター・バーウェル
製作:トッド・ハロウェル 、フィリップ・ステュアー
出演:デニス・クエイド 、ビリー・ボブ・ソーントン 、ジェイソン・パトリック 、ジョルディ・モリャ 、パトリック・ウィルソン

その昔、ジョン・ウェインが自らアカデミー賞を獲りたいがためにデビー・クロケット役=ヒーローを演じるために巨額の道楽をした映画があって、そのリメイクっていう触れ込み。アラモなんか知らない。どーでもいい。多分、日本でいえば、桶狭間とかのローカルな歴史なんだろうけど、っていうと歴史の浅い「伝統コンプレックス」のアメリカ人に怒られちゃうかも。でも、所詮200年ちょっとの若い国だし。アラモの物語だって、江戸末期くらい?だもの。多分1836年ってね。で、多分登場する人物たちはアメリカ人にとっては西部開拓のヒーローたちなんだろうし、勧善懲悪な視点からメキシコ人は「敵」っていう一文字でくくってしまうんだもの。そんなの日本人にとっては知ったこっちゃないいわよね。まあ、アメリカでもそうだったみたいで、大コケしたってeiga.comでも読んだし、納得。大作風に作っているけど俳優もBクラスだし、テーマだって多分だれも真剣に推敲して構築してないって思う。やっぱり小手先な映画ってダメね。どこの国でも。

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隣のヒットマンズ 全弾発射 2004,9,27

tonarihitman 原題:THE WHOLE TEN YARDS
邦題:隣のヒットマンズ 全弾発射
時間:98分
公開:2004/09/21
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ハワード・ドイッチ
脚本:ジョージ・ギャロ
原作:
音楽:ジョン・デブニー
製作:デヴィッド・バーグスタイン 、オリヴァー・ヘングスト 、トレイシー・スタンリー 、アンドリュー・スティーヴンス
出演:ブルース・ウィリス 、マシュー・ペリー 、アマンダ・ピート 、ケヴィン・ポラック 、ナターシャ・ヘンストリッジ

無理やりに(2)を作ってしまいましたっていう映画。前作はサディスティックにいじめられる側とネジのはずれたヒットマンの絶妙な関係性が面白かったのに、今回は「まきこまれ系」の理不尽さ、不条理さが「当てるために計算してしまった」合理的な筋立てで、イヤ。笑わせるコメディっていう「形」から入った感じで、予定調和に壊れるのを「見せてあげる」っていう態度。かといってストーリーの本筋はともかく、こまかなネタがばらばらで自転車操業な感じ。笑いの。緊急ロードショーだかなんだか知らないけれど、どっちかというとドサクサまぎれに「公開」したアリバイを作ったにすぎないって思う。(1)はシュールで面白かったのにね。もったいないわ。

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茶の味 2004,9,23

chanoaji 邦題:茶の味
時間:143分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:日本
配給:クロックワークス
監督:石井克人
脚本:石井克人
原作:石井克人
音楽:リトルテンポ
製作:
出演:佐藤貴広 、坂野真弥 、浅野忠信 、手塚理美 、我修院達也

登場人物の関係性や背景が全然わからなくて、事前にある程度、知識を入れて見なければいけない映画。っていうか、石井監督信者ならそうするんだろうな。だから、そういう前知識を前提に「観客の予習に甘えて」作った傲慢な映画ていえる。どれほどの巨匠なのか知らないけど(「パーティ7」なんか最低だと思う)。じゃ、なんで観にいったのって、言われても「公開中の映画全部観ちゃった」から「パスし続けてたこの映画しかなかった」ていうのが本音。ああ、家でDVDでも借りて観てればよかった。時間の無駄。2時間半もね。でも「やっぱりダメなのね」っていう事を再確認するだけでもよかったかな。渋谷ライズの初回に行ったけど、終わって出るときはけっこう並んでるの。どこを騙されて観にくるんだろう。映像の不思議さなのか、石井作品を「意味不明だけど観ることがおしゃれ」だし、サブカルっぽいでしょって、頭よく見えるでしょ?って思ってるのかな。頭蓋骨に梅干がつまってるようなシブカル系な濁った瞳が配給炊き出しを待つみたいに階段に並んでいるの。ああ、不気味だった。わたしは誰かに見られたら恥ずかしいから初回にささっと逃げ隠れるように劇場に入ったのに。堂々と並ぶ羞恥心のなさ。こんな、たかが、石井作品にね。

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オーシャン・オブ・ファイヤー 2004,9,22

oceanogfire 原題:HIDALGO
邦題:オーシャン・オブ・ファイヤー
時間:137分
公開:2004/04/17
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:
監督:ジョー・ジョンストン 
脚本:ジョン・フスコ
原作:
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作:ケイシー・シルヴァー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、オマー・シャリフ、ズレイカ・ロビンソン、アダム・アレクシ=モール、ルイーズ・ロンバード、

どうも予告だと「大冒険スペクタクル」な雰囲気だったのに、実際にはB級アラブアクション。馬のレースにアラブの王子様やら盗賊やらが出没して、すったもんだ。あくどい美女キャラ英国貴族女性やらお姫様とのほのかな恋。要素としては王道(って何が?)のアラビアンチェースね。残念ながら、主人公の生き方やドラマがステレオタイプでとってつけたような背景。薄っぺらで主人公に全く感情移入もできない。だから「見世物」って意識で観たけど、それにしてもストーリーは一本調子。ヒダルコっていう原題にもなっている馬の表情だけはすごく良かった。タイトルになるくらいだから、馬が主人公の映画っていうことね。馬に仕切られてる乗り手のヒーローだもの。

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イン・ザ・カット 2004,9,22

inthecut 原題:IN THE CUT
邦題:イン・ザ・カット 
時間:119分
公開:2004/04/03
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:ジェーン・カンピオン 
脚本:スザンナ・ムーア、ジェーン・カンピオン
原作:スザンナ・ムーア
音楽:ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
製作:ニコール・キッドマン、ローリー・パーカー
出演:メグ・ライアン、マーク・ラファロ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ケヴィン・ベーコン、ニック・ダミチ、シャーリーフ・パグ

「赤」を執拗なまでに意識してカットカットに描いていく。っていう事が印象的。メグ・ライアンが41歳にして、これまでのキャリアを捨て去った体当たり官能演技って触れ込みなんだけど、時々うつる手の甲が、血管ういて50すぎのババアな手なのが気になって気になって。とはいえ、メグ・ライアンの「欲望」演技は、セックスに対して本能的に「我慢しきれないけど我慢しちゃってる」女を描くのが好きなのか、上手なのか、のカンピオン監督らしい演出で満点ね、グロテスクだけど。物語は連続殺人犯人を追うクライムサスペンスなのに「女の性」を描くのも大きなテーマにしてしまってるので、視点がボケボケになってしまってる。登場人物も、とってつけたように存在している人も多くて、本筋のサスペンスにからまないまま終わるの。どっちをテーマに観ればいいのか困っちゃう。宣伝だとカンピオンの描く官能映画で、ニコール・キッドマンがプロデュースで、メグ・ライアンが悶えて、って謳ってるから、多分そういう風に観る映画なのかな。ちょっと肩透かしになっちゃうけどね。

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新暗行御使 2004,9,21

angyo 原題:新暗行御使
邦題:新暗行御使
時間:94分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本・韓国
配給:クロックワーク
監督:志村錠児
脚本:志村錠児
原作:尹仁完
音楽:大谷幸
製作:
出演:

日韓合作アニメって触れ込み。多分そうなんだろうけど、だからこそ、ちぐはぐさが出すぎている。背景が雑だったり、CGが溶け込んでいなかったり、っていうあたりは我慢しても、キャラクターの顔がパート分けしてるらしく、いちいち違ってしまっている。作画のクオリティコントロールができなかったのね。日韓だもの。無理することはなかったのね。リトルリーグの少年をメジャーに参加させてしまって、バントひとつできないで失笑を買うって構図。申し訳ないけど、アニメの世界では韓国をリスペクトしすぎる必要はないって断言する。もうやめて欲しい。OLMってきちんとした作品が作れる会社なのに、こんなにストレスのかかる無駄な仕事をするのはもったいない。どうせ、全面的に開放してくれない韓国なんだから、へんな伏線になるって策略はやめて、堂々と頭を下げて買いに来る、教えを乞いに来るのに対応してればいいのにって思う。対等に扱ってあげる必要はないし、それだけの力が無い相手に「できる」って錯覚させるのも、ある意味では相手の不幸に繋がるもの。自力成長を暖かく「見るだけ」にしておけばいいのに。でも、そういう事を実証して確認するために存在する作品って考えれば、日本のアニメ界にとっては無駄じゃなかったかもね。それにしても、シナリオの拙さ、原作アレンジの拙さ、そして無理やりBOAを歌わせて、インターミッションみたいに無意味映像を流すだけのシーンの拙さ。原作の世界観はいいのに、生かせなかったのがもったいないわ。

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ラッツ 2004,9,20

rattu 原題:THE RATS
邦題:ラッツ
時間:94分
公開:
製作年度:2003
製作国:
配給:SPO
監督:ジョン・ラフィア
脚本:フランク・ディージー
原作:
音楽:エリア・クミラル
製作:ロバート・W・コート、デヴィッド・マッデン
出演:メッチェン・アミック、ヴィンセント・スパーノ、ショーン・マイケル・ハワード、デイヴィー・チェイス、デイヴィッド・ウォロス=フォンテーノ
エリサ・ムールチェリー

ネズミが一杯出てくるパニック系テレフィーチャー。貸してくれたんで時間つぶしで見たけど、見事に時間を浪費してしまったっていうか、どぶに捨てた94分。ある意味ぜいたく。

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i,ROBOT 2004,9,19

irobot 原題:i,ROBOT
邦題:アイ,ロボット
時間:115分
公開:2004/09/11
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
監督:アレックス・プロヤス
脚本:アキヴァ・ゴールズマン 、ジェフ・ヴィンター
原作:アイザック・アシモフ
音楽:マルコ・ベルトラミ
製作:ジェームズ・ラシター 、トニー・ロマーノ 、ミシェル・シェーン 、ウィル・スミス
出演:ウィル・スミス 、ブリジット・モイナハン 、ブルース・グリーンウッド 、チー・マクブライド 、アラン・テュディック

CGってすごい。見たことも無い映像っていうか、多分この技術がここまで発展するまでは、この映画は作ることができなかっただろうなっていう映画。ロボットがダンボールでつくられた着ぐるみじゃだめだものね。進化してきた映画技術のひとつの到達点じゃないかなって思う。LOTRやハリーもすごいけど、やっぱりSF映画は表現手段としては、使い勝手があるのね。アシモフの原作っていうけど、ロボット三原則の矛盾を狂った電子頭脳が打ち破るミステリになってるけど、このあたりは、手塚治虫の「火の鳥」にもあるし、使い古された古典なオチ。意外な真犯人ってね。そういう意味では、映画の面白さよりは映像の面白さを評価していきたいわ。

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ヴィレッジ 2004,9,16

thevillage 原題:THE VILLAGE
邦題:ヴィレッジ
時間:108分
公開:2004/09/11
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
原作:
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作:
出演:ブライス・ダラス・ハワード 、ホアキン・フェニックス 、エイドリアン・ブロディ 、ウィリアム・ハート 、シガーニー・ウィーヴァー

ここで不満を言うと「だから言ったじゃないの」って叱られそう。でも、気になって、騙されに行く、ナイト・シャマラン。途中で「そういうものかな」って想像したら、「そういうもの」だったんで、芸風は変わってなかったわねって、褒めてあげる。ビッグ・フィッシュの存在を知ってるのかしら、この監督。インド人はアーミッシュには興味が無いのかしら。トゥルーマン・ショーやプリズナーNo6は?っていうわけで、逆ジュラシック・パークっていうのが一番わかりやすいかも。思いっきりネタバレしちゃったけど。設定を思いついて、一気に映画にしちゃったんだろうなぁ。だって、矛盾だらけなんだもの。とにかく自給自足20年っていうの、不可能よね。

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ボウリング・フォー・コロンバイン 2004,9,16

bowlingforcolumbine 原題:Bowling for Columbine
邦題:ボウリング・フォー・コロンバイン
時間:120分
公開:2003
製作年度:2002
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:マイケル・ムーア
脚本:マイケル・ムーア
原作:
音楽:ジェフ・ギブス
製作:ウォルフラム・ティッチー
出演:マイケル・ムーア 、チャールトン・ヘストン 、マリリン・マンソン 、マット・ストーン 、ジョージ・W・ブッシュ

「華氏911」を見て、どんな芸風だったっけ、って久しぶりに確認兼ねて見た。華氏は汗をかいてない事が思いっきり判った。華氏の時は、ややダイエットの効果があるみたい、っていうことが判った。コロンバイン高校の大殺戮と銃規制の主張がテーマ。華氏よりはテーマ性が高い感じがした。明確なだけにね。こちらのほうがワイドショー系事件を取り上げてるから、身近な「正義感」でいいけど、華氏はニュースショーの反体制系な取材ビデオで政治ねたを描いてしまうから、ひとごとの「正義感」になってしまう。コロンバイン高校事件は「エレファント」っていう映画が活写してたし、ある意味では、この作品以上に問題点を「映画的手法」でフィクションとして浮き彫りにし易かったのかもしれないわね。

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テイキング・ライブス 2004,9,14

takinglives 原題:TAKING LIVES
邦題:テイキング・ライブス
時間:103分
公開:2004
製作年度:2004/09/11
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:D・J・カルーソー
脚本:ジョン・ボーケンキャンプ
原作:マイケル・パイ
音楽:フィリップ・グラス
製作:ブルース・バーマン 、デヴィッド・ハイマン 、ダナ・ゴールドバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー 、イーサン・ホーク 、キーファー・サザーランド 、ジーナ・ローランズ 、オリヴィエ・マルティネス

アンジェリーナ・ジョリーに遭遇してします。っていうか、トゥームレイダーのイメージが強すぎで鼻につくんで、パスするように注意しているのに、なぜか見る映画に出てくる。もっと注意しよう。で、この映画、予告編ずいぶん昔からやってなかったかしら。とっくに人知れず公開が終わってるって思ってたのに、やってなかったんだぁ、って感じ。エリートFBI捜査官がアンジェでイーサンが連続殺人鬼。逆じゃないの?キャラが。犯人が判明してから、やたらとダラダラと長いのは何故?ラストのオチまでにずいぶん時間経過があるの。映画的には十数分だけど。「ああ、終わった」って安心したら、それからが長くて、妊婦のアンジェとか、想像もできないくらいに、悪い冗談のようなシーンが続いていってしまう。雑貨店でベビー用のランプを買うシーンとか見せてどうするの?って、ツッコミがいもないから、どうでもいい。なんとも消化不良な映画だったわ。

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ブラスト! 2004,9,14

blast 邦題:ブラスト!
場所:有楽町

BUNKAMURAがフルでチケットが取れなかった。やっと国際フォーラムの3階席をゲット。というわけで、期待の塊になって行って、大満足の結果。9000円は安いって思う。想像以上にパフォーマンスが凄かったので、次の来日は絶対1階席をゲットして難聴の恐怖を味わいたいわ。

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グッバイ、レーニン! 2004,9,9

goodbyelenin 原題:GOOD BYE LENIN!
邦題:グッバイ、レーニン!
時間:121分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:ドイツ
配給:GAGA
監督:ヴォルフガング・ベッカー
脚本:ヴォルフガング・ベッカー 、ベルント・リヒテンベルグ
原作:
音楽:ヤン・ティルセン
製作:
出演:ダニエル・ブリュール 、カトリーン・ザース 、マリア・シモン 、チュルパン・ハマートヴァ 、フロリアン・ルーカス

見逃したんでわざわざ飯田橋ギンレイという名画座へ。名画座って久しぶりだったけど、こんなに混むのね。満席。2本立てでお得だもの。出るときも劇場前は長蛇の列だったし、びっくり。それはさておき、映画は想像以上に面白かった。っていうより、ラストに映画が実はものすごくシニカルに逆説をプロパガンダしてるって正体が明らかにされて、感動させられてしまった。本当は別の、もっと母息子のベタな感動ものかと思ったのに。世界は何が幸せだったのかっていう壮大なテーマ。東ドイツってなんだたんだろう。1960年代の東西ドイツはスパイ映画の定番舞台だったけど、多分そのころの映画は西側からの「悪の枢軸・東ドイツ」というステレオタイプな冷血殺人鬼イメージしか自由圏では与えられていなかったって思うし、ってそんな時代はリアルタイムじゃ知らないけど。でもこの映画が描いている社会主義国ドイツは、どこにでもある普通の世界。そして、その世界が崩壊することが「西側の勝利」であったか、っていう回答は間違っているかもしれないっていうカーテンの裏側の模様を、この映画は見せてくれたと思う。そういう意味ではもっと慎重に語られるべき映画かもしれないし、たんなる青春コメディファミリー感動映画っていう単純なカテゴリに入れるべきじゃないと思う。この映画は十分政治的だし、人間が生きる価値観の多様性と、幸福のベクトルの多様性を考えさせる挑発をするプロパガンダ映画とも言えるわ。崩壊した東ドイツがまだ存在していると母親に思わせるためのすったもんだが、そのうち理想とする国家が、自分が母親に見せている虚構の「西ドイツが崩壊して東ドイツに統合される」パラレルワールドへ変貌していく過程が「狂っているのは檻の向こう側かこっち側か」っていう眩暈をおこさせる「まぼろしの市街戦」と同様にメビウスの輪のようなパラドックスにはめていく。

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ぼくは怖くない 2004,9,9

inonhopaura 原題:IO NON HO PAURA
邦題:ぼくは怖くない
時間:109分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:イタリア
配給:アルバトロス
監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
脚本:ニコロ・アンマニーティ 、フランチェスカ・マルチャーノ
原作:ニコロ・アンマニーティ
音楽:エツィオ・ボッソ
製作:
出演:ジョゼッペ・クリスティアーノ 、マッティーア・ディ・ピエッロ 、アイタナ・サンチェス=ギヨン 、ディーノ・アッブレーシャ 、ディエゴ・アバタントゥオーノ

飯田橋ギンレイで「グッバイ、レーニン!」と2本立て。子供が穴の中にいる。だんだんその真相が明らかになっていくけど、主人公の少年は観客ほど早く気づくことはない。で、そのうち追いついて、最後は観客の「思い」を追い抜いていく行動へ。舞台は観客と同じ時間で進むけど、事件の真相は少年の目と少年の持つ情報のスピードで進む。この時間差が作品の「ウリ」になってると思う。とはいえ、村中が共犯の誘拐事件っていうのもすごい発想だけど、こんなさびれた村が存在するっていうほうが凄い。地平線のかなたまで続く麦畑の風景も美しい。誘拐された少年は天使のような存在感を持つ超善な存在。ああ、イタリア!。カソリックの王国。誰が何をどのように象徴しているのかしら。多分、キリスト教的な解釈をしていける作品かもしれない。もっと知識があれば、分析力があれば、ここで描かれている映画の物語以上のものを読み取れるのかもしれない。そういう意味で言えば、本来、この映画の持つテーマの半分以上を受けてとめていないんじゃないのかしら。誰か、宗教的側面でこの映画の暗号を読み解いて欲しい。そして教えて。

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誰も知らない 2004,9,6

daresira 邦題:誰も知らない
時間:141分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:シネカノン
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原作:
音楽:ゴンチチ
製作:
出演:柳楽優弥 、北浦愛 、木村飛影 、清水萌々子 、韓英恵

いい映画かどうかって言えば、いい映画の部類にはいるんだけど、ヒットする映画かどうかって言えば、人知れず公開されて終わるタイプの映画ね。柳楽君がカンヌであんなことにならなければ、順当な興行で終わってしまっただろうに。不器用をナチュラルな演技に見せかける是枝監督の上級な手口で存在感を印象付けられた結果なのね。劇場はシルバー世代の女性だらけ。孫のような柳楽君の顔を観にきたんでしょうね。地味に淡々と描かれる壊れていく日常を、静かに見つめ続けるカメラが映画のすべて。そして役者たちはカメラが存在しないかのように生きている。フィルムの中で。そういう意味では熱くないっていうより、体温が低い映画。でも、このヒットは奇跡ね。

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LOVERS 2004,9,6

lovers 原題:LOVERS
邦題:LOVERS
時間:120分
公開:2004/08
製作年度:2004
製作国:中国
配給:
監督:チャン・イーモウ
脚本:チャン・イーモウ 、リー・フェン 、ワン・ビン
原作:
音楽:梅林茂
製作:チャン・ウェイピン
出演:金城武 、チャン・ツィイー 、アンディ・ラウ 、ソン・タンタン

チャン・ツィイーが最初の20分くらいすごく可愛い。それだけの映画。「謀」という文字がPRのメインテーマだったけど、最低につまらない映画を面白そうに宣伝する「謀」だったのね。騙された。チャン・イーモウがダメになっていく、っていうか、大作が彼をダメにしているの。バトルシーンはすごいから、それだけをお楽しみにねっていうくらいかな。でも雪の中で戦うの好きね。中国映画って。

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草の乱 2004,9,6

kusanoran 邦題:草の乱
時間:118分
公開:2004/09/04
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
監督:神山征二郎
脚本:加藤伸代
原作:
音楽:Deep Forest
製作:
出演:緒形直人 、藤谷美紀 、杉本哲太 、田中実 、安藤一夫

掘り出し物かもって期待したけど、クズだった。埼玉県人の集会のようになったスバル座。中途半端な時間を狙って空いているだろうなって思ったのに、満席立ち見。しかもその前の回も満席だったみたいで、ロビーは大混乱長蛇。しかも埼玉県人率99%くらい。地元ボランティアでエキストラしたり出資したりしたので関係者がものすごく多いみたい。で、彼らがみんな観にきてるんだから、それは迫力。劇場中知り合いだらけって感じ。秩父事件っていう歴史の授業でも30秒くらいしか語られない自由民権運動暴動事件を首謀者側から描いたって言われても、事件そのものに思い入れがないからちんぷんかんぷんだった。なかなか、掘り出し物映画ってないのね。もう、無茶するのやめよう。時間とお金を損したってキッパリいえる。埼玉県人の友達とかに聞けば招待券くらいもらえたかも。残念ながら、わたしにはそんな田舎モノの友達がいない。映画のチケットくらいで埼玉県人と友達になるのも嫌。

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華氏911 2004,9,2

kasi911 原題:Fahrenheit 9/11
邦題:華氏911
時間:112分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:GAGA/日本ヘラルド
監督:マイケル・ムーア
脚本:マイケル・ムーア
原作:
音楽:
製作:
出演:マイケル・ムーア、ジョージ・W・ブッシュ

話題をさらった映画。義務のように観たけど、ちょっと焦点が複数あるみたいで、とりとめのない映画になっていたみたい。まあ、ブッシュ大統領を貶めることを目的としてるのだろうし、そういう意図の編集がされてるけど、同時にビジネス的効果を狙ったのかしらっていうレベルのゴシップ記事っぽい「安さ」がプンプン臭う。したたかにリベラルぶって、自由主義な風を起こしてるっていう姿勢での映画制作を意図してるみたいだけど、その臭いは腐臭かもしれない。ムーアが正義の味方、サイレントマジョリティの代弁者としての立ち回りが、しっかり極私的な利益へ直結してるってことが、胡散臭い。騙されている観客を眺めながら、指先はドル札を勘定してる姿が想像される。

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MODIGLIAN 2004,8,31

modigliani 原題:MODIGLIAN
邦題:
時間:126分
公開:2005
製作年度:2004
製作国:
配給:
監督:
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:アンディ・ガルシア

3度目の鑑賞にして初めて日本語字幕がついたバージョンになった。アートグランプリのシーンでは3回とも泣いた。この映画のガルシアは本当に素敵。かっこいいっていう意味じゃなくて、いい役柄に一所懸命取り組んで楽しんで演じているっていう「役者冥利」な状況にある、のった仕事してる男の人のかっこよさを感じる。ちょっとフェチかしら。ユトリロがチンピラっぽいとこが面白いし、コクトーはコクトーって感じに仕上がってる。ルノアールも巨匠っぽい演じられ方だし、ピカソは本当にピカソね。多分ガルシアのモジリアニだけが、ガルシアっぽいモジリアニになっているっていう意味では、映画的にはいけないのかもしれないけど、個人的には、「モジリアニを楽しそうに演じているガルシア」が演じるモジリアニもいい味出していたと評価したい。ちょっと屈折してるかしら。

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超酔拳 2004,8,29

suiken 原題:DRUNKEN MONKEY
邦題:超酔拳
時間:98分
公開:未公開
製作年度:2003
製作国:香港
配給:
監督:ラウ・カーリョン
脚本:
原作:
音楽:トミー・ワイ
製作:リー・パク・リン、ワン・パク・ナム
出演:リュー・チャーフィー、ラウ・カーリョン、ウー・ジン

まあ、こういう映画のファンもいるのかな、っていう程度の映画。カンフーものなら無批判で反射神経的に手が伸びる皆さん用でしょうね。猿拳だもの。初期のジャッキー映画のような、ついていけない「ギャグ」満載だから、懐古的な気分になれるかも。最近の作品なのに。もはやカンフー映画としての伝統芸能技を見せていただいたっていう感じね。

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CABAROTICA 2004,8,28

cabarotica 邦題:CABAROTICA
時間:40+40分
公開:2004
演出:
脚本:
原作:
音楽:
製作:キュピキュピ・石橋義正・江村耕市・木村真束
出演:分島麻実、ゴールデンYOSHIKO、パラノイア・ダンサーズ、フィッシュヘッド
会場:青山スパイラルホール

サイコーに楽しかった。夢見るシャンソン人形、天城越イェー!、は最高でした。フィッシュヘッドの猛烈な汗も感動もの。ゴールデンYOSHIKOの乱舞もゴージャス。てなことで、珍しいものを見せていただきました。

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FINDING NEVERLAND 2004,8,27

neverland 原題:FINDING NEVERLAND
邦題:
時間:100分
公開:
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:東芝ENT/Miramax
監督:Marc Forster
脚本:David Magee
原作:
音楽:
製作:
出演:Johnny Depp, Dustin Hoffman, Julie Christie, Kate Winslet, Radha Mitchell, Freddie Highmore

ピーターパンの原作者が未亡人とその子供たちとの交流からピーターパンの物語が出来上がっていったというストーリー。もうひとつドラマとしての盛り上がりがない。平凡なでき。ジョニー・デップがこの役柄では違和感があったかも。とはいえ、ふつーのテレビフィーチャードラマみたいな軽さがあるんで、映画としての高揚感がなかったの。残念ね。題材はいいと思ったのに。

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デビルマン 2004,8,25

devilman 邦題:デビルマン
時間:116分
公開:2004/10/6
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東映
監督:那須博之
脚本:那須真知子
原作:永井豪
音楽:
製作:泊懋
出演:伊崎央登 、伊崎右典 、酒井彩名 、渋谷飛鳥 、宇崎竜童

ああ、どうしてこんなのが出来てしまったの?夏前の公開予定が10月に延びて、いろいろ手直ししてるって聞いてたけど。無理かも。直しきれてないっていうか、土台が間違っているからどんなにリフォームしても住めない家って感じ。ほんとなら全部壊して更地にして建て直すべきかもしれないわ。いまなぜデビルマン?っていう前提はともかく、映画として、どうしてこれほどツマラナイものできるのか疑問。テレビシリーズのヒーロー実写ものの子供だまし系劇場版のほうが、まだ真っ当かも。誉めどころが皆無。監督がわるいのか。多分そうね。

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釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない !? 2004,8,23

turibaka15 邦題:釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない !?
時間:107分
公開:2004/08/21
製作年度:2004
製作国:日本
配給:松竹
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次 、朝間義隆
原作:やまざき十三 、北見けんいち
音楽:信田かずお
製作:
出演:西田敏行 、三國連太郎 、浅田美代子 、江角マキコ 、筧利夫

三國さんが高齢で、船に乗るのがきついって、来年の「釣りバカ」は無くなるらしいって噂。だからかどうか知らないけど、今回の作品はやりたい放題みたい。小津の「麦秋」へのオマージュのようなストーリーが主軸でハマちゃんが都合よく狂言回しになってる。そういう意味では15作品も続くとメインキャラは主題からはずれるようになってくるのね。大物ゲストの物語が「釣りバカ」の世界観で展開されていくの。普通なら、収束してハマちゃんが大きな仕事を鈴木建設の為にゲットするっていうオチとかが用意されるはずなのにね。今回はゲストたちの恋物語の成就で完結。本当にこの作品がラストなら、もうちょっと「まとめ」な感じに仕上げると思うけど、そういう意味では来年も続いていく期待もちょっぴりある。って私の映画鑑賞のプライオリティではかなり低いとこにあるシリーズではあるけどね。

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バイオハザード II アポカリプス 2004,8,20

bihaza2 原題:RESIDENT EVIL: APOCALYPSE
邦題:バイオハザード II アポカリプス
時間:91分
公開:2004/09/11
製作年度:2004
製作国:米
配給:SPE
監督:アレクサンダー・ウィット
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
原作:
音楽:ジェフ・ダナ
製作:ベルント・アイヒンガー 、サミュエル・ハディダ 、ヴィクター・ハディダ 、ロバート・クルツァー
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ 、シエンナ・ギロリー 、エリック・メビウス 、ジャレッド・ハリス 、オデッド・フェール

パート3をつくるぞっていう意気込み。ラストにきっちり見せてもらいました。儲かればいいんだものね、きっと。映画って。ゾンビが襲って、バリバリ撃ち殺すっていうテレビゲームの画面が実写になっただけっていう作品だし。あ、でもゲームセンターで90分コンティニュしたら1800円くらいは使うかも。ということで、ゲーム並みなコストパフォーマンスはあるんだ。そんなら、ゲーム好きな人は行けば?コントローラーで指を痛めないし、ぼんやりと殺戮を眺めてればいいんだもの。頭を使わなきゃいけないストーリーっていうかドラマは全然ってほど無いし。

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ディープ・ブルー 2004,8,20

deepblue 原題:DEEP BLUE
邦題:ディープ・ブルー
時間:91分
公開:2004/07/17
製作年度:2003
製作国:英・独
配給:東北新社
監督:アラステア・フォザーギル 、アンディ・バイヤット
脚本:
原作:
音楽:ジョージ・フェントン
製作:
出演:

評判がいいから見に行った。2回くらいクラクラって気を失いそうになったけど、見ごたえはあった。冒頭のアホウドリが海中に飛び込んで魚をサメと奪い合って食べるシーン、ラストでも使ってたけど迫力あった。あとアザラシを跳ね上げていたぶるシャチ。深海のダイオードを体に埋めたような奇妙に発光するクラゲやイカ。面白かったけど、DVDを買おうとまでは思わなかった分だけ「わたりどり」には負けてるかも。あ、深海のシーンはきっとCGじゃないかな。それとも2台の深海艇を使ったのかしら。謎。

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笑の大学 2004,8,19

warainodaigaku 邦題:笑の大学
時間:121分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:星護
脚本:三谷幸喜
原作:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
製作:
出演:役所広司 、稲垣吾郎

星監督が映画化を辞退し続けたっていうけど、そうね。難しいわね。密室の二人劇を映画にするなんて。稲垣吾郎がミスキャストかどうかっていうことは別にして、役所広司とマッチしてたかっていうと、してない。だから、稲垣吾郎を「主」とすると役所広司はミスキャストだし、でもそうなると映画は違うベクトルを持ってしまいそう。三谷演劇を稲垣吾郎と、例えば舞の海がやるような、安いパロディコント。ちょっとシュールだけど。となると、役所にはスイングする相手を吟味してあげたかった。そのほうが映画としては面白くなりそうだもの。仮にもアカデミー賞の常連役者の役所の芝居によつに組めるだけの存在感やら演技力やらが必要よね。ああ、でも悲しいかな、こういう映画で、稲垣吾郎って日本アカデミー賞とかにノミネートされちゃうのかな。政治的っていうか、映画の三谷脚本ブランドとか回りのスタッフの高値な感じや役所の熱演による高級映画ってイメージの付加価値で。あたしは認めない。そんなの。

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ボン・ヴォヤージュ 2004,8,18

bonboyage2 原題:Bon Voyage
邦題:ボン・ボヤージュ
時間:114分
公開:2004
製作年度:2002年
製作国:フランス
配給:アスミック・エース
監督:ジャン=ポール・ラプノー
脚本:パトリック・モディアーノ
製作:ローラン・ペタン、ミシェル・ペタン
出演:イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニ・ルドワイヤン、イヴァン・アタル、グレゴリ・デランジェル、ピーター・コヨーテ

イザベル・アジャーニは妖怪。公称1955年生まれというから、けっこうな年令になっているはずなのに、この異様な若さはなんだろう。小説家志望の青年のマドンナ役が完璧にできている。それなりのスター女優の役柄だけど、映画内の設定だと、絶対実年令からは20年ちかく離れているのでは。イザベルに驚いていてばかりいられないんで、映画。この映画も妖怪。21世紀になっても、なんでこんな60年代風なディレクションの映画を作ってしまうのだろう。で、それがまた新鮮で、アップテンポな最近の映画へのアンチテーゼになってる。「エデンの彼方へ」もそうだったけど、古風なクラシックなオーソドックスな、スピード感主義を排除した、ドラマを魅せる映画作りって、流行?ごく一部の作り手の間で。フランス陥落の第二次世界大戦の時代を舞台にした、基本は恋愛ドラマだけど、レジスタンスの誕生やドゴール政権の亡命や、踊る会議の崩壊前夜のフランス議会や、ついでにちょっぴりユダヤ人問題やら、アメリカの核開発の秘話やら、想像というか、要素がたっぷりつまって最高。視点がいっぱいあって、それは観客にゆだねられて、どこでも好きに解釈して楽しんでねっていうフルコース。沢山いる重要キャラクターのそれぞれが、それぞれに関わりあって、その整理(脚本的にも監督演出的にも)が大変そうなのに、なんとか崩壊しないで映画を仕上げている。多分、列車内の尼僧のシーンはラストあたりでオチになるように作られていたのだろうけど、観た作品では多分エピソードはカットされていると思う。2時間以内に納めるためかな。DVDとかでディレクターズカットが出れば、列車内のエピソードは復活するかもしれないな。絶賛する映画じゃないけど、あんまり期待しないで観にいって、意外と掘り出し物でうれしくなってしまうタイプの映画ね。気になるのは、主人公の小説を読んでた老人の正体。あれだけネタ風に老人が読んでいるシーンを出していながら、小説原稿についての決着がついていないのが心残り。
(2003/12/2初見)

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5x2 2004,8,17

5x2 原題:5x2
邦題:
時間:90分
公開:
製作年度:2004
製作国:仏
配給:GAGA
監督:Francois Ozon
脚本:Francois Ozon
原作:
音楽:Philippe Rombi
製作:Olivier Delbosc & Marc Missonnier
出演:Valeria Bruni-Tedeschi, Stephane Freiss, Francoise Fabian, Michael Lonsdale, Antoine Chappey, Geraldine Pailhas

とっても大人な映画。離婚当日から遡って5年間の出会い、結婚、出産等の人生の出来事を時間軸を逆転して描いている。字幕もないから深いところまでのドラマが理解できないのが残念。フランス語はやっぱり聞き取れない。中ほどに、物語の軸になる出来事があって、その次のブロックで、オチになるような出来事があって、オゾン監督の術中に嵌ってしまった。多分。クロード・ルルーシュっぽいテイストの映画に仕上がってる。70年代フランス映画のオーソドックスタイプを再現してるのかな。普遍だと思われた「愛」がどんなに「錯覚と気持ちのすれ違い」によって構築されてしまっているのか、って事が時系列を逆転することで強調されていく。これって、思いついたもの勝ちね。このタイプのドラマ語りをした映画って他にあったのかしら。教えて欲しい。

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Resurrection of the Little Match Girl 2004,8,15

resurrection 原題:Resurrection of the Little Match Girl
邦題:
時間:119分
公開:2004/11
製作年度:2002
製作国:韓国
配給:SPO
監督:JANG Sun-woo
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:IM Eun-kyung、KIM Hyun-sung、KIM Jin-pyo、JIN Sing

現実世界とネットゲーム世界が融合した世界観で、そっち系の観客には受けるかもしれない。萌えタイプの「マッチ売りの少女」の愛を勝ち取って、予定通り死なせて行くという設定のゲームに迷い込んだ主人公と、バグに侵された「マッチ売りの少女」の逃避行が主軸。登場人物はログインしたプレーヤーで、バーチャルな世界という設定の街中で銃撃戦を繰り広げる。それぞれのキャラクターはプレーヤーを反映した個性付けをされているけど、やっぱりこの世界観に入りきれないと難しい映画だと思う。役割についても、ネットロールプレイングのシステムをある程度知識として持っていないと「意味不明」であったりするし、システムの管理者の介入という絶対的神な存在の「意味」が判らなくなると思う。そんなこんなな「ゲームのディープなマニアが映画を作ってしまいました」という「思い付き=自己完結」な、特殊排除型な映画。しかもかなりの製作費をかけてるっぽく、派手な破壊系アクションも満載だし、ヒロインの少女がマシンガンを乱射して無差別殺人していくあたりは爽快。ともあれ、プレーヤーが追い求めるヒロイン役のイムちゃんは可愛い。ゲーム、アニオタな皆さんには、この映画で日本市場価値が高まるタイプのアイドル役者になるって思う。2002年の映画だけどね。2004年公開の「人形師」でも、けっこうエッジな役柄なんで、そういう意味ではオタ系カリスマ女優になって日本でも大ブレイクな予感

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劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!! 2004,8,13

naruto2004 邦題:劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
時間:85分
公開:2004/08/14
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:岡村天斎
脚本:隅沢克之
原作:岸本斉史
音楽:
製作:
出演:竹内順子 、杉山紀彰 、中村千絵 、井上和彦

8/2に続き2回目

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サンダーバード 2004,8,12

tbirds 原題:THUNDERBIRDS
邦題:サンダーバード
時間:95分
公開:2004/08/07
製作年度:2004
製作国:米
配給:UIP
監督:ジョナサン・フレイクス
脚本:マイケル・マッカラーズ 、ウィリアム・オズボーン
原作:
音楽:ハンス・ジマー
製作:ライザ・チェイシン 、デブラ・ヘイワード
出演:ビル・パクストン 、アンソニー・エドワーズ 、ソフィア・マイルズ 、ベン・キングズレー 、ブラディ・コーベット

「スパイキッズ」と「ホームアローン」を「サンダーバード」秘密基地で展開するっていうファミリー映画。サンダーバードが全然活躍しなくて、隊員は全員、宇宙の5号の中で失神してるだけ。子供3人が基地を占領した「悪玉」と戦って、最後に勝利っていう物語。ペネロープがゴージャスで「キューティ・ブロンド」な雰囲気でいい感じ。でも21世紀にあのファッションと趣味だと違うわよね。時代考証っていうか、さまざまな科学的設定っていうか風俗的設定が混在していて変。違和感。そういうのでも子供たちは納得しちゃうのかな。

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エイプリルの七面鳥 2004,8,11

piecesofapril 原題:PIECES OF APRIL
邦題:エイプリルの七面鳥
時間:90分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:米
配給:GAGA
監督:ピーター・ヘッジズ
脚本:ピーター・ヘッジズ
原作:
音楽:ステファン・メリット
製作:キャロライン・カプラン 、ジョナサン・セリング 、ジョン・スロス
出演:ケイティ・ホームズ 、パトリシア・クラークソン 、オリヴァー・プラット 、デレク・ルーク 、ショーン・ヘイズ

母娘の再生の物語。なんとも切ない。中流家庭から居場所を無くしてドロップアウトしたエイプリルの「懸命」さが可愛い。トイレで少女が母親に叱られているのを目撃して、娘への「愛情」を確信してからのドラマの高揚感は小品なのに激しい。試写室内の涙腺を思いっきり捩じ切ってしまった。それぞれの家族や恋人やアパートの住民たちの存在=ポジションが、この映画を構成するのに完全に必要十分で無駄のない配置になっていて黄金比みたいに心地良いの。

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80デイズ 2004,8,11

80days 原題:Around the World in 80 Days
邦題:80デイズ
時間:128分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:米
配給:日本ヘラルド
監督:フランク・コラチ
脚本:マイケル・D・ウェイス 、デヴィッド・ベヌロ 、デヴィッド・ゴールドスタイン
原作:ジュール・ヴェルヌ
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
製作:フィリス・アリア 、ウィリー・チャン 、ソロン・ソ
出演:ジャッキー・チェン 、スティーヴ・クーガン 、セシル・ドゥ・フランス 、ジム・ブロードベント 、キャシー・ベイツ

ファミリー映画として頑張ったと思うけど、やっぱり今更。地球が広い時代ならともかく、HDテレビなんかがある時代に世界旅行映画を作っても誰も「見世物」としての鑑賞モチベーションを持てないと思う。原作があるから変えようもないけど、日付変更線オチも悲しい。大作でもなく、ウリはシュワちゃんだけ。それも最悪の役柄で、2時間拘束されるから、無理でも「楽しむ」事をしないともったいないから、一応笑ってあげるっていう、めちゃくちゃハードルを低くしての「笑い場」。このまま引退したら、最後の作品が「80デイズ」だと可哀相かも。ジャッキーのアクションも見ものっていう映画なんだろうけど「お約束」なとって付け方。50歳ちかいジャッキーがちょっと哀れ。「メダリオン」の方が荒唐無稽なジャッキー映画だった。

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ツイステッド 2004,8,10

twisted 原題:TWISTED
邦題:ツイステッド
時間:96分
公開:2004/10
製作年度:2004
製作国:米・独
配給:アスミックエース
監督:フィリップ・カウフマン
脚本:サラ・ソープ
原作:
音楽:マーク・アイシャム
製作:スティーヴン・ブラウン 、マイケル・フリン 、ロビン・マイシンガー
出演:アシュレイ・ジャッド 、サミュエル・L・ジャクソン 、アンディ・ガルシア 、デヴィッド・ストラザーン 、ラッセル・ウォン

アンディ・ガルシアは好きなんだけど、この映画ではちょっとユルイ。なんか太ってるしね。輪郭が茫洋としてる感じ。物語は自分が寝た男性が連続で殺されていく事に「私って犯人?」って悩む女性捜査官をアシュレイ・ジャッド。同僚にアンディ。ツイストってどんでん返しって意味なんだろうけど「ご苦労様」っていうレベル。観客の想像力を舐めてるとしか思えないレベルだけど、テレビの映画劇場あたりで放送する分にはいいんじゃない?ちょっとだけ平均点を超えられたB級映画ってことで納得ね。あ、でも平日よりレディスディに行ったほうが「損した気分」にはならないからご注意。定価じゃ買いたくないタイプの映画ね。

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モナリザ・スマイル 2004,8,10

monariza 原題:monalisa smile
邦題:モナリザ・スマイル
時間:120分
公開:2004/08/07
製作年度:2003
製作国:米
配給:UIP
監督:マイク・ニューウェル
脚本:ローレンス・コナー 、マーク・ローゼンタール
原作:
音楽:レイチェル・ポートマン
製作:ジョー・ロス
出演:ジュリア・ロバーツ 、キルステン・ダンスト 、ジュリア・スタイルズ 、マギー・ギレンホール 、ジニファー・グッドウィン

1950年代の名門女子大学を舞台にした「教師もの」。女性教師がテーマだからちょっと珍しいかも。ジュリア・ロバーツ頑張ってたけどね。生徒や同僚たちが50年代をきっちり演じてるんだけどジュリアだけは70年代っぽい雰囲気で浮いてる。まあ、リベラルな先進的教育っていうか自立女性思想な役どころだからそうなるのかな。でも恐ろしいほどの時代考証っていうか、あたりまえだけど、中産階級の白人しか登場しない。黒人やアジア人が一切出てこない。ユダヤ系は差別されてるし。もちろん時代背景は公民権とかが叫ばれる遥か昔なんでしょうがないけど。いまどきのアメリカ映画ではありえないくらいに白人しか存在しないアメリカを描いてる。カラードは「市民」としての存在権が無かったんだろうって思う。ここで描かれているアメリカが本当に50年代のアメリカだったんだってね。凄いことだわ。タバコも吸いまくるし、なんか、穿って考えれば、制作者たちえは「古き良きアメリカ=現在は存在を許されない人種&貧富差別的で、しかもタバコ自由なアメリカ」に対しての憧憬を「映画制作」という大義名分で「実体験」したかったのかも、って思ってしまう。本筋にある女性ドラマはしっかりとテーマもあるし、考えさせられる啓蒙性もあるんだけど、本質的に懐疑論者な私は、やっぱり合法的にアメリカが捨ててきた「悪?」を懐古してるとしか思えないの。

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The Doll Master 2004,8,4

dollmaster 原題:The Doll Master
邦題:
時間:89分
公開:2004/07/30(KOREA)
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:
監督:JUNG Yong-gi
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:任恩敬 (IM Eun-kyung)、金有美 (KIM You-mi)、千虎珍 (CHUN Ho-jin)、OK Ji-young、KIM Bo-young、LEE Ka-young、IM Hyung-joon、SHIM Hyung-tak

Jホラーが清水崇の「呪怨」あたりから、さまざまな「脅しの方程式」を創造してきたんだけど、そのあたりのテクを見事にパクってKホラーとしてブランド化。韓国映画界はホラーの分野でも国際マーケットでJホラーを凌駕しつつあるらしい。そんな映画の典型みたいな作品。カンヌ映画祭でポスターを見て気になって聞いたら「秋の釜山にはできてるよ」って答えだった。ところが7月30日に韓国で公開って聞いたので、観にいった。「人形師」って漢字題名ね。で、内容は人形が恨みを晴らすんで人を殺しまくるって、ベタな恐怖怨霊映画。AVが「絡み」を見せるためにテキトーにストーリーを作ってドラマの体裁を整えるのに近いくらいに、物語は単純明快。それよりも、そのドラマの流れに何回観客を絶叫させられるかっていう「脅しどころ」をきちんと、あたかもノルマがあるかのように置いていく。で、その絶叫させるテクがJホラーからの戴き物ってわけね。来るぞって思わせての肩透かし、来るぞって思わせてのお約束どおり、来るぞって思わせても想像を絶する来させ方。まあ、様々な手口で場内は絶叫の嵐だった。しかも23時すぎから夜中1時終演っていう回なのに場内満席。さらにその次の回も予約で一杯っていうのだから、いくら便利なシネコンだからって、韓国の映画観客ってすごい。シルミドが1千万人以上動員しちゃうっていうの、よく理解できるわ。まあ、この映画はアート系じゃないし、ホラー映画っていうウリからみて、大きなチェーンでは出てこないでしょうね。日本に輸入されるかしら。けっこー雰囲気はいいんだけど。あと、人形役だった任恩敬が凄く可愛かった。もう人間離れした黒目の大きさでウルウルしてる姿は抱きしめたくなっちゃうくらい。アイフルのチワワの目を持った少女ね。来日してくれないかな、彼女を生で見てみたい。っていうか、あの瞳を拝んでみたい。

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劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!! 2004,8,2

naruto2004 邦題:劇場版 NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
時間:85分
公開:2004/08/14
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:岡村天斎
脚本:隅沢克之
原作:岸本斉史
音楽:
製作:
出演:竹内順子 、杉山紀彰 、中村千絵 、井上和彦

短編はいらなかったかも。キャラが「ギャグ」向きじゃないし、ボケ方がマニアックで、かなりのキャラスキルが必要っぽい。どうせなら、ベタな動きオチのギャグ中心にして、キャラの特技ギャグを排除しておけばいいのに。それに絵もSD系にしなきゃね。さて、長編はというと、これが良くできてる。ストーリーも前半はちょっと冗漫かなって思うところもあるけど、見せ場やチェイスもほどよいタイミングでダレることなくきちんと配してある。テーマもしつこいくらいに判り易いし、クライマックスからエンディングは宮崎アニメな爽快感さえ漂ってしまう。初弾としては、右往左往した「迷い」が無く、ストーリーアニメの王道を行ってるって断言できる。テレビアニメの映画化っていう、お子様御用達じゃなくて、もっと広い「一般観客」にも耐えうるクオリティになってるわ。お見事。

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マッハ!!!!!! 2004,7,30

mach 原題:Ong-Gak
邦題:マッハ!!!!!!
時間:108分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:タイ
配給:GAGA
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本:スパチャイ・シティアンポーンパン
原作:
音楽:
製作:ソムサック・デーチャラタナプラスート
出演:トニー・ジャー 、ペットターイ・ウォンカムラオ 、プマワーリー・ヨートガモン 、スチャオ・ポンウィライ 、チェータウット・ワチャラクン

デビューの頃のジャッキー・チェンが体を張った映画で一躍ブレイクしていった「勢い」は感じるけど、いかんせんタイだもの。物語もちゃんと「宝物追跡定石」で、きちんと作られているけど、超越した安っぽさが切ない。まだまだこれからっていう「こん棒で青スライムを3ターンでやっつける」レベルの駆け出し感が強いの。しょうがないけどね。ものめずらしさと同情が入った支持してあげたい感はあるけど、そこは問屋が卸さない。甘えさせてあげない。だから、きっぱりと言っておく。「すっげーつまらなかった。あんたら金とって見せるものになってないわよ」ってね。

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SAMARIA 2004,7,29

samaria2 原題:SAMARIA
邦題:SAMARIA
時間:95分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:韓国
配給:
監督:金基徳
脚本:
製作:
出演:Kwak Ji-min, Seo Min-jeong and Lee Ueol

映画が破綻していく様を、後半30分間、堪能した。アーティストなのか、タケシの模倣者なのか、偶然の乱暴者なのか、その才能の本質がさっぱりわからないキム・ギドク。なぜ、この程度のものが世界で通用していくのかを知りたい。その過程を映画にして欲しいくらい。模倣されるベースがすでに模倣によって構築されているんだから、オリジナルのエレガントさから伝言ゲームみたいに、まったく違う化学反応を起こして、変容してしまっているの。オリジナルは多分60年~70年代のフィルム・ノワール。晩年は先鋭化して意味不明になりすぎた鈴木清順(あ、まだ生きてるか…)とか、実験映画を商業映画に昇華しちゃった寺山修司とか。本当の意味でのオリジナリティを持つ監督はいると思うけど。あ、黒澤もそうかも。で、そういう人たちに比べて、再構成した模倣(師匠の芸を発展させるお笑いあがりっていうお里が知れるわよね)の模倣ぶりの天才性を評価するしかない、非オリジナリティ作家のタケシを韓国で模倣してるって言われるわけよね。「韓国のタケシ」って言われるくらいなんだから。構図や作画に言われる程の才気も感じないし、ドラマはどんどん破綻していくし。最初の60分はテンポ良く観れるのに、ね。ま、残念でも何でもないけど。所詮、この程度の力量の監督に賞あげちゃうんなんだな、ってベルリン映画祭のレベル低下に同情するしかない。っていうわけで、冒頭の一文になる。ここまで破綻の過程にワクワクさせられる映画は少ないって。あ、でも前半で死んでしまう女の子は可愛かった。キスシーンもけっこう良かった。
(3月15日に続き2度目の鑑賞)

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キング・アーサー 2004,7,28

kingarther 原題:King Arthur
邦題:キング・アーサー
時間:126分
公開:2004/07
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:ブエナヴィスタ
監督:アントワーン・フークア
脚本:デヴィッド・フランゾーニ
原作:
音楽:ハンス・ジマー
製作:ネッド・ダウド 、チャド・オマン 、マイク・ステンソン
出演:クライヴ・オーウェン 、キーラ・ナイトレイ 、ヨアン・グリフィズ 、ステラン・スカルスガルド 、スティーヴン・ディレイン

ご苦労様っていう感じ。大河ドラマの総集編みたいな中途半端な仕上がり。駆け足でアーサー王の物語の見せ場を消化しましたっていう作品。アーサー王も普通の大工のおっさんみたいだし、冒頭のランスロットが故郷を捨てるシーンが、全編にわたって、何にも意味をもってない。なんであんなシーンを作ったのだろう。疑問。日本でいう関が原や本能寺や忠臣蔵や、っていう実話?をエンタテイメントした作品のほうが安心して観られる。デキの悪い「七人の侍」のパロディでしかないわ。トロイといいこの作品といい「本当のところはぜんぜん不明」ってことで、制作者の想像力の範囲でしか描かれてこない。だから、制作者がバカだと物語はマヌケになるっていう良い教訓映画。3本目は許さない。ってあるのか!?

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シュレック2 2004,7,26

shrek2 原題:SHREK 2
邦題:シュレック2
時間:98分
公開:2004/07/17
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:アンドリュー・アダムソン 、ケリー・アズベリー 、コンラッド・ヴァーノン
脚本: J・デヴィッド・ステム 、ジョー・スティルマン 、デヴィッド・N・ワイス 、アンドリュー・アダムソン
原作:ウィリアム・スタイグ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
製作:ジェフリー・カッツェンバーグ
出演:マイク・マイヤーズ 、エディ・マーフィ 、キャメロン・ディアス 、アントニオ・バンデラス 、ジュリー・アンドリュース

なんでアメリカじゃ大ヒットしちゃんだろう。CGでリアルな人間を描くのはやめて欲しい。ピクサーはそのあたりよく判ってるからリアルなヒューマンをCGじゃ描かない。MrIの予告を見ても、マンガちっくなキャラだしね。で、シュレックは日本だとアニメ鑑賞のスキルが高いから容認できない「異様キャラ」になってしまう。どうでもいいけど。好きな人は観れば、ってレベルの映画。子供に見せると嫌がられるかもしれない。王子様はどこから見ても新庄だしね。シュレックが変身する人間キャラだって欧米系でしか通用しないタイプの「ハンサム」だもの。ああ、イヤ。

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ワー!マイキー リターンズ 2004,7,23

mikey04 邦題:ワー!マイキー リターンズ
時間:55分
公開:2004/07/17
製作年度:2004
製作国:日本
配給:
監督:
脚本:
原作:
音楽:
製作:
出演:

ああ、面白かった。DVD買おうっと。ローラちゃんは最高。エミリも一途だしね。でもきっと石橋監督とかはみんな女性恐怖症かもしれない。悪意ありすぎ。あ、ストーカーの女の子の視点を変えた作品はすっごく面白かった。この2本だけでも十分入場料金の価値があるわ。

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プレイ・ウィズアウト・ワーズ 2004,7,16

pwwords 原題:PLAY WITHOUT WORDS
邦題:プレイ・ウィズアウト・ワーズ
演出:Matthew Bourne
劇場:シアターコクーン

ものすごく複雑でエロティックで考え抜かれた振り付け。びっくり。でも時々気を失っていた。やっぱりダンスパフォーマンスって、私にとってはプライオリティが低いかも。

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ウォルター少年と、夏の休日 2004,7,15

secondhandlion 原題:SECONDHAND LIONS
邦題:ウォルター少年と、夏の休日
時間:110分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:日本ヘラルド
監督:ティム・マッキャンリーズ
脚本:ティム・マッキャンリーズ
原作:
音楽:パトリック・ドイル
製作:ジャニス・ロスバード・チャスキン 、ケヴィン・クーパー 、トビー・エメリッヒ 、マーク・カウフマン 、カレン・ループ
出演:マイケル・ケイン 、ロバート・デュヴァル 、ハーレイ・ジョエル・オスメント 、キラ・セジウィック 、ニッキー・カット

夏休みのファミリー映画っぽいPR。オスメント君をメインに少年もので女性層を引き込んでっていうPRキャンペーン展開してたけど、無理がある。そういう映画じゃなかった。原題がいちばん映画の内容を表現している。判りやすく、シンプルで、語りつくしている。この原題で映画をイメージして見に行くのがいい。しかも、老境にさしかかった男性には、たまらないかも。若かりし自分がどう生きたかっていう「人生の一番輝いていた瞬間」を思い出させる映画。ファンタジックでロマンチックで、嘘みたいな冒険が本当に「老人たち」の「セコハン」になる前にあったっていう、ラストの「やっぱりハッタリでよ?」って思ってしまう出来事への心理的なツイスト。オスメント少年なんか関係ない、映画として、二人の老いた獅子たちが見事に絶対的な魅力的な主役として表現されてる。なめてかかった映画だけど、うかつに感動の涙。パパに見せたい映画かも。

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カレンダー・ガールズ 2004,7,12

calendargirls 原題:CALENDAR GIRLS
邦題:カレンダー・ガールズ
時間:108分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:SPE
監督:ナイジェル・コール
脚本:ティム・ファース 、ジュリエット・トウィディ
原作:
音楽:パトリック・ドイル
製作:
出演:ヘレン・ミレン 、ジュリー・ウォルターズ 、シアラン・ハインズ 、ペネロープ・ウィルトン 、セリア・イムリー

実話であるっていう強みね。オリジナルな話だったら、陳腐なコメディになってしまうけど、本当にあったっていう事で、隙のあるストーリーを補完してる。キャラクターの描き分けとかに演出力の弱さっていうか、監督の力量の少なさを感じてしまう。でも、俳優たちの「普通のおばさんたちがこんなことしちゃいました」っていう実話のリアリティを出すために、本当にババアな容姿と演技で頑張ってる。この迫力で、演出力の弱さをカバーしている。っていうことで、この映画、弱いとこだらけなのに、その弱いところが、別の種類の弱いところを補完する形になっていて、ふらふらになりながら、上手く凭れあってちて、結果、それなりの娯楽作品に仕上がっているっていう、「毛利家の三本の矢」みたいな道徳的教えを感じさせる「映画の教科書」になってる。言いすぎ?

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ブラザーフッド 2004,7,8

brotherfood 原題:BROTHERHOOD
邦題:ブラザーフッド
時間:148分
公開:2004/06
製作年度:2004
製作国:韓国
配給:UIP
監督:カン・ジェギュ
脚本:カン・ジェギュ
原作:
音楽:イ・ドンジュン
製作:イ・ソンフン
出演:チャン・ドンゴン 、ウォンビン 、イ・ウンジュ 、コン・ヒョンジン 、チェ・ミンシク

日本では「思い」の深さが理解できないかもしれないって想像したけど、十分面白かった。よく考えれば、そういう同一民族の殺し合いって、南北戦争映画を観てるのと変らなかった。不謹慎だと思うけど。映画だっていうポイントだけで観れば、ちゃんとドラマもあったし、エンタテイメントしてたし、普遍的な家族愛や心のすれちがいが描かれていたから「作品として秀作」になっていると思う。「シルミド」もそうだけど、扱う事件・歴史は当事国では深い問題意識を喚起させられるという付加要素があると思うけど、実は映画として面白く作り上げようっていう、制作者のプロ意識が発揮された娯楽感動作品になってる。屈折したテーマ主義で観客に娯楽として提供しようというポイントを忘れ勝ちな一部の日本映画(一昔前だとATG系や左翼独立プロ系)では絶対真似のできない部分だと思う。韓国映画が世界市場で日本を凌駕する最大のポイントなのかな。深刻なテーマと娯楽を両立させることが苦手な日本映画に学んで欲しい映画だと思うわ。

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NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー 2004,7,6

nhattori 邦題:NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー
時間:100分
公開:2004/08/28
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:鈴木雅之
脚本:マギー
原作:藤子不二雄(A)
音楽:服部隆之
製作:
出演:香取慎吾、田中麗奈、ゴリ、知念侑李、戸田恵子、浅野和之、升毅、宇梶剛士、東幹久、伊東四朗

いまなぜ?っていう疑問だけが残る映画。スタッフもキャストも「お仕事」としてプロの作業をしましたっていう感じ。だって、この時代にハットリ君を映画化するモチベーションがあるわけ無いって思うもの。どこかにあるなら教えて欲しい。多分J・K氏の、すっごく短絡的な「思い付き」が、シャレで終わらないで回りが気を遣って実現させちゃったにすぎないんだと思う。そういう意味では存在しなくてもよかった映画なのかもしれない。でもあれだけのスタッフやお金や東宝のチェーン劇場を巻込むのだから、凄い。方向違いだけど、尊敬してしまう。

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モーターサイクルダイアリーズ 2004,7,5

motersdiary 原題:The Motorcycle Diaries
邦題:モーターサイクルダイアリーズ
時間:127分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:イギリス、アメリカ
配給:日本ヘラルド
監督:ウォルター・サレス
脚本:ホセ・リベーラ
原作:
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
製作:ロバート・レッドフォード、ポール・ウェブスター、レベッカ・イェルダム
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ

実話であるという一点で、やや冗漫な映画を救っているみたい。さらに、ゲバラが青年時代に革命家としての思想の背景を作った旅である、っていう「伝説」であるっていうことが、やや冗漫な映画を救っている。そう、冗漫で平板な映画。ロードムービーなんだけど、青春映画にしたててありつつも、ゲバラの伝記でもあるわけで、底流に流れる「意味づけ」の呪縛が、映画的冒険に一歩ケレン見を不足させてるって思うの。クライマックス章の療養所の部分がちょっと長すぎる。患者との通い合いなどの「人間的ふれあい」や「転換するエピソード」が描き足らないので、長いだけに感じる。127分の映画だけど115分くらいにまとめて欲しかった。典型的な単館系な映画ねって感じ。

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劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス 2004,7,4

poke2004 邦題:劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス
時間:100分
公開:2004/07/17
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:湯山邦彦
脚本:園田英樹
原作:
音楽:宮崎慎二
製作:
出演:松本梨香 、大谷育江 、上田祐司 、KAORI[声優] 、山田ふしぎ

いつもより長い。っていうより、今年は短編が無い分だけ本格的な映画の長さがある。100分ならちょっとした大人の映画。それだけに、単純な物語にできず、人物描写とか行動動機とか精神的外傷とかが描かれている。それだけに子供たちがついていけるかなって思ったけど、ラストの30分くらいのサクサクした展開で満足していたみたい。トーイ君がポケモンが触れないキャラクターで、ラストに思い余ってポケモンに触れてしまう瞬間が感動シーンに設定されているけど、きちんと伝わっていたみたい。アンケートに書いている子供いたもの。それより、新キャラのコネタ風なゴンベがいい。しかも私のベストポケモンのガビゴンの幼生なんだもの。最高のキャラだわ。

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リディック 2004,7,2

riddick 原題:THE CHRONICLE OF RIDDICK
邦題:リディック
時間:118分
公開:2004/08/07
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:東芝エンタテインメント
監督:デヴィッド・トゥーヒー
脚本:デヴィッド・トゥーヒー
原作:
音楽:
製作:テッド・フィールド、ジョージ・ザック、デヴィッド・ウォマーク
出演:ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、タンディ・ニュートン、カール・アーバン、コルム・フィオーレ

ダークな雰囲気。アンダーワールドもそうだったけど、あちらはミュージックビデオの監督だから、けっこうリズム感あってスタイリッシュ。リディックは映画的な展開と見せ場が大作風。そう、大作風なの。大作なんだけど、いまひとつB級な香りがしてしまう。きっとヴィン・ディーゼルのアゴのラインが茫洋としていて、シャープさに欠けるっていうか、ヒーローの資質が足りないのかもしれない。安っぽいイタリアンレストランでドアマンしてるタイプの鼻から下アゴにかけて緊張感がゼロの不良外人な存在感が、肉体の凄さっていうか鍛錬完了な首から下とギャップがありすぎ。そうはいっても、本格的なスペースオペラSFを志向してるけど、全部がどこかで見たことあるような映画。オリジナルであることの難しさかもしれない。原作がちゃんとあれば、どこかで見たことありそうでも、原作の責任に転嫁できるけど、オリジナルだってことになると模倣疑惑がそこここにあってしまうの。灼熱の太陽による暴力的な夜明けとのおっかけシーンも、彗星に核爆弾を仕掛ける映画ですでに使われている「演出」だったり。内容につっこんでいけば際限がないかも。で、元に戻ってヴィン・ディーゼルのヒーローキャスティングが問題になってくるの。やっぱり。だって、ヒーローが有無を言わせない力のあるキャスティングがされていたら、内容の甘さなんか些細なことになっていくはずだもの。で、誰がいいかなって想像してみる。リディック役者は果たしているのかしら。若い頃のシュワちゃん?とかね。

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スゥイングガールズ 2004,6,29

swinggirl 邦題:スゥイングガールズ
時間:100分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝、アルタミラピクチャーズ、フジテレビ、電通
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
音楽:ミッキー吉野、岸本ひろし
製作:関口大輔、堀川慎太郎
出演:上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、豊島由佳梨、平岡祐太、竹中直人、白石美帆、小日向文世、渡辺えり子、谷啓

古いって言えば古いタイプの映画。でも面白かった。「しこふんじゃった」の相撲部が吹奏楽になって、ジャズのビッグオーケストラで結実して、っていう一本道の単純明快。「しこ~」と構造がどこも違わない。巻き込まれながら、最後に本気になって、友情やら反発やら、ってね。でも、暗さがぜんぜんないのが今どきな感じ。東宝のこの時期の映画は青春モノって定番だし。「ロボコン」もちょっと描く世界が考えすぎな感じだったけど、悪い映画じゃないし。で、この映画は、音楽もいいし、登場人物が生き生きしていてすっごくOK。「シャルウィダンス」は大人だったけど、この映画なら、もちっと若い観客も呼べるよね。でも、「しこ~」の時代から、竹中直人って、同じ立ち位置の役柄。すごいというか、不可欠というか。多分、竹中なくして東宝青春映画は無い、のかもしれない。言いすぎ?あ、でもすごくハッピーになれる。「スクール・オブ・ロック」の日本版って流れだけど、もっともっと終わり方が素敵。っていうか、あちらはコンテストの結果とかでゴタゴタ描きすぎ。こちらのラストの方が私は、観る人のために言わないけど、簡潔で好き。

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テッセラクト 2004,6,28

teselact 原題:TESSERACT
邦題:テッセラクト
時間:96分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:イギリス、タイ、日本
配給:アーティストフィルム、東芝エンタテインメント
監督:オキサイド・パン
脚本:オキサイド・パン 、パトリック・ニーテ
原作:アレックス・ガーランド
音楽:ジェームズ・イハ
製作:河村光庸 、松本洋一 、宮里一義
出演:ジョナサン・リス=マイヤーズ 、サスキア・リーヴス 、アレクサンダー・レンデル 、カルロ・ナンニ 、レナ・クリステンセン

ある事象のポイントを、それぞれの人物がメインになりながら、相互に微妙にすれ違いながら描いていくことが、三次元空間の重層的な結合で、それを展開した四次元空間(テッセラクト)って呼んだらしい。構造としては「エレファント」だし、残念ながら、ただの一点に収束するわけじゃないから、緊張感は分散してしまうので弱いかも。段落ごとに起きる事象をそれぞれ立体的に見せていくけど、だんだん手詰まりになって、淡白になってしまう。映画冒頭はけっこう人間関係を無意識のすれ違いとして描きこんでたけど、シナリオ的に後半はストーリーを進行させなければならないから、みんなが一緒に存在していってしまう。まあ、しょうがないかも。多分、こういう風な手口で見せようっていう当初の思いつきは、「羅生門」の再発見みたいなテンションの高まりがあったんだろうって想像できるけど、やっぱり練りが足りなかったみたいね。

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ロスト・イン・トランスレーション 2004,6,28

lostint 原題:LOST IN TRANSLATION
邦題:ロスト・イン・トランスレーション
時間:102分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ/日本
配給:東北新社、アーティストフィルム、フジテレビ
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ソフィア・コッポラ
原作:
音楽:ブライアン・レイツェル 、ケヴィン・シールズ
製作:フランシス・フォード・コッポラ 、フレッド・ルース
出演:ビル・マーレイ 、スカーレット・ヨハンソン 、ジョヴァンニ・リビシ 、アンナ・ファリス 、マシュー南

これがどうしてアカデミー賞の脚本賞を獲ったか理解できない。日本で翻弄されるハリウッドスターっていう設定。「思い当たる」俳優や監督が多いのかもしれない。キャンペーンでいやいや来日して、「コンニチワ」って言わされて、映画をこれっぽっちも判ってないチンピラみたいなフリー記者に「日本の印象は?」なんてドーデモいいことを質問される。そんな舌を噛み切りたくなるような「空気感」はすっごく良くでてたと思うけど、これはシナリオの勝利じゃなくて、設定の勝利よね。物語はすっごく細切れで感情の起伏もエスカレートするような筋立てになってなくて、単なる安っぽいコメディチックなエピソード集。日本の珍奇な文化風俗に惑うハリウッドスターっていう環境状況不条理ネタだけ。ところで、ヨハンソンの顔って右上から見下ろすアングルでアップを撮影すると、ものすごく下品でアバズレに見えてしまう。彼女、知ってるのかしら。注意すべきよね。そのアングルはここぞっていう役柄で撮影させるように大事にしておかなきゃね。

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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 2004,6,26

hpotter04 原題:Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
邦題:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
時間:142分
公開:2004/06/26
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:WB
監督:アルフォンソ・キュアロン
脚本:スティーヴ・クローヴス
原作:J・K・ローリング
音楽:ジョン・ウィリアムズ
製作:マイケル・バーナサン 、カラム・マクドゥガル 、ターニャ・セガッチアン
出演:ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン 、ゲイリー・オールドマン 、ロビー・コルトレーン

みんな大人になってきてるのね。ドラゴがけっこう情けない敵役になっていて、ちょっぴりがっかりかも。エマ・ワトソンって、微妙なアングル違いによって、すっごいブスに見えてしまう。気をつけなきゃ。って誰に言ってるの?映画はもうドーノコーノ言う言葉がない。頑張って作り続けて欲しい。2時間半じゃあの原作を読みきれないから、映画でいい。そういう意味で大事な存在。愛してるわ。このシリーズ。

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インビンシブル 2004,6,26

invincible 原題:INVINCIBLE
邦題:インビンシブル
時間:90分
公開:
製作年度:2001
製作国:アメリカ
配給:SPO
監督:ジェフリー・レヴィ
脚本:マイケル・ブラント、デレク・ハース、ジェフリー・レヴィ
原作:
音楽:ルパート・パークス
製作:メル・ギブソン、ジェット・リー、ブルース・デイヴィ、ジョン・モレイニス
出演: ビリー・ゼイン、バイロン・マン、ドミニク・パーセル、ミシェル・コマーフォード、ステイシー・オーヴァーシャー、トリー・キトルズ、デヴィッド・フィールド

困った。罵倒さえできない。テレビ用の作品なのね。でも誰が観るの?ああ、90分返して。

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ワイルド・レンジ 最後の銃撃 2004,6,25

wildrange 原題:OPEN RANGE
邦題:ワイルド・レンジ 最後の銃撃
時間:140分
公開:2004/07
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:日本ヘラルド
監督:ケヴィン・コスナー
脚本:クレイグ・ストーパー
原作:ローラン・ペイン
音楽:マイケル・ケイメン
製作:アーミアン・バーンスタイン 、クレイグ・ストーパー
出演:ロバート・デュヴァル 、ケヴィン・コスナー 、アネット・ベニング 、マイケル・ガンボン 、マイケル・ジェッター

西部劇。いまどき珍しいジャンルよね。ケヴィンが西部劇オタクらしい。ほとんど趣味の領域で、そこに映画観客は参加させられてるっていう作品ね。多分、ジョン・フォードとかジョン・ウェインとかと同時代に生きたかったんだろうな。だから、映画は自分が気持ち良ければいいっていう、客席置き去り状態のジコマン映画になってしまっている。ストーリーも原作者がいる必要もないくらいベタな内容だし、誰かがどこかでB級ウェスタンで数十年前につくってるんだろうなっていうレベル。なんで、今の時代にこんなタイプのを作りたかったの?って、やっぱり西部劇オタクだから。ああ、どうどうめぐりね。赤い河だったり、シェーンだったり、OK牧場だったり、真昼の決闘だったり、西部劇のパターンが限界になって、消えてゆきつつある映画ジャンル。伝統芸能の継承者として、ケヴィンにはボランティア活動を続けていって欲しい。不要だけど、無くなると惜しいもののひとつですものね。多分。

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モンスター 2004,6,21

monster 原題:MONSTER
邦題:モンスター
時間:109分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:パティ・ジェンキンズ
脚本:パティ・ジェンキンズ
原作:
音楽:BT
撮影:スティーヴン・バーンスタイン
製作:シャーリーズ・セロン、マーク・デーモン、クラーク・ピーターソン、ドナルド・クシュナー、ブラッド・ワイマン
出演:シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチ、ブルース・ダーン、リー・ターゲンセン、アニー・コーレイ、ブルイット・テイラー

アカデミー賞をどこまで意識したのかわからないけど、凄かった。シャーリーズ・セロンの演技。メーク。一見の価値がある映画だと思うわ。でも、よく考えると、ここまで気合を入れて演技することの奥底に流れる「意識」はやっぱりアカデミー賞とかだし、そういう部分を考えると、いけすかない状況になってしまうのね。でも、そういうのを超越しての凄さは十分あるから、今年ののベスト3に入る作品になってしまう。本当、凄いもの。

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まぼろしの市街戦 2004,6,20

sigaisen 原題:LE ROI DU COEUR KING OF HEARTS
邦題:まぼろしの市街戦
時間:102分
公開:1967/12
製作年度:1966
製作国:フランス、イギリス
配給:
監督:フィリップ・ド・ブロカ
脚本:フィリップ・ド・ブロカ、ダニエル・ブーランジェ
原作:
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
製作:フィリップ・ド・ブロカ
出演:アラン・ベイツ、ピエール・ブラッスール、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ミシュリーヌ・プレール、フランソワーズ・クリストフ、アドルフォ・チェリ、ジャン=クロード・ブリアリ

とってもベタな反戦映画なんだけど、これだけファンタジックに作られているとシリアスな暗さが希薄になって、とっても素敵な映画になってる。映画が作られた時代背景的には東西冷戦がこれから深刻になるっていう時代だと思う。ベルリンあたりのスパイを暗いトーンで映画にしたり、007が活躍し始めるあたりかしら。で、この映画は一応、第一次世界大戦下のフランスの田舎町が舞台。ドイツ軍が街を破壊する爆弾をしかけて撤退。追尾する英国軍が、通信兵を偵察に向かわせると・・・っていうイントロ。狂気しか本質をとらえていない、っていうベタなオチ=教訓に持っていかれちゃう。街を仕切って行く狂人たちも「ごっこ」である不安定さ、不確実さ、刹那さ、を前提にしてる(自覚してるんだもの)から、余計に「平和」であることが物悲しくなっていく。うがってみれば、絶対安全地帯に棲む人々が、狂人を演じるソクラテスに見えてしまうの。そういう意味で、多重構造っていうかメビウスの輪のような映画なのかもしれない。

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ロゼッタ 2004,6,20

rosetta 原題:Rosetta
邦題:ロゼッタ
時間:104分
公開:2000/04/23
製作年度:1999
製作国:フランス、ベルギー
配給:ビターズエンド
監督:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ
脚本:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ
原作:
音楽:
製作:
出演:エミリー・デュケンヌ、ファブリツィオ・ロンギオーネ、アンネ・エルノー、オリヴィエ・グルメ

誰もがパルムドール受賞に驚愕して、発表を聞いた記者はほとんどこの作品を観ていないっていう事態になって大騒ぎっていうくらいにノーマーク映画だったらしい。で、ノーマークである理由も観たらわかった。カンヌ映画祭ってわからない。この映画がパルムドールなんて。ものすごく努力して好意的な解釈をして、ささいな部分に作家性や芸術性を読み取ってあげて、最大限に褒め場を探して、いったいどう表現したらいいか判らないようなカメラ位置やアップだらけの画面を絶対肯定してあげて、やっとこさパルムドール。っていうことかしら。多分、監督はワガママかってに深い意味とか無いまま撮影して、物語的にラストは破綻して「ここまで撮影したからいいや」って出品しちゃっただけかもしれない。それをよってたかって、監督さえも知らないところまで解釈の嵐を吹かせたのかしら。そういう映画じゃないと思う。これって。公開後も解釈論争が起きたらしいけど、それくらい突っ込みどころの多い「ゆるい」「行間ありすぎ」「隙ありすぎ」な映画にすぎないって思う。こういうタイプの映画に騙されちゃいけないわよね。

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スパイダーマン2 2004,6,18

spman2 原題:SPIDERMAN 2
邦題:スパイダーマン2
時間:130分
公開:2004/07
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:SPE
監督:サム・ライミ
脚本:マイケル・シェイボン 、アルフレッド・ガフ 、マイルズ・ミラー 、アルヴィン・サージェント
原作:スタン・リー 、スティーヴ・ディッコ
製作:スタン・リー
音楽:ダニー・エルフマン
出演:トビー・マグワイア 、キルステン・ダンスト 、アルフレッド・モリナ 、ジェームズ・フランコ 、ローズマリー・ハリス

驚いた。予想もしてなかったから驚いちゃた。すっごく良くできた判りやすい作品だし、CGも頑張っていたし。前作の物語をきちんと引き継いで、パート2にありがちな、無理な前作エピソードの改ざんや解釈し直しも無くて、スムースに2年後になってる。で、スパイダーマンも頑張っている。より人間的悩みを抱え込んで。抱え込みすぎて、その部分がコネタ満載。ちょっと満載しすぎかもしれないけど。それよりも、やっぱり悩んだ末に壁を突き破るポイントがあって、それが「アリなの!?」ってびっくり。これ以上言えない。私は本当に「いいの?」って思っただけ。パート3へ繋がるエピソードもあったし、しばらくは稼ぎ頭になるのね、ソニーの。

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世界の中心で、愛をさけぶ 2004,6,16

sekachu 邦題:世界の中心で、愛をさけぶ
時間:138分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:行定 勲
脚本:坂元裕二、伊藤ちひろ
原作:片山恭一
製作:
出演:大沢たかお 、柴咲コウ 、長澤まさみ 、森山未來 、天海祐希

原作も「別に・・・」っていうものだったし、映画もそう。で、なんで、これだけブームになってしまうの?答えは、バカでもわかるくらいに「簡単」だから。原作も本なんか3年に1冊くらいしか読まないような低レベルの人でも読んだ気にさせる「簡単本」だし。映画もテレビドラマレベルの判りやすさ。そういう意味では「参加しやすい」流行文化なのね。ここまでイベント化しちゃうと、やっぱり「見てない」って言えないし、「読んでない」って言えないから、「バスに乗っておく」のね。有象無象が。つらいのは、私が劇場で観るときも「バスに乗っておく」の一員って思われること。違うけど、でもしょうがない。ああ、やだ。

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ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン 2004,6,16

rundown 原題:the rundown
邦題:ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン
時間:104分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:ピーター・バーグ
脚本:R・J・スチュワート 、ジェームズ・ヴァンダービルト
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
製作:アラン・ビーティ 、クリス・チェサー 、ジョン・コーリイ 、リック・キドニー 、ヴィンス・マクマホン
出演:ザ・ロック 、ショーン・ウィリアム・スコット 、ロザリオ・ドーソン 、クリストファー・ウォーケン 、ユエン・ブレムナー

ザ・ロックというプロレスラーらしい。日本ではスターなのかどうかわからないけど、アメリカじゃそこそこなんだろうな。メインタイトルなんだもの。プロレスラーだけど。ということは、そういうレベルの観客に見せるためだけに存在する映画なのね。なんで日本で公開するんだろう。アメリカじゃ、多分、テレビでプロレスをビール片手に観るのがお楽しみっていう週給制ブルーカラーの体重100ポンドくらいある汗かきのパパが「ダディと映画行こう」って週末に息子をつれてシネコンへ行って選ぶタイプの映画。もちろん観客の黒人比率が70%はあるかも。この親子が前に観た映画が「ニモ」とかね。死んでも「21g」とか観ない。需要があれば供給するのが娯楽作品なんだろうけど、多分、日本にもそんな需要があると信じてるからチェーンでロードショーしちゃうんだろうな。

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CODE 46 2004,6,15

code46 原題:CODE 46
邦題:コード46
時間:93分
公開:2004/
製作年度:2003
製作国:イギリス
配給:GAGA
監督:マイケル・ウィンターボトム
脚本:フランク・コトレル・ボイス
製作:アンドリュー・イートン
音楽:ザ・フリー・アソシエーション
出演:サマンサ・モートン、ティム・ロビンス、オム・プリ、ジャンヌ・バリバール、デヴィッド・ファーム

舗装道路をラクダが歩く。疾走する自動車っていうシュールなシーンが印象に残るけど、映画そのものはウィンターボトムにまた騙されちゃったっていう感じ。器用にこなすけど、メジャーな重厚感もなく、アートなエッジの効いた問題作でもなく、相変わらずのタイトル倒れ。大作を装って詐欺まがいに観客に期待を抱かせるベッソンよりは罪は少ないけどね。遺伝子管理をせざる得ないまでにクローン技術や人工受胎が進んだ未来社会の驚くべき悲劇的恋愛、っていう触れ込み。オチがやっぱりコレじゃだめよ。想像を絶してくれないと、残るものがなくて、何故この程度の思いつきが映画になってしまうの?これじゃ資源の無駄遣い。フィルムだってもっといい映画になりたかっただろうに。

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スターシップ・トゥルーパーズ2 2004,6,14

starship2 原題:The Starship Troopers 2 HERO OF THE FEDERATION
邦題:スターシップ・トゥルーパーズ2
時間:92分
公開:2004/06/05
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:SPE
監督:フィル・ティペット
脚本:エド・ニューマイヤー
製作:グレン・S・ゲイナー
音楽:ジョン・モーガン 、ウィリアム・T・ストロンバーグ
出演:リチャード・バージ 、コリーン・ポーチ 、エド・クイン 、ドリュー・パウエル 、エド・ローター

出てくる俳優は誰も知らなかった。なんか、エイリアンみたいな寄生クリーチャーが植え込まれ、っていう、どこかで見たことのあるような伝染系恐怖。アクションは銃のようなものを撃つだけ。あとはカマキリみたいな巨大生物が大量に襲ってくる。こう書いていても、なんか決め手が無い映画ね。それなりに一生懸命作っているのはわかるんだけど、なぜこの映画が必要なのっていうのが判らない。デイアフターみたいに圧倒してくれれば寄り切られて納得しちゃうんだけど、この映画は全力でぶつかってきても、私はグラリともしなかった。ソニーだからメジャー映画なんだろうけど、シネパトスだものね。ビデオで頑張ろうっていう映画らしいわ。

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デイ・アフター・トゥモロー 2004,6,11

dayafter 原題:THE DAY AFTER TOMORROW
邦題:デイ・アフター・トゥモロー
時間:124分
公開:2004/06/05
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:20thFOX
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ローランド・エメリッヒ 、ジェフリー・ナックマノフ
製作:ウテ・エメリッヒ 、ステファニー・ジャーメイン
音楽:ハラルド・クローサー
出演:デニス・クエイド 、ジェイク・ギレンホール 、イアン・ホルム 、エミー・ロッサム 、ジェイ・O・サンダース

地球崩壊=アメリカ崩壊を根性で乗り越えるっていうエメリッヒ監督の得意技が発揮された一本勝ちな映画。主役は「インディペンデンス」の宇宙人から自然の驚異に交代しているけれど、本質は同じ。ただ、宇宙人よりも荒唐無稽レベルが「納得感」方向へシフトしてるって思う。どちらにしろ、ハリウッドの最高技術のCGを駆使して、大作を仕上げてしまう監督の力量は「俺様がイチバン」な主張をされてもしょうがないと思わせる。芸術よりもエンタテイメントさ、って居直られて、それでベタなりに楽しませて2時間を過ごさせてくれるのだから、1800円は惜しくない。草刈正雄がアメリカ大陸を彷徨する「復活の日」と同じっていう議論は的を射ていない。レベルが違うもの。発想は似てても、遣唐使と上海美味い物三昧ツアー29800円を比較するみたいなもの。過去は許容するけどノーガードで肯定する原理主義は陳腐だし、くだらないと思うわ。

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セイブ・ザ・ワールド 2004,6,9

saveworld 原題:THE IN-LAWS
邦題:セイブ・ザ・ワールド
時間:95分
公開:2004/06/26
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:アンドリュー・フレミング
脚本:ナット・モールディン
音楽:ラルフ・サル
製作:ビル・ガーバー、ビル・トッドマン・Jr
出演:マイケル・ダグラス、アルバート・ブルックス、キャンディス・バーゲン、マリア・リコッサ、ロビン・タニー、リンゼイ・スローン、ライアン・レイノルズ

なーんにも期待しないで、時間があったから観にいったら、けっこう拾い物だった。ハチャメチャコメディ。ところどころ脇の甘いのはご愛嬌。多分、そういう気分転換ツールとして存在させようていう映画=エンタテイメントなんだろうって思う。ある意味では、映画のレゾンデートル。「娯楽性」っていう言葉がピッタリな肩の力が抜けた、でもそれなりに見せ場があって、かといってメジャーの超大作みたいな「金かけました」っていうケレン味はなくて、ほどよくチープで。っていうハードルが低いだけに、罵倒がほめ言葉と同義になってしまうタイプの映画でした。チャンチャン♬

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キューティーハニー 2004,6,8

qthoney 邦題:CUTIE HONEY キューティーハニー
時間:93分
公開:2004/05
製作年度:2003
製作国:日本
配給:東映
監督:庵野秀明
原作:永井豪
脚本:高橋留美 、庵野秀明
製作:
出演:佐藤江梨子 、市川実日子 、村上淳 、及川光博 、小日向しえ

世の中には、なぜか共同幻想のようにリスペクトされてしまう監督が多い。庵野監督もそうかもしれない。あと日本では鈴木清順監督ね。で、フランスではもてあまされた巨匠ではゴダールがいるし、なぜか巨匠としてコンスタントに迷妄・不可解・商業的破綻作品を作り続けてるロバート・アルトマンとかもいる。みな、観客は「名前」で集まってしまうっていうタイプかしら。それはそうとして、この庵野映画。ビデオムービーであっても「とんでも失敗作」って断言できそう。アニメやコミックの表現を、徹底的に実写で再現するっていう、アニメ少年が一度は夢見るような情景を、本当にやってしまっている。しかも、他人のお金で。自主映画なら誰にも迷惑がかからないのに、庵野監督に数億円を預けて遊ばせた奇特なお金持ちがいてしまった。で、なんにも後ろめたさなく、綺麗に、使い切ったっていう感じ。そう、きっと、庵野監督は、一寸も疑問とか持たずに、嬉々として、サトエリの演技をつけたりしてたのかなって想像できてしまう。あと、マニアックな庵野監督のお友達関係が、意味なく廊下ですれちがったりっていう、一言で言えば、やりたい放題なトンデモ映画に93分もつき合ってしまった私って、ああ鬱。

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21g 2004,6,7

21g 原題:21G
邦題:21g
時間:124分
公開:2004/05
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:GAGA
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
製作:テッド・ホープ
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:ショーン・ペン 、ベニチオ・デル・トロ 、ナオミ・ワッツ 、シャルロット・ゲンズブール 、メリッサ・レオ

それなりの洋画チェーンで公開しているのが間違い。やっぱり単館系のテイストよね。物語は深く、暗く、鬱なテーマ。ベタな感動路線で、ハッピーエンドに仕立て上げてれば、こういうチェーンを使っていいけどね。でも、この映画は、アーティストぶったメキシコ人監督が、「どうだ、すごいだろう、理解できるかな?」って自意識過剰なまでの、脚本のリコンストラクションをしてしまって、あまりに解体再構成が行き過ぎて、何がなんだか判らなくなってしまったグランドゼロの混乱状態。心臓移植にまつわる、ドナーと患者とドナーを轢き殺した男の3者を、その家族とともに描いていく葛藤映画なのに、それぞれの時系列を全部ばらばらにして、シャッフルして、しかも、接続の意味が不明な繋がり方で断片が並んでくるの。これって、意地悪?それとも、ストレートな時系列でドラマを盛り上げるのが嫌い?っていうか下手でできないから、わざとバラバラにして、物理的、心理的な繋がりを演出できないから細切れにしているのかしら。ショーン・ペンってどうして「まっすぐ」な人物を演じないのかしら。この映画の特殊。好きなのかなぁ。演じがいがありそうな役柄。っていうか、演じることが過剰でも、あまり気にされないで、逆に評価されてしまう役柄。そういうのって、実は卑怯かもしれない。

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ドーン・オブ・ザ・デッド 2004,6,7

dawnofdead 原題:DAWN OF THE DEAD
邦題:ドーン・オブ・ザ・デッド
時間:98分
公開:2004/05
製作年度:2004
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
監督:ザック・スナイダー
脚本:ジェームズ・ガン
原作:
製作:アーミアン・バーンスタイン 、トーマス・A・ブリス 、デニス・E・ジョーンズ
音楽:タイラー・ベイツ
出演:サラ・ポーリー 、ヴィング・レームズ 、ジェイク・ウェバー 、メキー・ファイファー 、タイ・バーレル

コメディだって聞いてたけど、やっぱりそうだったかもしれない。とにかく、ゾンビたちが超スピードで疾走して追いかけてくる。ジワジワとくる恐怖じゃなくて、圧倒的に自分より速く走る「異形」に追い掛け回されるっていう、肉体的恐怖を超えた精神的圧迫。鬼ごっこ映画。それも手つなぎ鬼みたいな、どんどん囲まれていく恐怖。ある瞬間、鬼になったほうが楽じゃない?って気づいてしまう。遊びならいいけど、この映画だと頚動脈を噛み切られなきゃいけないから、痛そうで、やっぱり捕まりたくない。

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ル・ディヴォース~パリに恋して~ 2004,6,4

ledivorce 原題:Le Divorce
邦題:ル・ディヴォース~パリに恋して~
時間:118分
公開:2004/05
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:FOX
監督:ジェームズ・アイヴォリー
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ 、ジェームズ・アイヴォリー
音楽:リチャード・ロビンズ
原作:ダイアン・ジョンソン
製作:テッド・フィールド 、エリカ・ハギンズ 、スコット・クルーフ
出演:ケイト・ハドソン 、ナオミ・ワッツ 、ジャン=マルク・バール 、レスリー・キャロン 、ストッカード・チャニング

軽いタッチのラブコメかなって思ったら、なかなか粘り気があってカラリとしてくれないまま終わってしまった。姉妹のパリでの恋愛をコミカルに描いてる映画って想像してたし、ケイト・ハドソンも興味あったし。だけど、多分脚本がぜんぜんダメなの。いろいろな要素を入れすぎて、それが全部消化し切れなくて、結末に向かって、エピソードっていうか、要素の決着がつけられずに「忘れて」しまっている。というか、そういうのを切り捨てていかないと終われないくらいに収集がつかなくなっているといったほうがいいかも。メジャー作品でスターが出ているのにもったいない。ナオミ・ワッツもきれいなのに全編にわたって妊婦姿。ケイト・ハドソンも超尻軽娘。恨みでもあるのか、それとも監督はハードゲイなのか、どっちかだと思うわ、本当。

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エル・コロナド~秘境の神殿~ 2004,6,3

elcoro 原題:Coronado
邦題:エル・コロナド~秘境の神殿~
時間:88分
公開:2004/05/29
製作年度:2003
製作国:アメリカ・ドイツ
配給:日活
監督:クラウディア・ファエ
脚本:クラウディア・ファエ
製作:フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート
出演:クリスティン・ダッティーロ、クレイトン・ローナー、ジョン・リス=デイビス

ドメスティックな配給会社が買ったインディーズな映画。名作もあるけど、こりゃ困ったっていう映画が大半でしょ?プレやプロモ段階で買っちゃうんだもの。で、完成した映画を観て、どうやっても劇場じゃお客さんは入らないレベルの映画ってことになると、ビデオで回収しようってことになる。で、ビデオで回収するにも、劇場公開した映画っていう箔をつけないとビデオ屋さんも置いてくれない。っていうことで、劇場公開のアリバイづくりで使う劇場がシネパトス。最初からビデオ用に買っても、公開実績作りするっていうこともあるけど。で、何が言いたいかっていうと、この映画がまさにその典型なの。ビデオだと多分パッケージのビジュアルや謳い文句で、そこそこ回るんじゃないかなっていうヒキのある映画になってるわけ。そういう意味じゃ、わざわざお金を払って劇場で観ることもないんだけど、マゾヒスティックな気持ちになって、観にいった。で、やっぱり打ちのめされてしまった。エル・コロナドっていう架空の南米独裁国家の革命軍の話なんだけど、そのゲリラの本拠地が古代遺跡っていうわけで、「秘境の神殿」なんていうインディ・ジョーンズばりの副題がついてしまう。大掛かりに見せる特撮はハリウッド大作のスタッフが参加っていうキャッチも、どのレベルのスタッフか明らかにされない。そんなこと言ったら、CG部分でアニメータとか入っていて、その人が「千と千尋」の背景の色塗りバイトでもしてたら「ジブリのスタッフも参加」って大書されちゃうレベル。でも、それがビデオで回る要素なんだわ。きっと。どんなに陳腐なストーリーで、魅力という欠片もないヒロインとヒーローがシチュエーションが全くつながらないチェイスをするようなインチキ映画でも、ツタヤのカウンターでバーコードをピピって鳴らせば勝ち。そういうことでいいのかしら。映画って。

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Les Choristes 2004,6,3

choras 原題:Les Choristes
邦題:コーラス
時間:97分
公開:
製作年度:2003
製作国:フランス
配給:ヘラルド
監督:Christophe Barratier
脚本:
製作:
出演: Gerard Jugnot, Francois Berleand, Jacques Perrin, Jean-Baptiste Maunier, Kad Merad

主人公の子供が本当に歌ってるんだって。素敵な声。物語は「教師の教育感動もの」の十分条件を満たしてるし、そういう意味では王道のストーリー。それに、ボーイズソプラノを中心にしたコーラスって加わると、シネスイッチが上映予定館っていうことが納得できるわ。先生が見た目かっこ良くないのがいい。人間くさく、フランスのいいオヤジっていう雰囲気で飄々としてる。校長がステレオタイプな悪役なのもわかりやすい。やっぱり映画って無駄&冗長な要素をどんどんそぎ落として、シンプルにしてあるほうがいい。そのほうが、ささやかな伏線と暖かな結末が生きると思うわ。

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スチームボーイ 2004,6,3

steamboy 邦題:スチームボーイ STEAM BOY
時間:126分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:大友克洋
脚本:大友克洋、村井さだゆき
製作:
出演:鈴木杏、小西真奈美、中村嘉津雄、児玉清

作品が10年つくられなくても巨匠と呼ばれるってどういうことなのかしら。20年以上映画を作ってなくても「監督」って呼ばれる長谷川和彦もそうだけど、不思議。で、大友監督は、本当に満足いく仕事だったのかしら。宮崎ハウルがワガママを言ったおかげで、数ヶ月完成を早くさせられて、この作品は大友さんの言う「完成」されてものになったのかしら。ラスト付近の主人公のアップの切り替えしは、それまでのシーンの絵に比べて、質感が全然ちがって背景と顔が融合してない感じだったしね。ほんの1分くらいのシーンなんだけど、公開までに調整するのかしら。あ、それよりも絶対に公開までにロイド博士の声優を変えたほうがいい。中村嘉津雄は絶対ミスキャスト。それも、かなりひどいミスキャスト。一人芝居のテンションが違うし、言葉もカツゼツが悪くてセリフが聞き取れないし、流れていってしまうの。映画の世界に入っていても、ロイド博士がしゃべると、ドヨーンと現実に引き戻されてしまう。致命的よね。ほんと。で、劇場公開のパブリシティために、主要な役柄は全部有名俳優で声を当ててしまったわけだから、アニメの持つ、声が絵の邪魔をしないっていう「絶対命題」が守れなくなってしまっているの。大友監督の作品っていうだけでは宣伝できなかったのかしら。ま、DVDにするときには、ぜひ、大友監督のディレクターズ・チョイス声優による別音声トラックをつけて欲しいと念願しておくわ。いい映画なのに、本当に残念。

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恋の門 2004,5,31

koinomon 邦題:恋の門
時間:分
公開:
製作年度:2004
製作国:日本
配給:アスミックエース
監督:松尾スズキ
脚本:松尾スズキ
原作:羽生生純
製作:小川真司、甘木モリオ、長坂まき子
出演:松田龍平、酒井若菜、松尾スズキ、大竹しのぶ

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パッション 2004,5,28

passion 原題:THE PASSION OF THE CHRIST
邦題:パッション
時間:127分
公開:2004/05
製作年度:2004
製作国:アメリカ・イタリア
配給:日本ヘラルド
監督:メル・ギブソン
脚本:メル・ギブソン
製作:メル・ギブソン エンツォ・システィ
出演:ジム・カヴィーゼル 、マヤ・モルゲンステルン 、モニカ・ベルッチ 、ロザリンダ・チェレンターノ 、クラウディア・ジェリーニ

前半は眠りそうになるのをこらえた。話題作だものね。がんばって観ないと。でも、こういった映画、スペクタクルシーンもないし、宗教的な興味がなければ、誰が誰なのか判らないで終わってしまいそう。2000年前の新興宗教だもの。まあ、昔は残酷だったのねって、鞭打ちでは目を伏せてしまうSMリンチ映画。悲劇性や受難を描くのにフィジカルな痛めつけが「許す」ための必然だってのが納得いかない。って史実らしいし、って誰が見ていたの?ってつっこんでも「聖書」っていう歴史書に書いてあるって反論されそう。それにしても殉教って美学なのかしら。宗教観が希薄な日本では「ちょっと痛そうな伝記映画」でしかないのかもしれない。

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スクール・オブ・ロック 2004,5,27

sor 原題:THE SCHOOL OF LOCK
邦題:スクール・オブ・ロック
時間:110分
公開:2004/04
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:UIP
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:マイク・ホワイト
製作:スコット・アヴァーサノ 、スティーヴ・ニコライデス
出演:ジャック・ブラック 、ジョーン・キューザック 、マイク・ホワイト 、サラ・シルヴァーマン 、ジョーイ・ゲイドス・Jr

ジャック・ブラックが金八先生をやる。っていうかベアーズの監督・・・でもないし。まあでもダメダメ人間が生徒たちを教育?することで、自らを再生していくっていう物語。ちょっとレトロな趣味のロック野郎っていう設定で、人間の配置も物語を作るうえで的確においてあるし、個性も強調して、よくできたジグソーパズルみたいにぴったりした図柄になっている。アメリカでも公開当初にちゃんとヒットしたのが納得できる「まとまりの良さとラストの落ち着きの良さ」がいい。ちょっと得した気分になる佳作ね。

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カンヌ映画祭 2005/05/11-23

2004cannes <アリタリア機内>

シンドバッド
ブラザー・ベア

アニメ2本、うつらうつらしながら観てしまった。ブラザーベアって見逃してたけど、これだけつまらないとは知らなかったわ。クイールに負けるわけね。ディズニー大丈夫かしら。シュレックやピクサー系がアメリカアニメの本流になっているのは納得できるわ。
15:30 THE PRINCE AND ME ☆
その他セラーブースでプロモチェック。

THE PRINCE AND ME
おバカなラブコメをデンマークの王子様の実話をアレンジして作ってしまった映画。でも狙いとかウリの目標は判るけど、そこへ向かって球を打っていない。女優は全く魅力ないし、王子様も下品。物語も陳腐だし、王子様がアメリカのカレッジでトンチンカンな生活ギャップを演じるっていうあたりも演出しきれていないの。50センチ先のパットを全く逆方向に3番アイアンで全力スイングしてしまったような、制作者全体が狂乱してしまった映画ね。
11:30 TROY ☆☆☆
15:30 FORMULA 17 ☆
17:30 SPIDER FOREST ☆☆
22:30 THE CONSEQUENCES LOVE ☆

TROY
せせこましい超大作。ブラピも筋肉派に変身してトロイのお姫様とベッドシーン。でもアキレスは傭兵らしく、ぜんぜんやる気を見せない。トロイの戦争は勝手に進んでいるし、しかもトロイ領の海岸線からお城までのエリアで何度か戦うだけという空間的な圧倒的狭さがダメ。動機も感情移入できないし、ブラピもトロイに攻め込むっていうよりも、可愛がっていた従兄弟を戦士させてしまったから敵討ちをするっていう、あさって方向の怒りのバトル。超大作のはずなのにコップの中の戦争っていうくらいにスケールが小さいのでびっくり仰天の映画。その映画の存在そのものが中身が空洞のトロイの馬、っていうより張子の虎かも。

FORMULA 17
冒頭5分でいやになっちゃった。プールの中で男の子同士(しかもいけてない顔)がキスするの。ホモにあこがれた田舎の男の子が都会のハッテン場へ始めて行って、そこでホモのスターに口説かれてっていうあたりで退場。ダメってば、こういうの。今年のカンヌはホモゲイだらけだもの。どうして?

SPIDER FOREST
重層的な物語を作ろうとして冒頭からがんばっているけれど、やっぱりまとめ切れなかったみたい。綻びがそこここに露呈してしまっているまま大団円?にもっていってしまう。夢オチみたいな、ブレアウイッチ気取りな韓国映画。映像のテイストとかはドキッとさせるカットもあるんだけど、物語が練りきれていないみたいね。残念。

THE CONSEQUENCES LOVE
作家の独りよがりで、観客には「ついてきてね、私のパフォーマンスに」って委ねてしまっている。どう?私はすごいでしょうっていう、感覚的なセリフやカットが淡々と続くなかでディ